◎はじめに・プロローグ

みやざき縁(えん)パワープランニング事務所代表の菅 忍(すが しのぶ)愛称『モルダー』と申します。
私は一人一人の力と御縁をつなぐことで、人が良くなり、地域も良くなると信じて、「人・モノ・地域」を笑顔で、元気にするためのコンサルタント(技術者)です。
私の生い立ちはプロフィールのとおり、山あり谷ありの人生です。

これまで、技術者として生きることを諦めたのが三度ありました。
一度目:『阪神淡路大震災』高速道路が壊れ、街が大火に見舞われる様子を見て、土木・建築の技術が、自然の力の前では無力だと感じました。
二度目:『東日本大震災』押し寄せる津波で、街が流されていく様子を見て、どんなに土木の技術を駆使しても、やはり自然の力には勝てないと感じました。
三度目:『熊本地震』これまで二度の震災は、私の住む九州ではありませんでした。熊本地震では、私自身が訪れたことのある場所が、軒並み崩壊しました。また、阿蘇神社の倒壊の様子を見て、古代の建築技術までもが、自然の力で押し潰された様子を見て、もう土木・建築の技術者として生きていくことは無理だと諦めました。

そして2016年に宮崎県児湯郡木城町に引っ越し、行政書士事務所を開設しました。
こうして、技術者として生きていくことを辞めようとしたときに、必ず私の技術を使いたいと言う方々が現れます。
そしてまた技術者として再び歩み始めるのですが、ここ数年の働き方が厳しかったために、2017年の4月末から1か月以上の入院生活を余儀なくされました。
入院し、多くのモノを失いました。
そんな失意のときに、twitterで堀江貴文さんの『好きなことだけで生きていく。』を知りました。
入院などで、全くお金がなく、「本を買うことができないな…」とtwitterにつぶやいたところ、見知らぬ方から、『俺が送ってやるよ。』と連絡がありました。
このときほど人の優しさを感じたことはありませんでした。
病院に堀江さんの本が送られてきて、ベッドの上で涙を流しながら読みました。
私は2015年にある方に堀江さんの『ゼロ』を贈りました。その1年後に自分がゼロになり、堀江さんの『好きなことだけで生きていく。』を読むことで、これまでの働き方、生き方を省みて、一人の人(技術者)として何をしたいのか?何ができるか?を考え直しました。

『プロジェクトの整理』

◎このプロジェクトで実現したいコト

実現したいコトが3つあります。
1 私の技術を使って、今後住み続ける木城町のまちづくりに役立てます。
私は技術士【建設部門】です。これまでに私が培ってきた技術のすべてを木城町で発揮します。このことで、木城町が進めるまちづくりや木城町に住む人の生活に役立ちたいと思います。
2 木城町に住む人、訪れる人が一層笑顔でワクワクできる町にデザインします。
私自身が木城町へ移住した一番の要素は、木城町にいると笑顔になれることです。それは子供たちの声、鳥のさえずりであったり、笑顔になれる資源を使い、様々な世代がワクワクできる町にデザインしていきます。
3 私のこれまでの経験や技術を次の世代へつなぎます。
これまでの技術者は、行政や民間から仕事を出してもらい、その仕事をしっかりやり遂げるというものでした。これからの技術者は自らの技術を使い、仕事を創り出すということが必要だと考えます。仕事を待つのではなく、仕事を創り出し、新たな経験や技術を次の世代に受け継いでもらいたいと考えています。

『地理情報システム:オープンGIS【QGIS】』

◎プロジェクトをやろうと思った理由(背景)

木城町の持つ魅力は、人の優しさと豊かな自然環境です。
2017年、木城町を流れる小丸川(一級河川)が水防法の見直しにより、大雨の際に浸水する区域(浸水想定区域)が拡大することが新聞に掲載されました。このことから、私の技術を少しでも木城町の安全な暮らしに役立てようと考えました。

◎私のこれまでの活動

私は公務員技術者から民間技術者へと転換しました。
公務員技術者の時代は、土地利用計画、交通計画、防災の担当でした。また、2013年からは通学路安全対策アドバイザーとして、県内の小学校の安全対策などを行ってきました。2017年度も宮崎県教育委員会の学校安全教育推進員(通学路安全対策アドバイザー)として活動しています。

『宮崎県教育委員会の学校安全教育推進員』

◎資金の使い道

このプロジェクトの完了予定を2017年度中にしています。地理情報システムを作っていく中で、ハンディGPS(GARMIN社製)とGPSカメラ(防水NIKON製)は必要不可欠です。また、調査報告書の作成と調査期間中の各種経費に資金をあてます。

◎リターンについて

はじめに書いたとおり、多くのモノを失いゼロになりましたが、私は風景写真を撮影し、BASEPIXTAで販売しています。
これらを支援していただける方に提供します。また、支援金額に応じて、木城町及び宮崎県を満喫できるモノを準備しました。

◎終わりに・エピローグ

このプロジェクトを考えるきっかけは、私自身の生き方・働き方の反省からでした。
私の身体を心配し、入院している間を支え、このプロジェクトの草稿段階から見守ってくれた家族にありがとうと言いたいです。
また、入院中に本を贈ってくれたK.Sさん、twitterでリツイートやいいねをしてくれた堀江貴文さん、家入一真さん、メールで助言していただいた延藤安弘先生にお礼を申し上げます。
そして、このプロジェクトを通して、私の笑顔で地域の人が元気になるという原点に戻りたいと思います。

 

  • 2019/05/01 12:50

    平成にスタートした私モルダーこと菅忍のプロジェクトは、平成とともにエピローグを迎えました。プロジェクトを進めていく中で、私の体調悪化、福岡大学大学院への進学、新しい仕事など、ここ宮崎県木城町に移住してからも大きな変化がありました。そして、一人ではプロジェクトを進めていくことが困難な状況になり、...

  • 2017/11/08 12:33

    プロジェクトの経過報告 パトロン(支援者)の方には随時ご報告していましたが、プロジェクトの現地調査等を始めています。詳細は、プロジェクトのホームページに掲載していますので、ご覧いただければと思います。 URL:https://camp-fire.egaonogoen.com/ プロジェク...

  • 2017/10/14 13:07

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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