千葉県多古町で開催されてきた「お月見どろぼう」は日本版ハロウィンです。地域の子ども達800人が集まるこのイベント。子どもが地域の商店街を回りながら、大人と交流し街の良さを知る機会になっています。2017年は運営団体が解散し資金的に開催が難しくなりました。駅も無い田舎街の子どもの夜を応援してください!

プロジェクト本文

「お月見どろぼう」ってなに?

【お月見泥棒】とは各地で行われている子どもたちのためのお月見イベント。

 

十五夜に飾られているお月見のお供え物を、この日に限って盗んでいいという風習。昔、子供たちは月からの使者と考えられており、この日に限りお供えを盗むことが許されていたと言われています。いまもこの風習が残っている地域があり、多古町もその一つです。

 

各家を回ってお菓子をもらうのですが、きちんと挨拶をしないと、お菓子をもらえません。日本版ハロウィンのようなものです。

 

2016年のイベント時ポスター

なにがあったの?

多古町で毎年1回開催されるこのイベントは、今から6年前に商店街のおじさん達数名が集まって、衰退してきている商店街を盛り上げるため、子どもがお店を練り歩くことで街を活気付けようと企画したものです。

 

多古町のおじさん達は、日本古来の「お月見泥棒」と西洋の「ハロウィン」を組み合わせて、子ども達が夕方から夜の間3人~6人位のグループになって商店街を仮装して歩き回り、それぞれ訪れた商店からお供えをもらうというイベントに創りあげました。

過去5年間行ってきたなかで、参加する子どもや保護者は800人を超えています。子ども達にとって自分の住む街を知り好きになっていく、素敵なイベントとなりました。ところが、運営している側のおじさん達にとってこのイベントの負担は結構大きなものでした。有志で集まっていた主要メンバーも6人から3人へと減り、誰か若手が活動を引き継いでくれるわけでもなく、今年はもう運営主体であった有志の会も解散し、「残念だけど自分達ではもうやれない、もうやめよう」ということになってしまったのです。

 

折角、地域で創りあげ、地域の子ども達が毎年楽しみにするまで育ったイベントが、今地域から失われそうになっているのです。このことは住民の間で話にあがることはもちろんのこと、町の議会でも議題にあがるほどのことでもあります。町全体でもイベントが消失してしまうことに対して残念に思っている人達が多くいるのです。

 

プロジェクトをやろうと思ったわけ

もともと商店街のなかで福祉施設を運営していた自分達としては、今までこのイベントにも積極的に関わってきました。子ども達にとって自分が住む地域を好きになるためにとても良い機会になっているだろうこのイベント。地域から失くしてしまうことはしたくなく、どうにか存続させたいと思い、町内の福祉関係者数名で活動を引き継ごうと決心しました。

 

ところが自分たちには特に予算があるわけではありません。今年度の予算編成はもう終わっており、これから地域活動に使えるような商工会や町の予算を引き出すことも難しくどうにも資金に難渋しています。

 

元々このイベントを運営していたおじさん達からは、ノウハウは教えてもらえます。楽しみにしてくれている子どもや保護者もいます。運営スタッフも費用はかけずになんとか集められます。後はイベントの実行費用を確保したいのです。

 

ただ、これを機に僕達は、このイベントを行政や補助金に頼るモデルではなく、地域住民や参加者自らが創りあげていく、住民主体のイベントに変えていきたいと思っています。特定の機関や資金にだけ頼るイベントではどうしても持続が困難です。このイベントに興味を持つ人達が、人口たった15,000人の田舎町の子どもを応援し、関わり、創りあげていくようなそんなイベントにしていくために、クラウドファンディングという方法を選びました!

 

こんなオジサン達と一緒に楽しくやろうとしています(笑)

 

集まった資金は地域の子どもが街を好きになるために使います!

お月見どろぼうのイベント運営費として使われます。

・イベントポスター、チラシ印刷・デザイン費

・会場使用料

・子ども向け景品費用

・交通整理用備品費用(破損している誘導灯、ベスト代)

・ウォークラリー時のランタン代

・傷害保険料

・立て看板代

                         等

最後に

元々、商店街の有志数名で始めたこのイベントは、今や地域に住む子どもはもちろんのこと、大人も高齢者も楽しむものへと成長しました。

 

多古町に住む子ども達に自分の住む地域を好きになってもらいたい。地域の人との繋がりを豊かにしたい。そして成長したらこのイベントを次の世代の子ども達に伝えていくような大人になってもらいたい。

 

そんな思いを込めてこのイベントを持続させていきたいと考えています。

 

プロフィール

在田創一(ありたそういち)
社会福祉法人福祉楽団 杜の家なりた施設長
1979年千葉県生まれ。法政大学大学院公共政策研究科終了。2007年より福祉楽団に入職。社会福祉士。高齢者・障害者・児童各分野のサービス運営や法人内のインフォーマルサービスに関わる一方で、地域住民とのネットワーク活動を遊び半分でやっています。

多古町の福祉施設や行政、地域商店街も参加する地域ネットワーク「タコ足ケアシステム」の発起人として多古地域に関わる。そんな中ひょんなことから、地域のオジサン達から「お月見どろぼう」を託されることになりました。

社会福祉法人福祉楽団ホームページ→http://www.gakudan.org/

社会福祉法人福祉楽団FACEBOOK→https://www.facebook.com/fukushigakudan/

 

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