はじめに・ご挨拶
みなさんこんにちは!
私たちは、長野県池田町をフィールドに地域や行政の方々と協働し「池田町の地域課題を解決し、活性化する」ことを目的に活動している大学生です。週末にはこの池田町の広津地区にある古民家で二拠点居住にチャレンジしています。
広津地区は人口83人の小さな地区です。私たちは魅力的な住民の方々との交流を通じて広津の良さを日々体感しています。しかし、少子高齢化に伴うさまざまな問題も見えてきました。
大好きな場所をもっと知ってもらいたい。古民家(通称:無明(むみょう)荘)を改装することで、広津の拠点をつくり、100人に関わりをもっていただきたいと思っています。それによって、広津に多くの人が「住んでいる」ことになります。人口減少という課題が解決し、地区の維持や活性化につなげていきたい、そして皆様とともに広津を盛り上げていきたいと思っています。どうぞ皆様のお力をお貸しください!
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは、長野県池田町広津地区にある古民家(無明荘)の改装を計画しています。無明荘は、住人の方からご厚意でお借りしている築百年を超える立派な古民家です。この無明荘を拠点に、100人の皆さんに地区への関わりを持っていただくことがプロジェクトの目標です。
しかし、現在の無明荘には設備上の問題があります。断熱材がないため冬の寒さが厳しく、配線整備が不十分なため電気の使用に安全上の懸念があります。さらに、長年使われていなかった囲炉裏は当時の原型をとどめているものの使用できず、お風呂の天井は浮き上がっている、といった状況です。
浮き上がったお風呂の天井
古民家「無明荘」の囲炉裏
クラウドファンディングにより無明荘を改装し、利活用していくという事例は、空き家の増加という全国的な問題の解決方法の一つになり得るのではないでしょうか。多くの人が寄り集まって空き家を改装しつつ暮らすこと。これもまた、新たな空き家の利用方法として考えられます。
広津地区ってどんなところ?
広津地区は豊かな自然に囲まれた山村集落で、古民家が立ち並ぶ景観には、どこか懐かしさを感じる風情があります。アクセスは池田町の市街地から車で約10分。商店街や総合病院やコンビニ、大型スーパーから近いところに、長野県内でもなかなか見られない非日常的空間が広がっています。
一説によると、武士が移り住んだことにより、文化が生まれ、今もその名残が残っているといわれている場所でもあります。このように広津は自然と文化に恵まれた土地です。
https://hirotsu80.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
プロジェクトのきっかけ
信州大学・長野大学の学生を中心に2018年4月から「池田つむぐプロジェクト」という団体が立ち上がりました。ここで学生たちは地域や行政の方々と協働し、長野県池田町をフィールドに「池田町の地域課題を解決し、活性化する」ことを目的に活動をしてきました。
→池田つむぐプロジェクトの詳細はこちらをご覧ください
https://ikedatumugu.wixsite.com/home
https://kayakura.me/tsumugu/
池田つむぐプロジェクトの中に、長野県池田町広津地区という場所を盛り上げよう!と活動している「広津観光グループ」というチームがあります。それが私たちです。
広津の杜のメンバーと無明荘
私たちは2018年から広津に関わっており、行事に参加しながら住民の方とのお話の場を設けてきました。2020年からはご厚意で無明荘をお借りでき、地区の自治会にも入会させていただきました。ここを拠点にして、広津の魅力を発見、発信しながら活動しています。それぞれ普段は異なる生活圏で過ごしながら、週末には無明荘で二拠点居住にチャレンジしつつ、奉仕活動を行いながら、広津の魅力を発見、発信しています。
池田町と私たちの大学キャンパスとの立地関係
地区の方と協力して40年ぶりに獅子舞を復活させました
御宮の掃除
ある日の広津
無明荘を拠点とすることで、広津の魅力に触れられる機会が格段に多くなりました。
一方で、広津には現在以下のような課題があることもわかってきました。
①少子高齢化に伴う人口減少と過疎化の進行
②交通手段の選択肢の減少などで、日常生活を送るのが困難に
③歴史ある伝統民俗や文化の伝承問題
④有害鳥獣被害
⑤森林及び農地の荒廃、耕作放棄地の増大
⑥生物多様性が損なわれる
実際に猫に荒らされた部屋
経済的な費用対効果が低い山間地域に、行政が今以上にお金をかけることは難しくなっています。広津も例外ではありません。どの集落も家が数軒しか残っておらず、たった一軒になったところもあります。道路、水道といったインフラを維持整備することへの必要性が強く問われています。議論が進めば、広津の消滅に拍車がかかるでしょう。
"しかし、本当にそれで良いのでしょうか…?"
私たちは活動する中で、人が少ない集落の生活やサービスを切り捨てていくことへ大きな疑問をもつようになりました。
広津には人と自然が共生することで育まれてきた、一度失われたら取り返せない豊かな里山や文化があります。私たちはそれぞれ、これらの貴重な財産に魅せられてきました。また、広津は便利さや住みやすさでは街に劣るかもしれませんが、そのような土地にこそ地域の魅力が残っているのではないかと、私たちは活動する中で感じました。
そこで、無明荘を改装して拠点とすることで、より多くの人に広津の暮らしを体験していただき、この魅力や課題にアプローチしたいと考え、今回のプロジェクトの実行に至りました。
資金面の問題もありますが、自分たちで無明荘すべての改修や管理を行うのではなく、みなさんとともに行い、その活動を通して広津がみなさんの二つ目の故郷のような、生活の一部のような存在にしていきたいという思いを私たちは抱いています。
資金の使い道
私たちは無明荘を拠点にするにあたって、上記のようなステップを考えています。
それにあたって、まずはお越しいただいた方に主に宿泊や作業場として使用いただくために
・むき出しになった配線の保護
・1階の部屋の床に断熱材を敷く
以上2点の改装を考えております。
しかしながら、この第1期の「居住」への工事資金が不足しています。
どうか私たちの活動にご賛同いただける皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
むき出しの配線
今回断熱材を敷く1階の2部屋。ストーブをつけてもこの部屋の気温は2℃…。
リターンについて
ご支援いただいた方全員に
・お礼メールと、メールマガジン(年4回 )をお送りいたします
・お名前を無明荘に掲示させていただきます(匿名を希望の方は備考欄にその旨をご記入ください。)
<送料等、配送に関して>
・支援金の一部を返礼品配送にかかる送料に充てさせていただきます。
・日本郵便及びゆうパックを使用し、配送させていただきます。
実施スケジュール
3月上旬:むき出しになった配線の保護
3月下旬:1階の部屋の床に断熱材を敷く
プロジェクトが成功したあとの未来について
今後は、段階的にトイレの設置や床の張替え等も行いつつ、
➀まちなかの子供たちが定期的に遊びに来れるような野外教育の学習/研修・実践(大学のゼミ、小学生の宿泊体験etc)の場にする
②地方での二拠点居住を考えている方に、お試しで体験ができる拠点にする
以上のように考えています。それに加え、将来的には広津の歴史、文化を知ることのできる民俗資料館を、地域の方の力をお借りしつつ、無明荘の中につくりたいと考えています。
無明荘に残る数々の品
最後に
魅力的な83人の住民の方々との交流を通じて広津の良さを皆様に体感していいただき、一緒に広津の拠点をつくることで100人の方に、長野県池田町広津地区に関わりをもっていただきたいと思っています。
どうぞ皆様のお力をお貸しください。
私たちの活動は日々更新中!
【広津の杜公式SNS】
Instagram:https://www.instagram.com/hirotsu_mori/?hl=ja
Twitter:https://twitter.com/hirotsu_mori
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