はじめまして、ありまつ中心家守会社の浅野翔(右)・武馬淑恵(中央)・山上正晃(左)です。

私たちは伝統的工芸品『有松・鳴海絞り』で知られる名古屋市緑区にある有松(ありまつ)というエリアで「つくりながら暮らす」ことをビジョンに掲げて活動をしています。デザインリサーチャー、絞りの魅力で飛び出した元・市職員、3代目の絞り産地メーカーという異色(?)の3名で2018年に会社を立ち上げました。主な事業として、遊休不動産の利活用や地域振興イベント(アリマツアーなど)の企画運営、情報発信のお手伝いをおこなっています。

今回、「つくりながら暮らすためのウェア」として、新たに立ち上げたプロダクトブランド『ゆあん - YUAN』からパンツを発売することになりました。肌触りがよく通気性・透湿性の良いコットン100%の生地をつかい、伝統工芸の技法によって生まれたやわらかなプリーツが動きやすさを生んでいます。日常的に使うことも、ちょっとしたお出かけにもバッチリの一枚です。日常的に座っている時間が長い方にも、アクティブに動く方にも。男女関係なく、おすすめできます!

ゆあんのパンツ - ドット柄は全5色で展開!お好きな色をお選び下さい

『ゆあん - YUAN』とは、有松・鳴海絞りの技法から生まれた「つくりながら暮らす」ための新しいブランドです。

有松・鳴海絞りは、基本とされる3つの技法〈ぬう・はさむ・くくる〉によって防染をし、染色など後加工を加えることで特徴的な〈陰影・形状・階調〉を持ちます。

ゆあんのパンツ - ドット柄では、縫い絞りという技法によって生まれたドット柄と生地の折りを活かし、塩縮(綿生地を化学的に縮ませる加工)と染色を加えることで、カジュアルな印象とやわかなストレッチ性を実現しています。

もともとインテリアで使われていた綿100%の素材を塩縮加工することで、厚みが出て丈夫になり、透ける心配もありません。通気性・透湿性もよく、お家で過ごす方にも、お出かけ用にもおすすめです。使いやすいようにポケットは両脇と後ろについています。タックインやロールアップなどオールシーズンで活躍してくれます。スムーズな着脱をサポートする太めのウエストゴムや、サイズ調整のためのヒモがポイントで、男女ともに使えるフリーサイズ。テーパードなのでロールアップスタイルも可能です。

ご自宅にてお気軽にお洗濯いただけますが、独特な風合いをキープするためにもアイロンや乾燥機のご使用など熱のかかるお手入れはご遠慮ください。


モデル着用カラー:グリーン/モデル身長:162cm

両サイドとおしりに2つずつポケットがあるので使い勝手が良いです

独特なシワ・ヒダがストレッチ性を生んでいます

ゆあんのパンツ - ドット柄 詳細

カラー:ブラック/ネイビー/パールホワイト/イエロー/グリーン
素材:綿100%
すけ感:なし
洗濯方法:洗濯機使用可(乾燥機やアイロンの使用は不可)
サイズ:フリーサイズ

サイズ

ウエスト:72-106
股上:31
股下:68.5
ヒップ:104
わたり幅(太もも幅):35.5
裾幅:19(cm)

特徴

ゆあんのパンツは、縫い絞りという技法によって生まれたドット柄と生地の折りを活かし、塩縮(綿生地を化学的に縮ませる加工)と染色を加えることで、カジュアルな印象とやわかなストレッチ性を実現しています。スムーズな着脱をサポートする太めのウエストゴムや、サイズ調整のためのヒモがポイントがポイントで、男女ともに使えるフリーサイズとなっています。

今回のリターンでは、パンツの購入に加えて、ものづくりの背景を見て、触れて、学ぶことのできる体験プログラムをご用意しています。普段入ることのできない工場、プロ仕様の生産設備、一人ひとりの職人が抱く思い。長い時間をかけて育まれてきたものづくり文化をこの機会にぜひ現場で体験していただきたいです!

アリマツアーでは職人から手ほどきを受けながら学ぶ体験プログラムを提供しています

そんな思いをなぜ私たちが抱いているのか、まずは有松というまちが生まれたきっかけからお話させて下さい。


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目次
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- 有松ってどんなまち?

- 産地を体験学習する「アリマツアー」からの発見

- 私たちは産地の未来に責任を持てるのかという葛藤

- それでもつくる『つくりながら暮らすウェア|ゆあん - YUAN』に込めた思い

- ゆあんのパンツについて リターンについて

- お問い合わせ



● 有松ってどんなまち?

400年以上前に東海道を歩く旅人を相手にしたお土産から始まった『浴衣の絞り染め』は、今日まで続く営みとして脈々と継承され、産業・まち並み・お祭りといった地域の文化に影響を与えてきました。

江戸時代に多くの旅人の足を止めた東海道の様子は歌川広重の浮世絵にも描かれ、現在もその栄華は豪壮な建物や壮麗な着物、毎年6-8万人も訪れる絞りまつりや地域の人に愛される春季・秋季大祭など随所から感じることができます。2016年には『重要伝統建造物群保存地区』、2019年に『日本遺産』に認定を受けるなど、地域の誇りとして受け継がれてきています。

しかし近年では、繊維産業の縮小や超少子高齢化、さらに新型コロナウイルスが引き起こした巣ごもりによって浴衣や洋服の加工・販売も減少し、加工業者を中心に産地の継続が困難な状況になりつつあります。

歴史的なまち並みがのこる有松、日本遺産や重要伝統建造物群保存地区に指定を受けている


● 産地を体験学習する「アリマツアー」からの発見

そこで2020年7月から、私たちは特に影響の大きな事業者や産地問屋の方々とともに、ものづくり文化を現場で体験する「アリマツアー」という体験学習プログラムを提供しています。有松鳴海絞り会館で歴史的な背景をお伝えし、まち歩きや工場でものづくりをおこなうというものです。

そこでは、体験では職人さんが普段から働く工場や、日常的に使う道具を用いて教えてくださいます。普段私たちが目にする有松・鳴海絞りの商品ができるまでには、一人ひとりの職人さんたちが加工を施し、素材と向き合ってをものづくりをされているんだということを目の当たりにする参加者からは「伝統工芸品として有名な有松絞りがどのようにつくられているかよく解りました」という声などを頂いています。

うれしい反応をいただくのと同じくらいに聞く言葉、それが「普段から着たり使うことができる有松・鳴海絞りの製品が欲しい」というものです。たしかに有松・鳴海絞りの浴衣はハレの場で着るもの、買って帰るにはハードルが高いです。まち歩きの最中にいくつか周辺にあるお店を紹介をしてきましたが、それぞれの個性や特徴があります。開始からわずか半年&コロナの影響もあるタイミングでしたが、「もっと手に取りやすいベーシックな製品を、今の技術で開発したらどんなものができるだろうか」と考えることになりました。

参加者が自ら染めた有松・鳴海絞りの手ぬぐい

くくりの職人が手掛けた手ぬぐいを解いて広げるアリマツアー参加者


● 私たちは産地の未来に責任を持てるのかという葛藤

ただ絞り染めの製品をつくればいいというわけではありません。何度も議論を重ねて、「絞り染めをもっと身近に感じられるようにすればどうしたらいいのだろう」、「地域の誇りをまとうとはどういう意味を持つのだろう」、「産地の未来に貢献するとはどういうことだろう」と、1ヶ月近くアイデアを出し続けました。

しかし、これといった答えを出し切ることができず、時間ばかりが過ぎてしまいました。議論も煮詰まってきたタイミングで、メンバーのひとりである山上が投げかけた「工場に直接見に行って話をしてみよう、答えはそこにあるかも」という発言が私たちの考え方を変えるきっかけとなったのです。

3代続く産地メーカー山上商店の代表であり、自社ブランドcucuriをまとめる山上と長い付き合いのある野々山絞り。有松から程なく離れた愛知県みよし市にある工場へでかけ、野々山元春さんにお話を聞くと「わかった」と倉庫を案内していただきました。そこには、絞り染めが施される前後の生地が大量に積み上げられおり、その生地のひとつに「ゆあん」で使う生地がありました。

詳しくお話を聞くと、先代がインテリア用のテキスタイルとして仕入れたものの取引先がなくなり、しばらく保管されたままだったそうです。生地の状態も良く、今では再現が難しいきめ細かなくくりのなされている生地。「こんな素敵な生地を眠らせていてはもったいない!」と、産地に眠っている素材に向き合い、今までと異なる製品に転用することで新たな価値をテキスタイルに吹き込むたもうと開発をすることにしました。

有松に眠っている遊休不動産の生かした「つくりながら暮らす」ことを応援する私たちだからこそ、有松の工場にも眠っている生地や技法を起こし、新たな活用の道を探ることが私たちの役目なのだと感じたからです。

野々山絞りで出会った生地は、縫い絞り(ぬいしぼり)という縫った糸を引き締める技法に、塩縮という生地を引き締める加工がかけられているものでした。この加工によって生地はプリーツのようなシワ形状を保持してやわらかく伸び縮みし、単色で染めても色の濃淡が面白い表情となります。この縫い絞りの生地の特徴は、有松・鳴海絞りの技法がしっかりと施されているにも関わらず、男女問わず日常使いしやすいポップなドット柄です。

地域で眠っている材料、コットン100%の素材、ストレッチ性があり、きちんと厚みがあり、男女問わず使える柄と向き合う中で思いついたのは、男女問わず着用できるパンツでした。

見学をさせて頂いた野々山絞りの染色できる工房スペース

在庫としてダンボールに積まれていた塩縮加工された生地(左)、染色された生地(右)

● それでもつくる『つくりながら暮らすウェア|ゆあん - YUAN』に込めた思い

働くことと暮らすことは不可分だと産地にいると強く思います。私たちが掲げる「つくりながら暮らす」ことも、ときには混ざり合ったり、年齢を重ねるなかでブランコのようにいったりきたりすることもあるはずです。

そこで私たちは、揺れ動くさまを肯有松から「つくりながら暮らすウェア」から提案したいと、中原中也の「サーカス」の一節「ゆあーんゆよーんゆやゆよん」から、「ゆあん」を頂戴してブランド名を「ゆあん - YUAN」としました。

次の400年を考えるきっかけとして、「ゆあん」は「つくりながら暮らす」人びとを増やして行きたいと思っています。


● リターンについて

今回のクラウドファンディングでは、「ゆあん」の思いに賛同いただける人、ものづくり文化を体験したいという方に向けたリターンを複数用意いたしました。私たちはひとりでも多くの方に有松で、ものづくりの体験をしていただきたいと思っています!


①御礼のメッセージ/1,000円/無限

有松から御礼のメッセージをお送りいたします。


②御礼のメッセージ+ゆあんのはぎれ/3,000円/無限

パンツをつくる際にでる端切れと、有松から御礼のメッセージを添えてDMをお送りいたします。


③有松で工場見学+手ぬぐい染色体験/4,950円/50名

普段は入ることのできない有松の工場見学(有松工芸)と手ぬぐいの絞り染めをセットにした週末限定の体験学習プログラムです。1名様から体験が可能、複数名の場合は人数分の支援をお願いします。期日後にクーポンコードをお送りいたします。
※2022年3月まで有効


④ゆあんのパンツ・ドット柄&工場見学+手ぬぐい染色体験/33,000円/20名

縫い絞り+塩縮加工によって表現されたやわらかいシワが特徴のパンツです。単色で染められていますが濃淡の異なるドット柄が特徴です。有松工芸の工場見学では手ぬぐいの染色を体験することができます。有松・鳴海絞会館に現地集合・現地解散、体験プログラムは10:00-12:00または13:30-15:30のいずれかとなります。1名様でも参加・体験が可能です。複数名での体験を希望される場合、追加の人数様分を4,950円の体験プログラムをご支援いただきますようお願いします。期日後に申し込み用の外部サイトURLと、クーポンコードをお送りいたします。
※2022年3月まで有効


⑤ゆあんのパンツ・ドット柄&工場見学+ゆあんのパンツ染色体験/49,500円/6名

縫い絞り+塩縮加工によって表現されたやわらかいシワが特徴のパンツです。単色で染められていますが濃淡の異なるドット柄が特徴です。みよし市にある野々山絞りにて、工場見学とパンツの染色を体験します。カラーは「ネイビー」のみ、スタッフと協力しながら染色することができます。集合と解散は有松・鳴海絞会館、受付後は会館の見学と昼食後にみよし市へ車で移動し、体験後も会館へ戻ってきます。

日時:2021年7月3日[土] 10:00-16:00
主催:合同会社ありまつ中心家守会社
旅行手配:㈱ツーリズムデザイナーズ
備考:参加費に昼食代、交通費込み。歩きやすく、汚れてもいい格好。またはエプロンなどをお持ち下さい。当日、ゆあんのパンツはお持ち帰りいただけます。


⑥7月到着|ゆあんのパンツ・ドット柄/29,700円/30名

縫い絞り+塩縮加工によって表現されたやわらかいシワが特徴のパンツです。単色で染められていますが濃淡の異なるドット柄が特徴です。カラーは「ブラック・ネイビー・パールグレー・イエロー・グリーン」から1色お選びいただけます。


お問い合わせ

合同会社ありまつ中心家守会社は、まちの空洞化に関する課題を遊休資源の利活用と場づくりで解決し、なりわいとにぎわいを育むまちづくりのお手伝いをおこないます。

社 名|合同会社ありまつ中心家守会社
代表者|浅野 翔、武馬淑恵、山上正晃
設立日|2018年8月30日
主な事業|遊休不動産の管理運営事業、地域活性化事業、エリアブランディング事業ほか
住 所|〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松1060 冨田ビル205号室
URL|https://yamori.armt.jp
メール|info@armt.jp

関連事業

おたからめぐりアリマツアー https://tour.armt.jp
アリマツーケット https://arimatsu-ket.com 

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