こんにちは、離島経済新聞社(略してリトケイ)です 

こんにちは、NPO法人離島経済新聞社で統括編集長を務めております鯨本(いさもと)あつこと申します。離島経済新聞社(略してリトケイと呼んでいただいておりますので、以下リトケイ)は、日本に400島余りある有人離島にフォーカスする有人離島専門ウェブメディア『離島経済新聞』やフリーペーパー『季刊ritokei』の発行や、離島地域に関する事業を展開している団体で、2010年より活動を続けております。 

 

>>ウェブメディア『離島経済新聞』
>>フリーペーパー『季刊ritokei』
>>NPO法人離島経済新聞社 団体紹介サイト

突然ですが、みなさんは日本にある400余りある有人離島のうち、いくつの名前を知っていますか? 「島というと沖縄とか……?」と思う方もいえば、宮古島、石垣島、屋久島、種子島、隠岐の島、対馬、八丈島etc……と、いくつか思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。

正解は、この「鯛」の鱗に書かれた数だけの有人離島があります。

 

今から7年前、編集者をしていた私は仲間内で「日本の良いものを紹介するメディアをつくりたいね」という話になり、いくつかのご縁をきっかけに「日本の良いもの=離島かもしれない!」と思いに至り、離島経済新聞社を立ち上げました。

「どうして島なの??」

そんな私が初めてお会いした人に「離島経済新聞社をやっています」というと、「どうして島なの??」と疑問をもたれる方がほとんどでした。「どうして島なの??」についての説明は後述していきますが、詳しくは以下の記事や動画をご参考いただけると幸いです。

 

>> ダカーポ 片岡英彦のNGOな人々
“身の丈にあった暮らし方”を学ぶ 『離島経済新聞』鯨本あつこ編集長
>> 島に寄り添うメディアから、島のパートナーへ。「続いたことが奇跡」と振り返る『離島経済新聞』鯨本あつこさんに聞く、島に教わった大切なこと

あなたは知っていましたか?
有人離島が”400余り”存在することを

日本は島国と呼ばれていますが、その名の通り、400島余りの有人離島のほか、北海道・本州・四国・九州・沖縄本島という「本土」と呼ばれる5島で構成されています。地理学上では、オーストラリア大陸よりも小さな陸地が「島」といわれており、本州は世界で7番目に大きな島になります。

リトケイが注目している400余りの有人離島は、1島あたりの人口が15万人にも満たない島ばかり。もっとも多い淡路島で約13万人。本土と橋でつながらない島では、鹿児島県の奄美大島と新潟県の佐渡が約6万人、沖縄県の宮古島や石垣島が約5万人と多いのですが、人口1万人を超える島はわずか20島程度で、半数以上が500人に満たない小さな島です。

あまり知られていない
有人離島が「大事」な理由

400余りの有人離島の人口は、合わせて約70万人になり日本の総人口の0.005%程度。ニッチな分野だと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、400余りの有人離島は日本に暮らす、すべての人にとって、大事な存在だったりします。 

日本は国土こそ小さな島国ですが、「自由に経済活動を行ってよい海」の面積は世界6位規模ととっても広大。その理由こそが有人離島の存在であり、日々の食卓にあがる海の幸が獲れる場所はもちろん、地下資源が豊富に眠っている場所で、日本が経済活動を行えるのは、人の暮らす島が点在しているからなのです。

 

しかしながら、島々の9割が人口減少傾向。このままでは無人化も懸念されることから、今年4月に「国境」に位置する71島の無人化を防ぐため「特別有人国境離島法」という新しい法律が施行され、7月には島々を振興する「国境へ行こう!!」プロジェクトもスタートするなど、離島地域の盛り上げを後押しする動きもはじまりました。

小さな島には日本の原点的な良さがあることを
たくさんの人に、知ってもらいたい 

前述の「有人離島が大事な理由」は、どちらかといえば国や日本国民にとっての大事さになりますが、私個人には、欠かすことのできない大事な理由が他にあります。

それは日本の島々に日本の原点的な良さが存在しているから。

 

私は九州の田舎で生まれ育ち、福岡や東京や那覇という都会で暮らしてきました。都会という場所には、人が多くて、たくさんのお店があり、選び放題のサービスがあり、「便利」が詰まっていました。 

一方、400余りの有人離島は、コンビニがない島がほとんど。小さな商店があるだけの島も多く、都市部だったら受けられるサービスも、ほとんどありません(ちなみに人口の多い島にはコンビニやサービスが割りとあります)。

 

本土と橋でつながらない島では、天候不良で海が荒れると船が欠航し、物流がストップする島も少なくありません。そうした島では、日頃からご近所同士の「助け合い」「共助関係」「結(ゆい)」が当たり前にあって、皆で支え合いながら、日々の暮らしを営まれていました。

 

私は「離島」というテーマに出会うまで、暮らしのなかでの困りごとを解決するには、お金を出して「何かを買う」「何かのサービスを受ける」ことが当たり前と感じていたように思います。しかし、離島に出会い、離島に暮らす人々の感覚を知りながら、人が上手に生きていくために必要なのは、お金よりも、助け合える人の存在なのかもしれない、と気づきました(お金もある程度は必要ですが)。 

 

ここまでお読みいただいた方のなかで、「自分もそういえば……」と思う方がいらっしゃれば、ぜひ400余りの島に触れてほしいと思います。そうすると、日本がかつて「なにもなかった」といわれる時代に、当たり前にあったような「人と人とのつながり」をはじめとする「原点的な良さ」を感じていただけると思うのです。

 

『季刊ritokei』にご登場いただいたいている著名人の方々にも「島の価値」についてお話いただきました。山口智充さんリリーフランキーさん池澤夏樹さんもたいまさこさんなどたくさんの著名人に「島」について語っていただいておりますので、よろしければぜひ、リンク先の『離島経済新聞』をご覧ください。

「離島×CAMPFIRE」で島の挑戦をバックアップ!!

前置きが大変長くなりましたが、いよいよ本題に移ります。

今回、リトケイはこれまでの活動(メディア事業地域事業)から一歩前進するため、「離島×CAMPFIRE」として小さな挑戦を後押しするCAMPFIREとコラボし、たくさんの島々の挑戦や、リトケイ自身の挑戦を形にしていくこととなりました。 

 

「離島×CAMPFIRE」の枠組みでは、「島の課題を解決したい」「より良い島にしたい」など、島のソーシャルグッドを目的としたプロジェクトを展開し、この枠組みからクラウドファンディングに挑戦する島々については、資金調達プラットフォームとしてCAMPFIRE、PRプラットフォームとして有人離島専門ウェブメディア『離島経済新聞』等のメディアをご活用いただきたいと思います。※「うちの島も挑戦したい!」という島の方がいらっしゃれば、どうぞリトケイまでお問い合わせください。 

同時スタートのプロジェクトもぜひご覧ください。

 

>>男鹿島 ”幻の盆踊り”を復活させたい!

 

>>きつねやたぬきが踊る島。大分姫島の不思議が詰まった本「姫島のふしぎ」を作りたい!

リトケイマイプロジェクト第1弾は
島の話題が生まれる全有人離島Tシャツ!

第1弾は、「島にふれてもらうきっかけをつくる」ため、「島の話題が生まれる有人離島Tシャツ」です。

九州の田舎で生まれ育った私は、正直なところこの仕事をはじめるまでは日本にいくつ島があるのか知りませんでした。実際、1億人以上いる日本人のなかで、日本に400余りの有人離島があることをどれだけの人が知っているでしょうか。そんな日本の人々に、日本の有人離島にふれてもらうきっかけを、Tシャツでつくりたいと思います。

なぜTシャツ?それは優れたメッセージ媒体だから

夏はそのまま、冬は重ね着をして……と、春夏秋冬、季節を問わず着用できるTシャツには、さまざまなイラストや文字が描くことができます。 

暑い地域の方なら1日に2度は着替えるかもしれません。何枚持っていてもよいTシャツ、優秀なメッセージ機能を持ったTシャツ、そんなTシャツを活用して島にふれてもらうきっかけをつくりたいと思います。 

デザインは『季刊ritokei』の人気デザインがベース 

デザインは、これまで『季刊ritokei』で制作してきたデザインを活用します。『季刊ritokei』のデザインを担当しているは、朝のNHKでおなじみの番組「デザインあ!」で「解散!」というコーナーも担当しているアートディレクターの岡崎智弘さんと、デザイナーの西本遥さん。

 

『季刊ritokei』は、「島にふれたことのない人でも思わず手に取りたくなるようなデザイン」を目指し、ポップに島を伝えてきたタブロイド紙です。そんな歴代の『季刊ritokei』のなかから、読者の皆さまに「欲しい!」と言われつづけてきた「島の大きさ地図」ポスターをアレンジし、400余りの全有人離島をTシャツに配置します。

 

メッセージを伝えることが目的であっても、着心地は大事です。今回は、暑い島でも心地よく着用いただけるよう、寒い島ではTシャツの下に長袖を重ね着いただけるよう、風をまとうようなふんわりボディを採用。生地は丈夫ながらもサラリと乾きやすいものにいたします。

男性用はスタンダートシルエットで色は2色、サイズはM/L/XLの3パターン。女性用は美しいフォルムのドルマンスリーブで色は3色、サイズはゆったりシルエットのワンサイズM/Lの2パターンになり、希望小売価格は3,900円(サンキュー!)になります。(2017年8月1日現在、イラストしかございませんがクラウドファンディング募集中に正式なデザインに起こした画像をアップいたします)

 

オーダーメイドプランあります!

色やサイズ、オリジナルメッセージをいれたい方は、オリジナルプランでお申し込みください。メッセージ部分に「◯◯島はここです」と記載いただき、島々の1つに丸をつけることが可能。自分の島だけのオリジナルTシャツになります。(別途、卸売についてご希望がありましたらご相談ください)

 

島の話題が生まれるTシャツを着ると
「ここ、俺の島」「こんなに島があるんだ!」...が可能

一見は普通におしゃれなデザインTシャツ。しかし、見る人が見れば「これって島?」「ここ、俺の島」「この島、どこだろう?」というコミュニケーションが生まれる優れものになり、知らない人に「この柄なに?」と尋ねられたら「これは日本の有人離島で……」「へえ!こんなにあるんだー」という話題が生まれるTシャツです。

そして、そんな話題のなかで「離島ってどんなところ?」と疑問が具体的になったら、Tシャツに記載のある「www.ritokei.com」を検索していただければ、島についての正しい情報を知っていただくことも可能。

島にお住まいの方には、「ここが俺の島で……」という説明に活用いただけたら嬉しいですし、すでにたくさんの島へお出かけされている島ファンの方には、布にかけるペンを使ってこれまでに行ったことのある島をマークしてもらい、「こんなに行った!」アピールをしていただくのもアリかと思います。 

リターンについて

本プロジェクトのリターンは以下になります。

【シンプルに応援!コース】3000円
応援しているよ!Tシャツはいらないよ!と、応援のお気持ちだけいただける方はこのコースにて応援いただけると幸いです。リトケイ一同よりお礼のメッセージと『季刊ritokei』最新号をお届けいただきます。(発送予定:2017年9月)

【Tシャツ1枚コース】3900円
ご希望のTシャツを1枚と、リトケイ一同よりお礼のメッセージをお届けいたします。(発送予定:2017年10月)

【Tシャツ2枚コース】7700円
ご希望のTシャツを2枚と、リトケイ一同よりお礼のメッセージをお届けいたします。(発送予定:2017年10月)

【Tシャツ3枚コース】11600円
ご希望のTシャツを3枚と、リトケイ一同よりお礼のメッセージをお届けいたします。(発送予定:2017年10月)

【Tシャツ4枚コース】15200円
ご希望のTシャツを4枚と、リトケイ一同よりお礼のメッセージをお届けいたします。(発送予定:2017年10月)

【Tシャツ5枚コース】19500円
ご希望のTシャツを5枚と、リトケイ一同よりお礼のメッセージをお届けいたします。(発送予定:2017年10月)

【オリジナルコース】(Tシャツ10枚) 10万円
オリジナルメッセージ・ご希望の島に◯付け・オリジナルカラー・オリジナルサイズをお選びいただけるコースです。印刷カラー2色、ボディカラー1色、サイズ3サイズまで応相談のお値段になります。(一度、オリジナル版を作成いただけましたら、別料金にて卸販売用の商品受注も承ります ※版の保管は1年。1年を超えた場合は新規の版作成料金1万円をいただきます)

【オリジナルコース】(Tシャツ30枚) 18万円
オリジナルメッセージ・ご希望の島に◯付け・オリジナルカラー・オリジナルサイズをお選びいただけるコースです。印刷カラー2色、ボディカラー1色、サイズ3サイズまで応相談のお値段になります。(一度、オリジナル版を作成いただけましたら、別料金にて卸販売用の商品受注も承ります ※版の保管は1年。1年を超えた場合は新規の版作成料金1万円をいただきます)

【オリジナルコース】(Tシャツ50枚) 20万円
オリジナルメッセージ・ご希望の島に◯付け・オリジナルカラー・オリジナルサイズをお選びいただけるコースです。印刷カラー2色、ボディカラー1色、サイズ3サイズまで応相談のお値段になります。(一度、オリジナル版を作成いただけましたら、別料金にて卸販売用の商品受注も承ります ※版の保管は1年。1年を超えた場合は新規の版作成料金1万円をいただきます)

「離島×CAMPFIRE」で資金を募る理由
Tシャツの売り上げは「島を伝える」活動に活用

今回、「離島×CAMPFIRE」の枠組みから資金を募らせていただく理由は、リトケイがまだまだ小さな団体であり、サポーターや読者からの会費や寄付、企業や自治体との共同事業等でなんとか事業予算をまかなっている状況にあるため、新たなプロジェクトを実施するための初期費用は、プロジェクトに賛同いただける方、「Tシャツが欲しい!」と思っていただける方による事前購入により確保したいと考えたためです。

今回のクラウドファンディングで集まった資金では、Tシャツ製造の初期段階でかかる「版」の制作や、デザイン調整にかかる費用、初期製造にかかる資材やプリント代などに充てさせていただきます。

なお、目標金額を上回った場合は、少し多めに製造し、リトケイが出店するイベント等やインターネット等を通じて販売させていただく予定です。そして、Tシャツ販売により確保できた利益は、リトケイの「島をふれるきっかけをつくる」「島を正しく知ってもらう」ための活動に活用させていただきます!

ここまでの長文をお読みくださりありが島ございました。島にお住まいの方、ご出身の方、島が大好きな方、知らなかったけど興味が湧いてきた方などなど、たくさんの方のご支援をお待ちしております!

 

※なお、「離島×CAMPFIRE」としてリトケイが島々のクラウドファンディングを盛り上げたい理由について、まだまだお話させていただきたいことがありますので、後日UPさせていただきます!

 

 

  • 2017/10/15 11:09

    こんにちは、離島経済新聞の鯨本です。 今週ついに「島の話題が生まれるTシャツ」が完成し、ただいま本プロジェクトにご支援いただいたみなさまへの発送作業を行っています。   こちらが完成したTシャツになります。   島の数が大きく、複雑な形の島もあるため、それぞれの島がきちんとわかる状態...

  • 2017/08/29 17:51

    こんにちは、離島経済新聞の鯨本あつこです。 島の話題が生まれるTシャツプロジェクトは、無事に目標金額を達成することができました。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました! 残すところ6時間となりましたが、ここまできてカラーバリエーションが決定しましたので、以下にご紹介させていた...

  • 2017/08/26 15:40

    こんにちは、離島経済新聞の鯨本あつこです。いよいよできてきました!島の話題が生まれるTシャツ。デザイン公開です♪ Tシャツの印刷面は横28cm×縦40cm。そこにこちらのデザインがプリントされます。 こちら白いTシャツへのプリントイメージです。※パソコンやスマホ画面では実際の色と異なっ...

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