はじめに・ご挨拶

プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。私たちは原本悠・三崎了・前田豆コの3名により、背景美術の制作やアートディレクションを行うクリエイティブコレクティブ「Quai」です。

2012年、美術大学在籍時に前身となるユニットを結成し、インスタレーション作品やパフォーミングアートの制作 / 発表を行なってきました。現在はそれぞれが作家・グラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動する一方で、ユニットで培った経験と個々の専門分野を活かして、継続的なビジュアル制作を行なっています。


チョーヒカル作品のプロップスタイリングチョーヒカルによるボディペイント作品のプロップスタイリング


11月上旬、駆け出しクリエイターとして経験値を積むべく自主制作を続ける私たちに、思いがけない作品発表の機会が訪れます。

それはクリスマスシーズンに原宿駅東口の目の前にあるデジタルサイネージで映像作品を流せるというチャンス!

知人ディレクターさんより「クリスマスの原宿をQuaiらしい作品で彩ってほしい!」とご提案いただき、私たちの映像作品を放映出来ることになったのです。

ビルの2面に渡る大きさのデジタルサイネージ


00年代に青春を過ごした私たちにとって、多様な価値観が集い、型にとらわれないファッションや新しい流行を生み出してきた原宿はまさにあこがれの街。カルチャーの担い手を志すきっかけとなる出会いを与えてくれた特別な場所です。 

そのような場所で作品を大々的に発表できるチャンスをいただいた私たちは喜びと同時に、原宿のイメージを拡張するような新しい表現の映像作品を制作することを決意します。


ha l za l ma 2020-21AW プロップスタイリング


しかし私たちの前に立ちはだかったのは「制作資金」という大きな壁でした。

本来ならば映像を数秒間流すだけでも高額な費用が必要となる場所。それだけ規模の大きな場所で放映する映像となると制作資金(美術制作費、撮影スタジオ代、運搬費など)を自費だけで捻出するのは厳しい現状がありました。

「折角のチャンス、資金を理由に表現を制限することは絶対にしたくない。何より流行の発信地である原宿で、映像を通してクリスマスを盛り上げることで、カルチャーを愛する方や日々不安を抱えて暮らす方の心を明るくしたい!

様々な方法を模索しながら悩み抜いた末、プロジェクトを多くの方に知っていただけるクラウドファンディングでの資金集めを決心しました。


竹の子族にはじまり、ロリイタファションやKAWAII文化など、常に奇抜で新しいカルチャーを生み出してきた原宿とそこに集う若者たち。自分の世界を表現したいという希求と人々の自由な交流が、流行の発信地としての原宿を築き上げてきました。

しかしこの1年で世界の価値観は大きく変容し、人と人とが理由もなく集まることが難しい時代が訪れています。にぎやかな街並みやきらびやかなイルミネーションは鳴りを潜め、世界、そして原宿は今までにない形でクリスマスを迎えようとしています。

そこで私たちは映像を通して、そんな異例の状況を前向きに克服する新しいスタイルのクリスマスを演出することで、原宿の街を活気づけたい!と考えました。

00年代に思春期を生きた私たちにとって原宿は、リアリティとファンタジーが同居する個性的で魅力溢れる街。訪れる度、新たな価値観との出会いや自分自身への発見があります。そんな原宿への想いやカルチャーと向き合いながら、私たちだからこそできる表現を大切に、クリスマスを明るく彩る映像作品を目指します。

作品に登場するシーンのイメージイラスト

映像の放映期間は12月21日から12月25日を予定しています。期間中は約1分の映像を15分間隔で放映いたします。※現地でご覧になれない方のために12月25日限定でYouTube及びVimeoでの配信を行います。


12/1〜12/20 クラウドファンディング募集期間
12/1〜12/11 美術制作
12/12〜20 撮影・編集
12/21〜25 サイネージ放映
12/25〜2021/3 リターン提供


・撮影スタジオレンタル費
・背景美術制作費
・小道具レンタル費
・運搬費
・映像制作費
・リターン制作費
など

皆さんにご支援いただいた資金は全て映像制作とリターンのために使用します。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

今回、プロジェクト開始から放映までの期間が短いこともあり、ギリギリまで募集期間を設定しました。皆様のお気持ちが作品を支える力になります!プロジェクトに深くご賛同いただける方は、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


クリスマスにちなんだリターンをはじめ、オーダーメイド作品やワークショップ開催など、3名の個性を活かしたリターンを多数ご用意しております。(リターンはすべて送料/税込価格になります)



※デジタルサイネージへのクレジットは、12月17日(木)23:59までにE〜Iのリターンをお選びいただいた方が対象となります。映像編集の都合により、それ以降にクレジット付のリターンを選択された方は12月25日(金)に配信予定のYouTube / Vimeo版のみの記載となりますのでご了承ください。



本プロジェクトを最後までご覧いただきありがとうございます。

プロジェクト考案にあたり、このような時期に皆様から資金を集めることについて、ギリギリまで悩みました。しかし話し合いを重ねる中で、作品を諦めたくない気持ち以上に、皆様のお力をお借りすることで生まれる新たな表現があると強く感じ、今回挑戦することにいたしました。皆様にもクラウドファンディングを通して、流行の発信地である原宿のクリスマスを彩る本プロジェクトにご参加いただけるとうれしく思います。また、このような状況下だからこそ世の中を見つめ直し、作品をご覧になる方の気持ちを考えながら制作することは、私たちにとっても大きな飛躍につながると感じます。

お気持ちと重なる部分がございましたらご支援いただけると幸いです。

いただいたご支援やお言葉を励みに、Quaiのクリエイティブを通して、皆様に恩返しが出来るよう精進してまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


Quai 原本悠、三崎了、前田豆コ



Quaiプロフィール

美術制作・アートディレクションを手がけるクリエイティブコレクティブ。メンバーは原本悠(作家)、三崎了(グラフィックデザイナー)、前田豆コ(イラストレーター)。2012年美術大学在籍時に前身となるユニットを結成し、インスタレーション作品やパフォーミングアートを国内外で発表。現在、ユニットで培った経験を基盤に個々の専門分野を活かした継続的なビジュアル制作を行なっている。過去の実績に ha|za|ma 2020-21AWコレクションやチョーヒカルによるボディペイント作品のプロップスタイリングなど。

Instagram:https://www.instagram.com/qu_a_i/


原本悠

1993年熊本県出身。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース修了。収集物や取材記録を通して女性が内包する痛みと向き合い、版表現を用いたインスタレーション作品として再構築している。主なグループ展にCAF賞2019入選作品展(代官山・ヒルサイドフォーラム)がある。

I am not alive anywhere. - About hand mirrors

Website:https://www.harukaharamoto.com
Instagram:https://www.instagram.com/ha____rk__/


三崎了

1993年静岡県出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。装丁や展覧会、演劇、アパレル、CDジャケットなど幅広い分野のデザインを手掛ける。

左:リーディングカード「Moon Resonance Card」/右:チョンダウン個展「帆を高くあげよ!」リーフレット

Instagram:https://www.instagram.com/ryo_misaki_/


前田豆コ

1993年東京都出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。「WHITE」イラストレーションコース1期を受講し、2020年よりイラストレーターとして活動を開始。主にデジタルイラストレーションや自身の絵を使ったモーショングラフィックを制作している。星野リゾート×エイベックス CREATORS WALL入選。ミュージックビデオ鑑賞と登山が趣味。

左:自主制作イラスト/右:john masters organics ギフトページイラスト

Instagram:https://www.instagram.com/mameko_maeda/





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