はじめに・ご挨拶

豊門会館に新たな文化を「紡ぐ」。

繊維によりをかけて糸を作ること。織りなすこと。

それは「紡ぐ」ということ。


小山町と芸術。17名の美術作家たち。そして、このプロジェクトとご支援いただく一人ひとり。ばらばらで活動すれば糸にも織物にもなりませんが、ひとつの場で繋がり、共有すること−「紡ぐ」こと−によって新しい可能性が生まれます。


おやま豊門芸術祭 うつろいの住処 ーそれぞれの地平ー

私たち17名の作家は富士の麓にある、豊門会館を舞台に芸術祭を開催いたします。豊門会館は、静岡県駿東郡小山町の豊門公園内にある建物です。豊門会館とは、小山町発祥の紡績会社「富士紡績」(現:富士紡ホールディングス株式会社)の経営危機を救った和田豊治が自身の邸宅を東京から小山町に移築したことで今に伝わります。2019年に豊門会館の改修工事が完了し、2020年同公園内の庭園と西洋館の改修工事が完了し全面的にリニューアルオープンしました。私たち17名の美術作家は純粋に建築空間の魅力に惹かれ、この空間で作品を展示してみたいという思いから展覧会を企画しました

うつろいの住処ホームページ ▶︎こちらへ


小山町ってどこにあるの?

静岡県の東端、御殿場市の隣に位置し富士山の頂上の一部まで町の区画になっています。富士サーキットや富士霊園などで知られています。東名高速で東京から約1時間の距離にあります。

▶︎小山町の地図

▶︎豊門会館の位置

豊門会館(旧和田豊治家住宅)について

豊門会館は、小山町の地域住民と富士紡績の従業員の福利厚生のために設立されました。建物は富士紡績社長を務めた和田豊治(とよじ)の東京向島の邸宅が移築され、1925年(大正14)年に落成しました。そして、2004(平成16)年に小山町へ寄贈され、翌年「国指定 登録有形文化財」となっています。

建物は、木造二階建の和館とサンルーム付きの洋館から成る近代邸宅建築です。和館の玄関の右側には洋風の応接間、奥に広がる庭園に面して、廻らし雁行型(がんこうがた)に配された座敷が並んでいます。洋館にも玄関が設けられ、暖炉や出窓が備えられて、庭園側にサンルームが張り出しています。

2018年から2020年にかけて和館(豊門会館)と洋館(西洋館)および庭園の大規模改修が行われ、装いを新たに豊門会館としてオープンしました。


(写真:秋田大)


このプロジェクトで実現したいこと

小山町の歴史と文化を支えてきた「豊門会館」をどのように活用しながら次の世代へ引き継ぐのか

豊門会館は、普段は一般公開されていません。改修工事をしたのになぜ?

これまでも映画の撮影や地域のお祭りの際に活用するなどの取り組みはあるのですが、長期的な活用方法の見通しは現段階では町民もイメージを共有できていないのではないでしょうか。普段から一般公開されていないことで、豊門会館に興味関心を抱くきっかけをつくりにくい状況にあります。芸術祭の会期中は、無料で館内をご見学いただけます。この機会にぜひ多くの方にご覧いただきたいと考えています。

そして、一緒に豊門会館の在り方や継承することに関心を持っていただけたら幸いです。今後も小山町の芸術・文化の発信の拠点として芸術祭を開催できたらどんなに素晴らしいことでしょう。


これまでの活動

展覧会「うつろいの住処 ー絵画と彫刻の還る場所ー 金子朋樹 小松俊介」の開催(2019年8月)

小山町にある豊門会館(国指定 登録有形文化財)は、和と洋の空間を持つ近代様式の建築として大変魅力的です。2017年〜2019年の大規模改修工事を経てより一層魅力的な空間に生まれ変わりました。御殿場市在住の金子朋樹(日本画)と小山町に一時移住(2016年4月〜2018年3月)した小松俊介(彫刻)の2名の作家が、御殿場小山地域を舞台に展覧会を開催したいという思いから、昨年8月に豊門会館において展覧会を企画・実施しました。この展覧会は、豊門会館改修後初のお披露目の場となりました。

(写真:秋田大)


資金の使い道

国指定 登録有形文化財「豊門会館 旧和田家住宅」を舞台に、本展覧会の開催に向けた運営資金のほか、地域の方や商工会の方々を交えたギャラリートーク、シンポジウム等の運用資金として使用させていただきます。また、それらを記録として残すための展覧会記録集の作成に使用させていただきます。


リターンについて

2,000円:展覧会の実施報告(PDF)展覧会特別映像(mp4)


5,000円:展覧会記録(図録)1冊


10,000円:

展覧会記録(図録)1冊

作家作品の一部をオマージュした青焼き写真(八つ切りサイズ額入り)1点

*写真は、小松の石彫作品の表面をトレースして、青焼きした作品です。現在、青焼き作品の種類を増やしています(このページに掲載していきます)。ご協力いただいた方には、個別にメールで作品の希望をとって送付いたします。ご希望がない場合は、いずれかの作品を提供いたします。

小松 俊介


30,000円:

展覧会記録(図録)1冊

作家作品 肉筆画または、立体小作品 1点(限定数あり)

岡田 ユアン

小松 俊介

羽室 陽森

吉賀 伸 (*写真は作品部分)

実施スケジュール

「おやま豊門芸術祭  うつろいの住処-それぞれれの地平-」

2020年11月8日(日)〜11月28日(土) ※月曜日休館。但し23日(月)祝日は開催、24日(火)休館

開館時間10時〜17時  ※金曜日は18時まで開館

*19日(木)〜28日(土)夜間ライトアップの期間です。この期間は20時まで入館、20時30分閉館となります。

イベント開催 11月28日(土)11時〜ギャラリートーク、16時〜シンポジウム

会場記録撮影

12月〜2021年1月:展覧会記録集作成準備

2月:展覧会記録集入稿

3月:展覧会記録集完成・発送


最後に

小山町・豊門会館に新たな文化を紡ぐために私たちは今後もプロジェクトを継続していきます。このプロジェクトを一人でも多くの方に知って(支えて)いただけるように、皆さんのご協力をお願い致します。
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/11/16 11:14

    豊門公園内で公開制作を行いました。作家の橋本千菜美さんは、普段は竹籠や笊(ざる)を制作して販売しています。今回の展示は、竹を編む技法を用いながら、等身大の彫刻作品を制作されています。ぜひこの機会に会場でご覧ください。

  • 2020/11/10 13:28

    11月7日に17名の作家が集まり作品搬入を行いました。それぞれの力作が、豊門会館の内外に展示されました。

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