▼はじめにご挨拶

こんにちは。一般社団法人まなぶよろこびの永井です。出身は広島で、ご縁が有り今は宮崎で暮らしています。3人の子育て真っ最中、自然と小学校や中学校、保護者や地域とのつながりの中で、子どもたちの教育や習い事について考えることが多々あり悩みも多いです。


▼まなぶよろこびの活動

教育活動を通して、子どもたちに実践・体験できる場を提供し、子どもたちの能力を高めるための活動を提案していきます。この夏には、囲碁交流会、大学生向けの教育活動を行います。今後、このような取り組みを継続的に行っていきます。

 

▼囲碁について

この取組をご紹介する前に、少しだけ囲碁の話題をさせてください。

最近の囲碁の話題と言えば、人工知能アルファ碁が現最強棋士を破った、そして引退した、というニュースだと思います。囲碁に興味のない人も、ニュースで少し耳にしたのではないでしょうか。

なぜこれだけ話題になったのか。

それは、「囲碁AIが人間に勝つにはあと10年かかる」という常識を覆したから。チェスや将棋などは、コンピュータがすでに人間より強くなっていた。しかし、囲碁だけはすんなりといっていませんでした。このあたりは、様々な議論がされていますが、よく言われるのが、「一度に打てる場所の数」が圧倒的に多いこと。
例えば、チェスが最初に動かせるのは先手20通り、後手20通り。両者が打ち終わった後の盤面の形は20X20=400通り。囲碁は、先手361通り、後手360通り(盤面は19X19=361)。打ち終わった時は、361X360=129,960通りもの盤面の形があります。厳密に言えば、さらに複雑な要素が絡んでいるのですが、この数字だけでも途方もない量の計算が必要になることが分かります。

また、囲碁には「感覚的」な要素があります。単純に計算では割り出せない形勢判断、全体の形など、これらの判断が非常に重要になっていることです。習い始めのときに「あ〜、ここはもう感覚的な手だね。そういう感覚を身につけてね」とよく言われます。子どもにはそれがすんなり頭にはいるようですが、大人の私にはそれがいつ入ってくるのか・・・。

 

 

▼囲碁が頭に良いという認識(韓国・中国、そしてヨーロッパ)


沢山の子どもたちが囲碁に取り組み、囲碁がビジネスとして成り立っている、教育の基盤として成り立っているのが、隣国の韓国や中国です。プロ棋士も人気があり、囲碁を習う子どもは沢山いて、世界で活躍するトッププロも輩出しています。

これは、子どもの習い事を選択している「保護者」や教育現場の囲碁に対する考え方が特別だからではないかと思います。それは、日本と同じように沢山の習い事がある中でも、囲碁を選択して習わせているところからも容易に推測できます。

また、あまり知られていないかもしれませんが、ヨーロッパにおいても選手権が開かれるなど、囲碁は徐々に認知され、人気が出ています。

 

▼囲碁の効用


日本のプロ棋士、石倉昇九段は、囲碁の効用として

1)考える力を養う。
2)コミュニケーション能力を高める。
3)バランス感覚を養う。
4)忍耐力をつける。
5)集中力を高める。
6)大局観を養う。
7)右脳を鍛える。(囲碁は感性のゲーム。)
8)礼儀が身につく。

とおっしゃっています。どの能力も、自分の子育て、学校での成長において、子どもに身につけてもらいたいものばかりです。

▼学校教育現場に取り入れられ始める囲碁


東京大学の教養学部で囲碁が単位のとれる授業として導入されたことは、大変な驚きでニュースとなりました。前述の石倉九段は、熊本市の中学校で囲碁の授業をされたこともあります。

 

 


しかし、教育現場に囲碁が浸透しているのは、まだまだ都市部の一部という感が拭えません。地方では、プロ棋士が居て、そのような取り組みを積極的に行おうとしないかぎり、まず実現が難しいのだと思います。また、地方は囲碁人口が圧倒的に少ないですし、プロ棋士がなかなか活動しにくいということも、囲碁の普及にブレーキをかけているのだと思います。

 

▼プロ棋士が地方へ訪れる意味


プロ野球やサッカーのチームが身近にあると、子どもたちは将来の姿を夢見ることができます。テレビで観るよりも、目の前で繰り広げられる試合に心から熱中できるからです。

しかし、囲碁の棋士が地方へわざわざ尋ねる、というのは、イベントでもない限りほとんどありません。イベントにおいては、プロの指導を受けられる、ということで、大人と対局をしているのがほとんどです。

大人も強くなりたいので、大人が指導碁を受けることを非難しません。しかし、せっかく地方へ来られたのだから、将来の種を芽吹かせてあげて欲しいと思うのです。

 

 

▼プロジェクトの狙い〜子どもたちにプロ棋士を身近に感じてもらうために


子どもたちが大人の大会へ参加しても、プロ棋士の指導碁は抽選。また、試合に勝ち進む子どもたちは、その貴重な指導を受けることができません。特別に子どもたちへの時間があればいいのに、と強く感じました。

また、子どもが全国大会へ出た時、他県(大都市)から出場した子どもたちが普通にプロの棋士に囲まれて指導を受けているのを見た時、子どもたちにとってどれだけ良い経験になっていることだろう、と感動しました。

この経験を地方でも味あわせてあげたい!子どもたちにプロ棋士から直接指導をしていただいて、良い刺激を受けて欲しい!こんな思いからプロジェクトを企画しました。

 

 

▼プロ棋士をお招きします。

今回は、ご縁があり、日本棋院関西総本部に所属されています、プロ棋士の吉川一(きっかわはじめ)二段にお越しいただき、子どもたちにご指導をしていただきます。

 

▼プロジェクトで実現したいこと


囲碁を楽しむ子どもたち、特に有段者の子どもたちに、プロ棋士の指導碁を通じてアドバイスを受け、少しでも強くなって欲しいと思っています。これは、将来夢見る子には大きな経験になるに間違いありません。そして、県内の有段者同士で時間の限り対局をし、交流を深め、技術を高めて欲しいです。

 

 

 

▼資金の使い道


地方へ出張してくださるプロ棋士の先生への報酬や宿泊・交通費を始め、施設利用費用や道具購入費用、子どもたちへの参加記念などに充てる予定です。集まった資金の収支は、今後公開していけるようにします。

また、このプロジェクト後には、こども有段者だけではなく、囲碁人口の裾野を広げるために、初心者向けの体験会などを定期的に設け、宮崎の子どもの囲碁人口を増やしたいと考えています。

 

▼リターンについて

プロ棋士へのお礼などでほとんど資金がなくなってしまいますが、支援してくださった方々へ、つぎのようなリターンを考えています。


3,000円

・イベント報告を兼ねた感謝のメール
・参加した子どもからの直筆お礼ハガキ


5,000円

・イベント報告を兼ねた感謝のメール
・日向はまぐり碁石のお守り

 10,000円

・イベント報告を兼ねた感謝のメール
・日向はまぐり碁石のお守り
・オリジナル手ぬぐい

▼最後に


囲碁は「手談」と言われます。それは、相手の打つ石に対して自分の石で応える。このやりとりをずっと1時間も2時間も続けます。相手の考え方を理解しようと努め、自らの考えを石を通じて伝えます。子どもたちはプロ棋士の指導碁を受けることにより、プロから直接メッセージを受け取ることができます。これは、他人が口で説明することができない、棋士同士が感得する境地。それを子どもたちに味わって欲しいと思います。

子どもたちには、もっと囲碁を好きになって欲しい。そしてプロ棋士を夢見るなら、それを追いかけて欲しい。そして、自分たちがされたように、今度は後に続く子どもたちへ囲碁指導を継いでいってほしいと考えています。

いつの日か地方から強いプロ棋士が育つ環境に、この宮崎がそうなることを願ってます。

今、囲碁が子どもたちの教育に良いと見直されています。小学校から大学まで、授業に取り入れていく活動が少しずつ広がっています。宮崎でも将来、このように学校で囲碁を取り入れて、子どもたちの成長に役立つことを願います。

 

▼参考情報

NHK)囲碁を授業に取り入れる学校が急増中! 小学校の取り組みをレポート(2017/4/3)

http://textview.jp/post/hobby/28321

佐賀新聞)「考える力」碁盤で養う 7校小学校で「囲碁授業」(2016/11/29)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/381384

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください