はじめに・ご挨拶
ご覧いただきありがとうございます。寄道希(ヨリミチ ノゾミ)と申します。
2020年11月28日~12月1日に、愛媛県松山市にあるギャラリーをお借りして、初の写真展「生活する記憶」を開催します。その個展を成功させ、来てくださった方に無料で楽しんでいただくために、このプロジェクトを立ち上げさせていただきました。
寄道希とは
フィルムカメラが趣味の大学生です。curbon写真部に所属しています。フィルムカメラに興味を持ち始めたきっかけは、岩倉しおりさんのインスタを拝見してからです。
もともと綺麗な写真を見ることが好きでした。最初は自分で撮ろうとまでは思っていませんでしたが、岩倉しおりさんのインスタに投稿されている香川県の父母ヶ浜の写真を見て、どんなカメラで撮影したのだろうと調べた時が始まりでした。
今まで見てきた色鮮やかでくっきりしている写真とは違い、曖昧な空気感を捉え、儚げな雰囲気を醸し出している映りに惹かれ、自分でもこんな写真を撮ってみたい!と思ったのがきっかけでカメラを持ち始めました。
Instagram: 寄道希
このプロジェクトで実現したいこと
一言で言うと、「埋もれている記憶を、写真によって呼び覚ます」です。
みなさんにはこんな経験はありませんか?
深夜にカメラロールを漁っている時に、若かった頃の写真を見つけて当時を振り返ってみたり、部活帰りに友達と必ず行っていたコンビニの前を通って、部活に熱中していた頃が恋しくなったり、地元の友人と久しぶりに飲みに行った時、あの先生はどうだったとか、そんなやつもいたなあとかを酒の肴にして母校を懐かしんだり。
誰かにとってはただの一枚の写真であっても、誰かにとってはどこにでもあるコンビ二であっても、誰かにとっては一学校であっても、あなたにとっては特別で忘れられない、いつまで経っても色褪せない記憶が染みついた大切な場所ってありますよね。
そんな誰もが持っている、でもあなたしか持っていない特別な記憶を写真で蘇らせ、あの頃の感情や人、場所、音などに思いを馳せるという時間を体験できるような写真展を実現します。
プロジェクトをやろうと思った理由
僕は写真を撮り始めてまだそんなに月日は経っていないのですが、カメラを持ってからはいわゆるプロカメラマンの方や、フォロワーの多い写真家さんのSNSをよく見るようになりました。そのような方々の個展にも何度か足を運んでいます。
確かにそういう方々の写真は独自の世界観があり、とても圧倒されます。センスだけではたどりつけない領域や、逆にセンスがないとできないこともあることを思い知らされます。しかし、同時にどこか置いてきぼりにされている感覚も覚えたのです。撮影者の世界観に圧倒されながらもその世界に入り込むことができないというか、メッセージへの理解が追い付かず表面的な要素だけを見てしまうというか。もちろん僕の力不足というのは大きいですが、そのように感じることが多々あったため、そのような「なんでか分からないけどすごい」作品ではなく、もっと写真と見る側の経験や記憶がリンクするような、独自性だけでなく共感性も兼ね備えた写真を撮って展示してみたい!と思ったことが、このプロジェクトを始めた理由です。
ただ数日ふらっと旅行して、今ある自分の感性で撮影しても共感性の高い写真を撮ることはできないと考えたため、短い期間ではありますが3ヶ月ほど愛媛県に住み、愛媛県で暮らしている人たちと交流し、生活しながら写真を撮ります。愛媛という土地で、そこに暮らす人たちや生活に触れて出来上がった感性をもとに、彼ら彼女らにとって愛媛の思い出の場所、懐かしい出来事を写真に収め、展示することによって、その記憶に寄り添えられればなと思います。
この度は愛媛県を選ばせていただきましたが、これから先も各都道府県を回りながら、同様の趣旨の写真展を開催していければと思っております。愛媛県の次はいつどこで開催するか未定ですので、おすすめの場所があれば、あなたの思い出と一緒に教えてください!
今後の展望
上にも少し書かせていただきましたが、これからもこの地域密着型の個展は続けていくつもりです。僕が個展で提供したいのは、僕の世界観が詰まった空間でも万人受けする綺麗な写真でもなく、「思い出や記憶と向き合う時間」です。
僕自身、今生きることに忙しい時に、写真から、部活に打ち込んでいた時の純粋な熱であったり、大事なことに気づかせてくれた先生や友人の言葉だったりを思い出すことがあります。自分の思い出や記憶が詰まった写真からは、その時のパワーや愛情、想いを感じ取ることができます。それが写真の素晴らしいところであり、僕が写真に魅了されている大きな理由の一つです。
そういった、自分の記憶の中にある何か大事なものや、日常に埋もれていた希望を、写真で表現し続けたいと思っています。ただ、やはりそれを表現するためには、誰でも彼でも見れるSNSではなく、ひとりひとりに刺さる個展という形で、さらに、より深く届けるために、現地の生活で得た感性から、現地で撮影し、現地の人だけに展示するという形は崩しません。写真には、記憶を閉じ込めていつでも引っ張り出せて今生きることの支えになる力があるということを、一番人の心に届けられる形で届けたいと思っています。なのでその活動の第一歩目として、今回は愛媛をスタートとさせていただきました。そしてこの地域密着型の新しい写真展は、趣味という範囲内ではありますが、これからの人生を通して続けていくつもりです。見る人の記憶に寄り添い、ほんの少しでも生きることの支えとなるような写真を撮り続けたいと思っています。
資金の使い道
皆様からいただいた資金は、写真展の会場費、印刷費、現像費、備品費などとして大切に使わせていただきます。
リターンについて
写真展限定のポストカード、クリアファイル、トートバッグ、Tシャツ、トレーナー、写真集(自費出版)を用意しております。詳しくは下記のリターン欄をご覧ください。
もし十分な資金が集まらなかった場合は、資金不足により写真展開催ができません。また、資金が集まった場合、写真展開催後にリターン作業を開始しますので、リターンが皆様のお手元に届くのは12月頃になりますことをご了承ください。
実施スケジュール
2020年9月~ 撮影開始
11月~ 現像、会場設営、写真展開催
12月~ 本プロジェクトのリターン作業
最後に
どのような展示ができ、お客様にどのように感じとっていただけるか、とてもワクワクしながら準備を進めております。ご支援いただく皆様へ最大の誠意をもって制作致しますので、どうぞよろしくお願いします。
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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