プロジェクトで達成したいこと

数あるプロジェクトの中から当ページをご覧いただき、ありがとうございます。

私たちは青枯病という植物病の検査方法を確立しました。青枯病とはトマト、ナス、ピーマン、ジャガイモ、ショウガ、イチゴなどに感染して枯死させてしまう、土壌伝染性の病害です。

本プロジェクトでは、土壌に潜む青枯病菌を遺伝子検査によって高感度に検出します。作付け前に畑の土壌をあらかじめ調べることで、適切な防除法を選択するための判断材料を提供いたします。

報告書見本 ※実際にお送りする報告書は見本と異なる場合がございます

遺伝子検査風景




チューブに土壌を入れた状態

リターンとして、お送りいただいた土壌について遺伝子検査を行い、青枯病菌の存在の有無をご報告いたします。

これまで青枯病で困っている生産者様がいらっしゃるという話は、研究機関などから伺うことがありました。しかし事業として成立させるためには、生産者様の直の声に触れ、需要がどの程度あるかを調べる必要があり、どうしても開始までに時間がかかります。少しでも早く青枯病に困っている方々のお役に立ちたいと考え、本プロジェクトを立ち上げました。目標金額に達しなくても、実際に困っている方々がいらっしゃれば貢献したいと考えているため、当プロジェクトはAll in方式で実施いたします。


まずは私たちの事と、この技術の意義をご説明いたします。


私たちニッポンジーングループとは

私たちニッポンジーングループは、バイオテクノロジーで社会に貢献することを目指している会社です。

株式会社ニッポンジーンは「健康」をキーワードに、ヒトのみならず、動物、植物、地球(環境)の健康に役立つ製品作りをしています。1982年に設立した日本初のバイオベンチャーで、主に遺伝子工学研究用試薬や体外診断薬などを開発、製造しておりますが、これらの技術を生かし、植物に関する検査の開発にも力を入れています。例えば遺伝子組換え作物の検査に弊社の製品が公定法に採用され、海外からの輸入作物の確認に用いられております。

今回の新型コロナウイルスでは、医療機関ならびに検査機関に向けてウイルスRNA抽出キットの無償提供(10万テスト分)を実施しており、社会に貢献したいという強い思いを持っております。他にも津波で被害を受けた東松島市において、被害地域に梅の植林を進める事業があり、私たちは梅の病気を簡易的に検査できるキットを無償提供いたしました。

また、株式会社ニッポンジーン マテリアルは、ライフサイエンスの発展に必要な産業用および研究用オリゴヌクレオチドの製造を中心に事業展開を行っておりますが、2017年から自らが設計開発・技術開発した酵素、核酸、抗体等のキーマテリアルを利用した遺伝子検査サービスも開始しております。

以上、私たちの取り組みを簡単にご紹介させていただきましたが、今回のプロジェクトは株式会社ニッポンジーン マテリアルが実施する、植物病の1つである青枯病の検査サービスについてです。


青枯病とは?

青枯病は土壌伝染性の病害で、対象となる作物はトマト、ナス、ピーマン、ジャガイモ、ショウガ、イチゴなどが挙げられます。原因はRalstonia solanacearumという土壌中の細菌で、根の傷から侵入することによって感染します。発症すると日中に葉が水分を失ったようにしおれ、さらに病気が進行すると枯死してしまいます。

この植物病に有効な農薬はありません。早期に発見し、除去してしまうことが大切です。しかし病気の作物を除去しても、原因の細菌が土壌に残り続けていたら、結局次の年に再発してしまうことになります。そうなってしまうと、生じる損害は大きなものになるでしょう。

検査サービスの意義

ここで考えていただきたいのですが、もし作付け前に病気の原因となる細菌が検出できればどうでしょう。植物の病気はその年の天候などの条件によって左右されるため、完全に防ぐのは難しいことです。しかし作付け前にチェックし、病原細菌の有無を把握しておけば、先手を打って対応をとれますし、対応できることの幅も広がります。例えば輪作を避けて違った作物を作ることや、耐性品種を検討するといった対応も可能になりますし、不必要な化学薬品の使用を減らすことにも繋がります。

これをヒトで例えると、定期的な健康診断のようなものだと考えてみてください。健康診断で病気が見つかれば治療の必要がありますが、たとえ病気ではなくても、検査結果から病気の発症リスクを知り、生活習慣を改めるといったことは予防医療として重要視されています。

土壌も作付け前に植物病の検査を行い、発症リスクを把握することは大切ではないでしょうか。私たちは遺伝子検査技術を活用し、土壌の「健康診断」の手助けができればと考えています。

*このような予防に重点を置いた土壌病害管理の考え方は、(独)農業環境技術研究所によってヘソディム(Health checkup based Soil-borne Disease Management)というものにまとめられています。これは「診断」「評価」「対策」をセットにした考え方ですので、ご興味のある方はそちらも調べてみてください。


遺伝子検査のメリット

遺伝子検査に基づく方法であれば、今まで検出が難しかった土壌細菌を高感度かつ特異的に検出可能です。病害が広がってしまった後に対応することになると、多大なコストが発生すると考えられますので、そのリスクを下げるための手段と考えると、メリットは十分あるのではないのでしょうか。

青枯病が発生してしまった圃場の汚染範囲を特定したい方、症状が見られるが青枯病菌が原因かどうか明らかにしたい方、今のところ病気は見られないが、土壌に青枯病菌が潜んでいないかチェックしたい方は、ぜひご支援いただければと思います。


クラウドファンディングを企画した理由

遺伝子検査は検出感度が高く優れた方法なのですが、安価で誰でも簡単に、というわけにはいきません。特に土壌から病原細菌のDNAを抽出するには、相応の技術が必要になります。そこで、圃場の土を送っていただいて弊社で検査を行う、検査サービスという形でスタートすることにいたしました。

これまで私たちは、研究機関や企業様とお取引をさせていただくことが多く、実際に植物病で困っておられる生産者様と関わる機会がほとんどありませんでした。そのため、農業の現場に精通しているとはいえず、正確な需要が見えづらいという難点を抱えています。

そこで青枯病の検査サービスにどの程度需要があるかについて、クラウドファンディングを通じて知りたいと考えています。このプロジェクトを通じ、これまであまり接点がなかった生産者様へ直接お届けすることができるのではないかと期待しております。生産者様が手間暇かけて大切に育てた野菜が、病気によってだめになってしまうのは悲しいことです。この検査サービスによって、そのような問題にお困りの生産者様にとって少しでも助けになることができればと考えています。


土壌遺伝子検査キットの内容

遺伝子検査キットの内容はシンプルな内容で構成されています。

◆土を入れるチューブ(1圃場につき1本)
検査する土を入れるチューブ

◆返送用セット
・着払い伝票
・検査依頼表
・返送用封筒

返送用セットには検査依頼表、返送用封筒が用意されていますので土の他に用意するものはありません。


土壌遺伝子検査の流れ

<Step1:検査サービスキットのお届け>

募集期間終了後、土壌をお送りいただくための書類や容器一式(キット)をお送りします。

こちらの箱でお届けします。※上記は10圃場用の見本です。








<Step2:検体のご返送>

お受取日から6か月以内に、容器に検査したい土壌(検体)を採取してご返送ください。

こちらのチューブに検査する土を入れますこのように土を入れてしっかりと蓋を締めてください








※土壌の採取方法は付属の説明書をご参照ください。
※採取した土壌は、採取日から2日以内にお送りください。
※5圃場用または10圃場用をご選択された方は、お送りいただく際には一度に“まとめて”お送りください。
※検体保管用容器内に法規制物質や危険物などを混入させないよう十分ご注意の上お送りください。


<Step3:遺伝子検査>

ニッポンジーン マテリアルで土壌からのDNA抽出と遺伝子解析を実施します。

検査するため届いた土をふるいにかけます遺伝子検査を行います。










<Step4:検査結果のご報告>

結果は検体が到着後、2週間をめどにメールにて報告書をお送りいたします。

※実際にお送りする報告書は見本と異なる場合がございます


将来のビジョン

このプロジェクトが成立し、青枯病検査に需要が見込めそうであれば、正式にサービスを提供していきたいと考えています。生産者様が作られる作物によって作付けの時期は異なるでしょうし、路地栽培とハウス栽培の場合でも異なることと思います。今回のような期間限定ではなく、必要とされている時期に検査サービスをご提供できる形にしておくことが大切だと思いますので、そのための検査サービス体制の充実を図ってまいります。

また圃場に発生する植物病は青枯病だけではありませんので、もしかしたら別の病気に困っておられるかも知れません。私たちは他にも根こぶ病の検査サービス土壌センチュウの検査サービストマト黄化葉巻病検査サービスも先行してスタートさせております。一度に複数の植物病の診断ができるというのが理想ですが、まだその一歩を踏み出した段階です。青枯病検査サービスも需要が見込めるようであれば、それらのラインナップの一つに加えていくことを検討しています。将来的には検査できる病気をより一層拡充し、総合的に植物病の検査サービスをお届けできる「植物の検査センター」を目指したいと考えています。

さらにこれは専門家向けになりますが、簡単に検査できる検査キット(検査に必要な試薬一式が入ったパッケージ)として提供することも視野に入れています。青枯病は国内のみならず、世界各地で報告されている病害です。検査キットの形であれば、日本だけではなく、世界で青枯病が蔓延している地域にもお届けすることが可能になります。植物病によって毎年失われる農作物は非常に多いため、病気を早期に診断して蔓延を食い止めることは食糧問題の改善にもつながります。私たちはこのような問題に、検査方法をお届けすることで貢献できればと考えております。

最後は少し話が大きくなりましたが、青枯病にお困りの方や予防をしたい方はぜひご検討いただけますと幸いです。また今回ご支援のためのリターン(お礼メール、感謝の手紙)もご用意しておりますので、青枯病でお困りの生産者様だけではなく、私たちのビジョンにご賛同いただける方はご支援賜りますと幸いです。

私たちの持つ技術で植物の「健康」を守る一助になれることを願っております。

リターンのご紹介

超早期特典として、最大35%OFFで購入いただけるスーパー早割キットを数量限定でご用意いたしました。
その他にも先着で定価よりお買い得になった早割キットもご用意しております。
早期限定ですので是非ご利用ください。

青枯病検査サービス
ご支援への感謝


リスクについて
  • ◆本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
  • ◆ 検査キットの発送は2021年1月の予定です。使用期限は到着日から半年間となります。 期限を超えた場合、検査を行うことができませんのでご注意ください。
  • ◆ 検体の状態によっては、検査結果が得られないことがございますので、ご注意ください。なお、お送りいただいた検体は検査終了後に廃棄処分いたしますので、返却することはできません。
  • ◆ 検査結果は、お送りいただいた検体に対する結果になります。例えば感染初期などでは、検体の採取場所によって“検出されない”こともございますので、予めご了承ください。
  • ◆ すべての検体をお送りいただいていない場合、残りを後から検査することはできませんのでご注意ください。
  • ◆ ご自身が管理されている土壌以外の検査依頼はご遠慮ください。検査結果が原因で生じたトラブルについて、一切の責任を負うことはできません。


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