はじめに・ご挨拶
はじめまして、ミホと申します。夫と月齢6ヶ月になる2匹の兄弟猫と暮らしています。
2020年7月の譲渡会で出会い、8月に茶トラ♂とキジトラ♂の兄弟をお迎えしました。
里親になってから、元気いっぱいで可愛く甘える姿を毎日見ることができて幸せでした。風邪を引きがちな兄弟で、何度も病院にお世話になりましたが、いつもお薬を飲んですぐに良くなるのであまり心配したことはありませんでした。
10月8日、ご飯が大好きなテトの食べる量が減り、急に動きが鈍くなったので、風邪がぶり返したのかもしれないと思いました。
10月10日、テトが何度もトイレに行っては出てを繰り返すようになりましたが、うんちがほとんど出ていません。お腹も張っているし便秘になったのだと思い翌日すぐに病院に連れて行くことにしました。
10月11日、病院でお腹の張りを見ていただき、エコーの結果、便秘ではなく腹水が溜まっていることがわかりました。お医者様からはFIP(猫伝染性腹膜炎)の疑いが非常に強いと診断されました。FIPは致死率100%の病気で、早ければ数日で亡くなることもあり、猫にとって壮絶な死を迎えるので症状がひどくなれば安楽死という方法もあることを告げられました。突然の宣告に頭がついていけませんでした。その後、病名確定のために血液検査と腹水検査をお願いしましたが、結果は5日ほどたたないとわからないとのこと。残された時間の少ないテトにとって5日は長すぎます。何か他に方法はないかと、病院から帰ってすぐに保護主さんに相談しました。
そして、保護主さんからFIPと戦える薬「MUTIAN」を教えていただきました。ただ、MUTIANは未承認薬のため非常に高額であり、扱う病院も全国に数えるほどしかありません。幸い、扱う病院が電車で1時間ほどのところにあったため、「1日でも早い投薬を。」と思い、すぐに電話し診察の予約をとりました。
10月13日、MUTIANを扱う病院での診断の結果、ウェットタイプ中期のFIPであり、MUTIANを84日間正しく服用すれば、治る見込みが高いと言っていただき、3週間分のMUTIANを購入しました。
10月17日、血液検査の結果が出てFIPが確定しました。
このプロジェクトで実現したいこと
私はこのプロジェクトで、FIPに苦しむテトを助けたいです。
FIPの致死率は"ほぼ100%"と言われています。野良猫の多数がもっている猫コロナウイルス(人には罹患しません)が何らかの突然変異で致死性の高いFIPに変異するとされ、その割合は猫コロナウイルスをもっている猫の10%にも満たない数です。発症後の病気の進行は非常に早く、診断確定後の余命は1〜2週間程と言われています。
この病気に対して今まではなす術がありませんでした。しかし、2019年の末頃より海外で開発された新薬が日本でも投薬されるようになりました。この治療薬が高い効果を示し、寛解させられる可能性があるとのことです。
※「MUTIAN」は日本において動物医薬品として承認されていません。
テトの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえで投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません。
どうか皆さまのご支援でテトの命を守る手助けをしていただけないでしょうか。
資金の使い道
全額テトの治療費に充てます。
MUTIANは100mgの錠剤1錠3000円です。体重の増減によって投薬の量が変わりますが、現在のテトの症状と体重(3.3kg)では1日400mgの服用をする必要があります。これを84日間連続で投与し続けることが唯一の治療方法です。併せて経過観察のための病院までの交通費やエコー、血液検査などの費用もかかり、単純に見積もっても治療のために110〜120万円程は最低限かかります。
もちろん全額支援していただくつもりはありません。テトの治療を応援してくださる、手伝ってくださる方がいらっしゃったらとても助かります。
リターンについて
いただいた支援金は出来る限りテトの治療費に充てたいため、リターンはメール、経過報告、写真、ポストカードとしています。凝ったリターンできず申し訳ございません。
実施スケジュール
2020/10/17 血液検査結果
2020/10/14〜MUTIANを投薬。
2020/10/13 MUTIAN3週間分処方(累計295,910円)
2020/10/11 行きつけの病院にて血液検査を実施(累計8,800円)
最後に
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。FIPは原因がまだ解明されておらず、進行が早い病気で、私たちのように異変に気がついて病院に行ったときには、すでになす術もなくただ死を待つのみ、といった事例がほとんどだそうです。家族に迎え入れたテトの命を救える方法が唯一残されているので、何とかして助けてあげたいです。身勝手なお願いではありますが、皆様のお力をお借りして、この兄弟と長く暮らしたいと願っています。
コメント
もっと見る