はじめに・ご挨拶

こんにちは。

この度、菊地健雄(足利出身、映画監督 )、中村実穂(市内在住、mothertool店主)、木村沙和(市内在住)で、ロイアルナイト実行委員会を立ち上げました。

私たちは、栃木県の南西、渡良瀬川が東西に流れる緑豊かな街・足利市で暮らしています。 心安らぐ山や川のあるロケーションの良い豊かな自然環境と、都心にもアクセスがよく便利な街として、とても暮らしやすい穏やかな故郷であると思っています。でもやっぱり日本各地の地方都市の例にもれず、足利でも若者の都市部への流出は止まらず人口減少の一途をたどっている最近。そんな中でも、変わらないもの、変わりゆくもの、そして新たなもの、そのひとつひとつが足利の今を形作り私たちの心を癒してくれているのです。

今年100周年を迎えた「文化のまち足利」の芸術発信源として、みんなに愛されてきた「足利市民会館」が55年の歴史に幕を閉じることになりましたが、現段階において次の市民会館の建設の目途は立っていません。

今、「変わらないもの」に大きな喪失をむかえようとしています。

小学校の頃から芸術鑑賞や合唱コンクールなどの発表会として市民に親しまれ、多くの有名人などのコンサートやオペラ、オーケストラ、ミュージカルなどを鑑賞したり、そして多くの市民が結婚式という人生の大事な節目を祝ってきた思い出の場所。汗や涙、笑い声に誰かの情熱。某有名指揮者がこよなく愛したカツカレーを提供するレストラン「ロイアル」、周辺には軽トラで売りに来る焼きそば屋や、来年50周年を迎える屋台コーヒーの芳しい香りまで、この場所に漂う形なきものが、建物の解体と共に失われようとしています。

プロジェクトを立ち上げた背景

足利市民会館の解体の話は少し前から話題に上がっていました。そこで、私たちは3年前、レストラン「ロイアル」での交流イベント「ロイアルナイト」を開催しました。

【ロイアルナイトメンバー/映画監督:菊地健雄(足利出身)、グラフィックデザイナー・イラストレーター:惣田紗希(足利出身)、mothertool店主:中村実穂(市内在住)】

こちらは2017年4月に開催したロイアルナイトの様子です。私たちの呼びかけに100人を超える足利市民会館、そしてロイアルのファンが集まってくれました。2017年4月に発売された、主婦の友社ムック本『Skipー心はずむものごとは、日々の中にー』で、足利市民会館を始めとした足利の魅力を特集いただいたことから、編集者の方もゲストで参加していただき、熱気にあふれた初回となりました。

その後、夏にはエマーソン北村さんをお呼びして、夏祭りイベントを開催しました。

この2回とも居住地も、世代も、職業も様々な方々にご参加いただきました。私たちはロイアルナイトを通して、改めて市民会館が私たちにとって特別な場所であることを感じました。

この春、新型コロナウイルス感染症拡大により、世界中でこれまでのあたりまえの日常が変わろうとしています。大きなダメージを受けた企業や商店など経済救済の動きはあるものの、音楽や映画、芸術など様々な文化活動の再開にはまだまだ時間がかかります。

そのような中、私たちは「今できることは何か」について議論を重ねてきました。

日本全国で、人口減少・高齢化が進む中、自治体の税収・予算も削減され、公共施設の老朽化による建て替えが問題となっています。当たり前のものとして目の前にあった風景がある日を境に姿を消してしまう。私たちの市民会館の建て替えの問題は日本中の地方都市のどこにでもある問題で、このまち以外で暮らす皆さんにも共感いただける問題ではないかと考えています。

取り壊しが決定した「足利市民会館」の思い出をみんなで共有したい!

そして、私たちの次の世代が創る100年先の未来に繋げていきたい!

との思いから、『未来へつづく本』を作るプロジェクトを立ち上げることになりました。

小さいけれど、ささやかだけれど、故郷への思いがぎゅっと詰まった一冊を実現する為に、

みなさんの応援を頂ければ嬉しいです。


このプロジェクトで実現したいこと

タイトル:足利市民会館の思い出を、次の100年につなげたい!

     『未来へつづく本』プロジェクト

内  容:1.市民会館の建設記録

     2.私と市民会館

     3.市民会館物語

     4.未来の市民会館

サ イ ズ:A5、96P程度

発行部数:2,000部

スケジュール:

2021年5月~6月 クラウドファンディング

2021年6月~7月 取材・撮影

2021年7〜9月 編集作業

2021年10月 印刷製本

完成予定日:2021年11月3日「文化の日」

※上記はあくまでの現段階での案です。CFの状況などにより

 変わることもあります。

※本書籍は自費出版です。


私たちの地域のご紹介

足利市とはその名の通りあの室町幕府の征夷大将軍「足利尊氏」を輩出した足利氏発祥の地。

人口は約14万人、昭和初期には足利銘仙が日本一の生産高となった織物のまちです。

と同時に、足利氏の居宅跡である国宝・ばんな寺、日本最古の学校「史跡足利学校(日本遺産)」など貴重な文化財が数多く点在する文化歴史都市でもあります。

近年の人口減少に伴い、移住者の誘致、関係人口の増加に関するアクションを積極的に行っています。最近では、野外上映会やマルシェ等まちおこしのイベントが自主的に企画されたり、30代のUターンを含む移住者の飲食店も増えるなど、盛り上がりを見せつつあります。


足利市市民会館について

開館:1966年

設計:石本建築事務所

跡地:県立足利高校と県立足利女子高校の統合建て替えの用地となります

その他:市内のこどもたちは合唱コンクールや演劇鑑賞会で必ず訪れており、有名オーケストラやオペラの上演、アーティストのコンサートが開催される等、近隣市町の中で文化芸術の中心的な場所。

また、館内のレストラン「ロイアル」はウェディング事業も手掛けており、建設時当初から多くの市民が結婚式・ウェディングパーティーとして利用されています。某有名指揮者はここのカツカレーがお気に入りで来館すると必ず味わっていたそうです。


資金の使い道

皆さんからご支援いただいた資金は、「未来へつづく本」の制作費、印刷費等に使わせて頂きます。

※支援総額から、CAMPFIREの手数料17%(手数料12%+決済手数料5%)+税が差し引かれます。


リターンのご紹介

① 市民会館の思い出をギュッとコース 1,200円

『未来へつづく本』を1冊お送りします。 送料込み


② 市民会館の思い出をみんなでシェアコース 3,000円

『未来へつづく本』 を3冊お送りします。 送料込み 

例:家族3世代で1冊ずつ楽しむ

例:自分用、自店舗などでみんなに広める用、永久保存版として


③ ロイアルナイトコース 5,000円

『未来へつづく本』 1冊+ロイアルナイトオリジナルトートバック1個 送料込み 

ロイアルナイトのデザインは惣田紗希(ロイアルナイトメンバー)がデザインしたものです。


④ ロイアルセットコース 10,000円 

『未来へつづく本』 1冊+レストランロイアルの思い出の品詰め合わせ 1set 送料込み 

例:ロイアルセット(ロイアルのロゴ入り弁当箱や食器等の詰め合わせ)


⑤『未来へつづく本』全力応援プラン 10,000円

『未来へつづく本』巻末にお名前掲載+『未来へつづく本』1冊 送料込み


⑥『未来へつづく本』全力応援プラン 30,000円

『未来へつづく本』巻末にお名前掲載+『未来へつづく本』2冊 送料込み


⑦『未来へつづく本』全力応援プラン 50,000円

『未来へつづく本』巻末にお名前掲載+『未来へつづく本』2冊+ロイアルナイトオリジナルトートバッグ1個 送料込み

⑧『未来へつづく本』全力応援プラン 100,000円

『未来へつづく本』巻末にお名前掲載+『未来へつづく本』3冊+ロイアルナイトオリジナルトートバッグ1個 送料込み

⑨ロイアルナイトートバッグコース

5000円

ロイアルナイトオリジナルトートバック1個 送料込み

※カラー:ライトグレー、サイズ:幅460mm×高さ320mm×奥行140mm 

※ロイアルナイトのデザインは惣田紗希(ロイアルナイトメンバー)がデザインしたものです。 

※本をお求めの方は別のコースを追加してください。



  • 2022/05/14 18:22

    ご支援頂いております皆様リターン品の発送が完了しました。配送状況によりお届けに少し時間がかかる場合があります。しばしお待ち下さい。「未来へつづく本」制作ロイアルナイト実行委員会事務局

  • 2022/05/09 11:50

    ご支援頂いております皆様大変長らくお待たせしましたが、ついに「未来へつづく本」製本完了し、納品されました。この後梱包次第随時、発送お渡し作業してまいります。

  • 2022/02/17 16:35

    こんにちは、足利市民会館「未来へ続く本」事務局です。解体が進む市民会館。珈琲屋台アラジンは移転し向いの居酒屋和作は閉店。あのあたりが少しずつ変わっていく、そんな空気を肌に感じて、「未来へつづく本」制作進行中です。半世紀の歴史の中には危機があり大転換期があり家族のドラマが幾つも秘められていました...

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