「親父の米」を届けたい。

はじめまして。岩手の光一です!

「親父の米」は日本一。みなさんに届けるために始めました。ぜひよろしくお願いします。

今回、販売したいと思った主な理由が2つあります。ちょっと長くなりますが、よかったら読んでみてください。

①耳が聞こえなくなった親父

親父は8年前、僕が中学生の時に倒れました。その時は片耳が聞こえなくなり、それから徐々に片方の耳が聞こえなくなりました。原因は分かりません。

親父は愛想笑いをよくするようになりました。少しでも聞こえないことを相手にバレないようにするために。

それまでの親父は、昭和の男を代表するような男でした。

外に飲みに行っては騒いで帰ってきて、また仲間を集めて遊びに行き、酔っ払って、「ガハハ」と笑っていました。アウトドアなんかも好きで、BBQやキャンプもしょっちゅうやってくれる親父。部活の父母会長をしちゃうほど人前に立つのが得意な親父。「お前の父ちゃん面白いな!」友達にそう言ってもらえる親父。酔っぱらう親父。大声で笑う親父。かっこいい親父。自慢の親父。


そんな親父は、人前に立つのが怖いと言っています。飲み会も怖いと。誰かに会うのが怖いと。音の無い世界は怖いと。俺なんて必要のない人間なんじゃないかと。

こんな言葉が自分の親から出てくるなんて思ってもいなかった。


今年の夏、2コ上の姉ちゃんに子供が生まれました。可愛い女の子です。親父は「俺は孫の泣き声も聞こえないのか」と泣いていました。はじめて見た親父の泣き声。

親父は親戚の会社で働きながら、兼業農家として黙々と米を作り続けています。僕たち家族に美味しい米を届けるために。

写真を撮らせてくれない親父

②親父に「美味しい」を届けたい

親父にみなさんの「美味しい」を届けたいです。物が溢れる時代、物の価値はある程度まで均一化されてきており、そこに優劣をつけるのが難しくなってきています。ならば、スーパーで誰が作ったかも分からない米を買うのなら、その「美味しい」を親父にください。「親父の米」を買って、「美味しい」と言ってください。その言葉を、時間を親父にください。お願いします。


今回の「親父の米」に限らず、『買ってくれて、ありがとう』にプラスして『売ってくれて、ありがとう』がある世界の方が幸せな気がします。どっちも幸せになるなら、僕はその道を選びたい。そんな世界がくればいいなーと思っています。

最後に

慈悲の心でも構わない。とにかく食ってみて。美味いから。

よろしくお願いします。

by 菅原光一@岩手


※普段は父ちゃんと呼びます。

※写真は自分で撮ったものです。

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/12/30 14:37

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2020/10/26 18:51

    お世話になっております。岩手の光一です。今回は「親父の米を届けたい」プロジェクトにご支援いただき、本当にありがとうございました。こんなにも多くの方にお米を届けることが出来ることを家族一同感謝しております。本日手渡しの方以外に発送いたしました。今週中の到着となると思います。何点かお気をつけいただ...

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