🌳 🌳 🌳 最終日 緊急 追加リターン2種(各限定3体)🌳 🌳 🌳
新聞に掲載されたことでご希望の方がいることから佐々木功工人に相談して急遽追加することにしました。(現在、在庫品があるものに限って対応)
1月26日最終日だけの申し込みとなります。
ご支援よろしくお願いします。
・追加リターン その1 むすび丸
・追加リターン その2 アマビエ
この先の文章に変更はありません。
🌳 はじめに・ご挨拶
はじめまして。今回プロジェクトを立ち上げた佐々木義彦(ササキヨシヒコ)と申します。「新型こけし」の魅力を広く知って欲しい、そして仲間を増やしていきたいと思い挑戦しました。
こけし工人に現代の高度なサービスを提供していこうと考え「ゆこけし研究所」を今年立ち上げました。そして、まずはオリジナルのこけしを制作してみようとチャレンジをしているところです。
なぜ、この事業を始めようと思ったのか、それは3年前に遡ります。地元のギターサークルが記念のコンサートを開催することになり、仙台ギター教室の佐藤正隆先生からこれまで20年間に渡り指導をして戴いたお礼にと、その記念品として佐々木こけし工房の佐々木功工人に「ギターの先生」こけしを依頼しました。
工房を何度か訪問した折に、これまでに製作した歴々のこけしを見せてもらった中で、特に異彩を放っていたのが、「キャッツこけし」(非売品)でした。2013年に劇団四季の仙台公演記念として依頼があり佐々木功工人が工夫を重ねて完成させた作品です。
写真のキャッツこけしは功工人所有のレプリカ、本物は劇団四季に保管されています。
こころみに高い評価を貰っている世界の工芸品と較べてみたところ、こけしの評価があまりに低いことに驚き、何とかしたいと思ったのがきっかけでした。このことを身近な人達に機会あるごとに話をしてきたところ賛同を戴けるようになり、こけし造りの歴史をたどり深く研究してみました。そしていよいよ、現代の発想で汲み取った「オリジナルのこけし」を造ってみたいと強く思うようになり、本格的に活動を始めたところです。
🌳 🌳「新作のオリジナルこけし」をご紹介
全日本こけしコンクール(白石市主催)の分類によれば、今回制作するこけしは「伝統こけし」や「創作こけし」ではなくて「新型こけし」になります。
新型こけしとは「量産可能で市場性のあるもの」と定義されたこけしのことです。そして、新型こけしは伝統こけしのように工人ひとりだけによる制作ではなく、分業によって完成させてもよいことがわかりました。自由な発想によって制作することが出来るので、時代の要請を反映し、作品には雰囲気に合った詩情を誘うような題名がつけられているのが特徴です。
佐々木こけし工房の新型こけし
今回新作するオリジナルこけしは、最新のスタイルを追求するために、匠の技に工業デザインの知恵を加えました。意匠のヒントは「ミュージカルCats」の原典となる小説「キャッツ」(イギリスのTSエリオット作)からインスピレーションをもらいました。
こけしは東北地方の産物であることから、昔から可愛がられている日本猫をモチーフにして想像を膨らまし、この新作こけし(ネーミングは検討中)は、ユニークでコケティッシュな作品に仕上げることをテーマにしながら、さらに表現に優雅さをつけ加えていきます。
この写真のこけしはまだ道半ばの未完成品です
耳があるとコケティッシュらしさが醸し出されます
この形に匠の技に現代の発想を加えて、ロクロ加工(鉋がけ)・木肌保護・筆使いを極めた新しい装いのこけしを登場させます。多くの方に出来栄えを感じ取って戴けると嬉しいです。
これまでのこけしにはない 新しい装い を生み出す 匠の技 を紹介します。
リターン用に開発した新作こけし3種類
1.日本猫の性格を写実性を加えて表現した描彩
・・・ いにしえより日本画が得意としてる抽象と写実を融合させて描きます。
2.首と胴体を一緒にした「つくり付け」に細工を施した鉋掛け
・・・ 磁器やガラス工芸にはないロクロだからこそ削り出せる形を極めます。
3.滑らかな木肌と杢模様を活かす塗装
・・・ 素材のよさを保つ塗料を用いて優しい木肌を感じられるようにします。
🌳🌳🌳 新作こけしの開発におけるこだわり
こけしは子供の遊び道具として造られたのが始まりで、その後に温泉のおみやげ、そして現在は観賞用として楽しまれるようになりました。東日本大震災では心を癒してくれる民芸品として再注目され、今年はアマビエこけしが登場するなど、人々の暮らしの中に常に寄り添ってきました。
これらの先代たちの想いや長い歴史を大切にして造ります。今回初登場させるこけしには、次のような楽しみ方が持てるように工夫をしていきます。
♥ 見て 和む
♥ 手に持って 落ち着く
♥ 一緒に連れていって 悦ぶ
うっとり、まったり、ほっこりするユニークでコケティッシュなあたらしいこけし。
そのためには新作こけしに似合う新しい自然素材が必要と考えました。
こけしの木材としては現状ではミズキやサクラが主に使われますが、他の広葉樹も使えるようになれば作品の世界が広がります。今後は国内産の未利用材も試していきたいです。染料についてもこけしへ色付けするのに適した自然塗料を見つけましたのでこれを試してみます。自然環境へ配慮しつつ、安全に加えて退色しにくいなど質を向上させて、皆様の手元で永く「愛されるこけし」になることを目指します。
ロクロ加工では単純な形を追求するのがこれまでのこけし造りの在り方でしたが、このプロジェクトでは「こけし」の基本形を守りながらも、高級置物に迫るデザインを追い求めます。
こけし制作における時代変遷を調べてみると、明治初期に山奥まで国による原木の管制支配が及び、やがて燃料の需要が炭や薪木から石油とガスに変わったことが重なり木地師は山から麓に降りざるを得ませんでした。そして冬場の生活の糧を得るためにこけし造りが盛んになり、その後は明治から大正にかけて2人挽きロクロが1人挽きロクロとなり、昭和の戦前には水力発電の電動ロクロが開発されるなど、時代の変化に合わせて生産性を飛躍させてきたのでした。戦後は工房に旋盤が入り、近代では電動ロクロにインバーターが付くなど技術導入による改良の連続性が見られます。このようにして現代の高品質なこけし造りへと繋がっていたことがわかりました。
そこで、将来に向けた活動ステップとして、こけし用に使える木材として国産材それも東北地方に多く存在する広葉樹にこだわり種類を増やしていきます。彩色については工人が安心して使えて木肌の感触を楽しめる油性染料を選び、さらには多色使いが可能になることを追及していきます。身近な自然素材を使うことで人にも自然環境にもやさしいものづくりをしたいと考えています。
自由な発想ができる「新型こけし」の可能性を極限まで引き出してみます。これによりこけし工人の創造意欲を広げると共に、「新型こけし」の新たな制作スタイルによりブランディングを確立して、こけし工人の制作環境の向上を目指します。
🌳 🌳 佐々木こけし工房のお話 🌳 🌳
新型こけし工人の佐々木功さんと美穂さん御夫妻が営むこけし工房です。功さんは父からこの工房を受け継いでいて、伝統こけしは制作していません。白石市によれば市内には伝統こけし工人が20人程いますが新型こけしを専門とする工人で木取りから加工と彩色まで通しで出来る工人は功さんだけです。
後継者がいないため、もしかすると新型こけしが造れるのは令和の時代までとなるかもしれません。(功工人は天皇陛下と同じ昭和35年生まれです)
米寿のお母様と溺愛の猫さん2匹と一緒にお住まいです
もともとは新型こけしの販路支援として白石市で開催された全日本こけしコンクールは60年以上の歴史を持つに至りました。お二人とも毎年ここに新作を出品をされていて、これまでに経済産業大臣賞・農林水産大臣賞・国土交通大臣賞・中小企業庁長官賞・林野庁長官賞・経済産業省製造局長賞、宮城県知事賞など多数の受賞歴を持っていらっしゃいます。
🌳 🌳 🌳 チームメンバーを紹介 🌳 🌳
・佐々木こけし工房 佐々木功(ササキイサオ)
※ チャレンジを続けて40年、「こけし」造りに対してただただひたむき。
・家具工房飛鷺 阿部浩秋(アベヒロアキ)
※ 今年新たにアトリエを構え、地方からの新たな文化発信拠点に。
・株式会社XION(シオン) 藤田悠(フジタユウ)
※ 木材用塗料のことなら何でも相談できるので頼りにしてまーす。
・株式会社きちみ製麺 木村敦(キムラアツシ)
※ 弥治郎系伝統こけし工人の若手、功工人の作品をお店でも支援してます。
・R・Cコンサルティングオフィス 佐藤勝幸(サトウカツユキ)
※ 持続可能な地域社会形成を目指し、若手工人を支援する大学講師です。
この他、地元の各機関から支援と後援を貰っています。
① 宮城県産業技術総合センター (支援)
② 公益社団法人みやぎ産業振興機構 (支援)
③ 一般社団法人白石市観光協会 (後援)
🌳 🌳 🌳 リターンのご紹介 🌳 🌳 🌳
皆様からの支援金は手数料を除くほとんどをリターンに充てます。方式は1体からでもお届できるようにしたいと思ってAll-in方式を選択しました。このプロジェクトでは今回開発した新作のオリジナルこけしがどのぐらい受け入れてもらえるのか知りたいので、適正価格と考えている店頭販売での想定価格(税抜き)8700円を支援金額として提示しています。今回は消費税と送料なども含めていますから実質33%引きのお値段となっています。
これに加えて新型こけしに興味を持っていただけた方に向けて、いずれも工人本人型の既存の新型こけしを用意しました。こちらは商品や工人への正規支払い分と送料等を含んでいますのでご了承願います。
さらに、ゆこけし研究所ではデザイナーを探しており、これをスペシャルリターンとして用意しましたので希望する方をお待ち申し上げます。
目標金額261,000円は新作こけし30体すべて売上げられたら達成できます。
ご支援のほどよろしくお願いします。
(1)お礼メールと新作こけし開発報告
支援戴いたすべての方にお礼メールを送信します。今回の「ユニークな装いの新作こけしが出来るまで」を冊子にまとめ、こちらも支援戴いたすべての方に同梱して発送します。何ページになるかはまったく予想がつきせんけれども、工人の苦労話や新素材の技術知見など、開発秘話が出来ればそれも公開するつもりです。イラストを載せて分かりやすくしていきたいと思いますが、完成時期を2月はじめ頃に設定しており、それまでの出来上がり具合で発送させていただきます。
(2)新作オリジナルこけし
3種類用意しました。木材の種類と塗料の色を使い分け、日本猫の模様と性格の表情を出せるように工夫してみました。どこまで評価いただけるのか、どのこけしが好まれるのかとても気になって心配ではありますが、適正価格と思われる支援金額で提案をさせていただきます。1体を制作するのにこれまでのこけしと比較して数倍の時間が必要なため、それぞれ限定10体を用意しました。完成度をさらに高めて2月以降順次発送する予定です。なお、梱包方法を検討中でしてご支援に見合ったものにしたいと考えています。
(3)名産品と新型こけし各種
こけしのふるさと白石市のおみやげ品と、功工人と美穂工人の新型こけしを用意しました。さらに、チームメンバーである家具工房飛鷺(ヒロ)阿部浩秋氏作の「にゃんこけし」木材と色見を変えた特別バージョンを用意しました。「にゃんこけし」 は人気が上がってきているため20体限定での制作をお願いしました。これらの支援メニューには送料と手数料を加えていますのでご了承願います。
(4)スペシャルリターン 限定1名
次期モデルへのデザイン参画のお誘いです。ゆこけし研究所では、今回の新作モデルから得たノウハウを共有して次の新しいこけしに共にチャレンジして戴ける支援者(パトロン)を探しています。自分でデザインしたこけしを世の中に出してみたい方、あるいはデザイナー経験のある方で取り組んでみたい方、感性のあり無しに関係なくデザイン創造に強い興味がある方、など特に制限を設けず応募をお待ち申し上げております。なお工人にオリジナルデザインの制作をお願いすると通常で2~3か月の期間が必要となりますが、市販できるところまで完成度を高めたいと思っています。
(ご参考)新作オリジナルこけしの仕様
① 寸法 : 高さ14㎝ 、直径最大5.2cm ※手加工のため多少変わります。
握りたくなって、転びにくく、飾ることろが選びやすい文庫本のサイズです。
② 重さ : 100 ~ 140g ※木材の種類や使われる部位により変わります。
どこへでも持ち運びたくなる軽さです。
③ 染色 : カラーは全66色ある中から選択 ※木肌の模様と手触りを保ちます。
色が褪せにくく、水にも強い油性なので、屋外にも持ち出しやすいです。
④ 仕様 : 3種類を用意
・チャトラは、サクラ材を選択、染色カラーはオレンジ系を予定しています。
・キジトラは、サクラ材を選択、染色カラーはブラック系を予定しています。
・サバトラは、ミズキ材もしくはホオノキ材を選択、染色カラーはグレー系を予定しています。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
🌳 Q&A 🌳 🌳 🌳 🌳 🌳 🌳
Q1)自分がデザインしたものを、他にもっと気軽にこけしにしてもらえる方法はありますか?
A1)デザイン次第ではありますが、ひとつひとつハンドメイドなのでこけしを気楽に造るやり方はないと思います。伝統こけし工人の中には個人からの依頼に対応をされる工人さんがいらっしゃいますが、時間の制約があると受け入れてもらえるのはかなり厳しいようです。数か月から数年待ちになることも。
Q2)佐々木こけし工房の作品をもっとしりたい。
A2)ゆこけし研究所のホームページで紹介しています。まだ公開したばかりなのでほんの一部ではありますが、よろしかったらご覧ください。今後さらにフォトアルバムを増やしていきます。
Q3)佐々木こけし工房に直接連絡を取って訪問してみたい。
A3)作業中で電話に出られないことが多いと思うのでメールでお問い合わせくださいとのことです。メールアドレスを知りたい方はゆこけし研究所のホームページにあるお問い合わせにご連絡ください。
Q4)もっと新型こけしについて知りたい。
A4)まずは、ゆこけし研究所のホームページをご覧戴きたい。今はまだ立ち上げたばかりですが、できるだけ急いでページを増やす予定です。
Q5)新作こけしのリターンの限定数を増やす予定があるのか知りたい。
A5)皆様からのご要望が多く寄せられた場合には功工人と相談して、全日本こけしコンクールに向けて準備をしたいと考えています。(コンクールの開催日が令和3年5月1日~3日に決定)内容が決まりましたら、ゆこけし研究所のホームページやSNSでもお知らせしたいと思います。
最新の活動報告
もっと見る犬形こけし人形のモデルを探しています。
2023/07/11 11:56こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
新型こけし専門店「ゆこけしオンラインストア」を開設しました。
2022/02/12 16:34ご支援者の皆さまお久しぶりでございます。昨年のご支援に続けて今年第2弾を実施し、1年の時を経てようやくオンラインストアを開設することができました。当面の間は数量を限定しての販売となります。入荷できているこけしから順次アップしていきます。似顔絵ネコこけしの「プレミアム」は、受付順にご連絡申し上げます。製作本数は月間5体が限度、さらにストア開設したばかりで不慣れのため納期が遅れる可能性があります。ご了解のうえ申し込み願います。ゆこけしオンラインストア もっと見る
祝! 本に載りました
2021/09/08 12:009月9日発売です。まんが地域学習シリーズ『守ろう!みんなの東北』その記念すべき第1巻に新型こけしが載りました。試し読みが出来ますhttps://mangagakushu.chiiki-series.jp/感想・応援メッセージ大募集中なので是非見てください。発行はマイクロマガジン社クラウドファンディングを見てもらったことで問い合わせを戴きました。ちょうど書籍の趣旨にあう活動を始めたことからこのような機会を戴けてまことに感謝であります。実はこの活動を始めるきっかけを作ってくれたのは、3年ほど前に読んだマイクロマガジン社の「これでいいのか宮城県」でした。この頃は地方自治体の職員として地域産業活性のコーディネーターを担当していました。退職後に自分に何が出来るか、大病を患った後でもあり悩んでいる時期でした。「白石は人よりこけしの方が多い」の的を得た記事を見つけ、経験を活かせるかしれないと考えてみることにしたのです。そのマイクロマガジン社から連絡が来るとはなんともご縁があったものです。これでもいいのかシリーズはお勧めです。他県も出ていますので是非探してみてください。 もっと見る
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