廃棄される魚の皮から生まれるフィッシュレザー。そんなフィッシュレザーはまだまだ世の中には浸透していない新しい素材ではないでしょうか。ですが美しい鱗模様が特徴的で、その触り心地などもぜひ多くの方に体感して頂きたいと考えています。

そこでこの度、より身近に使える商品となるようスマホケースを開発致しました。
触れる機会の多いスマホケースでフィッシュレザーの魅力を感じて頂ければ嬉しいです。




tototoは漁業文化が息づく富山県氷見市を拠点に、廃棄される魚の皮を丈夫でしなやかなフィッシュレザーへと加工・製品化し、新しいライフスタイルを提案するブランドです。
ブランド名には、魚を指す “魚々”(とと)という言葉に1文字 “と”を加えて、 “魚々と” 私たちが共存する、より豊かな未来を創っていくという思いを込めて名付けています。

「生命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり」を大切にしています。



①革製品を作る為だけに、動物が殺される

普段あまり意識しないかもしれませんが高級レザーのワニ革や、服などに用いられるファー(毛皮)のほとんどは、皮を材料として使う為だけに動物を飼育し作り出されている現状があります。

近年はこういった現状に反対する声も高まってきており、ファッション業界では動物愛護や環境保護などの観点から、爬虫類革や毛皮の廃止を宣言するブランドが増えています。


②革の加工に「化学薬品クロム」を使用する

動物の「皮」を、丈夫でしなやかな「革」へと変化させるには「なめし」と呼ばれる作業を行います。この作業は主に「タンニンなめし」か「クロムなめし」という二通りの方法で行われています。

「タンニンなめし」は、お茶などに含まれる渋味成分のタンニンを使って皮を丈夫にします。植物由来の成分を使用する為、環境に優しい加工法です。「クロムなめし」は化学薬品のクロムという成分を使う加工法です。安価で手軽な事から現在流通する80%の革製品はクロムなめしと言われています。

しかし、このクロムという物質は燃焼時に毒性の強い物質に変化する為、廃棄問題や環境破壊への観点から少しづつ使用する工場も減ってきています。

③魚の皮が大量に捨てられている

私たちが普段食べているお魚ですが、多くの場合、頭や骨そして皮も廃棄されている現状があります。

いわゆる魚の「アラ」の部分は、一部が魚粉として加工され、畑の肥料や動物の飼料として使われていますが、ほとんどが再利用されることなく処分されています。

漁業系廃棄物処理の現状と課題 農林中金総合研究所データより作成





これまでの多くの革製品は、私たちにとってより安くより良くを追求した結果、環境に対して負荷の大きいもの生み出してきました。もちろんより良い品を安く提供することは間違っていないと思います。しかし様々な物に溢れている今、これまでと同じものづくりを続けるべきではないと感じています。

そしてtototoでは廃棄されている魚の皮をフィッシュレザーとして再利用することが、これからの持続可能なものづくりに繋がっていくのではないかと考えています。


聞き慣れない言葉ですが、名前の通り「魚の革」のことです。よく「生臭さくて、脆いのでは?」と聞かれます。でも実は、動物の革と同じように「なめし加工」を施すことによって驚くほど丈夫で生臭さもないレザーへと生まれ変わります。

①魚臭さの除去

フィッシュレザーは魚臭さの原因となる脂分を加工の段階で徹底して除去しているため、魚独特の生臭さはありません。牛革などのレザーと同じ加工法で製造するため、新品の状態では一般的なレザーと同じにおいがしますが、使用していくにつれてにおいはほとんど無くなります。

脱脂中の魚の皮


②丈夫なレザーへの加工

日本では、古来アイヌの人々が鮭皮をブーツに加工していたという資料が残っているほど、実は魚の革は丈夫な素材です。魚の皮は柔らかく脆いイメージがありますが、およそ1ヶ月かけてなめし加工を行うことによって驚くほど丈夫なレザーへと生まれ変わります。

一般的にこのなめし加工は、クロムという化学薬品を使用しますが、tototoでは植物性のタンニンなめしで製作しています。タンニンなめしはクロムなめしよりも時間がかかってしまいますが、繊維がしまって丈夫に加工できる特徴があります。そしてtototoではミモザから抽出されたタンニンパウダーを使用しています。





tototoは、フィッシュレザーを使った新しいライフスタイルを提案するブランドとして、2020年4月からスタートしました。スタートした後、フィッシュレザーの認知度を上げる取り組みを計画していた最中、コロナ禍により予定していたイベントや展示会が中止になり思うように活動出来ず、試行錯誤する日々が続きました。
そんな中、フィッシュレザーをより身近に感じて欲しい思いから、普段使いしやすいスマホケースを開発致しました。

フィッシュレザーはまだまだ世の中には浸透していない、新しい素材だと思います。美しい鱗模様が特徴的ですがその触り心地などもぜひ多くの方に体感して頂きたいと考えています。

触れる機会の多いスマホケースでフィッシュレザーの魅力を感じて頂ければ嬉しいです。

氷見の海で獲れたブリのレザーで作ったiPhoneケース。

丈夫なブリのレザーは、細やかな鱗模様が生み出す優しい手触りと艶が魅力的です。
もちろん同じブリでも1匹1匹鱗模様は異なっており、一つとして同じものはありません。
そんなオンリーワンのフィッシュレザーは、他の誰でもない「自分らしさ」を演出します。
もともと廃棄されるはずだった魚の皮。
私達の身近にある魚をフィッシュレザーとして使う心弾む日常をお届けします。


商品仕様について

外側はブリのレザー、内側はブラックのハードケース仕様となっています。
ブリのレザーは天然皮革となっていますので、革の元となった魚の個性によって1点1点見た目が異なります。そのため、生きている時にできた傷や側線(体表にある感覚器官)、色ムラなどが見える場合がございますが、これらは本革の証として感じて頂ければ幸いです。

対応機種:いずれもiPhone

12 Pro Max、12 Pro、12、12 mini、SE(第2世代)

11 Pro、11 Pro Max、11

XS、XS Max、XR、X

8 Plus、8、7 Plus、7

色:イエローオレンジ、ネイビーブルー、ターコイズグリーン       

生産国:日本

予定販売価格:11,000円(税込)


イニシャル刻印について

イニシャル刻印のリターンを選択された方には、ケース外側、もしくは内側の下部に刻印をさせて頂きます。文字はゴールドの大文字のみとなっております。注文時に必ず備考欄にご希望のイニシャルをご記入下さい。


リュウグウノツカイのレザーについて

リュウグウノツカイといえば名前もさることながら、銀色の体に赤いヒレが特徴的な深海魚で、非常に珍しいため捕獲されるとニュースになるお魚です。革の表面には粒状の硬い突起が並んでおり、その見た目からは圧倒的な存在感を感じさせます。
このリュウグウノツカイのレザーは富山県内の魚津水族館との協力により実現し、水族館では今年7月からリュウグウノツカイのバックを展示させて頂いています。

魚津水族館公式HP

そしてこの度、クラウドファンディング実施を記念して限定一点のみ販売させて頂くこととなりました。
レザーへの加工の難しさや、その希少性から価格は¥880,000となっておりますが、もしご興味のある方、質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。

外側はリュウグウノツカイのレザー、内側はブラックのハードケース仕様となっています。
もともと赤く染めたレザーの上から塗装によって白銀を表現いるため、長期間使用するにつれて銀が薄くなると僅かに赤くなる仕様となっています。


梱包について

tototoの製品は1点ずつ、調湿性の優れた国産桐箱に納めてお送りしています。
贈り物をご希望の方へは、ギフト用の包装もご対応致しますので商品ご購入時に備考欄よりお伝えください。

メンテナンスについて

革は手で触れることによって、手の油分が浸透し自然といい状態に保たれます。
しかし長い間放置したり手で触れない場合は革中の油分が乾燥してくるため、革の表面にかさつきが感じられる際は表面に保革用のオイルを塗ることをお勧め致します。もしメンテナンスについてご質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

返品・交換について

商品到着後14日以内にご連絡を頂いた場合、未使用の場合であれば20日以内
に返送いただければ返品・交換が可能です。
不良品やご注文と異なる商品が届いた場合も返品または交換させて頂きます。
その際は必ず一度ご連絡ください。
* フィッシュレザーは自然素材のため個体差があります。掲載写真は一例です。
  ご了承ください。

返品される場合以下の点にご注意ください。
- 返品の際は必ず当店までご連絡ください。
- 必ず14日以内にご連絡をお願いします。
- 商品お及び添付物・付属品はお届けした状態に戻し、商品と一緒にご返送ください。
- 当店へ返品して頂く際、手続きが完了するまで「送り状の控え」は保管して頂きますよう、お願い致します。

また以下の場合は返品をお受けすることができません。

- 使用済みの製品
- 商品の到着から14日以上経過したもの
- 事前に返品についてご連絡をされず返送された場合


これまでの歩み

tototoは富山県氷見市の地域おこし協力隊として活動する、野口 朋寿が2019年にブランド立ち上げのクラウドファンディングを開始し、今年4月からネット販売を始め本格的にスタートとなりました。

当時のクラウドファンディングの情報はこちら。

|革製品の新時代|氷見発、海から生まれた「フィッシュレザー」


■ 特定商取引法に関する記載
◯ 販売事業者名: 野口 朋寿

◯ 事業者の所在地:〒935-0013 富山県氷見市南大町2−7

◯ 事業者の連絡先:Tel: 090-2821-3649 メール: tototoleather@gmail.com

◯ 商品の販売価格・役務の対価:各リターン記載のとおり

◯ 対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり

◯ 申込期限:当ページ記載のプロジェクト終了期限どおり

◯ 代金の支払時期:各プロジェクトが募集期間内に成立した時点で、支援金の決済が行われます。All-in方式の場合は即時で決済されます。コンビニ払いは、コンビニエンスストアで所定の方法により支払いが完了した時点で、決済が行われます。銀行振込(ペイジー払い)は、ATMまたはネットバンキングにて所定の方法により支払いが完了した時点で、決済が行われます。auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、Paypayは各決済画面により支払いが完了した時点で決済が行われます。

◯ 支払方法:クレジットカード払い(Visa/Mastercard/JCB/Diners Club/American Express)/コンビニ払い(全国の主要コンビニエンスストア)/銀行振込(銀行ATM・ネットバンキング)/auかんたん決済/ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い/ドコモ払い/PayPal/Paypay。お支払いの手数料に関して、コンビニ払いの場合 350円(税込)が、お客様のご負担となります。また、銀行振込ご利用の場合は、所定の振込手数料がお客様のご負担となります。

◯ 商品引渡しまたは役務提供の時期:各プロジェクトが募集期間内に成立した場合のみ、支援金の決済が行われ、約定されたリターンを得る権利が発生します。なお、リターン毎の発送(履行)時期は各プロジェクトの記載・連絡に準じます。諸般の事情により遅延・遅配が生じる場合は、プロジェクトオーナーより記載・連絡されるものとします。

◯ キャンセル・返品: 利用規約記載のとおり、お客様都合による返品・キャンセルはできませんのでご注意ください。尚、製品到着後に破損や初期不良がある場合には交換させていただきますので「メッセージで意見や問い合わせを送る」から、または納品書記載の連絡先までお問い合わせください。

※上記以外の事項に関しては、お取引の際に請求があれば遅延なく提示いたします。

<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/01/17 18:57

    先月から開始した本プロジェクトも、残り5時間で終了となりました。募集開始からたくさんの方にご支援頂き、なんと現在は、目標金額の約200%となる金額となっています。ご支援いただいた皆様からの応援もとても励みになりここまで来られたと感じております。本当にありがとうございます!終了まで残りわずかです...

  • 2021/01/15 18:00

    残り2日となりました。今までご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!現在はお届けするリターン用のフィッシュレザーを制作中なのですが、最近では加工の仕方にも興味を持ってくださる方から、「どうやってフィッシュレザーを作っているのですか?」と聞かれる事が増えてきました。そこで以前、テレビで...

  • 2021/01/14 19:22

    終了まで残り3日となりましたが、本日Webマガジン novice(ノーヴィス)にてこのクラウドファンデングについての取材記事が掲載されましたのでお知らせ致します!novice(ノーヴィス)は、ニューノーマル時代を、自分らしく生き抜くためのWebマガジンとして、新しい時代を生きる人たちへ新しい試...

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