<目標達成の御礼とネクストゴールについて>


みなさまのおかげで、目標金額の300万円を達成することができました。
岳温泉を愛していただけるみなさまに心より感謝申し上げます。

今回の資金を基に湯守文化を表現するショートムービーの制作を行わせていただきます。

完成を楽しみにお待ちください。

まだ残りの期間がございます。

その中で湯守の労働環境改善のための資金を集めさせていただければと考えております。

重機も入れない源泉付近では手作業で湯守の作業が行われております。

少しでも今より良い環境で仕事ができる様に備品や道具等をより良いものにしていければと考えております。

目標金額を450万円とさだめさせていただきます。

みなさまには引き続きご支援いただければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。


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ご挨拶
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はじめまして。当プロジェクトの代表を務めます、岳温泉観光協会長の二瓶明子と申します。

岳温泉観光協会長 二瓶明子

福島県二本松市にそびえる名山”安達太良山”の麓で1215年続いている温泉地『岳温泉』で生まれ、幼少期より自然豊かな岳温泉の風土を感じながら過ごしてきました。

8年間の上京後、実家の家業である宿を継いだのは15年前です。当時は家業を継ぐ気持ちは全くありませんでしたが、宿の経営状況が悪化しており、戻らなければ家業として宿を続けることができないと知り、奮起して家業を継ぎました。

新緑の岳温泉

当初は仕事も人間関係もうまく行かず、やりがいも見いだせず、仕事に対して誇りを持てず、辞めようと思い悩むことが何度もありました。

そんななか、東日本大震災が発災。岳温泉は被災し、私の宿も壊滅的な被害を受けました

宿としての機能を失い、営業困難な状況に陥り、再建の見えない宿を目の前にし、閉館もやむを得ないと覚悟しました。しかしながら、地元の方やお客様など多くのみなさんに支えられ励まされ、再起することができました。

その経験が、地元の人々の温かさや繋がりの大切さ、宿の存在意義などを考えるきっかけとなり、現在では日本人に無くてはならない温泉文化の継承と岳温泉の発展に向け、地元観光協会長として日々奮闘させていただいております。





岳温泉、幾度もの復興の歴史
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安達太良山の麓に位置する岳温泉。全国的に見てもその歴史は古く、1215年という長い間、人々に親しまれてきた温泉地です。

その長い歴史の中では文政7年(1824年)の大規模な土石流による温泉街の埋没、戊辰戦争での戦乱や火災と、幾度も災難に遭遇しました。
しかしながら先人たちは、自らの生きる糧でもある山の恵み「温泉」を守るべく、その都度立ち上がり、温泉地の場所を幾度となく移転しながら困難に立ち向かい、復興を成し遂げてきました。
復興のたびに温泉街は源泉地から離れ移転しており、今では、安達太良山の8合目、標高1450メートルより「引き湯」という手法で、温泉を源泉地から温泉街まで、長い距離を湯管を使って運んでいます。





文字通り、湯を守る「湯守」の存在

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源泉地は安達太良山の8合目、標高1450メートルの場所にあり、温泉街までの引き湯の距離は8キロにもなります。遠く離れた源泉を管理するのは容易なことではありません。
岳温泉の源泉地帯は、安達太良山に建つ山小屋『くろがね小屋』の裏手に広がっています 温泉を温泉地に安定供給するため、太陽が照り付ける炎天下の夏も、雪に覆われ吹雪に見舞われる冬も、安達太良山へ登り源泉を守る人たちがいます。
私たちは彼らを「湯守(ゆもり)」と呼んでいます。

源泉に向かって移動中湯守は長い間、人から人へと受け継がれ継承されてきました。東日本大震災の発災時、岳温泉は震度6強に襲われ、ライフラインは全て止まり、岳温泉は暗闇に包まれました。でもその中、温泉だけは止まることなく湯口から滔々と流れ続けておりました。雪が降る3月、寒さで暖をとる術もない中、温泉が変わらずに湧出してくれていたことは、被災した私たちやお客様の不安な心を解きほぐし、体を温めてくれました。この時ほど、自然へ感謝し、湯守の有難みと大切さを感じたことはありませんでした。

湯守は単に温泉を守るだけではなく、その文化を継承することで、1215年前から現在に至るまでの歴史を紡ぎ、そして私たちの生きる糧でもある温泉と、時には命も守りながら、人と人、過去と現在を繋いで地域の絆を深めてきました。

しかしながら現在においては、岳温泉の住民でさえ、湯守文化と湯守の活動を知る人はほとんどおらず、次世代へと残せる資料もありません。さらには昭和初期から湯守文化を守り続けてきた方々の高齢化も進み、湯守の担い手も減少しているのが現状です。




命と誇りをかけた、湯守の仕事「湯花(ゆばな)流し」
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温泉街に温泉を安定して供給するためになくてはならないのが、湯守の仕事「湯花(ゆばな)流し」。岳温泉の源泉は硫黄をはじめとする温泉成分が濃く、空気に触れるとすぐに、温泉が流れる樹脂製の湯管内に湯花が付着してしまいます。放っておくと湯管が詰り、温泉街に湯が届かなくなってしまうため、1週間に1度は必ず、湯管内の湯花を落とす必要があり、この作業を湯花流しと呼びます。

源泉は15カ所あり、1週間に1度、3つに分けた各エリアごとに湯花流しを行います。3週で一回りを繰り返しますが、3週間経つと湯管内はもう新たな湯花でいっぱいになっています。夏の湯花流しは暑さとの戦い炎天下でも真冬でも、この作業を欠かすわけにはいきません。
積雪期の湯花流しは更に大変で、通常、片道1時間30分~2時間の移動が、天候や積雪状況によって6時間以上かかる日もあります。
冬の源泉地帯を歩く湯守更に、目印として立てた6メートルの竹棒だけを頼りに源泉や点検口を掘り出す作業があり、ひとつ掘るのに1時間かかるだけでも過酷な上、雪の穴の中に硫化水素ガスが溜まってしまうため、一歩間違うと命に関わる危険が伴う作となります。
雪の中での過酷な作業

ですが、湯守のみなさんはさらっとおっしゃいます、「お湯を止めないことが湯守の役目」と。
湯守の武田喜代治さん





岳温泉と湯守を守りたい
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東日本大震災から9年が経ち、ようやく国内外問わず、観光客も増加傾向に戻りつつある中での新型コロナウイルス感染症の拡大。復活しつつあった賑わいの消失は、私たちの心に影を落としました。

経済状況だけでいえば、東日本大震災の発災時より壊滅的な状態です。この状況が改善するには1年以上かかるかもしれません。

先が見えない不安な毎日ですが、岳温泉の1215年の歴史の中で、山津波、戊辰戦争、火災、東日本大震災と何度も復興を成し遂げてきた先人たちのように、私たちもこのコロナ禍から「岳温泉5度目の復興」を遂げられるよう、地域一丸となりこの危機を乗り越えたいと考えております。
岳温泉の桜並木

そして、岳温泉の温泉を支え続けている湯守文化の発信と継承が、湯守とともに歩み続ける岳温泉を未来に繋ぐ大切な架け橋になると強く思っております
湯守のみなさん

くろがね小屋にて





このプロジェクトが目指すこと
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≪1≫ 岳温泉を守る湯守とその技術の継承と保存
「湯守」は、岳温泉にとって生きる温泉の「守り神」。その唯一無二の存在や技術を内外に伝播することで高齢化が進む湯守の担い手不足の解消や、技術革新に繋がる。

≪2≫ 歴史を紡ぎ、郷土愛を醸成と地域力向上
映像を用いて岳温泉の長い歴史を地域の若年層にも見てもらうことで、郷土愛が醸成され、住民の協働による岳温泉の再生と東北の復興につながる地域力を高める。

≪3≫ 岳温泉の魅力向上と賑わいを創出
岳温泉の歴史・岳温泉特有の白く濁った美肌の湯、通称「ミルキー温泉」の泉質や特徴を発信することで、温泉にこだわりを持つ旅行者等や女性客の顧客獲得に繋がる。また自然豊かな高原にある温泉地であることも映像を用いて発信し、団体旅行の温泉というイメージから、家族で訪れたり、温泉保養地として企業の福利厚生などでも来訪者が増え、賑わいが創出される。

≪手法≫
【1】湯守文化を国内外に効果的に伝えていくために、動画(ショートムービー)を作成
【2】動画上映会の開催
【3】源泉ツアーの催行

≪コロナウィルス感染症への対応方針について≫
福島県より提示されている「新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン」と文部科学省の業種別「新型コロナウィルス感染症対策の基本対処方針」に基づいて、安全に配慮し行う。




プロジェクトメンバーと活動のご紹介
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■プロジェクトメンバー
◇プロジェクト代表・責任者 二瓶明子
岳温泉出身。15年前より女将として岳温泉お宿花かんざしを営む。
令和元年度より岳温泉観光協会会長として地域活動に本格的に参加。





◇全体マネジメント 大内啓子 
福島県・岳温泉出身。10年前より旅館光雲閣の女将として旅館の接客部門を統括
温泉入浴指導員としても活躍。当プロジェクトの全体の指揮を行う。





◇プロデューサ(企画・戦略担当) 鈴木安太郎
福島県・岳温泉出身。2年前より「山好き・アクティビティ好きのための温泉宿」マウントインを経営。岳温泉のアクティビティの運営を行っている。また観光協会の総務部長として岳温泉全体の経営企画の責任者。当プロジェクトでは、企画運営・広報宣伝等の戦略を担う。


◇企画・運営サポート 渡辺茂雄
福島県・岳温泉出身。岳温泉の和菓子店・玉川屋の若主人。また登山ガイドとして10年以上地元の山々を観光客などに案内している。安達太良マウンテンガイドネットワーク所属。当プロジェクトでは撮影のサポート、出演者との調整を行う。




◇企画・運営サポート 武田喜代治
福島県・岳温泉在住。民宿和楽荘を経営され登山客など多くのお客様に親しまれている。現在の湯守であり20年の経歴を持つ。当プロジェクトでは現役の湯守として動画出演・アドバイスを行う。


◇ディレクター 丸田陽加里
神奈川県出身。2年前より地域おこし協力隊として、ECサイトの立ち上げや、他地域との連携を図るなど岳温泉の活性化に尽力している。当プロジェクトではディレクターとして動画の構成等を担う。




■活動紹介
湯守文化の記録と発信、岳温泉の活性化を目指します。
湯守のみなさんと一緒に源泉へ湯守のみなさんから作業の説明を受けるプロジェクトメンバー 作業工程を記録湯守のみなさんの安全と岳温泉の発展を願って 





資金の使途について
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・動画作成費  
・上映会開催費
・湯守ツアー催行費




今後のスケジュール
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6月中・・・・・ ・・・・・動画の企画立案・構成
9月・・・・・・・・・・・ 湯守ツアー催行
7月~2月 ・・・・・・ ・・動画のロケハン・撮影
3月・・・・・・・・・・・ 動画編集・広報
3月下旬・・・・・・・・・ 動画上映





応援メッセージ※50音順
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◎石川憲幸 様/二本松信用金庫 理事長
素晴らしい、取り組みです。コロナショックという未曽有の事態に、この湯守動画の作成は岳温泉の湯守文化を国内外にPRし、全国的に希少な酸性泉を美肌の湯として名高い、岳温泉の素晴らしさの陰に、あだたらの厳しい自然の中で湯守として、源泉を守る方々の苦労があることを知っていただくよい機会と感じています。
コロナショックという未曽有のピンチを、この湯守動画の作成が苦境を乗り越え、逆にチャンスに変えての新たなスタートにつながるものです。岳温泉の大きな契機になるものと心より応援しております。


◎臼井翼 様/株式会社ハタフル代表取締役
これまでお仕事を通じて岳温泉周辺にはお世話になりました。その中で感じる岳温泉の魅力は温泉の泉質や観光資源が豊富なことはもちろんですが、一番は「ヒト」だと感じます。古き良き下町のようなあたたかいコミュニティがあって、観光客ウェルカムな雰囲気は岳温泉の特徴です。そんな方々が岳温泉の誇りである湯守文化を守るべく取り組むこのプロジェクトを応援します!


◎桜花 様/山登り大好き芸人/山の日アンバサダー(ホリプロコム所属。山登りとだじゃれが大好き。ライブやメディア・雑誌等で活動中。)
私は以前、湯守の皆さんと湯守体験をさせていただきました。伝統の湯守体験は、雪を掘ったり、湯管の湯花の掃除をしたり、とても貴重で楽しさチョモランマ級でした!楽しさと同時に驚きました。大変体力のいる仕事と言う事、定期的にやらなければいけないと言う事。メンテナンスしなければお湯は止まってしまう。湯守さん達がいるから温泉に入れるのです。脈々と受け継がれる歴史ある湯守の仕事を絶やしてはなりません。もっと多くの方に知って貰いたいです。岳温泉の良さも、もっともっと知って欲しい。一刻も早いコロナの収束と、湯守の存続と、岳温泉の活性化を願い応援しています。温泉も温かい温泉街の方々も最高です。また訪れマウンテン!

◎大山采子 様/女優/二本松市観光大使
湯守という言葉を初めて聞いた。否、初めてではない。おそらく以前に見聞きしている筈だが、実感を伴って私の魂に定着していなかった。
温泉からは計り知れない恩恵を蒙っていながら恥ずかしい話である。岳温泉お宿花かんざしの女将あっこちゃんから湯守のお仕事の話を聞いたとき、その一節だけで、いかに貴く有難く、そして過酷お仕事であるかを知り、尊敬と感謝の気持ちでひれ伏す思いになった。
湯守の方達の弛まぬご御尽力があったればこそ、父もおじいちゃまも、おばあちゃまも、そして私も、こうして岳の湯にのびのびと浸かり、至福の時を得ることが出来る。
そして「二本松には岳温泉という素晴らしい温泉があって、そこのお湯が凄く良いのよ!」と自分の鼻まで高くすることが出来るのです。

◎岡部道成 様/株式会社キャラバン代表取締役
岳温泉は、四季を通して楽しめる安達太良山を中心に、澄み渡った水と空気、美しい自然が広がり、そして国内屈指の泉質を誇る温泉があり、いつ訪れても心を和ませてくれます。これまでも弊社が安達太良山で開催した登山イベント等では、観光協会の皆様に多大なご協力をいただき、さらには自社の物流拠点が二本松市内に有ることもあり、今回は地域の貴重な文化に貢献できればと思い、このプロジェクト活動を応援させていただきました。
私たちは幾度となく自然災害などの困難に直面してきました。今回の新型コロナウイルスでは外出の自粛が求められるなど、経済全体が深刻な影響を受けて先が見通せない状況ですが、この苦難を乗り越え明日の未来のためにも美しい日本・貴重な環境を守り、次の世代に繋げる“継承活動”を応援致します。

◎神谷浩之 様/『山と溪谷』編集長
古き良き街並みが残る岳温泉。安達太良山を訪れる際には、必ず立ち寄る場所です。私自身も昨年10月に取材で安達太良山に登った後、岳温泉で汗を流しました。この源泉を守る「湯守」について、『山と溪谷』2019年10月号で紹介しました。取材では、普段は見ることのできない源泉を見学させていただき、湯守の重要な役割を知ることができました。一年中休むことなく源泉を守る仕事は、特に冬季は過酷な作業を伴います。湯守のおかげで、いつでも温泉を楽しむことができる。でも実は湯守たちの活躍を知る人は少ないといいます。この機会に、ぜひ多くの方が湯守文化を知り、岳温泉をより深く味わっていただければと願っています。


◎北出恭子 様/温泉家 
地中からポコポコと湧き出す自然湧出の源泉地を目にすることができるツアーは、温泉大国である日本の中でもとても貴重な体験です。温泉は長い年月をかけて育まれる地球から恵み。そのかけがえのない資源を絶やさぬよう守り続ける湯守は日本の宝だと感じます。
登山口からスタートし楽しくガイドしてもらいながら、雄大な自然を満喫できる登山はとてもリフレッシュできます。やっとの思いで山頂に到着したときの達成感と美しい景色は今でも忘れられない思い出です。
立ち入り禁止の源泉地に特別に入り、湯守から岳温泉の源泉や歴史について学んだ後に、下山して入る温泉は格別ですよ!!
地球の息吹のように懸命に湧き出す温泉を見ていると、自然の偉大さと強さ、私たちへの生きる勇気をもらえます。人生に一度はこの源泉ツアーに参加して、温泉の魅力を全身で体感して欲しいと思います。

◎後藤康彰 様/博士(医学)/日本健康開発財団主席研究員/通称フロフェッサー 
ややぴりぴり感があり殺菌効果の強い酸性泉の性質と、豊富なメタケイ酸で美肌の湯とも知られる岳温泉。ただよう湯の花に白濁したお湯は絶品ですが、8kmもの距離を湯樋を通して届けられるお湯が、代々受け継がれてきた「湯守の矜持」あってこそであることを知ると、よりありがたく、いとおしく感じてなりません。地球の恵みとともに暮らすSDGsな取組みを、ぜひ世界中の人々に知っていただければと思います。



◎佐藤哲也 様 /Helvetica Design Inc. 代表取締役 / 一般社団法人ブルーバード 代表理事

岳温泉の最大の魅力は、代々受け継がれて来た「斬新な想像力」と「チャレンジ精神」だと思います。これまでの岳温泉の歴史からも分かるように、様々な苦境を乗り越えて来られた強い精神力は、今もなおこの地域のDNAとして脈々と受け継がれています。このクラウドファンディングをきっかけに、地方の小さな温泉街の新たな可能性を生み出すきっかけとなるに違いありません。僕の岳温泉のおすすめの過ごし方は、硫黄の香り漂う源泉を堪能しながら、夜はよろずやさんで一杯ひっかけ、洗心亭さんの焼きおにぎりで締めるメソッドです!しかし、岳温泉のプロは翌日、成駒さんのソースカツ丼を堪能するまでが流儀とのこと。僕はまだまだアマチュアですが、是非、皆さんも岳温泉のプロを目指しお越し頂けたら大変嬉しいです!  


◎田部井進也 様/株式会社タベイプランニング 代表取締役/一般社団法人 田部井淳子基金 代表理事
私と岳温泉とは色んな繋がりがあります。母は学生時代、岳温泉の旅館で療養していたことがあります。私が幼少期、源泉の最も近いくろがね小屋で年末年始を家族で過ごしていました。
温泉は大地、自然の最大限のエネルギーであり、最高の贈り物であると思います。この自然の恵みにつかるには色んな感謝が必要です。
自然噴出してきた大地のエネルギーに感謝するとともに源泉地から温泉街まで湯守されています。
日本は温泉大国ですが、岳温泉のような自然噴出の温泉は全体の25%前後と言われております。極めて貴重な温泉です。このような温泉の文化を守ること、知ることも観光の一つであると思います。どうぞ皆さま、岳温泉・福島の温泉をよろしくお願いいたします。

◎なすび様/タレント/俳優/安達太良山観光大使
福島県出身の私なすび、岳温泉がある二本松市には馴染みが深く、岳温泉は泉質の良さは勿論、おもてなしの心と人情味に溢れ、名物も沢山揃っている素晴らしい温泉郷だと実感しております。
又、去年から安達太良山の観光大使にも任命されましたので、安達太良山の登山後に岳温泉に浸かる事は格別な楽しみで、私にとって岳温泉はなくてはならない大切な温泉でもあります。
昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、危機に瀕している岳温泉に必要不可欠な湯守文化の存続に、皆様のお力をお貸し頂けませんでしょうか?
抜群の泉質を誇り、旧き良き歴史に育まれ、伝統と文化に根差した岳温泉を守り抜く為のクラウドファンディングへの皆様の御支援、何卒、宜しくお願い申し上げます。

◎樋口達哉 様/オペラ歌手/二本松市観光大使
最高に好きなスポット。それは温泉。僕にとって、心を落ち着かせてくれたり仕事で疲れた身体を癒やしてくれるのが温泉です。こんなに好きになったのは「岳温泉」があったからこそ。ふるさとの誇りです。
その岳温泉を守っているのが“湯守(ゆもり)”の存在。命がけで源泉を守ってくれている。その存在は案外知られていないかもしれません。これからも県内からはもちろん、県外そして外国からもたくさんの方々にに来てほしい。
お湯の温もり、人々の温かさを感じて、身も心もほっこり。美味しい地酒やお料理も待っています。皆んなで「岳温泉」を守っていきましょう!

◎山口純一 様/二本松商工会議所 会頭
岳温泉の湯は「美肌の湯」と言われており、過去には楽天トラベルの「美肌の湯ランキング」で全国3位になった価値ある泉質です。全国でも珍しい単純酸性泉で、レモンの絞り汁と同じぐらいの酸性の強さであること、天然の保湿成分と言われる温泉成分のメタケイ酸が多く含まれていることなどが「美肌の湯」と言われる理由であると聞いています。
この貴重な美肌の湯の源泉を守っているのが「湯守」の方々です。温泉街から8㌔も離れている源泉を管理することは、並大抵の苦労ではなかったと思いますが、現在まで引き継いでこられたことに感謝と敬意を表します。
本プロジェクトにより、岳温泉にとって必要不可欠な存在である「湯守」文化を発信し、「岳温泉へ行ってみよう」という方々が増えることは、ひいては二本松市の経済活性化にも繋がると考えています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により大きな打撃を受けている岳温泉が本プロジェクトを起爆剤として復活できるよう、二本松商工会議所は応援します!

◎山崎まゆみ 様/温泉エッセイスト
温泉の湯守とは、文字通り源泉、そして温泉文化の守り手です。
岳温泉は、地域のシンボルである安達太良山の中腹の源泉から8キロ引き湯しています。本来、尖ったような肌触りの酸性泉の岳温泉は、引き湯される間に湯もみされ、私たちが入る頃には優しい肌触りになっています。
その大切な源泉を管理するために365日、晴れの日も雨の日も嵐の日も雪の日も、休むことなく湯守が源泉までの山道を歩きます。これから制作する映像には、きっとそうした湯守のドラマが描かれることでしょう。
少し岳温泉を知っている者として、皆さんにお伝えします。2019年11月、岳温泉組合長に温泉旅館「花かんざし」の女将・二瓶明子さんが就任しました。前任者から40歳の若返りです。私は、組合の皆さんが話し合う場に同席したことがありますが、老若男女和気あいあいと、誇らし気に岳温泉の未来を語るのです。
地域づくりは、取り組む人が最も大切と確信している私にとって、なんとも頼もしい光景でした。二瓶さんを中心とした、岳温泉の方々が目指す湯守文化の保全と、その未来へのご協力をお願いします。

◎渡邊千春 様/トレイルランナー
多くのハイカーやトレイルランナーに愛される安達太良山。7つの登山口(トレイルヘッド)から山頂に続く11の登山道それぞれに、おすすめの絶景があります。休みの日に安達太良山を満喫し、下山して岳温泉でリフレッシュ。これまでの楽しみ方に加えて、平日に岳温泉でwifiを使ってリモートワークしながら、天気が良ければ安達太良山に向かうとうワークフロム温泉こそ、コロナ禍を転じた明るい岳温泉のミライです (笑)。このクラウドファンディングを通じ、そして完成した映像を通じ安達太良山と岳温泉の素晴しさをより多くの方に知っていただき、安達太良山全体のトレイルヘッドである岳温泉を様々な新しい形で体験、利用して欲しいです。





最後に…
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お読みいただいた皆様、ありがとうございます。
岳温泉は山津波や戦争、そして東日本大震災などで4度の壊滅的な被害にあいながらも復興を成し遂げてきました。そして今、コロナ禍という未曽有の危機の最中にあるなか、5度目の復活をとげるため、一致団結してこの苦境を乗り切ろうと考えております。そのためには私たちの生命線でもある温泉と、その温泉を守る唯一無二の湯守文化を未来へと継承していかなければなりません。このクラウドファンディングを通して、湯守文化継承のための資金を得るとともに、多くの皆様と想いを共有しながら、1215年続いてきた岳温泉を守っていきたいと思っております。

どうぞ皆様のお力添えをお願いいたします。

岳温泉観光協会 会長
二瓶明子



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このプロジェクトはAll-or-Nothing方式 で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。


このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。

  • 2020/08/22 11:03

    プロジェクトリーダーを務めております二瓶明子です。クラウドファンディングが目標額の300万円を大幅に超える5,301,815円のご支援をいただき終えることができました。ご支援と応援をいただきました339名の皆様にプロジェクトチームを代表し心より御礼を申し上げます。また、クラウドファンディングを...

  • 2020/08/13 17:17

    <目標達成の御礼とネクストゴールについて>みなさまのおかげで、目標金額の300万円を達成することができました。岳温泉を愛していただけるみなさまに心より感謝申し上げます。今回の資金を基に湯守文化を表現するショートムービーの制作を行わせていただきます。完成を楽しみにお待ちください。まだ残りの期間が...

  • 2020/08/11 20:43

    皆様からのあたたかいご支援により、ご支援額が目標の300万円に達しました。ご支援や、シェアしてくださいました皆さまに心から感謝いたします。本当にありがとうございます!目標に到達したことももちろんですが、何より皆様からいただいた、あたたかい応援メッセージがとてもうれしく、岳温泉を愛してくださって...

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