数あるプロジェクトの中からご覧頂き、誠にありがとうございます。
青森県むつ市で有機農産物のインターネット販売を行っております森隆幸と申します。

 弊社は約10年ほど有機JAS認証農産物を始めとする自然農法や特別栽培など、第三者の認証を受けた農産物を販売させていただいております。有機生産者は日本では0.2%ととても限られたマイノリティー的な存在です。必然的にその数には限りがあり、その多くはさまざまな法規制により一般の物流には乗りません。しかし、私たちは頑固そのような商品にこだわり、生産者とともに進む道を選んでいる、どちらかと言うと変わり者です(笑)

 私たちの使命は生産者とともに商品を育て、有機農法の継承と拡大を行うことと自負しています。そうしなければいつまで経ってもその魅力を皆さま人伝えることができず、有機農産物が普通にスーパーに並ぶこともなく、さらに後継者が育たず、優秀な日本の有機農法の技術が消えてしまうからです。だから、とことん拘る。次世代に安全で安心な農産物をつなぐためにも!

 そもそも弊社ふるさと21は世の中にネット販売が産声をあげた頃、ソフト開発を生業にしていました。そのときにある親しい有機栽培のりんご生産者から、有機栽培のりんごは流通に乗りづらいから、ネットで販売したいとの相談を受けました。そして販売を開始してわかったことは有機栽培の農産物を買いたくても買えない方がたくさんいる、ということでした。先の通り有機農産物は有機JAS法に基づき、安心安全を担保するためには流通時に有機農産物以外のものとの混載はできません。しかも少量のため、荷台を埋めることができたいため、結果的に流通に乗せることができず、それは現在も同じです。

そこで、ふるさと21は有機農産物が必要だ、買いたいというお客さまにために有機(オーガニック)農産物のインターネット販売を本格的にスタートさせました。当時も今もニッチなマーケットですが、添加物過敏症の方や、病中病後、そして意識あるお客さまに支えられてきました。

農薬や肥料を使わないのがなぜそんなに難しいの?

 そんな声を聞くことがあります。もちらん農薬や肥料を使わなくても農産物はできます。家庭菜園では多くの方が農薬や肥料を使いたくないと思って実施していると思いますし、実際に収穫できていると思います。でも、形や色、大きさはどうですか? プロの生産者として形や色、大きさや味はとても大事なことで、それを無視しては稼ぐことはできません。日本には美しい四季があります。梅雨の時期には多くの雨が振り、高温多湿な夏があります。害虫の大好きな気候です。その中で有機農業で売り物になる生産物を育てるのは至難の技。しかし、それを実現したごく僅かな匠だけが有機栽培(オーガニック)生産者としての称号を国から与えられるのです。

 しかし、日本の有機農業は有機JAS法に従う必要があるため手間も費用もかかり、家族経営の生産者や新規就農者にとっては農法は同じなのに有機栽培や有機農法という言葉を使用することはできません。そのため、ふるさと21では、比較的容易に認証が取れる自然農法認定や特別栽培認定など第三者認証がある商品も取り扱っています。認証は全てではありませんが、商品の透明性のために生産者にはお願いしています。ただい、一番大切なことは生産者の話を聞き、土作りや堆肥、肥料や害虫対策などを把握し、商品をみて実際に食べてみることだと思っています。

 私たちが扱う商品はどれも生産者の顔だけでなく、個性が見える商品です。商品に生産者の個性が出ると言っても過言ではありません。みんな個性的でいいと思っています。どれも愛すべき商品たちです。

 2021年夏出荷の有機JAS認証のメロン(北海道)、2021年秋出荷の有機JAS認証のりんごの早期予約を特別価格にて行いたいと思います。

 有機JAS認証のメロンは中富良野の坂本正男さんが育てる希少なメロン。坂本さんの有機メロンは商品として出荷できるのは収穫数の2分の1。2分の1は病害虫の被害を受けてしまうのを覚悟して有機メロンを栽培しています。どんな思いが半数を捨ててまで有機メロンに執着させるのか。それは坂本さんの哲学に他なりません。そんなメロンをご紹介できることは本当に幸せなことだと私は感じています。


 もう一品は青森県五戸町、八甲田連峰を見渡せる標高200メートルという高所に位置する北上農園で、園主の北上俊博さんが育てる有機JAS認証のりんご。

 平成17年より低農薬栽培の「葉とらずりんご」を育てている。化学合成された農薬や肥料を使わず、人の体にいいものはりんごにも効くはずと漢方の考えを基本に、山林で摘んだ草を煮出して作った自家製の植物エキスを与え、コクと旨味を楽しめるりんごを追求している。2019年に有機JAS認証を取得した貴重なサンふじをお届けします。

 私は限られた方だけではなく、もっと多くの方に日本のオーガニック(有機)農産物を知っていただきたいし、食べてその味と良さを体感してほしいと心から願っています。今はまだ数少なく、入手できることが難しい本物の有機農産物を、一番いい時期に美味しく食べてもらいたい。そして生産者のファンになっていただければ、もっと日本の有機農業は成長すると考えています。

 農産物を生産しているのは機械ではなくて人。だからこそ、毎日食べているものが、「彼が(彼女が)一生懸命作ってくれた野菜を食べているだ」と思える心の豊かさを多くの人に届けられたらこんな幸せなことはありません。本プロジェクトはその第一歩です。

 集まった資金はそのまま坂本正男さんのメロン、そして北上俊博さんのりんごの仕入れ資金に当てさせていただきます。実は坂本さんは昨年の豪雪でハウスが3〜4棟押しつぶされてしましました。その復旧にお金も時間もかかっています。少しでも早い復旧を後押しするために予約販売にて得た資金をそのまま仕入れ予約代金としてお渡しします。北上さんに関しては、有機JAS認証のりんごの圃場を拡大する計画があります。新規就農者のために圃場を整えたいということと、まだ数少ないこのりんごを普通にスーパーなどの量販店に並べ、誰もが手の届くようにしたいという夢を早期実現させていただくためです。

 私たちふるさと21は平均年齢37歳と比較的若い企業です。そして、むつ市という、比較的日本の中でも決してアクセスがいいとは言えない地域に本部を置いています。しかし、立地がリスクだったのは昔のこと、現在のネット社会においては逆にメリットに変わりつつあります。地方では人口の現象や耕作放棄地の増加などが問題になっています。それはこのむつ市においても他人事ではありません。しかし、だからこそビジネスチャンスが広がっているとも言えます。その課題解決に取り組むことは私たちのミッション。生まれ育ったこの町を次世代に胸を張ってバトンタッチするために必要な要素の一つは「産業」です有機農業を基盤に、全国の有機農家と一体となり有機生産業の礎を築くこと。そのエンジンになりたいと思っています。

 そのビジネスの基本は生産者が安心して有機農業に取り組める環境を作ることだと思います。今回の取組はその一歩。まずは究極のメロン、りんごの生産者を全面的に支援したいと考えています。そして次は、、、、乞うご期待!

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/06/08 12:18

    みなさま、この度はご支援ありがとうございました!坂本さんの有機JASメロンは順調に育っています。7月後半から順次お届け出来そうです。有機JASりんごは秋。今しばらくお待ちください。この坂本さんのメロンは、メロンを食べると舌がヒリヒリするからとかで、苦手な子どもも「ヒリヒリすることなく、食べられ...

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