ご支援頂いたみなさまへ


皆様のおかげさまで無事目標金額を達成することができました!本当にありがとうございます!


今回のクラウドファンディングを通じて、三陸館や畠山孝一画伯を支えてくださ方々の多さに驚くとともに、とても感謝と温かさを感じています。

「少しでも集まればいいな」と思っていたところから、こうして目標金額達成という日を迎えられたのはみなさまのおかげさまです。

ご支援いただいた方も本当に多種多様で、東京から来たことのある大学生から、当時大学生だったけど今は立派に社会人として働く人、地元陸前高田の方々、畠山孝一画伯の絵のファンの方、三陸館に来たことのない人もいるかと思います。

そんな多くの、住む場所も年齢も違う方々がこの三陸館という場所に想いを込めてご期待いただいていること。本当に励みになります。背中を押される想いです。


そして今回。さらに三陸館という場所をレベルアップさせ、快適に畠山孝一画伯の絵を味わっていただきたいと考え、ネクストゴールとして200万円を目指します!


いただいた支援金は、以下2つのことに使用したいと考えています。

1つ目は、三陸館の美術館としてのレベルアップを図ります。

現状、三陸の岩の絵は、床に直に置かれていたり、特に額に入ってない状態です。

そこで、コミュニティスペースに飾る孝一さんの絵を額縁に飾ったりと美術館としてより孝一画伯の絵を味わっていただけるようにしていきます!


2つ目は、コミュニティスペースとしての快適さを向上させます。

現状、コミュニティスペースは空調機能がついていないため、季節によっては快適に長時間滞在していただくことが難しいです。

そこで、コミュニティスペースの快適さ向上のために空調設備を整えようと思います。夏は涼しく、冬は暖かいコミュニティスペースとします!


皆様からいただいているご支援・ご期待に応えられるように、
最後の瞬間まで全力で頑張っていきたいと思っています。

そして、新たな三陸館としてより快適に、温かみある空間で畠山孝一画伯の生命の宿るような三陸の岩の絵を味わっていただきたいとそう思っていますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします!


はじめまして、「三陸館」を運営する畠山みきこです。

岩手県陸前高田市の、漁師のまち広田町にある古民家美術館「三陸館」。三陸の岩を描いた畠山孝一画伯の絵を展示しています。

開館5周年の2020年2月、私の親戚でもある画家・畠山孝一さんが逝去しました。作家自身が不在となったことで今後2〜3年のうちに多くの絵画が撤去され、これまでのような運営を続けていくのは難しくなりました。

だからこそ、残された絵がもつパワーを、絵が生まれた場所でもあるアトリエで感じてほしい。絵を通じて三陸の風土を味わってほしい。

そこで、畠山孝一さんが生き、絵を書いた場所をコミュニティスペースにリノベーションし、来館者が憩う場所にします!


「コミュニティスペースをつくる」という背景にあったのは、今後2〜3年のうちに三陸館から絵を撤去せざるを得ないという状況でした。

これまで画家個人の所有物とされていた絵は、今後「美術品」として扱われていくため金銭面や保存の観点から手放さなければならないのです。

そうなると、絵が生まれたこの場所で孝一さんの絵を見ることは、できなくなってしまいます。

孝一さんの生前、ご本人と妻のひでこさん、私自身がアトリエのすぐ横にあった居間で来館者と交流していました。

漁師だった頃の話、世界をまわって絵を描いた話、三陸地域の話、2011年の震災の話…。
絵という平面の向こう側に実際にいた人のことや、気持ちを知れる来館者にとっての貴重な時間でした。

そういった“交流の時間”は、この場所で同じ絵を見るという共通体験なしでは生み出すことができません。

だからこそ、その機会がなくなるまでの貴重な時間で、来館者にもっと良い時間を過ごしてほしいという想いがあります。

孝一さんの絵は、この三陸館をはじめとして全国各地、陸前高田ではコミュニティセンターや、高田高校、高田東中学校などに飾られて親しまれています。陸前高田市民にとっても、誰もが一度は目にしたことのある馴染みの深い画家のひとりです

壁いっぱいに飾られる岩の絵画。この空間に一歩足を踏み入れると世界観に引き込まれる

孝一さんは30代半ばに交通事故に遭い、漁師を引退し絵を描き始めました。

2014年、復興支援で広田町に来ていた大学生と孝一さんの親戚である私畠山みきこが出会いました。孝一さんの絵の魅力を地域の人たちに知ってもらいたいという願いを込めて、1日限りの美術館として「三陸館」イベントを実施しました。

外部の若者たちや地域の人たちは壮大な絵画を見て続々と感動の声をあげ、イベントは成功を収めました。

トレードマークのはちまきを巻いているのが孝一さんこれをきっかけに、それまで家にこもりがちで絵を描くことも少なくなり活力をなくしていた孝一さんにも変化が。生き返ったかのように「もう一度絵を描こう」と思い立ったのです。私自身も、たくさんの驚きと感動をもらいました。

2015年、孝一さんの変化をうけて継続的な運営をすることに。市役所に正式な美術館登録をしました。

その後、毎週日曜日を中心に運営し、5年で述べ1500人が来館しました。

孝一さんの絵に描かれている代表的なもの、それは三陸の岩。自然がつくりあげた様々な岩の表情をダイナミックかつ繊細に描いています。その “時(とき)” を感じるような絵は、三陸という地域の風土と地球の雄大さを感じさせます。

三陸館開館当初のインタビューでは「岩は地球の骨だ、台風のときも土だけの大地ではなく岩があるから守られる。なにか力がある。岩の中にはなにかがある」と語っていました。

2021年3月で東日本大震災から10年がたつ陸前高田市。あたらしい市街地がつくられていくなかでも、雄大な自然はいつもそこにあり私たちを見守っています。

地域の自然を、畠山孝一という画家の視点を通して見つめること。絵を見て何を感じるかは、わたしたちひとりひとり違い、それは自由なものです。
復興において、芸術やアートが担えることは、もう一度自分の視点で出来事を捉え直す機会を与えるということなのだと思います。

アトリエを改築してつくりたいコミュニティスペースには2つの文脈があります。

ひとつ目は、孝一さんの絵を語り継ぐ場として。

作家自身が暮らし息を吸い、様々な絵を生み出したアトリエという場所で、孝一さんの絵について私や妻のひでこさんからエピソードを紹介します。

絵が三陸館からなくなってしまう前に、地域の人や地域外の関心のある人たちと絵がある空間を十分に共有し、亡くなられた孝一さんを偲ぶ時間にしていきます。

ふたつ目は、アートをもっと身近に感じてもらうための場として。

わたしたちが信じているアートや芸術、絵のちから。
素晴らしい絵を前にして「すごい!」と思って自分と距離をつくってしまうのはもったいない。もっと絵というものに近づいて親しみをもってほしい、そう思っています。

今まで公開していなかった海外の風景、漁師の姿などの人物を描いた作品もアトリエを開放することで追加で展示します。使っていた画材なども観覧できるようにし、アートや芸術が生まれた現場で、アートをもっと身近に感じてもらえる工夫をします。

また、地域の学校との繋がりも活用し、学生たちを招くなどの催しの機会をつくっていきます。地域の人と交流したり土地の風土を感じるという観点で地域教育の文脈にも生かせることを期待しています。


今回支援していただいた資金は、アトリエを改築し、上記のコミュニティスペースを作るための費用に使わせていただきます。

ひとつ目は、現在ある窓の外にサンルームを設置し、コミュニティスペースに光が入り込むようにします。冬には部屋の温かみを保つ役割も果たします。

ふたつ目は、長年アトリエとして畠山孝一の情熱を受けて来た壁の色を、塗り替えようと思います。より温かみを醸し出すコミュニティスペースにします。

みっつ目は、今ある照明器具をより絵が映えるような、ものに付け替えようと思います。


実施スケジュールとしては、

9月19日までクラウドファンディングを実施
10月中に返礼品準備・順次発送
11月〜12月にかけて改築
1月〜2月でコミュニティスペースに飾る絵を選定・設置
3月〜新たな三陸館としてオープン


このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。


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