【ジョージア ワイナリー紹介】


はじめに

初めまして。ジョージアよりジョージアワインのマーケティングと輸出販売を行なっております、DaiSuWine LLCの泉谷大輔と申します。

この度は、数あるプロジェクトの中から本プロジェクトをご閲覧いただき、誠にありがとうございます。

DaiSuWine LLC 代表取締役CEO (写真 : 右)


『世界最古のワイン発祥地 ジョージア』

日本でワインに携わる事業を行う中でジョージアワインを知り、移住を決意し、そこでは歴史あるジョージアのワイン文化に魅了されながら、多くの素晴らしい造り手達と出会いました。

ジョージアに移住し、初めて本物の"クヴェヴリワイン"(葡萄の果皮や種を全て一緒に土中に埋められたクヴェヴリで発酵させるワイン)を口にした時に感じた、ワインから伝わるエネルギーや衝撃に感動した事を今でも鮮明に覚えています。

人類の始まりは全てここが起源なのではと錯覚する様な神秘的な国ジョージアで、古代から耐える事なく流れ続ける滴。


これまでジョージアで様々な造り手と会い、頂いたサンプルワインは全て試飲し、日々情報を交換を重ね、直接マラニ(醸造所)へ足を運び取材を重ねています。

活動を進める中でもっとジョージアワインの世界観や生の情報、造り手達の背景、本物のナチュラルなクヴェヴリワインを日本に広げたいと強く思う様になりました。


そんな中、世界中の誰もが予想だにしていなかった「コロナ」に見舞われ、ジョージアの伝統製法でもあるクヴェヴリ(土中に埋められたワインを醸造・保管する為の卵形の土器)でのワイン造りが危機に晒され、輸出を伴う消費数が前年度と比べ5月時点で既に11.3%も減少しており、恐らく現時点では更に減少の道を辿っています。


「愛する家族や代々受け継がれる歴史や誇りの為。」世界最古でありながら世界最先端を走るワイン大国であり続ける為に、それにも屈せず直向きに取り組む造り手達を応援したいと思い、今回プロジェクトを立ち上げました。

家族一同総出で行われる伝統的な収穫祭


■UNESCO認定の無形文化遺産を存続させたい

紀元前6000年から続くジョージアのクヴェヴリ製法によるワイン造りの文化は、2013年にUNESCO世界無形文化遺産に登録されました。

8000年前からほとんど原型を変えていないこのスタイルは今もなお受け継がれ、その多くは輸出向けのワインとして醸造されています。

UNESCOへの登録を機に世界中からの認知が高まる一方、ワイナリーには様々な問題点が潜んでいるのも事実です。

ファミリーワイナリーの伝統を後世にも受け継ぐ事ができる様、コロナ渦で苦しむ彼等を少しでも後押ししたい思いでいます。

職人が手作業で造るクヴェヴリを丁寧に据え付ける


■多大な労力やコストがかかる

輸出はもちろんの事ですが、クヴェヴリワインは国内では高級ワインとしての位置付けとなる為、家族の伝統を保つ事やブランディングの為に、細部へのこだわりが必要になります。

それに伴いマラニやクヴェヴリの増・新設、畑の管理や苗木の購入、ボトルやエチケット並びにコルクの選定、ボトリングを補助する機械等の導入をしなければなりません。

これら一つ一つが彼等のワイン造りにとってとても重要である傍、膨大な時間と労力、コストがかかってしまうのが現実です。

ボトリングに必要な機械や資材


■品質管理が極めて重要

クヴェヴリワインは「生きたワイン」とも呼ばれている様に、ミネラルや多くのビタミンを含んだ粘土質の土壌から造られたクヴェヴリは土中で呼吸をしています。

クヴェヴリワインはスキンコンタクト(果皮や種をワインと一緒に発酵させる行為)を施す事で、果皮に含まれる野生酵母が働き、これにより人工的な介入を極限まで避ける事で、ワインはボトリングされた後も微量の変化を起こしながら生き続けています。

夜通し行われる攪拌作業は体力と忍耐が必要


しかしそれを可能にするには無農薬の畑で丁寧に葡萄を栽培し、葡萄が傷まない様に全て優しく手摘みを行い、化学物質無添加、発酵時には3時間おきにパンチングダウン(攪拌作業)を行い、クヴェヴリ内のワインと果皮等を地道に攪拌させなければなりません。

清潔に保たれながら長年使用されている道具の数々


その他にも注意すべき点は多く、心臓部でもあるクヴェヴリの徹底した清掃や、マラニ並びに醸造補助用具の清潔状態の維持、ボトルやコルクの品質等挙げればキリがありません。

これまで「ジョージアワインは安定しない」という声も上がる様に、ナチュラルなクヴェヴリワインを生み出す為には経験や努力だけでなく、労力やコストといった面がワイナリーには重くのしかかります。

ボトリングの最後の決め手となるコルクの品質


■多くの方々に正しく知っていただきたい

現在のジョージアワイン界の先駆者を含む多くの哲学的な造り手達と出会う中で、共通して口にする事がありました。

「"機械生産や大量生産のジョージアワイン"と"クヴェヴリワイン"は一括りではなく、後者は全てに対し献身的で正直でなければならず、私達は人生の中で常に選択を迫られる。小国ジョージアの偉大なテロワール(土壌)を理解し、父なる太陽と母なる大地のエネルギーを受けた葡萄を子供同様に育て、生きたワインを生み出す事に人生の価値を見出している。」

ワインで繋がる家族愛


資金の使い道

このプロジェクトに支援していただきました大切な資金に関しましては、ジョージアのファミリーワイナリーが今後より良いワイン醸造を行う事の出来る資金源にしていただく為に、複数のワイナリーのワイン購入費に充てさせていただきます。


最後に

ジョージアのクヴェヴリワインはもちろんですが、ジョージアの文化や国民性も含め、葡萄とワインを日々大切に世話をする造り手達が私は大好きです。

ワインの事を語る時の澄んだ瞳、何度も会う度に感じる彼らの熱心な姿勢や真っ直ぐな想い、そして純粋な言葉は全て言霊となり、血漿の様な生きたワインに宿ります。

単にビジネスだけではなく、一人の人間として尊敬や学ばせられる部分が多く、そんな彼らを助けたい、何か少しでも力になりたいと切に願っています。

しかしそれを実現する為には、私だけの力だけでは到底敵いません。
ここで皆様方の力をお借りして、ジョージアの歴史あるクヴェヴリ製法の存続や、進化を遂げながら代々継承し続けるファミリーワイナリーの発展を私は守りたいです。

第4のワインと呼ばれるアンバーワイン


まだまだこの場限りでは語りきれませんが、ジョージアワインが今後より多くの方々に正しく認識され、ファミリーワイナリーのナチュラルなクヴェヴリワインが普及される様に、彼等の想いを背負いながら全力で努めて参りたいと思います。


皆様の暖かいご支援とご協力、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


                       2020年12月吉日 DaiSuWine LLC 泉谷大輔


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