◆大切に育てたアワビを食べてほしい!
一般的な養殖アワビともちがう、また天然物のアワビともひと味ちがう、昆布だけを与えて育てることにチャレンジしたアワビです。 
新型コロナウイルスの影響で、飲食・旅館に卸すアワビの需要が激減しました。
生きているアワビ。大型のものは商品価値が高く高値で流通しますが、食べごろを過ぎると身が固くなり商品価値も下がります。小ぶりなアワビは柔らかいうえ価格もお手頃です。
人工飼料は一切なしで、生の昆布だけを与えて育てたこのアワビ達を、どうか、お得に!おいしく!食べてやってください!!!

◆こんにちは!「養殖漁業 美嶋丸(みしままる)」の嶋崎冨二男です。
日本海に面する兵庫県香美町でアワビを育てています。私のアワビは、
人工の飼料ペレットは一切使わず、 生の昆布だけを与えて育てた特別なアワビで、
一般的な養殖アワビともちがう、また天然物のアワビともひと味ちがう、オリジナルのアワビです。
昆布はご存じの通り日本料理において味の決め手となるダシ、旨味の源ですね。
天然のアワビは岩礁に生える海藻類を食べて成長しますが、私のアワビは昆布以外の飼料を一切与えずに育てたことから「ほのかに昆布の風味を感じる」と卸先である旅館の料理人から好評をいただいております。



◆昆布アワビ誕生のストーリー

『始まりは、海洋環境の改善プロジェクトだった?』

皆さんは「磯焼け」をご存じでしょうか?
近年の海水温上昇の影響で海藻類の成長が阻害され、悪化した海域では岩場がむき出しになる現象です。その様子は、海の砂漠と言ったところでしょうか。海藻類が豊かに茂ることで海水中の微粒子を「ろ過」する機能が働くのですが、磯焼けした海ではその浄化作用が失われて、汚れて淀んだ海となってしまいます。また、小魚たちの隠れ家が失われることで、その小魚を餌とする大型の魚類も住みつかなくなると言った連鎖的な環境悪化が生じます。海藻類は豊かな海の土台なのですね。

地元民間企業でつくる「日本海但馬の海を考える会」は、磯焼け対策として但馬沿岸で昆布を養殖するプロジェクトを開始。もともと栄養豊かな香住の海で昆布は悠々と育ち、養殖場に昆布の林ができあがりました。結果、「カサゴやメバルなどの魚類が増えた」という声が、地元の浅海漁師などから聞かれるようになりました。

ところが、海水温が上昇すると昆布は枯れてしまい、逆に海を汚す原因となってしまうので、適切な時期に刈取ります。その刈取った昆布の有効利用法を県の栽培漁業センターの支援をうけ模索した結果、「この昆布をアワビに食べてもらおう!」 というアイデアが生まれたのです。こうしてチャレンジしたアワビ養殖ですが様々な試行錯誤・工夫を経て、旅館や飲食店、さらに家庭向けとしても安定供給できるシステムとして完成しました。


◆ご家庭でも贅沢に!アワビ料理はいかが?
ご家庭に居ながらにしてアワビを楽しんでいただけるよう、超簡単アワビレシピを制作しました!商品に同梱にてお届けいたします!


◆昆布アワビについて料理人の声
旅館主人のコメント
嶋崎さんのアワビにはいつも驚いています。
飼料ペレット等の人工飼料は一切あたえず、生の海藻だけを与えて育てたアワビとあって、天然のアワビの品質すごく近い印象。身は柔らかく、ほのかに昆布の風味を感じます。
「昆布」のみを飼料としたアワビというのは珍しく、他では聞いたことが無い。そのエピソードを当館のお客様にお話しすると興味津々の様子で耳を傾けてくださいます。天候や漁獲に状況に関係なく高品質なアワビを安定供給していただけることは「養殖」の強みで、おかげさまで安心してアワビの献立を販売することができます。


◆確かな品質で安心安全(検査報告書/兵庫県登録衛生検査センター)

(おもてなし認証2019)


◆プロジェクトで実現したいこと
みなさんにアワビを食べていただくことで、海洋架橋改善~アワビ生産のシステムを守りたい。

◆資金の使い道・スケジュール
アワビ飼育施設の維持、次回以降の昆布養殖の資金としたいです。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください