ご挨拶とプロジェクトを立ち上げた背景

ねぶた制作スタッフ支援プロジェクト代表 伊藤 覚と申します。

私は父がねぶたを制作しておりました関係で、幼少の頃からねぶたの制作など祭りの裏方の仕事に携わってきました。長年に亘ってねぶたと共に生きてきましたので、津軽地方全域のねぶたの継続と発展に微力ながらも貢献してきたのではないかと考えております。.

昨年からは以前から生業としていたねぶたの制作に加え、他界した父から引継いだ電気工事の仕事とイベント企画業と農業とで日夜忙しい日々を過ごしてきました。.

今年はスタッフの人数をもう少し増やそうと考えていましたが、新型感染症のため、予定していた祭りやイベントがすべて中止になり、新しく採用予定だった若者も採用を見送らざるを得なくなりました。.

仕事が無くなり収入が激減してしまっては他の仕事に就くしかないのですが、それでは高い技術を持った人材が青森県からいなくなってしまいます。延いてはねぶたの存続の危機に繋がるような状況になることも考えられます。

ねぶたは一人では作られません。ねぶたは大勢のスタッフに支えられて出来上がるものなのです。

貴重な人材を県外に流出させないためにも皆さんのご支援を賜りたいと、このプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトで実現したいことと資金の使い道 

・皆さんからのご支援金を元に材料を仕入れ、ねぶたを作ります。

 資金が潤沢に集まる前に作り始めます。

 作るねぶたは人形1体 の中型ねぶた。(幅約4.5m)

 支援額が100万円に達しますと2体目を作り、人形2体の中型ねぶたになります。(幅約7m)

 支援額が 150万円 に達しますと 2台目を作成するか、もう1体追加して1台目を大型ねぶた化します。

 どちらになるかは展示や運行する場所や協力して頂ける方々の都合も考慮して決めたいと思います。

 以降50万円ごとに1体作成します。

 取引業者から従来と変わらない金額の材料を仕入れることを目標とし、ねぶたが中止になったことによって起きた地域の経済損失を少しでも軽減できればと考えています。

・作業をしたスタッフに報酬を支払います。

 仕事が激減してしまったのでスタッフには不慣れな農作業をしてもらったりしていましたが、本来の仕事であるねぶた制作の作業をしてもらいます。(仕事を失った人が農家でアルバイトをするケースは少なくないようです)

・新たなスタッフを受け入れます。

 ねぶた制作の仕事が増えればスタッフを増員することが出来ます。密を避けるため、一度に作業する人数は制限されますが、日中に作業するスタッフはまだ少し余裕があります。(お気軽にお問い合わせ下さい)

・支援金は材料とスタッフの報酬の他、光熱費や消耗品費、休憩中の飲食など福利厚生費などの必要経費にも当てられます。(決済手数料として5%(税別)を総支援金から差し引かれた金額がこちらに入金されます)

・完成したねぶたを展示もしくは運行します。

 新しい生活様式の中で行うのねぶたを提案します。(協力して頂ける方も募集中です)

このプロジェクトを通して雇用の創出と地域の活性化に貢献できればと考えています。 

 
これまでの活動

1972年 家業がねぶた制作という特殊な家に生まれる。

       家族全員作業しているので、ねぶた小屋で育てられる。 

1973年 おむつをしているときから針金に糸を結んでいたらしいです。

1975年 はじめてねぶたに色を塗ったのは3歳。

1978年 小学校1年のときから電気の配線を手伝わされる。

1984年 中学校1年のときからひとりで電気を任される。

2008年 ねぶた名人 北村隆氏のもとへ弟子入り。以降、制作スタッフとして活動。

2010年 LEDテープなど最先端の材料をねぶたに採り入れ、オールエコ電球のねぶたを制作。

2012年 ヤマト運輸ねぶた実行委員会の前ねぶたを制作。

       この年から北村麻子氏のスタッフとして制作に参加。 

       静岡遠征に制作スタッフとして参加。 

2013年 この年からつがる市のねぶたを制作。

2015年 スターウォーズねぶたの制作に参加。

2016年 竹浪比呂央氏・外崎白鴻のスタッフとして制作に参加。

2017年 アメリカ ロサンゼルスねぶたの現地スタッフ指導役として参加。 

       この年から竹浪比呂央氏・ 手塚 茂樹氏のスタッフとして制作に参加。

その他、ここでは書ききれないほど沢山の活動をさせて頂きました。  


実施スケジュール

・制作: 下絵制作、図面作成、パーツ作り等、下準備はすでに開始しています。

     このあと、骨組み、電気、紙貼り、色付けと作業をしていきます。

     人形1体のねぶたを8月上旬完成を目指して作業を進めます。

     支援金が目標金額に達した場合、2体目を制作。

・作業の撮影:このプロジェクトの宣伝も兼ねてネットの生放送をし、プロジェクト終了後に支援者限定で動画を公開します。(ツイッターなどSNSのフォローをお忘れなく)

・ねぶた公開: 8月か9月を予定しております。時期は世の中の状況をみて判断致します。支援者限定で インターネットの生放送と動画配信もします。 

・募集期間: 8月11日まで。

・募集方式:このプロジェクトはAll-in方式で実施します。
       目標金額に満たない場合も、計画を実行し、ご支援いただいた全ての方に責任を持ってリターンをお届けします。


リターンのご紹介(すべてこの企画のオリジナル品です)

3,000円

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権 

 

5,000円

手ぬぐい (朱鍾馗)

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権 

※額縁は含みません。


5,000円

トートバック(絵柄・色・サイズが選べます) 

       絵柄:鍾馗(悪病退散)/鍾馗/蘇民将来お札/アマビエ

       色:白/黒

       サイズ:大(48cm×40cm )/中(36cm×37cm )/小(30cm×20cm)

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権  


7,000円

Tシャツ(絵柄・色・サイズが選べます) 

       絵柄:白のみデザインが違います。(支援プロジェクト仕様)/黒・紺・オレンジ(鍾馗 悪病退散)

       色:白/黒/紺/オレンジ 

       サイズ:S~XXXL、90~160(KIDS)、S~L (LADIES)

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権  

※備考欄にご希望のお色をご記入ください。


9,000円

Tシャツ/ロングスリーブTシャツ(絵柄・半袖/ロンTとサイズが選べます )

      絵柄: 鍾馗/朱鍾馗/鍾馗ロンT/蘇民将来ロンT(前後お札のデザイン)

      サイズ:S~XL 

お礼のメッセージカード

見送りへの名入れ

制作中・ 完成後の動画視聴権

※備考欄にご希望の商品名をご記入ください。


10,000円

青森県産 農産物(メロン&スイカ もしくは お米 ねぶた米 令和元年 特Aランク獲得品種採用5kg) 

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権 

※メロン・スイカは8月、お米は収穫後の10月以降の発送になります 。


30,000円

青森県産  農産物セット(メロン&スイカ・お米 ねぶた米 令和元年 特Aランク獲得品種使用  10kg) 

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・ 完成後の動画視聴権 

※メロン・スイカは8月、お米は収穫後の10月以降の発送になります。


50,000円

ねぶたレリーフ 鍾馗(約30cm×30cm) 

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・完成後の動画視聴権 

※電気はつきません。 

※制作し完成次第、順次発送致します。10月以降を予定。


80,000円

ねぶたレリーフ オーダー品(約30cm×30cm~30cm×42cm ) 

お礼のメッセージカード 

見送りへの名入れ 

制作中・完成後の動画視聴権 

※こちらは電気がつきます。 (AC100V)

※制作し完成次第、順次発送致します。12月以降を予定。


※いずれのお品も画像はイメージです。手作り品は1つ1つ違いますし、微妙に仕様変更する場合があります。 

※支援時に名入れする名前を備考欄に必ずご記入ください。企業名など個人名でなくても構いませんが公的秩序に反するものは掲載できません。

※作業中と完成後の支援者限定の動画の視聴権は動画配信サイトがサービスを止めない限り無期限で有効とします。 

※海外への発送は別途送料がかかります。発送可能な地域か事前にご自身でご確認ください。可能な限り対応致しますが遅延も発生しているようですので状況を理解した上でご支援して頂けますようお願い致します。

※返礼品によっては離島への発送も別途送料がかかるものもあります。説明文を確認してからご支援ください。 

最後に

新しい生活様式の中でもねぶたを制作出来ると私は考えています。

3密を避け、換気をし、こまめに手洗いをし、咳エチケットを徹底する。ソーシャルディスタンスを守り、検温し、感染対策を徹底してもねぶたは作ってはいけないのでしょうか?

ねぶたを中止にすることで仕事を失ったのは青森だけでも制作者が14人。制作者1人につきスタッフが20人から30人。20人だとして計算すれば294人もの制作者とスタッフが仕事を失ったことになります。

ねぶたは青森県の津軽地方を中心に各市町村で行われています。

その人々には家族もいます。一体どれほどの人を困窮させたか...

ねぶたが中止になって減収が見込まれるのは制作者やスタッフだけではありません。運行団体の方々やホテル業界、飲食業や小売業。今の感染症の影響がいつまで続くかわかりません。しかも次にまたいつ違う感染症が猛威を振るうかもわかりません。

今年は祭りが中止になってしまいましたが、これを機会に祭りのあり方を今一度みんなで考えて頂きたいと思います。

何故中止にしたのか、ほんとうに出来なかったのか、 何かを変えれば出来たのではないかとか。


今の時代には幸いにもネットがあります。私達はねぶたを通して皆さんと交流し、見地を深め発信をし続けていきたいと思います。


最後までご覧頂き、ありがとうございました。皆様のご支援、ご声援、宜しくお願い致します。


※このプロジェクトは竹浪比呂央 ねぶた研究所の協力を得て実行されています。画像のねぶたの中には竹浪比呂央 ねぶた研究所に著作があるものもありますのでご注意ください。また、タイトル画像以外の画像の転載はご遠慮ください。(タイトル画像は宣伝等にご活用頂けますと助かります)

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/11/28 23:20

    つがる市 、五所川原市では完成したねぶたを展示しましたが、ようやく明日(11月29日)、青森市で展示するとこになりました。展示場所はアスパム、駐車場。アスパムに向かって右にある駐車場ではなく、左の方の予定。展示する時間は午後15時ころから午後18時ごろまで。(雨や雪が降ってくるまで)先着35名...

  • 2020/08/11 14:35

    パーツ作り・骨組み・電気・紙貼りと作業を進めてきましたが、これまで延べ50人ほどの制作スタッフが今回のねぶた制作に参加してきました。その中には今まで交流がまったく無く、知り合うきっかけさえないような制作スタッフ達 と今回のプロジェクトを通じて知り合えたことに大きな収穫があったと感じています。ま...

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