はじめに
あなたの所属する企業や団体でPCR検査を受けることが支援につながるプロジェクトです。
東京大学先端科学技術研究センター、村上財団、ピースウィンズ・ジャパンが協働する「PCR検査拡充プロジェクト」に1万円以上のご支援をいただくと、通常2万円 (税抜)かかるPCR検査費用(東京PCR衛生検査所の1回2万円(税抜)より)が半額になるクーポン(利用人数10〜500人)が発行されます。
発行したクーポンは東京PCR衛生検査所の下記のサイトでの検査申込に利用できます。
URL:https://www.covid19test.jp/shopdetail/000000000011
※検査の内容や申込条件について事前に十分にご確認下さい。
このクーポンを利用して、企業・団体などでPCR検査を通常価格の半額で受けていただくことができ、さらに、支援いただいた資金は、「PCR検査拡充プロジェクト」にて、PCR検査を受けなければ活動ができない状態が続いている、芸術 /スポーツ / 教育 / 医療・福祉 / 災害支援の5分野の団体にPCR検査を提供するための資金として活用させていただきます。
村上財団では、皆様のご支援に先行して、5,000検査分を当プロジェクトに提供させていただいており、すでに東京交響楽団、東京芸術劇場による野田秀樹監督の「フィガロの結婚」の演者の皆様、様々な劇団や困窮者支援の団体等への検査提供を行っていますが、5,000を大きく超えるお申し込みをいただいており、村上財団からの支援だけでは皆様からのご要望に十分に応えることができない状態です。
通常価格の半分で自ら検査を受けられ、そして仲間の安心を得ながら、検査を受けることができないために活動を行うことのできない人々への支援にもつながる当プロジェクトを、ぜひご支援ください。
プロジェクト実施の背景
感染の危険があるからと言って活動をむやみに止め続けるのではなく、スクリーニングをして検査することで経済活動を含むこれからの社会活動を維持していくことにつなげていきたいと考えています。
新型コロナウイルスの不安に、ひとりひとりの思いで打ち勝ち、できない理由を探すばかりではなく、できることからみんなの力で始めていきたい。
社会を変える「第一歩」、変わるきっかけを生み出したい、そう思っています。
「PCR検査拡充プロジェクト」では、通常1回2~3万円かかるPCR検査を受けなけば活動ができない状態が続いている、芸術 /スポーツ / 教育 / 医療・福祉 / 災害支援の5分野の団体にPCR検査を提供 しています。
新型コロナウイルスについては、表面化しづらいところで感染が広がるという特徴が明らかになり、緊急事態宣言が解除されてからも、全国で過去最多の感染が確認されるなど第二波とも言える感染拡大が発生しています。
コロナ禍において、社会活動をできる限り維持していくためには、新型コロナウイルス感染拡大の全体像を把握し、必要な対策を必要な対象者・場所に徹底して行うことが重要です。そのためにも安心安全な社会をつくる一助としての抗体検査と、緊急応対としてまずは5分野へのPCR検査を組み合わせた体制を実現する必要があると私たちは考えています。
そのために、東京大学先端科学技術センターでは、児玉龍彦名誉教授がプロジェクトリーダーとなり、大規模抗体検査による新型コロナウイルスの研究を進めてきました。
本プロジェクトは、大規模抗体検査の実現においても協働してきた東京大学先端科学技術研究センター、村上財団、ピースウィンズ・ジャパンの三者の協働により実施します。PCR検査の実施は、東京PCR衛生検査所からの特別協力を得て行います。
プロジェクト発起人の想い
東京大学先端科学技術研究センター 名誉教授 児玉龍彦
「ひとつの成功例を生み出すことをみんなの力で始めよう」その思いです。
新型コロナウイルスの感染拡大により、日本中のみならず世界中が不安の渦の中にいます。
私はこれまでデータに基づいた対応が大切と考え、安心安全な社会のために研究を進めてきました。研究を進める中でわかってきたことがあります。それは、ウイルスの変容が早いということと、今、日本で感染拡大しているウイルスは海外からではなく、日本に根付いたウイルスであるということです。だからこそ早くウイルスを制圧することと人の営みを守る必要があると日々奮闘しています。今こそ、人の心を豊かにし、元気にしてくれる芸術、文化、スポーツが必要です。そして、災害支援の活動も安心してできるようにすることが不可欠です。そのために、みなさんと一緒に挑戦を始めたいと思います。ご協力のほどお願いいたします。
村上財団創設者 村上世彰
これまでもご一緒させていただいている児玉先生より、社会活動の可能な範囲での維持を目的に、必要なところへ「もっと早く、もっと多く」実施することの必要性を改めて伺い、協力させていただくことといたしました。全面的なロックダウンではなく、必要なところに必要な対策をしっかりとしながら社会活動をできる限り維持していくために、村上財団では当プロジェクトに対し、先行して5,000人分の検査費用を寄付させていただきます。大規模な検査・追跡、そのデータの集積が、自身や家族など大切な人の身を守ること、そして日本の将来を支えるために最重要だと考えます。
東京PCR衛生検査所 所長 植島幹九郎
「東京PCR衛生検査所」は、児玉先生が指摘するPCR検査を「もっと早く、もっと多く」実施することの必要性を初期から認識し、同じ想いから、登録衛生検査所(登録番号 2港み生医第387号)として、東京23区内最大の検査可能数及び最速の結果を理念として掲げてきました。365日24時間の稼働・検査最大可能数1080/日を可能にし、また、東京都港区という場所の優位性を生かし、最短当日回答出来る体制を整えております。 このたび、児玉先生及び村上氏から本プロジェクトのお話があり、その理念に大変共感いたしました。PCR検査の実施を通じて本プロジェクトに参加させて頂くことで、微力ながら安心安全感染拡大防止の、お役に立つことができれば幸いです。
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは文化芸術活動などの5分野を支えたいという趣旨に賛同し、事務局運営に携わらせていただきます。弊団体は自然災害に対して一人でも多くの命を助けるために第一線で支援活動を行っています。多くの避難所が立ち上がる被災地では、外部から持ち込まれる可能性がある新型コロナウイルス感染に対する懸念から、災害支援団体やボランティアの受け入れが難しい状況にあります。しかし、被災地の早期復興には外部の支援は必要不可欠です。社会的検査を通じて、支援を行う側と受ける側が少しでも安心して活動が行えるような社会をつくりたいと願っています。皆様からの本プロジェクトへの御協力を是非お願いいたします。
PCRスクリーニング検査サービスについて
東京PCR衛生検査所の提供する、通常価格1検体につき2万円(税抜、往復宅配便無料)の「個人向け唾液検体自宅自己採取による新型コロナウイルスPCRスクリーニング検査サービス」をご利用いただきます。
本検査は、無症状な方を対象とした、スクリーニングを目的とした検査であり、医療行為に該当せず診断ではありません。 介護、教育の現場、海外渡航、自己管理その他ニーズに基づく新型コロナウイルスの PCRスクリーニング検査をご希望される方の利用を想定したものです。 熱や咳など新型コロナウイルスの感染が疑われる症状がある場合は、本スクリーニング検査をお受けいただくことはできません。 その場合は、指定医療機関にて受診されてください。
検査サービスの詳細については、こちらをご確認ください。
リターンの「クーポン」を利用した検査の申込について
1万円以上のご支援に対し、東京PCR衛生検査所において、当検査所が提供するPCR検査を半額で受けていただくことのできるクーポンを発行させていただきます。発行したクーポンは東京PCR衛生検査所の下記のサイトでの検査申込に利用できます。
URL:https://www.covid19test.jp/shopdetail/000000000011
クーポンの利用は、1回に限り、10〜500人のグループによる利用に限り有効です。
当クーポンを利用した検査では、1グループについてゆうパックでのキットのお届けおよび返送の費用が含まれています。1グループについては一度の検査となりますので、まとめての検査・返送が必要です。
※オプション利用をご希望される場合は別途実費をご負担ください。
クーポンは、原則として支援をいただいてから5日以内に、GoodMorning のメッセージ機能を使ってご連絡させていただきます。ゲスト支援をされた場合にはメッセージ機能が使えませんのでご注意ください。※支援者のメールアドレスはプロジェクト終了時まで実行者には確認できませんので、プロジェクト期間中にはメールでの連絡ができません。
※期間中にメッセージでご案内したクーポンに関するご連絡は、プロジェクト終了後に再度メールでご連絡いたします。
資金の使い道と実施スケジュール
目標金額:100万円
【資金使途内訳】
GoodMorning手数料:約15万円
PCR検査費用:約85万円(約85人分の検査費用となります)
※目標金額を超えた分についても、上記と同じ比率での配分となります。
<GoodMorningで集まった支援によるPCR検査実施について>
PCR検査拡充プロジェクトの活動資金として使われます。PCR検査拡充プロジェクトでは、2020年8月8日より寄付募集と検査提供団体の募集を並行して行っております。募集期間はいずれも11月6日までの予定で、検査提供の実施は11月中に完了する予定です。
※寄付金が多く集まった場合には、検査提供期間が12月まで続く可能性があります。
<PCR検査の提供について>
・最終的な配布限度は現時点では決まっておらず、寄付募集の状況、提供希望の応募状況を見ながら配布していきます。
・プロジェクト実行委員会が定める選考基準に考慮しながら提供の有無、提供数を決めております。
・提供を決定した場合、判断が必要な人数分の検査キットをお送りいたします。
・無償提供希望に関しましては、クラウドファンディング上でのご支援の有無や支援金額にかかわらず必要とする状況を検討させていただきます。
・東京大学先端科学技術研究センターはウイルスゲノムシーケンス解析による新型コロナウイルス感染症の実態調査研究を実施中です。陽性反応が出た方にはご協力をお願いするご案内をさせていただく場合があります。
・PCR検査はとても感度の高い検査ですが、検体の採取方法、時期、ウイルス量によって検出されないこともあります。提供するPCR検査で検出されなければ「感染していない」ということを保証するものではありません。
<PCR検査の提供先の審査について>
・提供先はPCR検査拡充プロジェクト実行委員会内に設置する審査会で決定します。
・審査基準は、開示致しておりません。活動分野や内容のほか、対象の検査地・対象人数・集まった金額等々に応じて判断し、対象の選定をさせていただきます。
・個別の団体の審査結果については一切回答いたしかねますので、予めご了承ください。
・災害の発災などの有事の際には、専門家やプロジェクト実行委員会の判断のもと、③災害支援分野へ対し、優先的に選定をさせていただく可能性があります。その際には<新着情報>にてご報告させていただきます。
【実施スケジュール】
9月9日:クーポンを利用した検査申込サイトオープン、サイトオープン後に順次クーポン発行
10月30日:募集終了
10月中:PCR検査の寄贈(約1万円で1人に検査を届けることができます)
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
プロジェクト実施への想い
安心・安全をできる限り確保しながら、社会活動を可能な範囲で継続していく。長引くコロナの感染拡大において、いかに感染を防ぎながら日常を取り戻していくか。まだまだ手探りの状態が続きますが、社会的検査の拡充と、科学的なデータの蓄積・分析によって、より効果的で効率的な感染防止策を打ち出すことができると考えています。
長引くコロナ禍で、多くの人が不安を抱え、これまでの生活を維持できなくなってきている人々も増えてきています。みなさまの力で、安心・安全を確保しながら少しでも日常を取り戻していくために。ぜひ、当プロジェクトへのご協力をよろしくお願い申し上げます。
PCR検査拡充プロジェクトについて
「PCR検査拡充プロジェクト」は、村上財団・ピースウィンズ・ジャパン・東京大学先端科学技術研究センターが協働するプロジェクトです。これまでにも、抗体検査のためのクラウドファンディングなど、コロナ禍での社会活動維持、感染拡大防止のために協働しています。
村上財団・ピースウィンズ・ジャパンは、4月に東京大学医学部付属病院、5月に東京都医学総合研究所・京都府立大学に抗体検査機器を寄贈。これらの大学・研究機関と、同じく抗体検査機器を有する慶應義塾大学病院・東京大学先端科学技術研究センター・大阪大学医学部附属病院は、「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」として連携し、東京大学先端科学技術研究センターと共同で検査結果の分析を行っています。
なかなか収束せず、何度も感染の波がやってくる新型コロナウィルスの感染拡大防止のためには、抗体検査だけではなく、一人でも多くの人や場所でPCR検査を行い、データを蓄積・分析することで、より有効で効果的な感染防止策を打ち出していくために、活動していきます。
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