はじめに

皆さんこんにちは。

私は仙台で不幸な猫を減らしたいという思いで活動している『愛すべき野良猫の会』のゴンママこと佐藤美紀と申します。


つい先日まで私が保護した重篤な病気や大怪我をした子猫たちの為のクラウドファンディングに初めてチャレンジさせて頂き、ご支援くださったたくさんの方々のおかげで達成して終了をしたばかりなのですが、この度仙台で活動していたボランティアKさんが脳出血で倒れ、家に残された多頭の猫たちを緊急で保護しなければならなくなり、私たち仙台のボランティア達複数名でこのレスキューの為に任意団体『仙台猫56匹SOS』を立ち上げ、ご支援を募らせていただくことに致しました。


このプロジェクトで実現したいこと


詳しい経緯は下記に記載致しますが、倒れたKさん宅に残された猫たちは先日一斉に保護し新しい保護場所に移動を完了しています。


但しこの猫たちにはウィルス陰性の猫と猫白血病ウィルスに感染した猫が混在している為、皆で連日通院して検査を進めておりますが、Kさんが白血病やダブルキャリアだと認識して保護し隔離をしていた猫たち以外にも、複数の猫に猫エイズや猫白血病、更には猫エイズと猫白血病のダブルキャリアの陽性反応が出てしまっています。

この為、保護直後と保護後感染防止をして個別管理をした上で2ヶ月後に2度目のウィルス検査を実施して、ウィルスキャリアを確定してからでなければ、お引き受けくださる方を募ることすら出来ません。


この56匹の猫たちの保護に要する費用約95万円と、検査や治療などに要する費用195万円、クラウドファンディング手数料70万円の合計360万円のご支援をお願いしたいのです。


このうち約50万円が既にかかっておりますが、普段の活動や自分たちの保護猫の費用だけで精一杯なので、皆さまの助けがなければこの56匹の猫たちを守りその先の行き場を見つけることが出来ません。

どうかこの56匹の猫たちを助ける為に皆さまのお力を少しずつ分けてください!


プロジェクトをやろうと思った理由


今回の経緯を以下に記載させて頂きます。


仙台で保護活動をしていた個人ボランティアKさんが先日脳出血で倒れ入院し、保護していた猫たちはKさんの家に残されました。


Kさんは近年、周辺のボランティアたちとの関わりを拒否してきた為、私たちがKさんの入院を知ったのは彼女が倒れてから2週間以上経った頃でした。


Kさんが倒れた後の猫たちのお世話やお掃除はKさんの友人の方が毎日されていたことが判明しましたが、Kさんの病状は深刻で、保護している猫たちを手離す決断をされ、Kさん自身がSNSで里親募集の呼びかけをしましたが、入院中のKさんがきめ細やかな里親募集の対応が出来る訳もなく、また、保護猫たちの頭数も性別も性格もなにもかも不明である中で、シェアや拡散はされても実際にKさんと連絡を取り里親に挙手する方はほぼいらっしゃらなかったようで、この呼びかけで迎え入れて貰えたのは2匹だけでした。



更にKさんの保護猫たちには、猫白血病ウィルスに感染している猫とウィルスキャリアの無い猫たちが同室で保護されているというハードルの高過ぎる問題がありました。


私たち仙台のボランティア達は、過去に何度もKさんに対して保護猫たちの情報の公開や、ウィルスキャリアに対する甘過ぎる認識への警告などをしてはきましたが、Kさんは私たちの呼びかけを頑なに拒否してきました。


とは言え同じボランティアとして、先の見通せないKさんの保護猫たちを放っておくことは出来ませんでしたので、Kさんを心配し何とか連絡を取ろうと努力を続けてくれて、ようやく直接コンタクトを取ることが出来た「さくらネコもみじ会」のさくらママさんや、私とも長いお付き合いの「まる猫の会」のうしまるさんなど地元仙台のボランティア達で時間の隙間を見つけては打ち合わせを重ね、Kさん宅の保護猫たちの移動場所を探し、動物病院に相談をしてまわり、水面下で必死に動き受け入れ態勢を整えました。


更にここでまた大きな障壁となったのは、Kさん自身はSNSなどで保護猫の数は30匹位だと言っていましたが、Kさんの各SNSの過去ログを遡りリストアップしてみると60匹近くの猫を保護している筈で、保護されている猫の頭数が明確ではない、ということも問題でした。


第二種動物取扱業の免許も取得していなかったKさんは、仙台市の保健所に対しても保護している猫の頭数を減らすと約束をしていたにもかかわらず、保護されている猫の数はむしろ増えている可能性すらありました。


さくらママさんがKさんと何度もコンタクトを取り、ようやくKさんの自室に立ち入らせてもらい、隠れている猫たちがいる可能性はあれど、子猫を入れて推定50匹前後が保護されているということが先日判明したので、皆、ギリギリでやり繰りしている中ですが、なけなしのお金を出し合い一時的に保護し隔離管理をする為の部屋を借り、ケージなどの必要物資を購入し、エアコンを取り付け、動物病院に後払いの交渉を重ね、皆、体力の限界に近いところまで頑張り受け入れの準備をした上で、先日Kさん宅から56匹の猫たちを保護することが出来ました。

子猫は生後2ヶ月程度の子たちが5匹と、産まれて間もないちいさな乳飲み子が1匹いたので、子猫たちはママ猫と一緒にボランティア宅に引き受けることにしましたが、5匹兄弟の子猫のうち1匹は、レスキュー前にさくらママさんが通院して治療をかけてもらいましたが、Kさん不在の状況では立ち行かず、症状が悪化しており右の眼球を喪うことになりそうです…。

他にも膿胸になっていたり猫エイズが発症してしまっていたり、黄疸や貧血が出ていたり猫風邪が悪化している一部状態の良くない猫たちが居り、入院になってしまった子もおりますが、退院後に引き受け可能なボランティアを必死に見つけそれぞれ必要な治療を始めています。

仮の宿【56にゃんハウス】に入居した猫たちも、ボランティア宅に引き受けられた猫たちも、まずは簡易キットによるウィルス検査を行い、それから2ヶ月程の間個別のケージで隔離管理をした上で、2度目はPCRにてウィルス検査を実施しなければなりません。


また、子育てをしていたママ猫以外にも、複数の不妊されていない猫がいるのですが、どの子が不妊済みでどの子が未不妊なのかが分からないので、オス猫ちゃんは睾丸の有無を確認すれば判別出来ますが、耳カットの無いメス猫ちゃんに関しては、お腹の毛刈りをして手術痕を確認しなければなりません。


更に過去数年に渡り、保護時以外にワクチンの接種をしていないと思われる為、全頭にワクチンの接種もしなければなりません。


また、お腹の緩い子も多い為、検便や駆虫も全頭に実施しなければなりません。


今回、このレスキューの為に任意団体という形を取らせて頂きますが、普段は皆、団体や会の名称はあっても個人で出来る範囲の活動しかしておりませんでしたので、保護枠も資金的にも余裕などはなく、いつもギリギリの活動なので、誰ひとりどんどん積み上がる高額の医療費を負担することも出来ません。


そこで動物病院に無理に無理を重ねたお願いをさせて頂き、Kさん宅からの保護猫たちの医療費の支払いを待って頂くことをご了承頂けたので、このクラウドファンディングを含め皆で知恵と手間を出し合いこのプロジェクトを立ち上げ、ご支援を募らせて頂くことに致しました。


資金の使い道

今回募集するご支援金の使い道は以下の通りです。

■保護に要する費用 95万円

 仮宿の賃料4ヶ月分 20万円

 仮宿のエアコン新設(中古)5万円

 個別管理する為のケージ購入 25万円

 保護に要する諸資材購入費用 15万円

 フード、おやつ、療法食代 20万円

 お引き受け先への搬送交通費等 10万円


■検査や治療に要する費費用 195万円

 ウィルス検査、駆虫、ワクチン費用 45万円

 2度目ウィルス検査(遺伝子検査)75万円

 未不妊の猫の不妊手術代 15万円

 治療を要する猫の医療費見込み 60万円


■クラウドファンディング手数料 約70万円


合計360万円



リターンについて

今回、ご支援をお願いするクラウドファンディング手数料以外は、出来る限り猫たちに使わせて頂きたいので、リターンに拠出出来る資金がほぼありませんが、仙台在住の作家『樋口佳絵さん』にご相談をさせていただき、樋口さんデザインのポストカードやカレンダーを返礼品としてご用意させて頂くことが出来ました。

また、樋口佳絵さん製作の猫の小品版画シート1枚をお送りする限定数のコースや、樋口さんデザインのミニトートバッグ付きのコースもご用意出来ることになりましたので、作品の詳しいことなどは後日活動報告にてお知らせ致します。

【樋口佳絵プロフィール】

仙台市在住、画家。
絵をかいて猫と暮らしています。
猫を助け猫に助けられ。
チャリティー企画「cat&dog&me」代表
HP  kaehiguchi.work

(樋口佳絵作品例)

【2000円コース】

『仙台猫56匹SOS』メンバーより、心を込めた御礼のメールを送らせていただきます。

【3000円コース】

『仙台猫56匹SOS』メンバー直筆のメッセージ入りの樋口佳絵さんデザインのポストカードを送らせていただきます。

【5000円コース】

『仙台猫56匹SOS』メンバー直筆のメッセージ入りカードと、樋口佳絵さんデザインのポストカードを送らせていただきます。

【10000円コース】

『仙台猫56匹SOS』メンバー直筆のメッセージ入りカードと、樋口佳絵さんデザインのカレンダーとポストカードを送らせていただきます。

【20000円コース】

『仙台猫56匹SOS』メンバー直筆のメッセージ入りカードと、樋口佳絵さんデザインのミニトートバッグとカレンダーとポストカードを送らせていただきます。

【30000円コース】※限定10個

『仙台猫56匹SOS』直筆のメッセージ入りカードと、樋口佳絵さん製作の猫の小品版画シート1枚とカレンダーとポストカードを送らせていただきます。

【50000円コース】

全て猫たちの為に!のコースです。

『仙台猫56匹SOS』メンバーから、頑張る猫たちの写真と共に心を込めた御礼のメッセージをメールにて送らせていただきます。


実施スケジュール

2020年8月

 ※猫たちの移動決行、全頭移動済

 ※Kさんより保護猫の所有権の委託譲渡手続き完了済

 ※保護猫一覧の作成

 ※全頭簡易キットによるウィルス検査実施

 また、全頭に対しワクチン接種、検便、駆虫、要治療の猫に対する治療開始

9月

 ※経過報告用のブログ、SNS等運用開始

 ※簡易キットによる白血病キャリア、並びにダブルキャリア陽性の猫たちの引受先呼びかけと搬送等を実施予定

10月末〜11月

簡易キットで白血病が陰性だった猫たちに対する2度目のウィルス検査を実施

11月

クラウドファンディングリターン品の送付


この件に要した費用の収支は厳密に管理し、ご支援者さま限定記事にてご報告をさせていただきます。


最後に

この案件の責任の所在は間違いなくKさんに在ります。

自身に出来る範囲を超えた保護活動も、保護後の管理状況も、キャパシティを遥かに超えた保護猫の数も、Kさんが招いたとても誤った保護だと思っています。

ですが入院中のKさんを責めても、保護された猫達の状況を好転させることは出来ません。

だからこそこの件に関わった者たちは、猫たちの為にこの案件を見て見ぬ振りは出来ず、それぞれが出来る協力をしてなんとかしなければ…という思いで行動を起こしました。

本来ならば猫たちを別の場所に移動せず、個々でお引き受けしたり、お引き受け頂く方を探すのが最良だったとは思いますが、今回、Kさん本人が退院の目処が立たず、ウィルスキャリアが未確定な状態ではどうにもならなかったので、私たちにはこの方法しか考えられませんでした。


ですが、『ウィルスが陰性だったら』、『性格が穏やかであれば』など、タラレバであっても1匹でも多くの猫を迎えて下さる方を探す為に、この案件専用のブログを立ち上げ、皆で記事を書き猫たちのご紹介や活動の報告などをしていきます。


また、白血病キャリアやダブルキャリアが現時点で判明している猫たちは、早めにPCR検査をしてウィルスキャリアを確定し、手を挙げてくれる方を探して、お引き受け頂けるように努力したいと思っています。


医療費はディスカウントもお願いをした上で支払いは待って頂けましたが限度もありますし、日々必要なフードや備品などはお金を掻き集めてでも購入をしなければなりませんので、チャリティグッズの販売や、直接のご支援口座も作成させて頂く予定です。


また、過去にKさんに猫を預けた方やご支援をした方にお願いです。

あなたにもこの現実に立ち向かう義務があると思って頂きたいのです。

その責任の一端を担って下さるのなら、どうぞ1円でも多くのご支援や、このクラウドファンディングの拡散にご協力をお願い致します。



つい最近、Kさんの住む仙台市の同じ区内で、アレルギーが出てお世話が出来なくなったからと、猫たちを置いて別な家を借り、残された猫たちは全て死に絶えてしまったという悲しくやりきれない出来事がありました。


今回、そうはならずに済んだことを良かったとは思いますが、ボランティアの私たちにとっても今回のことは決して他人事では無いと思っています。


自身の在り方も含め色々としっかりと考えながら、ともかく今は本当にやることだらけで皆テンパってはいるものの、この【56にゃんハウス】で過ごす猫たちの中で少しでも多くの子に幸せな未来を見つけてあげたいので、ご支援をお願いすると共に、このクラウドファンディングをより多く方に拡めて頂けますよう、心よりお願いを申し上げます。


全ては、猫たちのために。


今回『仙台猫56匹SOS』に携わる私たちボランティアも、地元仙台のまだ声をかけていないボランティアたちにも協力を仰ぎ、全力で拡散させて行きたいと思います。


どうぞこの56匹の猫たちに、温かなご支援をお願い致します!!!


【仙台猫56匹SOS】メンバー

愛すべき野良猫の会 ゴンママ

さくらネコもみじ会 さくらママ

まる猫の会 うしまる

にゃんこ組 一同

個人ボランティア複数名



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/12/02 00:14

    皆さまに頂きましたご支援の御礼の返礼品。ポストカードにカレンダー、トートバッグに小品版画、全て樋口佳絵さんのデザインでとても可愛く素敵なお品物が完成し、昨日発送手続きを完了致しました。全国各地から温かいお気持ちを寄せて頂いていたことが、本当に嬉しく思いましたし、仙台の方、宮城県内の方が数多くい...

  • 2020/11/19 00:04

    仙台猫56匹SOSにご支援頂いた皆さまから頂いた温かなご支援のおかげで、56にゃんずに相変わらず毎日しっかりとお世話やケアをさせて頂けていることに感謝をしつつも、活動報告の間が空いてしまい、大変申し訳ありませんでした。この間にクラウドファンディングからのご支援金も頂戴をさせて頂き、10月末まで...

  • 2020/10/02 15:59

    たくさんの皆さまからの、温かなお気持ちに支えられ、猫たちは日々穏やかに過ごすことが出来ています。長くなってしまうので、8月から9月末までの収支報告を、ブログにて公開させていただきました。まだクラウドファンディングのご支援金は、入金とはなっておりませんが、このご支援があるからこそ、別途直接口座へ...

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