はじめに・ご挨拶
〜この日記は、生後3カ月の子猫を保護→手術→退院→その後の経過を描いたノンフィクション物語です〜

奈良市内にて「旬魚と地場野菜の創作れすとらん」を営んでます、オーナーシェフの林です。

生後3ヶ月子猫が店の勝手口に迷い込み、物語りは始まりました‥

このプロジェクトで実現したいこと

子猫の手術費や、避妊手術費、また生後6ヶ月までの雑費(エサ代等)を支援して頂きたいです。


プロジェクトをやろうと思った理由

早く手術しないと、折れた周辺の肉(繊維)が固まり、手遅れになる為。

これまでの活動
10月21日(水)

2月末日からの「新型コロナウイルス」の影響で、一時は前年比の50%ダウンする月もありましたが、徐々に回復し、久々の団体様(ご近所の6名様)を迎えてのディナー営業終了後の事でした。

店舗と勝手口を挟んで自宅があり、少し用事があったので、家に入り、同じ扉から出る時でした…

目の前に小さい鼠色の生き物が見えたので、直感で「ネ○ミ」だと思い、ドアをすぐ閉めました!

5秒ほど考え、恐る恐るドアを再度開けると、そこには「キジトラ模様の子猫」がちょこんと座っていました。

周辺は田んぼや民家が多く、野良猫もウロチョロしています。

たまに店の玄関先や裏で鳴いてる事もあります。

今回もその類いと思い、最初は「あっちいけよ〜」と追い返そうとしてました。が、ちょっと歩き出すとかなり不安定で、よろめき転けます。おまけにガリガリでした。

よく見ると、「右前足がプラプラで腫れており、右後ろ足もびっこを引いた感じ」でした。

その時頭に過ぎったのがお昼の出来事でした…

実は店舗の前の車道で、「成猫が車にひかれていました」即死状態で、遠巻きから見ても「あ〜…可哀想やな…」と言う状態。15分後には役所?!業者?!関連の方々が、拾って掃除してくれてました。

そうです。もしかして、ひかれたのはこの子の親猫…?

とりあえず自宅で飼ってるイヌのエサを水でふやかし、あげました。

やはりお腹が減ってるのか凄い勢いで、平らげました。嫁さんが抱っこしようとするとかなり警戒してるのか、噛みつきにきます。(一回おもいっきり噛まれてました)

よくここまで、この状態で来たな…と思いながら、その日の晩は段ボールに毛布をひき、寝床を作り、見られると寝れないと思い一旦静かにし、様子を見る事にしました。

実は3年程前まで、同じキジトラの保護猫を13年ほど飼っており、最後は腎臓を悪くして亡くなってしまいました。

家族構成は、昨年5月に次男が生まれ

(長男10歳・長女7歳・次男1歳)

奥さんも美容室を経営しており、普段はおばあちゃんが15年飼ってます、チワピン(チワワ✖️ミニチュアピンシャー)と家にいます。

(あっ!ちなみにマスオさんです😬)

何かとお金が掛かる時期なのと、やはり「コロナ」の影響で、お互いの店舗も大打撃を受けました。なんで、また新しく動物を飼うと言う選択肢は「この時は」ありませんでした。

とりあえず明日、子猫用のエサは買うが、「保護猫を支援してる団体にも連絡しよう」と思い、寝床につく。

              つづく

10月22日(木)

朝起きて様子を見ても、まだ少し警戒心がありあり。(勝手口のスペースで寝床を一時的に確保)

とりあえず店の買い出しがてら近所のスーパーの犬猫コーナーに行くと、「まーなんと言う事でしょう✨」

22日は「にゃにゃんデー」で猫関連の商品が特売だそうです。

………

買う予定が無かった、ペットシーツも購入し、戻りました。ちなみにエサは、店が「旬魚のれすとらん」なんで、「マグロやお魚ミックスのカル○ン」を購入!肉は買わないぜ。

やはり、カル○ンは凄いです。秒で無くなりました。で、就寝。とりあえず体力が戻らないとどこにもいけないし、2、3日はこの状態かと「この時」は思いました。

保護猫団体にも、経緯を説明し

メール待ち。        つづく

10月23日(金)

この日の夜に大きく物語りは動きました。やはり、足が痛々しいので、嫁さんの知人が、働いている「動物病院」に連れて行く事にしました。(僕は仕事の為、嫁さんと子供2人で)

結果は…

「右上腕部末端(肘)骨折」

「右後ろ大腿骨(付根)骨折」

2箇所が骨折していました。

それ以外のキズや臓器系、病気などは無く、強い衝撃が生後間もなく右半分に当たり、骨折したものだと、先生がおっしゃられていました。

現在は3カ月ぐらいで、時間の経過と共に骨折した周りの肉(繊維)が固まってきているとの事です。(一度固まった肉を削いで、骨を戻し、金具を入れる)

手術費と入院費を合わせ、約20万円ほど…幾ら保護猫割りがあっても高額な金額です🙀(その日の検査代も1万円ほどでした…)

その内容を聞き、一晩考えました。保護団体からもメールが入っており、「子猫を保護されたということで、病院で診察していただきましたでしょうか?

ご自宅で飼えないということですので、里親さんを探してはいかがでしょうか?

まずは知り合いの方全員に声をかけてみて、もし見つからないようでしたら、インターネットの里親募集サイトに登録することをおすすめします。

子猫であれば、比較的お申込みがあると思います」

と言う内容。探すにしても時間がかかるしまして、大怪我をしている猫を誰がひきとるのか…お金の余裕も無いし、現状では家でも飼えない…と色々な事を考えましたが、この考えてる時間の間でも、肉が固まって手術がしにくくなる。とりあえず手術。手術しないと先に進めない…

そうだ!持続化給付金があるじゃないか!それを使って、後からクラウドファンディングしよう!と、自分に暗示をかけ、次の日「11月2日(月) に手術」が決まりました。            

                                      つづく

10月24日(土)〜11月1日(日)

手術日が決まり、それまでの約一週間でだいぶ体力も戻ってきました。食事は勿論、自分で歩いてトイレもできるようになりました。

ある日、ランチ終わりに寝床を覗いてみると、「にゃん吉」がいません。「あっ、書くの忘れてましたが、嫁さんから「オス」と聞いてましたので、とっさにつけた名前です…」

近隣も探しましたが、どこにもいません。もしかしたらお母さんを探しに行ったんだろうか…と思い、夕方再度、寝床を見に行ったらエサを食べていました。

そう言う日が何日もあり、余り気にしなくなった秋晴れのランチ前、窓から店の庭を見ると…「まーなんと言う事でしょう」

にゃん吉」が気持ち良さそうに日向ぼっこをしているのです。もしかしたら、今まで庭にいたかもしれませんが、色が同化しすぎて気付いて無かったかもしれません…恐るべし忍者ネコ

それが「彼」のルーティン

そして、「手術日」当日の朝を迎えました…  

             つづく

11月2日(月)
〜手術日前半〜
9時 診察→手術の説明→引き渡し

再度診察の結果、「右上腕部末端(肘)」が、折れた骨の周辺の肉(繊維)が固まってきており、神経が多く通ってる箇所なんで、逆に傷つける恐れがあるとの事で、今回は見送られました。徐々にですが体重もかけれるのと、後ろが治れば負担も少なくなるとの見解です。

右後ろ大腿骨(付根)」は肉を剥がして奥まで入った骨を戻し、固定の金具をつけます。

午前中で手術は終わりますので、また夕方来て下さいとの事でした。頑張れ〜 にゃん吉〜(尚、手術後に先生から衝撃発表がありました…)

          後半へつづく


〜手術日後半〜

夕方、長男と再度病院へ訪問。自宅から小一時間かかる距離なんで2回行くとなかなかの時間を取られます。

先ずは面会。やはり手術後なんでぐったりしてましたが、体温は戻ってきて安静してるとの事。3日〜4日入院の予定と聞きました。

そして術後の説明。ここで、先生からの衝撃の一言。「麻酔して、あれっと思ったんですが…「にゃん吉♂」さんて名前付けて頂いてるのですが…この子「メス♀」なんです。はい。にゃん吉は「くノ一」でした🙀で、気を取り直して説明なんですが、ここでも衝撃的画像!手術した鮮明な画像を見せて頂きました…内容は文章にすると、ちょっとエグいので、簡単にまとめると、「肉を削いだ下から骨が見えてる画像」です💀

僕は職業上、魚の内臓等を良く見て処理するので、あまり動じませが、長男は一瞬固まって、目を背けてました。

次に金具を入れて固定した画像。The 骨折画像と比べると、本当に綺麗に固定されていました。でもまあ、よくこんな折れた状態で店まで、歩いてきたなと。

1.昼間に親猫(たぶん)がひかれる。

2.久々の団体様で普段より遅くまで営業して夜に猫を保護する。

3.次の日は22日のにゃんにゃデーでエサ等が特売。

4.持続化給付金のお金がある。

5.整形の名医に当たり、診察・手術もトントン拍子で進む。

これは偶然なんでしょうか?それとも必然なんでしょうか…?

このピノコは運を持ってる「招き猫」なんでしょうか?(あっ、名前が変わりました。嫁さんがブラックジャックからつけたみたいです)

まぁーなにわともあれ、手術が無事成功してホット一段落と同時に、このクラウドファンディングを作成する為、頭を悩ませています。

次の日の面会では、多少元気も戻っていました。次回は最終回。

家族会議編」です😺

            つづく


11月3日(火)

最終回の家族会議は、夕飯の鍋を食べ終った直後に行われました。

先ずは、今までの経過を説明。なぜ保護して、手術までしたのかを。

で、今後「ピノコ」が退院した後どうするか?

次に今回の「クラウドファンディング」を使用した説明。これは今後、子供達が夢を叶えたい時に「資金」の壁に絶対ブチ当たるからです。僕は場所の提供や色々なツール(やり方)は教えるけど、お金は出さないと伝えてます(学費とかは別)

子供達が大人になる頃には、銀行からお金を借りる事がナンセンスだからです。(借りる理由にもよりますが)

僕は今の店舗を構える時、熱意だけで銀行に相談し、撃沈しました…😵

しかし、時代が違います。熱意誠意さえあれば何とでもなる世の中だと思います。

そう言う想いも込めて、家族会議が終了しました。

ピノコ」についてはとりあえず残り3ヶ月の生後半年まで様子を見る事にし、子供達が協力できるか見守っていきたいと思います。もし、それでも無理な場合は里親を探したいと思います。

資金の使い道

現在生後3ヶ月です。生後6カ月の避妊手術が終わるまでの経費を計上致します。

1.診察代  約1万円

2.手術&入院代  約15万円

3.今までのエサやトイレ、雑費代 約1万円

4.これから生後半年までのエサや雑費代約1万円

5.生後半年までの検査やワクチン、避妊手術代  約5万円

6.CAMPFIRE 手数料 約5万円

7.リターン品 約2万円

リターンについて

お店のリーフレットの表紙でもお世話になった、切り絵作家の「中村あい」さんにポストカードのデザインをお願い致しました。彼女も又、保護猫を授かり生活しています。今回の依頼も快く賛同頂きました(謝礼も結構との事です)

サカナヤ、保護猫、強運、コロナetc…色々なキーワードを元に考えたたのが、「フグ(福)を招く(猫)」です😃

今年は暗いニュースが多かったですが、来年こそは「笑顔」で、良い年でありますよに…と願いを込めた祈願ポストカードです!現在作成中です。


「支援して頂いた資金は、適切に使用した事を、「活動報告」として、随時掲載していきます」
実施スケジュール

10月21日 子猫を保護する

10月23日 病院で検査

11月2日  手術

11月6日  退院

11月15日 クラウドファンディング開始予定

12月15日 クラウドファンディング終了

2021年 1月初めリターン品郵送

(15日までには全て郵送)

最後に

今回、このような場を設けて頂き、本当に有難うございます。「コロナ鍋」で普段の日常から遠ざかってた時期もありましたが、皆様に支えられ何とか店舗も持ち堪えています。次は自分が恩返しする番です。偶然にも保護した子猫を通じ改めて、「命の尊さ」を知る事ができました。来年、より良い年を迎えれる様、精進して参りたいと思います。ヨロシクお願い致します。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2021/02/02 20:54

    本日2月2日は節分です。ピノコにも福が来ますように…で、2月22日の「ニャンニャンニャン」の日に避妊手術が決まりました!保護して3ヶ月が経過し、現在生後半年になりました!今後も大事に見守っていきたいと思います。

  • 2020/12/14 21:10

    明日、15日の23時59分をもちまして、今回のクラウドファンディングが終了致します。支援して頂いた方々、観覧して頂いた方々、本当に有難う御座いました。先程、2回目のワクチンを打ちに病院へ行きまして、最近の様子を聞かれた所「夜中に大きな声で鳴いたり、ちょっといつもと違う動きをします」と話した所、...

  • 2020/12/11 08:09

    体もだいぶ大きくなり、手術の時に剃った毛の部分も生えてきました!最近ではよく走りまわり、飛び跳ねたり、活発になり2か月前の事を思うと、見違えるくらい元気になりました。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください