FactorISM実行委員会事務局です。
普段はメンバーのそれぞれが民間企業や市役所で働くなど所属はバラバラですが、このプロジェクトでは、「まちこうばをエンターテイメントに変える!」を合言葉に、普段、私たちの生活を支え、暮らしを豊かにしてくれている日本のものづくりの素晴らしさ、面白さをもっとたくさんの人たちに知ってもらい、後世にバトンを継いでいきたいとの想いを一つに活動をしています。

今回は、昨年12月、コロナ禍の中で、一般来場者の皆さんに満足のいく形で提供できなかった悔しい想いを、集まったまちこうば、35社の想いを届けるために、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

タイトルにあるFactorISM(ファクトリズム)は、Factory=こうば、ISM=主義・主張、Tourism=観光を組み合わせた造語であり、「こうばの想いや作り手の人々と出会うこと」を観光に、エンターテイメントにするためのプロジェクト名であり、オープンファクトリーのイベント名でもあります。

またサブタイトルにもある「アトツギたちの文化祭」には、参加しているまちこうばの経営者が2代目、3代目などのまさに「アトツギ(後継ぎ)」であり、また実施地域のアイデンティティである「ものづくり」を後世の時代にも継いでいく、バトンを渡していく、それをまさに学生時代の文化祭のように楽しみながらやっていこうという意味を込めています。

2025年の大阪・関西万博の開催を見据えて、大阪の八尾市をはじめ、堺市、門真市などのものづくり企業が集積するまち全体が大きなパビリオンとなり、世界各国の人々にものづくりの楽しさを知ってもらう「ものづくりエンターテイメント」を届けるために、まちこうば35社が集まって2020年に活動を始めました。

コロナ禍でより事業継続が厳しさをます中、少しでも多くの人に、こうばや作り手の想いを届けたいという一心で、リアルタイムでこうばの面白さを伝えるオンライン工場見学をはじめ、若きこうばのアトツギたちが想いを伝えるトークイベント、リアルに参加してこうばの音や匂い、振動、熱など五感を研ぎ澄まして体験する工場見学、ものづくり体験ワークショップなどを提供し、たくさんの方にものづくりの面白さを伝えることで、地域自体の持つアイディンティティであるものづくりを後世に残していくために活動しています。

ものづくりは、今、危機的な状況にあります。後継者不足に悩まされ、一度、技術の伝承をストップさせたり、事業をたたんでしまうと、一からやり直すことは極めて困難です。また、その技術が失われてしまうと、職人の担い手もいなくなり、ついには日本のものづくり自体が衰退してしまいます。

こんな状況にあるにもかかわらず、ものづくりの現場は、一般的にオープンになっておらず、どんなところなのか知られていないことから、若い人たちの職業観にはなく、はたまた、将来の夢として出てくることこともありません。

私たちは、日本のものづくりの現場を一般公開することで、普段は見せることのないものづくりの音、匂い、熱などを体験できるようにし、一つのエンターテイメントとすることで、たくさんの人にものづくりの面白さを届けたい、少しでも多くのものづくり企業を元気にしたい。

そして、ものづくりの職人の方々にも、普段、当たり前のように仕事をしている姿のかっこよさ、すごさを、たくさんの方が見てもらい、「かっこいい、すごい」と賞賛の声を届けることで、もっともっと熱い想いをもって働いていただけるようにしたい。

さらには、明日を担う職人候補生の方々にも、もっともっとものづくりのすばらしさを知ってほしい。

そのために、ものづくり体験や工場見学をたくさんのまちこうばを代表し、1社1社持つことが難しい広報をまちとして持つ「まちのこうほうぶ」という活動を始め、そのプロジェクトの一つとしてFactorISMを始めました。

2020年に始まったFactorISMは、工場の受け入れ体制づくりや、工場見学でどんな想いを伝えたいかなどを考える研修から始まりました。なんといっても、半数以上の工場が一般の人の受け入れたことがない素人集団。

それでも、「ものづくりの面白さを知ってほしい!」など、様々な熱い想いをもって集まった35社で知恵を出し合ってイベントを企画し、12月の4日間にイベントを実施することとしました。しかしながら、コロナ禍で出された「自粛要請」により、初開催であるにもかかわらずイベントの大幅な縮小(土日開催のイベントの取りやめ)を余儀なくされました。

そんな中、感染症対策を徹底して講じ、オンラインで面白さを伝えるにはどうすればいいかなど、その時にできるベストなことをとことん考えて実施した結果、3日間で約3000人の来場者を迎え入れ、新型コロナウイルス感染症の陽性者を一切出さず、無事、幕を閉じることができました。

プロジェクトを運営するメンバーは、民間企業、市役所職員、大学生などでそれぞれがボランティアで携わっている状況ですが、そんな状況でも、例えばボランティアで参加した大学生の中から、ありがたいことに参加したものづくり企業に興味を持ち、「就職に向けてインターンシップに参加している」といった嬉しい声も聞こえています。

2025年の大阪・関西万博に向け、今後、さらに参加企業とともにものづくりエンターテイメントを世に広めていくために、仲間を集め、広報研修などを通じたスキルアップや参加企業同士のコラボレーションを促すなど、一年を通じた活動を続けています。

集まった想い(応援金)は、FactorISMの想いをさらに全国に届けるための広報費用に活用させていただきます。少しでも多くの方にこの想いを届け、アトツギたちの文化祭を盛り上げていきたいと思います。

2021年

【4月】FactorISM2021参画企業募集、ボランティア募集

【5月上旬】クラウドファンディングスタート

【6月】FactorISM2021定例会•研修スタート

【7月上旬】終了後、8月から10月にかけて順次、返礼品をお届けする予定です。

【9月中下旬】プレイベント開催

【10月21日〜24日】FactorISM2021 〜アトツギたちの文化祭〜「テーマ 刺激」を開催予定

リターン品は、FactorISM2020に参加した工場の少人数制工場見学の実施をはじめ、各工場が旬なアイテムをお届けする予定です。

中には、このクラウドファンディングでしか手に入れることのできない限定品なんかもあったりします!!

また昨年度、製作したここだけでしか手に入らないFactorISMオリジナルグッズも多数、用意しています。

※リターン品は順次、追加することがあります。

ここで実行委員会メンバー、参画企業、事務局のメンバー(クラウドファンディングのチームメンバー)を紹介します。


▼FactorISM実行委員会

実行委員長 太田 泰造(錦城護謨株式会社 代表取締役社長)

副実行委員長 友安 啓則(株式会社友安製作所 代表取締役社長)

八尾支部長 梶原 弘隆(株式会社オーツー 代表取締役)

堺支部長 福田 康一(株式会社河辺商会 代表取締役社長)

門真支部長 一瀬 勇樹(株式会社 一瀬製作所 代表取締役社長)


▼参画企業(35社)※順不同・法人格・敬称略

浪速工作所/和田萬/藤田金属/大一創芸/小泉製作所/大阪糖菓/オーツー/タカヨシジャパン/北次/友安製作所/アベル/河辺商会/木村石鹸工業/一瀬製作所/マルイチエクソム/角野晒染/馬場刃物製作所/柏原計器工業/赤坂金型彫刻所/西川由染晒工場/ホトトギス/大日運輸/共栄化学工業/コダマガラス/さくら商店/チトセ工業/ルネセイコウ/亜細亜商工/ビューティードア/CHROMES/錦城護謨/カネエム工業/ラピス/マツダスクリーン/シンコーエステック


↓↓↓詳しい企業紹介はこちらで↓↓↓

【公式ホームページ】https://factorism.jp/exhibitor/

【YouTubeチャンネル】https://youtube.com/c/FactorISM


▼FactorISM事務局

事務局長 山田 紘也(株式会社ビーダッシュ 代表取締役社長)

統括プロデューサー  松尾 泰貴(株式会社友安製作所 新規事業・広報部課長)

ディレクター 野村 範仁(株式会社ジョイントメディア 統括営業部部⻑)

ディレクター 山本 恵美(株式会社みせるばやお マネージャー)


▼クラウドファンディング応援メンバー

株式会社パーシヴァル 川辺 友之氏


みなさんの周りにも、意識を注げば、たくさんのまちこうばがあります。

まちのこうばが今、どんな想いでものづくりに励んでるのか、どんなものを作っているのか、それがどんなに私たちの生活を下支えし、どんなに暮らしを豊かにしているのか。今まで、知る術はありませんでした。

この活動を通して、事務局メンバー自身もその想いに触れ、職人たちが汗をかき、私たちの知らないところで1ミリの狂いもない精度で技術を磨いてくれている。

「使ってくれる、誰かのため」

そんな直向きな姿勢のおかげで私たちが何気なく使っている家具や車などの生活には欠かせない製品が安全に使用できています。

コロナ禍で世界中の人々が改めて「暮らし」を考えさせられ、できれば自分のこだわりのあるモノで溢れる人生を過ごしたい。そんな価値の変容が今、世の中で起こっているのではないでしょうか。

現場を知ることで「何気なく使っているもの」に向き合える、作り手の想いに出会うことで大切に、大事に後世に引き継ぐことができる。サスティナブルな世の中を実現するためには、消費者の、私たち使う側の意識も大きく変わらないと実現できません。

今一度、立ち止まって普段何気なく使っている、通っている「まちのオモロさ」を肌で感じる活動を一緒に盛り上げていきませんか?

<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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