はじめに
このページをご覧くださりありがとうございます!コンフロントワールドです。
私たちは、アフリカのウガンダ共和国ブタンバラ県にて、約3年間にわたり現地パートナーNGOと協働し、現地農村部の衛生環境改善活動に取り組んできました。 支援先には、安全な水を手に入れる設備や衛生的なトイレなどのインフラが整備されておらず、人々はHIV感染症の危険にさらされています。 これまでに、小学校へ12,000L貯水タンク2基と浄水フィルター4つ、家庭用トイレ20棟を建設し、子供たちへの手洗い指導を行ってきました。
※小学校に建設した貯水タンク
その最中、新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大。急遽、2020年5月から同年10月までの期間で緊急支援活動を行いました。 多くの方から多大なるご支援いただき、約2,000世帯へ簡易手洗い装置と石鹸、地域の施設に計125個の大型手洗い装置を届け、大規模な啓発活動を実施することができました。
※緊急支援活動の様子(現地パートナーNGOのメンバー)
緊急支援後の現地状況
昨年の緊急支援を終え、ブタンバラ県の手洗いできる人の割合は、元々の25%から約35%まで改善した*ことになります。幸いなことに県内では未だ新型コロナウイルス感染症による死者は出ておらず、緊急支援の成果に貢献できたことは間違いありません。 しかし、緊急支援後に現地パートナーNGOから届いた声は決して穏やかなものではありませんでした。
ウガンダ国内では昨年ロックダウンが実施され、経済活動が止まったことで衛生用品が品薄になってしまったこと、物価の高騰、手洗い需要による水不足、まだ多くの人々の手洗い意識が十分でないことなど、未だ課題は山積しています。現状として、ロックダウンが解除された後、行動規制が緩和されると同時にウガンダ国内の新規感染者数と死者数は増加してしまいました。病院ではコロナ患者増加により酸素吸入用の酸素が不足しています。
*現地パートナーNGOによる調査(2019年12月~2020年1月に実施)及び同NGOの活動結果レポートより
農村部の手洗い環境と人々の意識は徐々に改善していますが、未だ十分ではありません。昨年の緊急支援が無駄になってしまわぬよう、継続した活動が必要です。
このプロジェクトで実現したいこと
手洗いは、感染症予防に最も効果的な手段です。新型コロナウイルス感染症が広がる中、皆様の中にもその重要性を痛感している方が多いのではないでしょうか。 そこで、私たちは緊急支援活動第2弾として、ウガンダ共和国ブタンバラ県へ手洗い環境の提供と啓発を目的とした活動を継続することを決めました。
迅速な対応が必要であるため、2021年1月より既に活動を再開しています。 活動内容は現地パートナーNGOと吟味し、特に重要度が高い次の3つを実施しています。
①手洗い装置の設置と啓発活動
各家庭や地域の主要施設に手洗い環境を届けます。
※ブタンバラ県内のコミュニティに届けられる手洗い装置と液体石鹸
②ソープステーション(石鹸を生産する施設)の設置
手作りで石鹸を生産することで、安価且つ迅速に人々へ石鹸を届けます。
※薬品を混ぜ、石鹸を生産している様子
③貯水タンクと浄水フィルターの建設
価格高騰した水の購入に頼ることなく、長期的に使用できる水インフラを整備します。
※小学校に建設した貯水タンク
現地パートナーNGOとの連携体制
私たちは、現地パートナーNGOのJEDOVCと協働し、本プロジェクトを進めてまいります。
現地パートナーNGOは現地での活動を実施し、進捗状況を報告します。コンフロントワールドは、活動資金の提供と進捗状況の確認を行います。
現地パートナーNGOからのメッセージ
『日本の皆様こんにちは!私はJEDOVC(現地パートナーNGO)職員のディクソンです。
ウガンダ共和国ブタンバラ県から新型コロナウイルス感染症を根絶するために、本プロジェクトにご支援くださる日本の皆様に感謝申し上げます。ブタンバラ県の人々に手洗いの環境や安全な水を届けるためには皆様のご協力が必要です。ご支援をよろしくお願いします。』
皆様の支援でできること
今回の緊急支援では総額120万円の資金を以下の目的に使用します。このうち60万円を弊団体の自己資金から出資し、残りの60万円をクラウドファンディングでご支援を募ります。
・各家庭と施設に手洗い装置の設置:約52万円
・貯水タンクと浄水フィルターの建設:約16万円
・ソープステーションの設置と従業員&ボランティアの手当:約52万円
例えば、皆様のご支援で次のことができます。
3,000円:40Lの液体石鹸を生産することができます。
生産された石鹸は、地域の施設や農村部の各家庭に配布されます。
※ソープステーションにて液体石鹸を生産している様子
10,000円:安全な水を確保するための浄水フィルターを2つ製作することができます。
※浄水フィルター
30,000円:月平均5000人が利用する診療所3か所に大型手洗い装置を3か所に設置することができます。蛇口2つ付きで人の密集を避ける仕様になっています。
※保健所に提供された大型手洗い装置
50,000円:各家庭143世帯(約858人)へ簡易手洗い装置を設置することができます。
ブタンバラ県内の約0.9%の人々に手洗い環境を提供できることになります。
※家庭に提供された簡易手洗い装置
100,000円:ソープステーション設立の初期投資として、電動ミキサー2台の購入と人材育成の指導者2名を2週間雇用することができます。
※ソープステーションにて研修を受けるスタッフ
実施スケジュール
私たちはクラウドファンディングを進めながら、自己資金で活動を開始していきます。
今回の緊急支援は202021年1月から、現地状況を確認しながら送金を行っています。 現地パートナーNGOの活動予定は以下の通りです。
1月下旬~2月初旬 ソープステーションのスタッフ研修
2月初旬~5月 家庭や地域施設へ手洗い装置の設置・手洗いの啓発活動
2月初旬~6月初旬 ソープステーションにて液体石鹸生産
3月初旬~3月中旬 貯水タンク・浄水フィルターの建設
※このスケジュールは、現地状況により変更することがあります。
コンフロントワールドについて
NPO法人コンフロントワールドは「不条理の無い世界の実現=生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会の実現」を目的とした、2018年3月に設立されたNPO法人です。
ウガンダ共和国での活動の他にも、タンザニアでの学校建設、ペルー刑務所発ファッションブランドの日本販売、ウガンダでの南スーダン難民支援を行ってきました。
ウガンダ共和国のブタンバラ県での「石鹸」と「手洗い」を届けることに関しては、 私たちコンフロントワールド、そして現地パートナーNGOしか取り組むことが出来ない現状です。 一刻も早く、取り組んでいきます。
どうか皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
メンバーから皆様へのメッセージ
代表理事 荒井 昭則
まずはページをご覧になっていただきありがとうございます。
コンフロントワールドを日頃より応援して下さる方々、初めてコンフロントワールドを知った方々、
様々な人がこのページにたどり着いたのかなと思います。
皆様に感謝です。ページを公開して、情報を伝えられるだけでも価値があったなと思います。
コンフロントワールドは以前から、現地パートナーNGOと貯水タンク建設や、新型コロナウイルス感染症予防支援を行ってきました。
今回もそれらは継続し、また、『ソープステーション』という、現地で石鹸を作ることにも挑戦します。現地パートナーNGOとの関係値もどんどん向上していき、現地でもどんどん活動を広げていっております。
そんな私たちの挑戦をぜひ、リターンであるニュースレターなどを通じて、皆様にお届けしたいです。
新型コロナウイルス感染症がまだまだ広がっております。
もし、重傷者が出た時に、
「ウガンダだから助からなかった」
ではなく、
「ウガンダでも助かった」
と言えるような世界にしたい。それだけです。
あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
スタッフ 山口 祐典
世界の開発途上国には、海外からの援助を受けながら豊かな暮らしへと発展を遂げつつある地域があります。一方で、開発途上国の地方部、農村部には経済発展に取り残された人々も存在します。後者のような人々の生活に寄り添った活動や緊急支援ができるのは、私たちのような小さな団体の強みです。行政や企業よりも迅速に、パートナーNGOと協働し現地目線で活動を行ってまいります。
日本から遠く離れた国、衛生環境が十分でない場所で新型コロナウイルス感染症は確かに拡がり続けています。これまで支援を続けてきた地域の人々を見過ごすことはできません。
決して大きな事業ができなくても、地道な活動を少しづつ進めるだけでもアフリカで救える命が必ずあります。私たちの活動に少しでも関心を持っていただけると嬉しく思います。
どうか、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
●税優遇措置について
「NPO法人コンフロントワールドは「NPO法人」として認証されていますが、
このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
最新の活動報告
もっと見る共に「不条理の無い世界の実現」に向けて取り組むマンスリーパートナーの募集キャンペーンを実施しております。
2022/03/02 22:51コンフロントワールドは、3月17日までマンスリーパートナー(月額寄付者)を新たに20人募集するキャンペーンを行っています。私たちは、現地パートナーを通じてウガンダやタンザニアを支援し、現地の人々の生活を少しでもよくするため、そして1人でも多くの命を救うために活動を行っています。皆様のご寄付やご意見を基に海外支援事業をより有意義なものにしていきたいと考えています。キャンペーンのページには、私たちの思いや支援しているウガンダの現状や活動について詳しく書かれています。より多くの方々にコンフロントワールドや活動地ウガンダに関して知っていただけると幸いです。是非ご覧ください!!https://syncable.biz/campaign/2335/皆様のご協力、ご支援の程よろしくお願い致します。NPO法人 コンフロントワールド もっと見る
コンフロントワールド4周年記念イベントを開催します!!
2022/02/28 23:27コンフロントワールドは今年の3月をもちまして、設立4周年を迎えます!いつも応援いただきありがとうございます。そして、このたび4周年記念イベントを開催いたします!日頃ご支援くださっている皆様に、改めて事業報告や4年間の歩みをお伝えしたいと思っています。途中入退場可ですので、ご気軽にご参加いただけると嬉しく思います。希望者の方には、イベント後の懇親会もご用意しております。イベントで皆様に合えることを、メンバー一同楽しみにしております!!《概要》―――――――――――日時:3月5日(土)18:30~20:30開催:ZOOM (※お申込みいただいた方へリンクをお送り致します。) 途中参加、退出可能参加申込:こちらから→https://forms.gle/T5W2Qbr1qkvffbaGA 参加費:無料当日のプログラム: ①団体のご紹介と4年間の歩み ②各事業のご紹介 ③マンスリーパートナー獲得キャンペーンのご紹介 ④質疑応答 ⑤懇親会(希望者のみ)※内容は変更することがございます。その他:*当日ご提供する映像は、後日Youtube等で配信する可能性がございます。参加者様のお顔は映らないようにさせていただきます。*スタッフによる口頭のご説明、質疑応答は、このイベントでのみご視聴いただけます。――――――――――――― もっと見る
本田圭佑選手がオーナーを務める SOLTILO Bright Stars FCとのコラボイベントを開催します
2021/07/15 21:557月18日(日)18時よりイベントを開催いたしますので、ご案内させて頂きます。ご興味のある方はぜひお越し下さいませ!【副業で国際協力をやっている25歳男性と、大学を辞めてウガンダのサッカークラブで働いている23歳女性の話】コンフロントワールドは今年の3月1日より、プロサッカー選手の本田圭佑選手がオーナーを務めるSOLTILO Bright Stars FC(以下SOLTILO)のSDGsパートナーに就任しております。そして、このたび両団体の担当者がイベントを開催いたします!本業にて民間企業に勤めながら、コンフロントワールドで働くメンバーと大学を辞めてウガンダ共和国のSOLTILOで働くメンバーが、実際に動いているプロジェクトだけではなく、自身の想いなどをお届けするイベントとなっております。日頃ご支援くださっているマンスリーパートナーの皆様に、ぜひプロジェクトの内容やメンバーの雰囲気など感じ取って頂ければと存じます!当日、皆様にお会いできることを、心から楽しみにしております。▼当日の概要・日時:2021年7月18日(日)1800 - 2000・開催場所:Zoomオンライン・定員:15名・参加費:1,000円※学生、社会人いずれもご参加頂けます※お申込みはこちら:https://soltilo-and-cw-2.peatix.com/▼当日の流れ(※一部変動する可能性がございます)・両団体のご紹介・SDGsパートナーとは・ウガンダ共和国にて実施しようとした手洗い指導の企画について・スピーカーはなぜ、それぞれの活動に携わるのか・グループセッション(参加者さまとフリートーク) もっと見る
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