はじめに・ご挨拶

はじめまして。

2001年より、滋賀県湖南市で鍼灸マッサージ院を営んでいます、平木愛と申します。

当院での施術の他、訪問での施術も行っています。
その中で、お身体の不調の他に、日頃のお悩み事をお伺いする機会が多く、身体と心の密接なつながりを深く実感し、双方のバランスをとるために、包括的なケアが必要不可欠だと感じました。

特に訪問時には、日常での様々な出来事や、ご相談をお聞かせいただく事が多く、私なりに、何か出来ることはないだろうかと、日々考えていました。

今回、このブラウスを企画したのは、訪問先の方の、娘さんのお悩み事がきっかけでした。

製品の特長・詳細

<製品コンセプト>

介護の現場で生み出された

①行き届いた工夫

②着やすい・着せやすいカタチ

③いつまでもオシャレでいたい、という願い

この
三つを叶えるブラウス

商品名 La・フック 19×2(イチキュウ バイ ツー)

色:グレー・薄紫  
素材:高島ちぢみ使用。綿100%

※薄紫のブラウスは、実物に近いイメージ画像です。8月下旬からの受注生産になります。
10月中旬頃に、完成した生地を活動報告としてアップする予定ですので、ご確認ください。
※実際の製品での品質表示等のタグは、洋服内側、左わきに付きます

サイズ展開 M・L 
※着脱しやすくするため、ゆったりとした作りになっています。サイズをご確認ください。

Ⅿサイズ※出来上がり寸法
肩幅:43cm/バスト:85~95cm/着丈:63cm/袖丈:49.5cm)

Lサイズ※出来上がり寸法
 (肩幅:45cm/バスト:98~108cm/着丈:66.5cm/袖丈:51cm)

※首回りのデザインは縦襟になっていますので、もしボタンを上まで留めるのが窮屈そうな場合は、スカーフ等を画像のように巻くと、デザインは損なわれにくいです。ご参照ください。

※実際の製品は、画像のボタンになります。
当初、くるみボタンを付けていましたが、厚みが気になるという意見がありましたので、変更しました。現在のボタンは、中心部分に少しへこみがあり、つかみやすく、ボタンホールに通しやすいデザインになっています。

【高島ちぢみの特長】
〇綿100%で通気性、肌触りがよく、べたつきが少ない。
〇シボを作ることによって、伸縮性がでている。(参考資料も併せてご覧ください)
〇天然繊維なので、肌に優しく、安全。
〇吸汗、速乾に優れている。
※多少色落ちすることがあります。洗濯時はネットに入れるなどして、お取扱いにご注意ください。
※生地の特性上、多少縮むことがあります。

そこで、一ヶ月ほど、毎日洗濯を繰り返して検証してみました。(洗濯ネット使用)

全体的なサイズ変化はほとんどありませんでしたが、袖の幅だけが少し縮んでいるといった印象でした。画像のように、左右にはたいて軽く引っ張りながら干すと、形が整っていきます。
色落ちもほとんど無いような印象でした。
(画像の製品はサンプル品です。実際の製品は動画でご覧いただけます)

左右矢印の方向にはたいて軽く引っ張りながら。

強く引っ張らない。しわを伸ばす感じではたく。













高島ちぢみについての参考資料です。木村織物株式会社様より、パンフレットをお借りしました。

参考資料

参考資料

〈HPもご参照ください〉
木村織物株式会社HP
http://kimuraorimono.co.jp/
高島晒協業組合HP
http://takashimasarashi.com/

【今後、ご要望がありましたら、他の色・サイズ展開も考えていますので、当社ホームページ内にあります、各SNSまでご意見・ご要望をお知らせください】

関西鍼灸院
ハート&アシストHP → hand-as.com

滋賀県湖南市平松北2-5-1

<この企画での具体的なお悩み事・ご要望>

①行き届いた工夫
〇ブラウスのボタンを手にとって引きちぎってまう。→隠しボタンに。
マジックテープでも良いのではという意見も出ましたが、もしマジックテープが生地から剥がれたら修繕が大変だという意見や、他にも、ファッション性を考慮すると、ボタンの方が見栄えが良いのではという意見があり、今回はボタンにしました。

〇施設内では冷房が効いているので、冷えないように、肘を隠したい。
→7分袖にして、腕まくりをしても留まるようにゴムを入れる。更にゴムを交換しやすいよう工夫。



穴が分かりやすくなっています〇背中が出てしまうので、後身頃が長めの服が欲しい。
しかしながら、後身頃が長いと、トイレの時に持ち上げないと汚れてしまうので、持ち上げ続けないといけない。
もしくは、持ち上げるために、洗濯バサミなど留めるものを探すのが大変。
→La・フック製作のきっかけに。

背中が出ています


②着やすい・着せやすいカタチ
〇袖ぐりが狭いと窮屈そう。着脱しにくい。
→袖ぐりを広くし、更に背中にタックを入れることにより、横に広がりやすくなることで、着脱しやすくなった。


③いつまでもオシャレでいたい、という願い
〇お母さんらしい、おしゃれな服が欲しい。特に薄紫色の花柄のブラウスがお気に入りで、襟は立っているデザインが好き。→デザインの参考に。

〇肌に優しいイメージがある、綿の服が欲しい→高島ちぢみとのご縁のきっかけに。
画像の柄は、たまたま端切れで販売しているのを見つけました。

そして、この柄を気に入ってくださり、製品化することを決めました。

本来、希望されていた薄紫色の花柄は、受注生産のため、販売していませんので、発注して一から作ります。(グレーにしようか、かなり悩まれていましたので、2色展開にすることにしました)

せっかくの機会ですので、リターン品として、顔料プリント(生地の色・柄付け)の見学をご用意しました。(限定一組二名様まで)

詳細は、リターン品の説明欄にありますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください(^^)/

<訪問先でのよくあるご相談>

〇プレゼントに服をもらったが、袖ぐりが狭くて窮屈。着たくても着られない。
→背中が曲がっている方は、見た目が細くても、小さいサイズだと後身頃が引っ張られ、同時に袖ぐりの脇の部分も引っ張られてしまう。ワンサイズ以上大きい方が着脱しやすい。

〇家族や知り合いが施設に入居しており、スタッフさんが少しでも楽にお仕事ができるようにと思って、 着脱しやすい服を探していますが、そのような服はありませんか?

ということで、La・フック 19×2(イチキュウ バイ ツー)は、プレゼントにも最適だと考えています(^^)/

配送予定はクリスマス前になりますので、今回は、簡易ギフト包装も承っています。
詳しくは、リターン品の説明欄をご覧ください。

春・夏用の婦人服にはなりますが、少し早めのプレゼントという事で‥.

イメージ

特許出願中

La・フック


矢印で示してある、縫い目の所へ手を差し込むと、ヒモがつかめます。

花のモチーフの所まで、ヒモを持っていきます

モチーフの付け根をつかみます
留まりました

(特許出願時の資料)

後身頃が長いと背中は隠れるのですが、トイレの時や、車イスからベッドへ移動する時などに、邪魔になってしまいます。そのような時にご使用ください。

空いている穴に、指を通し(もう少し手が入るように、あと数センチ穴を大きくする予定です)
お花のモチーフに引っ掛ける事で画像のように留まります。動作は片手で行う事ができます。

当社のYouTubeチャンネルにて、使用方法をアップしていますので、そちらもご参照ください。

このプロジェクトで実現したいこと

「これ可愛いな~、いいの作ってくれやったやん」と呼びかけられて

     ムクっと顔を起こされました^^

何かしらの想いに反応してくださったのではないかと感じています。(何度もありました。感激です!)

そんな親子のストーリが込められた「想いを乗せた服」を届けます。

[上記画像が収録されている動画になります]

今回の企画でご協力くださった方々(順不同)

井上育子様 廣岡郁様 内藤茂様 内藤園美様 

児山眞由美様  小堀美知恵様  森友子様 

福屋好泰様 武富純子様 石河勝也様 

平方文哉様 山本治広様 

湖南市商工会 高島市商工会

アスミル特許事務所 滋賀県よろず支援拠点

湖東信用金庫石部支店

(スタッフ)

井上みさと 杉本由紀 高田薫 

中村香織 平木愛

資金の使い道

必要資金総額1,500,000円のうち
生地購入、洋服縫製代金、クラウドファンディング手数料 850,000円
(デザイン料、特許出願料、その他の人件費、経費含まれず)

実施スケジュール

現在、サシェ、巾着などのリターン品製作中

8月下旬     生地発注
9月30日    クラウドファンディング終了
10月8日    顔料プリント製作
10月中旬    生地完成
10月中旬~下旬 縫製依頼 
         決定生地でサシェ、巾着などのリターン品製作
         リターン品の一部 発送開始
12月上旬~中旬 リターン品発送開始

次の企画へ向けて

今回は介護が必要な方がメインですが、今後色やサイズ、形の展開などで、ご自身で着脱される方にも使用していただけるよう、今後、次の企画も進める予定をしています。
ですので、今回のブラウスのご意見・ご感想をいただくと共に、

「私ならこんな服がほしい!」など、ご要望のメッセージもいただけたら幸いです。

メッセージは、リターン品の備考欄や、当社ホームページ内にあります、SNSまでご記入ください。
是非、一緒につくりあげていきましょう!

ハート&アシストHP → hand-as.com


【商品化、事業発足の経緯は、これより下に記載しています。長文になりますが、よかったらご覧ください。】

   ↓↓↓

★商品化、事業発足の経緯★

<目次>

①商品化の想い

②商品化への道

③「声」をカタチに


①商品化の想い

まずは
どうして「服作り」なのか。

私の仕事のひとつである、訪問マッサージ。
訪問先の患者さんの娘さんからのご依頼でした。

「お母さんに着せやすくて、似合う服はないですか」

かれこれ6~7年以上前の話です。
当時、色々探しましたが、なかなか見つからず...

井上育子さん・廣岡郁(かおる)さん親子

育子さんは、13年程前から認知症を患われていて、郁さんからのご相談当時、ブラウスのボタンをちぎってしまい、もしかしたら口に入れてしまうのではないかと、困っておられました。

結局、チャックなら安全かなということで、機能性の観点から、某会社のフリースに行き着きました。その服を着ている育子さんを見て、郁さんが言われた一言は、私にとって、忘れられない一言でした。

「お母さんらしくないなぁ...」

育子さんはとてもオシャレな方で、ステキな服をたくさん持っておられました。
その中でも、特に、薄紫色の花柄のブラウスがお気に入りだったそうです。

私にとってその一言は、「認知症を患われている」育子さんではなく、
「お母さん」である育子さんと対等に、そしてそれが当たり前のように接している郁さんを感じた瞬間でした。

日々の生活がどんなに大変かという事をお聞きしていた中でも、そこまで考えていたなんて。。!

そんな郁さんの真っ直ぐな想いに、私は心打たれました。

そして、日々、訪問で接している方々へ、心身共に寄り添うという事をより大切にしようと、身が引き締まる思いでした。
同時に、介護される側へのデザインの視点が、あまり意識されていなかったのでは、という気付きもありました。

私にも何かできないだろうか?
この時、感じたことでした。

郁さんは、お仕事をされていたので、子育てはお母さんがしてくれたから、今度は私が恩返しするんだ、ともおっしゃっていました。
とはいっても、色々大変なことがありました。

イライラしても、投げ出したくなっても、それでもお母さんとの時間を、大切に、大切にされていました。
そんな想いが安心感となって伝わったのか、今から5~6年程前から、徐々に不安行動もなくなり、穏やかな関わりになってきました。

よかったですね!

と、郁さんにお伝えしたら、ここまでこれたのも、家族の支えや、ケアマネージャーさんや平木さん(私)や、ご近所さんのおかげだともおっしゃいました。

とても私一人では無理だったとも。

実は、認知症の症状が出だした頃、郁さんの知らない間に、育子さんはよく家から出て、ご近所さん宅にお邪魔してお茶をしたり。
その時は、ゆっくりしてからでいいから、迎えに来てやと連絡が入っていたそうです。

私も度々探しに行きました。
その時も、すぐにご近所さんの誰かしらが声をかけてくださり、あっちに行ったから、多分〇〇さん家に居ると思うよ!と教えて下さったので、
よくご存じですね~!とお伝えすると、だいたいのパターンがあるとの事でした。

そのように、ご近所さんそれぞれがサポートされている様子を目の当たりにして、これが自然なつながりなんだなと感心しました。

育子さんはその後、膝がひどく腫れてしまって外出する事はなくなっていきました。
元々膝関節の変形がみられたので、酷使されていたのだと思います。

こうした身近な人とのつながりが、自然な支え合いとなっていることで、みんな無理のない範囲で、出来る事をしている。
そんな姿をみて、私もこの輪の中の一人で、出来る事は限られていたとしても、何か出来るなら、それでいいんだと思いました。

ただ、

「お母さんらしくないなぁ」

という言葉が、ずっと引っかかっていました。

女性ですから、いつまでもキレイでいたいですし、介護現場では、お化粧など、身なりを整えると自然と笑みがこぼれる、そういう場面をよくみてきました。

大切なことなんじゃないのかな、何か出来ないかなと、モヤモヤしていました。

同時に、私はよく郁さんに、このような経験をどこかでお話ししたら、どれだけの人が励まされるか...
是非!とお伝えしていたのですが、

いやいや、私なんて、人前で話すのなんて無理やわぁ...
とおっしゃっていた事と、機能的でオシャレな服があればいいのに、とおっしゃていた事が、ある時、

そうやん!いっぺんに出来るかも!

とひらめきまして(゚∀゚)
そして、ひらめいた事を郁さんにお伝えした所、一緒にやりましょう!とおっしゃってくださいました。

その後、この企画を進めていく最中に、育子さんはグループホームに入居されました。
去年の年末に、ケアマネージャーさんから、グループホームの空きがでたのですが、どうされますか?
と聞かれ、郁さんは、家族と相談しながらよく考えた結果、入居を決められたそうです。

13年間、周りに支えてもらいながら、自宅での介護をやりきったと感じたのだそうです。
そして現在、郁さんはグループホームのスタッフとして、育子さんと関わっておられます。

この企画をするにあたり、郁さんにインタビューした中で

「今、目の前の出来ることをしていたら、自然と道が広がっていき、進んでいったんです」

「目の前の出来ることをする。そう思えたのは、お母さんの”今”を受け入れることができたからだと思っています」

「受け入れることで、じゃあどうしたらいいかと考え、ケアマネージャーさんやご近所さんに相談することができました」

そうお話してくださいました。

実際、このように考え行動するのは難しいのではないかと思っていましたが、私自身、身近で関わらせていただき、育子さんに対しての真っ直ぐな想いがそうさせたんだなと、改めてお二人のつながりの強さを感じました。

[こちらは、郁さんに試着をお願いしています]


②商品化への道
木村織物株式会社様

左から 内藤社長夫人 内藤社長 従業員野田様

滋賀県高島市の地場産業である「高島ちぢみ」。

綿100%の特性で、伸び縮みしにくいというデメリットに見えるところを、シボを出すという方法でクリアしていて、更に凹凸になっているから、肌に密着せずにサラッとした肌触りになっている。

そのような特性が、郁さんのご要望とマッチしたので、是非お会いしたいと思い、
色々な方にご相談した所、湖南市商工会と高島市商工会から、お繋ぎいただきました。

初めてお会いした時は、事業の主旨や、カタチにしたい事を、想いが強すぎるあまり、ダーッとダムが決壊したかの様にしゃべりまして...(^^;)

素性もイマイチ分からない様な、よくしゃべるオバチャンの話を、社長、奥様はじっくり聞いてくださいました。
しかも、この業界について、右も左も分かっていないのに、体当たりで進もうとしている私に

「想いは分かったけど、無理したらあかん」

と心配までしてくださいました。

お二人ともなんて優しいんだろうと感激しました。
感謝、感謝です!

ちなみに、社長のお話しによると、介護衣服の問い合わせは、以前からあったそうです。
ただ、ご家族のみなさんはお元気だそうで、ご自身の介護経験はなく、介護衣服のイメージがあまり出来なかったとの事でした。

ちょうどよかったわ~!と言ってくださり、とても嬉しかったです^^


木村織物株式会社

滋賀県高島市新旭町饗庭538

http://kimuraorimono.co.jp/


実は、私は恥ずかしながら、滋賀にこのような地場産業がある事を知りませんでした。
しかも、滋賀は全国で唯一、綿、麻、絹と全ての織物の産地があるのだそうです。

めちゃくちゃ最近知りました...
身近な産業だったんだなと感じました。

そして、試作品を作るために、端切れを買って育子さん宅へ持っていき、実際に触ってもらうと、育子さんは、しばらく指でつまんでずっと触っておられました。

郁さんに、お母さん、きっと喜んでるんやと思うよと言っていただき、ただただ嬉しかったです。

これからがとても楽しみな気持ちと、ここまで来たらやるしかない!と更に気を引き締めるきっかけになりました。


MAMI・HAT
児山 眞由美様

今回、洋服のデザインをお願いしました、代表の児山眞由美さんは滋賀出身ですが、現在、東京の学校でパタンナーになるため、勉強されています。

ご縁をくださったのは、わたしが月2回お勤めしています、クリニックのスタッフだった理学療法士さんでした。(完成したサンプル品の動作のチェックもしてくださいました)

この方は、何でも親身になって聞いてくださるので、甘えさせてもらい、新事業の相談をさせてもらいました。
それなら協力してくれそうな友達がいるよ!とご紹介くださったのが、眞由美さんでした。

左から アスミル特許事務所 担当弁理士の福屋様 児山眞由美様 平木

眞由美さんと初めてお会いしたとき、初めて会った気がしないくらい、気がついたら話し込んでいました。
しかも、めちゃくちゃ面白い人で、この時は、笑いすぎて疲れました...

現在、眞由美さんのお母さんは、特別養護老人ホームに入居されていて、既に、お母さんの服をいくつか作っているよと、服の写真をみせてもらいました。

そして、オシャレで機能的な服なんだよと、作るに至った経緯や、大切にされている想いをシェアしてくださいました。

話の中で印象的だったのが、お母様に対して、自分が出来る事は限られているし、プロに任せた方がよいこともたくさんあるけれど、私なりに出来る事をしている時が、とても楽しいとの事でした。

眞由美さんは、幼少期の頃からミシンに触れる事が大好きだったそうです。

自分の好きな事、得意な事でお母様をサポートされている姿は、気負うこともなく、ただただ楽しそうで。

そうか、真っ直ぐで自然体なんだな、ステキだなと感じました。

そして、去年の年末、眞由美さんと一緒に、育子さんと郁さんに会いに行き、具体的にどんな服が欲しいのか眞由美さんにも直接聞いてもらいました。

その時、育子さんは、ずっと眞由美さんの手を握ったり摩ったりしておられました。
普段、知らない人には、あからさまにそっぽを向かれるのに...

絶対喜んではるんやろうね!

と、郁さんと話しながらその様子を見て、私はニヤニヤが止まりませんでした
(//∇//)

よし!
じゃあ、締め切りを設定してくれたら作るわ!と。
おおぉ、何とも頼もしい!

そうして、一ヶ月程で完成した試作品1号は、1着目にしてすばらしく工夫を凝らした作品で、びっくりしました!

「この業界、いうてもあんまり知らんから、どこまで出来るか分からんけど。」

と言っていたのに...
想う気持ちが伝わり、形になっていく事に、理屈なんてないんだな、そう思いました。

その工夫は、試着してくださった方々からの評価も高く、あれよあれよで特許を申請する事になり、
そして、ほとんど形が出来たので、学業に専念する為に、今回の件は一旦区切りをつけさせていただきました。

学業がお忙しい中、今出来る限界まで、想いに答えてくださり、
それでも、

分からん事があったら聞いてやー!

と言ってくださる、その懐の深さ...!
もう、感謝しかございません(´;ω;`)


アトリエ・エイト
小堀 美知恵様

眞由美さんから受け取ったパターンをさらにアップデートすべく、パタンナーさんと、縫製会社を探していた所、友人を介してご紹介いただきました。

以前は縫製会社を経営されていたそうですが、現在は個人で活動しておられ、主にウエディングドレスの縫製などをされています。

まず、経緯をお伝えすると、私がこの業界で素人なのを理解され、この先、きっと困るだろうと思われる事全て、あっという間に手配してくださいました!

ものすごいヒアリング能力の高さや行動力に、ただただ圧倒されました。

そして、今回の企画のコンセプトに興味を持ってくださり、服の縫製方法やコストなど、細かい所までご意見をくださいました。更に、

「やっぱり歳いっても、身なりはきちっとしてたいもんやで。」

「デイサービスとかに行っても、同じような服を着て行くのはかなん、とか言わはるもんね。」

と、耳にしている事をお話してくださり。
初めてお会いしたにも関わらず、他にも色んな話で盛り上がり、結局、結構な時間居座ってしまいました。。

現在、製品化するまでサンプル品の試着を続けていまして、カタチはほぼ完成していますが、細かい所のアップデートは続けていきましょうということで、更にサンプル品製作をお願いしています。

今後、活動報告としてもアップしますので、よかったらご覧ください。


アトリエ・エイト

滋賀県草津市東矢倉1-8-4


リメイク講師
森 友子様

森さんは、アトリエ・エイトの小堀さんからのご紹介で、眞由美さんからいただいたパターンのチェック、修正をお願いすることにしました。

まず、今回の企画の主旨をお伝えすると、郁さんと経緯が似ており、気持ちがよく分かると、共感されました。

理由をお聞きすると、森さんは元々服飾の学校の講師をされていて、10年以上前、お義母さんの介護をすることになり退職されたとの事で、退職してから4年間の介護生活をお話しくださいました。

「大変だったこともあるけれど、楽しかったこともあったのよ」

「”我慢”と思っていたらしんどくなってしまうけれど、”辛抱”って思ったら気持ちが楽になったの」

「”我慢”はその先が見えないように思うけれど、”辛抱”って、夢があると思わない?」

しんどい時は、少しでも空いた時間があると、創作活動をされていたそうです。
そしてその時間は、唯一、自分でいられる時間だったそうです。

他にも、お義母さんとの思い出や、介護生活でのご家族との関わりを、どちらかというと、楽しくお話しくださいました。
絶対大変だっただろうなと思う内容だったのですが、そこには、お義母さんへの想いが感じられ、

そして、お仏壇には、介護生活での、お義母さんの思い出の詰まったアルバムがあると教えてくださり、お義母さん、きっと喜ばれているだろうなと思うと、胸が熱くなりました。

貴重な話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

そうお伝えすると、

「若い時の自分を見てるみたい。無茶ばっかりしてきたから。
やめた方がいいって言っても、やめへんやろ?
喜んでくれる人、きっといると思うから応援してるよ!頑張ってね」

と言ってくださいました。
涙がでるほど、嬉しかったです。

無茶か...(^^;)
とは思いましたが笑

現在、森さんは小物などの作品を作って展示・販売をしたり、地域活動として、こんな服が欲しいという参加者のリクエストを元に、パターンを作ってお渡しするという事などをされています。

参加者には高齢の方もいらっしゃるそうで、私が持ってきたパターンのチェックをする時に、ヒントになるようなことも教えてくださいました。

現場の声を知ることができましたので、大変勉強になり、有り難かったです。


リメイク講師

一級技能士/職業訓練指導員(和裁・洋裁)

滋賀県近江八幡市


奮闘記

「薄紫の花柄」という郁さんのリクエストを元に、イメージに近い柄を探すことにしましが...

しかし!しかしですね!!
ここからが、服飾関係の仕事を全く知らない私たちにとって、想像よりも遙かに大変な作業となりました。

反物は、在庫を置かないようにしているそうで、受注生産になります、との事。
(小売りではないので、当たり前なのですが)

あっ、そうなんですか!
てっきり、作ってある反物から、これを〇メートルください!だと思ってました(^^;)
じゃあ、どうすれば...

現存していない生地を選ぶということは、かなりイメージがしにくいなぁと、不安がよぎりました。
でも、初めての経験・体験は貴重でもあるし、楽しもうと思いました。

そして、高島晒協業組合で管理されている「柄」を見学させてもらいまして、
まずは、この中から選ぶという事からのスタートでした。

えっ!山ほどありますけど...
しかも、色付けまで自由度が高そうな選択肢をお話しされているじゃあありませんか...
予想外、規格外!※個人的な感想です

こりゃあえらいことを言ってしまったのではと、内心焦っておりましたが、そこは顔には出さず、ひたすら柄とにらめっこをしていました(笑)

なかなか出来ない体験ですし、確かに楽しかったのですが、いくら柄とにらめっこをしても、具体的なイメージが湧かず( ;∀;)
そんな中、現場に一緒に来てくれた頼れる友人たちは、ガンガン選んでくれたので、本当に心強かったです。
そして、いくつかの柄を選んで、郁さんに見ていただき、その中から2つ選んでくださいました。

次は配色を決めます。
しかし、頭で考えてもイメージが湧かないので、アプリを使って配色を何パターンか考えました。

でも、何故かしっくりきませんでした。

かといって、そこそこ決めていかないと次の工程に進まないし。
かなり悩みましたし、焦っていました。

その後、リターン品製作の為に友人と端切れを買いに、いつもお世話になっています、たかしま・まるごと百貨店(新旭駅前)へ行った日の出来事が、忘れられない一日になりました。

高島へ向かう道中、鹿2頭に道を横断され、帰りの道中では、トンビ3羽が道に飛び出してきて、最後はカメに道を横断されるという、何とも愉快な日でした。(なんのこっちゃ、ですが笑)

実はその日、たまたまお店でグレーの花柄の生地に出会いまして。
その生地を見た瞬間、友人と

「これやー!!」と大興奮。即決でした。

郁さんにも、ステキな色柄やね!これいいね!とお墨付きをいただきました^^

色柄の他にも滞っていたことがあったのですが、それから、あっという間に決まっていったので、振り返ってみても、何だか不思議な日だったなと。
この業界について、全くの素人であることもあり、先のイメージが明確に出来ずに色々焦っていましたが、その場その場で相談しているうちに、考えても仕方がないと思い、抗わず、ただひたすら行動していた事が身を結んだのではないかと思っています。

と同時に、到底一人ではどうにもならなかったなと( ;∀;)
日々、色々な方に支えてもらっている有り難みを感じていました。

そんなこんなでやっと決まり、この柄の薄紫色も、きっとステキだろうなと思ったのと、郁さんが気に入ってくださいましたので、二色作ることにしました。

ということで、薄紫色の花柄は、端切れでも販売していませんでしたので、生地が完成するまでは、ご紹介することができません。
ただ、イメージに近い色を見つけましたので、サンプル品として製作した服を掲載しています。

使用生地が完成しましたら、活動報告としてアップしますので、是非ご覧ください!

③「声」をカタチに

このようにして、郁さんの「想い」であり「声」を私が受けて、それから次へ、次へとバトンタッチされ、「声」がどんどんつながっていき、最後は”着こなせる介護衣服”というカタチにすることができました。

そして、今回の企画にご協力くださった方々の共通点は、商品化への経緯でも記載していますように、

「介護の現場を、各々の立場から知っていることがある」でした。

この事業を進めていく中で、現場は違えど、皆さんそれぞれに必要とされている方の「声」を認識されていたという事を私自身も知りました。

このようにして、様々な現場での「声」をつなげ、カタチにした商品を介して、必要とされている方や、必要とされている方の情報を、より多くの皆様に知っていただくことで、皆様の身近におられる、「声」必要とされている方へ届くのではないかと考えました。

「声」をバトンに例えると、バトンリレーを続けていくような感じです。

そして、ゴールという概念はなく、どんどん手渡され、互いがつながり、広がっていく。そんなイメージです。


ということで、新事業のテーマは、様々なつながりの「みえる化」です。

今回は、地域での身近なつながりなので、商品も地産地消にしたいと思いました。
そのために、このようなストーリーの詰まった「想いを乗せた服」の企画をしました。

ただ、この事業をはじめるにあたり、考えれば考えるほど、私ひとりでは到底取り組むことが出来ないという結論に至り、主旨を理解してくれた妹や友人と共に、新事業を立ち上げることにしました。

社名は ハート&アシスト です。

ハート&アシストは、ご相談くださった方々と「一緒」に「声」をカタチにします。
そして、今回は郁さんに、服のネーミングと、リターン品製作もお願いさせていただきました!

〇19×2(イチキュウ バイ ツー)の由来

郁という漢字だけみると「いく」と呼ばれることが多いそうです。
育と郁。「いく」=19。
「いく」がふたりで ×(バイと読まれました)2。
ステキですね!と、即決定をさせていただきました^^

現在、郁さんとスタッフみんなでリターン品の製作をしています。

普段はみんなおしゃべりなのに、裁断を間違えないように集中しているためか、黙々と取り組んでおります。


最後に。。。

それぞれが出来る時に出来ることを。

そんな無理のないつながりが、循環していきますように。

想いを込めて。 


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<All-or-Nothing方式の場合>

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2020/09/18 13:00

    こんにちは!ハート&アシストの平木です。本日付けの、読売新聞「しが県民情報」に、現在挑戦中でありますクラウドファンディングの記事が掲載されました(o^^o)様々な所から発信していただける機会をいただき、本当にありがたいです^^そして思う事はただ一つ。どうか、必要とされる方に届きますように(*´-`)

  • 2020/09/08 12:00

    こんにちは!ハート&アシストの平木です。今日は、ただ今挑戦中であります、クラウドファンディングのチラシ設置をお願いしました事業者様で、平木の先輩方をご紹介します!まずは大先輩、藤井治療院の藤井将直先生です。20年程前に初めてお会いした時、この業界について右も左も分からない私に、とても優しく接し...

  • 2020/09/06 12:00

    こんにちは!ハート&アシストの平木です。今日は、リターン品であります「高島ちぢみ使用 スタッフお手製巾着」の追加品をご紹介します。この画像の巾着は、平木の義母の作品になります^ ^平木の娘たちの幼少期に、ゆかたや通園用の上靴入れなどを作ってくれていた事を思い出し、生地をドッサリ渡してお願いする...

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