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愛知県瀬戸市の木工作家による、地元の間伐材を使ったものづくりプロジェクト

愛知県瀬戸市の木工作家・渡邉啓範が、地元ボランティア団体「森間伐の会」と組んで、木こりへ。生えすぎてしまった地元のどんぐりの木を間伐。その間伐材を使った作品づくり&木工体験が楽しめる「せともり」プロジェクトをはじめます!

現在の支援総額

358,000

119%

目標金額は300,000円

支援者数

45

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/01/30に募集を開始し、 45人の支援により 358,000円の資金を集め、 2021/03/09に募集を終了しました

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愛知県瀬戸市の木工作家による、地元の間伐材を使ったものづくりプロジェクト

現在の支援総額

358,000

119%達成

終了

目標金額300,000

支援者数45

このプロジェクトは、2021/01/30に募集を開始し、 45人の支援により 358,000円の資金を集め、 2021/03/09に募集を終了しました

愛知県瀬戸市の木工作家・渡邉啓範が、地元ボランティア団体「森間伐の会」と組んで、木こりへ。生えすぎてしまった地元のどんぐりの木を間伐。その間伐材を使った作品づくり&木工体験が楽しめる「せともり」プロジェクトをはじめます!

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◎自己紹介

はじめまして。

「わたり工房」代表で、木工作家の渡辺啓範(わたなべ・ひろのり)です!

私は愛知県瀬戸市で生まれ育ちました。子どもの時からギターとものづくりが好きで、9年間、静岡県に本社を置く大手楽器メーカーに就職。その後、瀬戸市に戻り、木工作家として独立して6年目になります。木材を高速回転させ、刃物を当てて木を削る「木工ろくろ」という技法を使い、製作した木の食器やどんぐりごまといった作品を百貨店の催事で販売しています。

また、ものづくりの楽しさを知ってもらいたいと、一緒に木を削ってボールペンを作る体験工房を開いています。

◉今回やりたいこと。「せともり」プロジェクトへの想い。

今回、わたしが継続的に続けていく! と決め、スタートするプロジェクトが、地元・愛知県瀬戸市の森の間伐材を使った作品づくりや、一般のみなさんにものづくりの体験をしていただく「せともり」です。

15年以上、木材に携わるお仕事をさせていただくなかで、年々、自分がどこでどう採れた木材で、作品をつくるべきかを、考えるようになりました。

日本の森は、さまざまな問題を抱えています。

戦後に大量のスギやヒノキの植林をして、収穫の時期がきているものの、今では安価な輸入材が入るようになり、需要がなくなってしまった。使うことを前提に植えているため、密集しすぎて、光が届くように不要な木を間伐する(間引く)必要があるものの、平たくいうと儲からないため、そのまま放置されている現状があります。

いち木工作家として何かできないか? 

そこで、地元・瀬戸市の森に目を向け始めたのです。

◎愛知県瀬戸市の森とは?

私が拠点にしている、愛知県瀬戸市は“せともの”が生まれたまちです。

1000年以上も昔からやきものの産地として栄えてきました。

その理由は、昔から、豊富で質のよい粘土が採れることはもちろん、窯を焚く時の燃料や釉薬として適した、シイやコナラといった、どんぐりがなる木も豊富であったことから。

その結果、江戸時代から明治時代にかけて、木が次々に伐採され、日本三大はげ山のひとつと呼ばれるように。荒廃した森林面積は、なんと30,000ha以上にも及びました。

それほどまでに、どんぐりの木を使っていたのです。

しかし、時代の流れとともに、ガス窯や電気窯が使われるようになり、薪は不要に。釉薬としても、伝統的な技法を守ってつくる窯元さんや作家さん以外は、代用品に取って代わられ、需要が減ってしまいました。

その結果、生命力がとてつもなく強いどんぐりの木は、今では爆発的に増え、放置しておくと、木が弱って、倒れて危険な状態に。植林ではなくとも、間伐する必要が出てきました。

◎瀬戸の間伐材を使って、ものづくりをする!

そういった瀬戸市の森に関するお話を教えてくださったのは、「森と暮らす」をテーマにした庭づくりをする、瀬戸の造園会社「フォレストニア」の代表・加藤 滋さん。

加藤さんは、「フォレストニア」の活動の一環として、森を整備するボランティア団体「森間伐の会」を立ち上げ、瀬戸市の森の整備に取り組んでいます。

現在、50名近くのメンバーが在籍し、倒れそうで危ない木などを伐採したり、森の道を整えたり、森の整備をしています。メンバーは整備をする代わりに、間伐した木を自分で持ち帰って自由に使うことができます。

加藤さんとの出会いによって、地元の間伐材が手に入れられるようになり、今回のプロジェクトが実現へと向かったのです。

瀬戸市には林業組合はありません。

そのため、加藤さんと出会う前は、県有林などの担当者に話を聞いたものの、個人で伐採はできないと断られたり、私有林も地主さんがわからなかったり、わかっても断られてしまい、どうすることもできませんでした。

けれど、加藤さんに出会い、自らチェーンソーを使って間伐をして、森の保全をしつつ、その木材を使って、作品づくりができる環境が整ったのです。

◎どんぐりの木の間伐材を使って、作品づくり

自分で切った間伐材は、丸太のまま持ち帰ります。

これまでわたしは製材され、きれいに整えて、使いやすくなった間伐材を使って、作品をつくってきました。

けれど、今回瀬戸で採れる間伐材は、大きさは大小様々その上、どんぐりの木は、曲がりくねった木が多く、大きな木材にはできません。そこで、小さな材料で作れるボールペンにすることに決めたのですが、丸太からボールペンのサイズの木材を切り出すのもひと苦労でした。

製材機のような大型設備があれば簡単ですが、現在は、チェーンソーで大まかに切り、そのあとはノコギリや斧や鉈を使って必死に手加工でなんとか材料を切り出しています。

材料を切り出したら、切りたての丸太は水分が多すぎて加工できないため、工房で乾燥させます。乾燥したら、木材をひとつひとつ選別してカット。ボールペンの芯を通す穴もあけます。

木材をひとつひとつ選別してカット。ボールペンの芯を通す穴もあけます。

木工ろくろを使い、削っていきます。ここでどんな木目になるのか楽しみな瞬間です!

木目は1本ずつすべてが違うので、毎回、削った時の楽しみがあります。ここに、金具を取り付けて、芯を通して完成です!

こちらが、メイドイン瀬戸の「せともり」ボールペンです。

本当にシンプルに、木そのものの良さを感じられるアイテムです。

さらに、大好きなギターの塗装「サンバースト」バージョンも作ってみました!

「サンバースト」とは外側に向けて色が濃くなるグラデーション塗装のことです。60年以上ギターの塗装に使われ、多くのギタリストに愛されている人気のカラーです。

ボールペンや万年筆にしてみたところギターと同じように木目と金具との相性もよく
渋くてかっこいい1本に仕上がりました!

◉サステナブルな循環

余った端材は、瀬戸で昔ながらの方法でどんぐりの木の灰から釉薬の作っている窯元に利用して頂いて
間伐材の端材、おが屑まで無駄なく使う仕組み作りにも力を入れていきます。

また、瀬戸にある燻製屋「天佑」さんも、今後「森間伐の会」の活動に参加して、間伐材を使いたいという動きも出ています。以前から燻製用の丸太を探していて、わざわざ遠方まで購入しに行っていたということで、地産地消はまさに一石二鳥。この会で整備している森では、高級な桜の木もあり、燻製用に使うと、香りがとてもよくなるといいます。

◎資金の使い方

森の整備とものづくりに使う道具を購入します!

①丸太を加工する3種類の製材機:約8万円

●丸太を大まかにカットする製材機

●角材にする製材機

●長さをそろえるベンチソー

現在、手作業で非常に非効率なため、製材機を導入します。

製材機を導入することで、丸太から板状の木材を作ることができるので、、お皿やおぼん、カッティングボードなど、作品や体験していただけるものの、幅がぐんと広がります。

②森の整備の道具を購入:約5万円

参加している「森間伐の会」は、ボランティア団体のため、自分たちで服や道具のすべてを用意しています。集まったメンバーで各自持ち寄った道具で作業していますが、私の持っている道具では足りず森間伐の会の方からお借りすることが多くあります、私一人の道具で作業が進めれるように、道具を増やしたいです!

●木を倒すためのロープ+滑車

●チェーンソー

●一輪車

③リターン代:約14万

●木工体験

●商品

●郵送費

④クラウドファンディング手数料:約3万円

・10%+消費税(30万円達成時)

◉リターンについて

今回のリターンは、これからはじめるプロジェクトのプロダクトや体験をご用意しています。応援よろしくお願いします!

◎私の想い

 

瀬戸に生まれ育ち、今も瀬戸で工房を構え、瀬戸の多くの人に支えられています。

私のものづくりの力で、瀬戸のためになる取り組みをしたいとずっと考えていました。

瀬戸市の整備をしなくてはいけない森は広く、どんどん木も成長するので、正直なところ私ひとりの取り組みでは全然追いつきません。

今後は「フォレストニア」さんとも協力して、リターンのようなせとの森を楽しむツアーを定期開催したり、瀬戸の森を知ってもらうことも、力を入れていきたいと考えています。

サステナブルなものづくりをきっかけに、少しでも森に興味を持ってもらい、森を守る活動の応援ができればいいなと願っています。

【店舗情報】

4月1日プレオープン予定2021年4月オープンを目指し、瀬戸市の中心市街地にある「せと末広町商店街」へ移転します。

これまでは駅から駅から2キロ以上離れていましたが、徒歩約10分とアクセスが良くなりました。
お気軽に遊びに来てくださいね。

最新の活動報告

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  • 返礼品発送します!

    2021/06/02 10:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 目標達成しました!ありがとうございます!

    2021/03/07 08:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • ロープと滑車

    2021/02/23 08:00

    クラウドファンディングが残り2週間となりましたが、皆様のご支援のおかげで目標まであと少しです。支援して頂いた方のせともりプロジェクトの応援や、リターンの体験や商品を楽しみにされている方のコメントとても嬉しくて、これからより一層頑張っていく活力になりそうです!ありがとうございます!さて今回は森の整備の道具の「ロープと滑車」についてです、これも支援金の使い道の1つです。森の整備で伐採するのにはもちろんチェーンソーを使います、私も森間伐の会に入ってすぐチェーンソーが必要だろうと思い買いました。しかしチェーンソーだけで伐採すると切った木がどこに倒れるか予測できず、とても危険です。そこで安全な方法としてロープと滑車を使って木が倒れる方向をコントロールする方法があります。(今回の伐採方法は一例です、初心者の私が学んでいる最中での説明ですので不備や語弊があるかもしれません)まず、ロープを倒したい木の上のほうに引っ掛けますこのままロープで引っ張ると当然、自分のほうへ倒れてきてしまいますので、滑車を使って引っ張る力の向きを変えます滑車の先で安全な位置から引っ張れるようにしますこのような状態で木の根元をチェーンソーで切れ目を入れていきます。チェーンソーで切れ目を入れるのも木の形状や重心、山の勾配など様々な要因が絡んできます。写真のような切り目を「受け口(うけぐち)」と呼びますが、重いチェーンソーを扱ってこれを狙い通りに作るのがとても難しいです。そのあと反対側からも切れ目を入れたら引っ張ります。引っ張るにつれてメキメキと音を立てて倒れていき、倒れる瞬間はズドンと迫力のある音がします!といった流れで木の伐採をしています。そこで安全に木を倒すために、ロープと滑車を購入したいと考えています。しかし実はロープと滑車があればいきなり伐採がはかどるかと言われるとそんなことはなくて、木の形状や倒したい方向、周辺の木の生え方などでロープ、滑車の使い方は変わってきます。まだ初心者の私ひとりではロープや滑車を使いこなせないのですが、ベテランの方に教えてもらいながら少しづつ学んで経験を積んでいくためにもロープと滑車を積極的に使える環境を作りたいと思い、資金の使い道の1つとしました。いつか、このクラウドファンディングで購入したロープと滑車を使いこなしてバシバシ伐採する姿をお見せできればと思っています。 もっと見る

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