はじめに・ご挨拶
【残したい、郷土のこと】を合言葉に、我々「絵本大ぢょうちん復刻委員会」は、次のように考えます。
昨今モノがあふれ、「捨てる」が社会の基本となる傾向にあります。
しかしながら、時代を映す伝承や、その証拠となる品物は、次代担う人々に残し、次の礎としてもらうために保存し伝えるべきと考えます。
我々委員会が復刻を目指す「絵本大ぢょうちん」も、昭和の時代に幡豆郡一色町の有志が刊行したもので、平成を経て西尾市に合併となった一色町の郷土の話は、全西尾市民が知っておくべき、失ってはならない伝承と考えます。
従って、教育の場でも郷土の祭りの成り立ちを知ってもらえるよう、初版の行き渡っていない西尾市全体にいきわたることを念願して、初版同様の構成で再版することを企画するものです。
このプロジェクトで実現したいこと
三河の一色町に450年以上の歴史を持つ、「海魔除け松明」が発祥の祭りを、郷土の画家「三矢よしを」の原画をもとにして昭和に作成された「絵本大ぢょうちん」を復刻し、継承されることを願って市内の小学校に寄贈します。
プロジェクトをやろうと思った理由
本誌は、昭和60年刊行されましたが、その時点では一色町は「愛知県幡豆郡一色町」で、合併し「愛知県西尾市一色町」となった今、旧西尾市も含めたの地域全体の祭りとして次世代に再認識してもらおうと思います。
これまでの活動
絵本のもとになっている原画作者「三矢よしを」の足跡をたどるイベントや、三矢よしをの手になる水彩画の発掘活動を通じて、地域の人たちの再認識をすることを目指しました。
60年ぶりに発見された水彩画に、昭和28年三河南部を襲った13号台風の記録があり、当時をしのぶ展示会を、一色町学びの館で開催をしました。
資金の使い道
私たち「絵本大ぢょうちん復刻委員会」は、有志によるボランティアでスタートしており、集めた資金はすべて復刻のために使います。
リターンは、自費出版により出来上がった本誌で、レターパックにて発送するため、送料を資金から賄います。
集めた資金からCAMPFIREの手数料を引いて残りで1500冊作り、リターンとして600冊を皆さんにお返しした後の900冊を、愛知県西尾市教育委員会に「小学生向け郷土啓蒙の資料」として寄贈します。
もしも、資金が残ったり、寄贈予定以上に印刷できたら「一色町大提灯保存会」に寄贈をして
ゼロでスタートしゼロで終わります。
リターンについて
自費出版の「絵本大ぢょうちん」本誌と、プロジェクト主催者による謝辞。
実施スケジュール
・2020年9月 クラウドファンディングをプレスリリース
・2020年10月末 で資金調達(当ファンディング)
・2020年11月末、制作会社による原本からの原板起こしと再版の時期に合わせた変更。
・2020年12月末、本の完成
・2021年1月末に返礼品発送と西尾市教育委員会への寄贈
最後に
西尾市と旧幡豆郡が合併して10年、一体になったことを地域の祭りを通じて次世代に浸透させたい。
当初は地域企業の協賛というかたちでスタートしましたが、コロナ禍で訪問活動が困難となったため、クラウドファンディングによる方法に切り替え、地域の人たちを中心により多くの賛同を集めることができればと思います。
地域以外の人たちからも450年以上続いている祭りの歴史的意義を理解してもらえることを願っています。
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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