私たちピネココ(PINECOCO)は、錦中央工業株式会社のオリジナルデザイン製品製作販売チームです。
ピネココから、癒しを目的とする焚火台を発売いたします。
この製品のテーマは「癒し」です。
美しい装飾カバー越しに見える、ランプやキャンドルの光を見つめていると、時間や日常を忘れてしまったり、なにかワクワクしたりジワっと胸が温かくなるような体験はありませんか。
そんな心地良さを、広々とした野外でも味わえたら、という思いをカタチにしたのがピネココの焚火台「APOLLO21」です。
調理をしたり暖を取るためのものというよりも、純粋に火を灯りとして楽しむためのアイテムです。
ピネココの母体、錦中央工業は金属製品製造の会社です。
創業から現在まで50年以上にわたり、金属製品を作ることを生業にしてきました。
10名ほどの小さな会社ですが、ここまで続けてこられたのは、私たちの技術が認められてのことだと自負しています。
当社が作るものは、客先からの設計図を基に溶接や機械加工という工程を経て、図面に忠実に作られた工業や産業に使う製品です。
例えばエレベータの巻き上げモータのベース、車の方向を変えるターンテーブルの部品、自動車のプレスラインの一部、船舶用発電機のベースなど、なかなか人目にはつきにくいものばかりです。
いつも心のどこかにこの技術を生かしたオリジナル製品が出来ないものかという思いがありました。
一般のお客様にも当社の技術を知ってもらいたいとの願いからです。
同時に、自社ブランドの楽しいところは、企画から原価算出、値段の設定、販売構想、企画、運営まで全ての流れを手掛けられる醍醐味だと思います。
そこには色々な繋がりがあり、失敗があって 再挑戦がある。
思い描いたものへの可能性の追求がやっぱり楽しいし、その楽しさがさらに前に進む原動力になる。
そして、昨年2020年9月にピネココを立ち上げ、少しずつ小さな製品から試行錯誤を始めました。
手のひらサイズの置き飾りやフラワーピックなどです。
当社のマシンはこんなに細かい繊細なラインも切れるのだなと新鮮でした。
金属加工には精通している当社ですが、自社製品の販売はどのように進めてよいのかわからない初心者です。
このクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることにより、多くの人に製品を伝えられる機会になると同時に、私たちの経験値にもなればと考えています。
また、オリジナル製品開発に役立てる細部加工の得意なレーザー加工機購入の資金を得られたらと思います。
刻々と姿を変える炎に照らし出される黒いシルエットの物語の世界へと引き込まれます。
日常を忘れ、光と影の癒しのパワーを体験してくだい。
絵柄はきっちりとした模様的なものではなく、モチーフの人物や動物により生き生きとした印象を与えようと考え、手で描いたアナログ感のあるスタイルを採用しました。
黒いことにより昼間の明るい環境でも、写真を撮りたくなるようなクッキリとした存在感のあるシルエットを楽しめます。
絵柄のデザインは、まずは5種類でスタートします。
複数お持ちでしたら、その日の気分で好きな絵柄に組み替えることができます。
デザインプレートを両面組み合わせても楽しいですよ(*^^*)
基本のセットでは、絵柄+「APOLLO21」のロゴ入りのプレートのセットとなっています。
デザインプレートのサイズは直径50cmです。
薪を入れるスペースと、デザインの見栄えを考慮したサイズです。
扱いやすい範囲でありながら、迫力を感じられるサイズです。
今回ご用意しました5つのデザインとそこに込めたテーマ、メッセージを紹介いたします。
「想像力・夢の力を信じよう」
ギリシャ神話に登場する、英雄たちを乗せて空を駆けた天馬。
優雅な容姿でありながら、たいへん荒い気性の持ち主です。
架空の生き物ですが、多くの人に愛されるモチーフです。
夢の世界で生きるペガサスは、私たちに勇気や大胆さを教えてくれます。
ペガサス動画
「あなただけの魔法を」
木や草、花、岩など、自然物に宿る妖精たち。
優しく可憐なイメージが一般的ですが、意地悪でイタズラ好きな存在も多いです。
どの妖精たちも、自分の欲求にはとても素直でパワフルです。
私たちも、自分のための魔法を使って、どんどん夢を叶えていきましょう。
「美学や精神性も忘れたくない」
物語の忍者は、情報収集と戦闘に長けたプロフェッショナル。
独特の武器を操り、素早い動作で戦う姿はカッコイイ!・・・でも、カッコイイだけではない、何か日本独特の精神性や美学を感じさせる存在です。
譲れないこと、大切にしたいこと、しっかり確認したいですね。
「静かに心の奥と向き合う」
鹿は、草食動物のしなやかさを持ちながら、凛とした力強さを感じさせます。
特に、若返り・生命の象徴である大きな角を持つ雄鹿の姿は森の守護者の役目を担っています。
静かに森の奥を見つめる眼差しは、深い洞察力を感じさせます。
日常の忙しさで置き去りにしてしまいがちな心の奥を見つめ直す時間を持ちたいものです。
「海賊のように自由に楽しく生きよう」
善人とは言えない面々ばかりなのに 、物語の中の海賊たちはとても魅力的で人気があります。
それはきっと、常識にとらわれず、情熱的に冒険しているイメージがあるからではないでしょうか。
あんなに怖いもの知らずな生き方は難しいけれど、たまには自分なりの冒険をしてみたくなりませんか。
この焚火台は、「APOLLO21」という名前にしました。
どんな名前がこの焚火台らしく、また私たちの思いを表すか・・・
・日常を離れ、遠く自由な気持ちに
・円い形が太陽や月、宇宙を思わせる
・ポジティブな気持ちになれる
これらのイメージから言葉を出し合い、ギリシャ神話の太陽神アポロ、月面への有人飛行を達成した宇宙船アポロのイメージがしっくりと来ました。
「21」は2021年誕生なので。
アポロ21号!みたいな響きになりました☆彡
デザインプレート×2、側面×2、底面×1と、5枚の平らな鉄板で組み立てるシンプルな構造です。その他、固定用に小さなパーツ×2がついています。
パーツ同士をスリットに差し込んでいくだけなので、組み立てが簡単です。
バラすと全て平らなパーツなので、持ち運びや収納時かさばりません。
組み立て方法
1セット分のパーツです。
サイドの差し込み口にボトムを入れます。
2枚目のサイドにもボトムを通し、両サイドをPストッパーで固定します。
サイドのスリットにプレートを差し込みます。
もう1枚のプレートも差し込み完成です。
「APOLLO21」は鉄製です。
初めは加工しやすく錆びにくいステンレスが候補でしたが、熱による歪みが大きいため、比較して歪みの少ない鉄を使うことにしました。
下の写真のような黒皮鉄という素材を使用しています。
黒皮というのは、鉄材がつくられる際にできる酸化膜のことです。
下の写真のように、青や紫の色ムラが発生します。
この素朴な風合いが好まれて、インテリア等に利用されることも多いそうです。
「APOLLO21」の焚火台は、オモテ面は真っ黒な耐熱塗料を施しますが、ウラ面はこのような材質を残した状態となります。
ひとしきり火を楽しんで一段落した後・・・・、薪が無くなってしまった時・・・、でももう少し灯りの近くでまったりしたい・・・。
そんな時に、この焚火台を即席のランプに変身させてみましょう。
やり方は簡単です。
紙や布(タオルなど)とそれを留めるためのセロテープや洗濯バサミ、懐中電灯等のライトを用意します。
デザインプレートの裏に紙や布を固定します。
この写真では、模造紙をセロテープで貼って固定しています。
そして、裏からライトを照らします。
これは、磁石でくっつくライトをバックプレートに3つ付けています。
こちらは、大きめの懐中電灯を点灯した様子です。
どちらも綺麗に模様が浮かび上がりました。
裏の紙は、細かく気にせずおおざっぱでも円を覆うことができればOKですよ。
ざっくりと切ってガムテープで貼り付けてみました・・・
裏がおおざっぱでも、ライトを照らせば表はバッチリです(^^) /
もっと手軽にタオルでも試してみました。
アウトドアで大きな紙は無いかもしれませんが、タオルならたいてい持っていそうですよね。
写真は、緑のタオルと白のタオルの2枚を洗濯バサミやクリップで留めています。
ライトの光がしっかりと通りました。
即席でランプとして使える方法のご紹介でした。
焚き火後に行う場合は、焚火台がしっかりと冷えた後にお試しください。
「癒される、ワクワクした気持ちになれるデザイン的な焚火台を作ろうよ」
そんなふうにスタートしたのですが、当初は「肉を焼くにはどこに鉄板を置こうか?」「お湯も沸かしたい人いるはずだから五徳があったらいいかな」等、調理関連の便利機能は必須と思い込んで進めていました。
でも、いろいろ便利にしようとすると、「見て楽しむ」という目的の妨げになるような形態になっていってしまいました。
煮詰まったある時メンバーの中から、
肉を焼くのをやめよう!(*´Д`)
との声が。
調理が必須と思わなくてイイ!、と吹っ切ることができ、鑑賞に特化していくことができました。
※お肉を焼く機能は追及していませんが、鉄板や網を置いたり、アルミホイルに包んだり、工夫すれば焼けますヨ。
模様をデザインするにあたり、初期段階ではキッチリとした線の模様を作成していました。
それも面白い仕上がりだったのですが、もっとアナログ的な線の方が自由なのびのびした雰囲気になるのではとフリーハンドで描いた絵を使ってみました。
すると、金属板だということを忘れてしまうような柔らかなイメージになりました。
人物や動物等のモチーフを表すのに最適だと感じ、このテイストのデザインに決定となりました。
前述の通り、昨年立ち上げたピネココは、小さな装飾雑貨を作るところからスタートしました。
錦中央工業のレーザー加工機は、主に大きな工業製品を作るためのマシンです。
細かいデザインがどのくらい綺麗にカットできるかは未知の挑戦で、テストテストの連続でした。
デザインさえあればそのままの形にカットできる、というものではなかったからです。
素材や厚み、デザインの形状等の条件により、細かい箇所は焼け落ちてしまったり、ガタガタの線になってしまったりしました。
焚火台「APOLLO21」でもカット段階の試行錯誤は続きましたが、昨年からの経験が生かされたと思います。
レーザーの特性を考慮してデザインしたり、CADオペレーターが設定を微調整したりと、ひとつひとつクリアして、合格範囲のクオリティに持ってくることができました。
デザインプレートのレーザーカットの様子
今回レーザー加工機のCADオペレーターを悩ませたのが、デザインプレートの円みの多い小さい軌道の形状です。
そのような箇所で、特にこだわって取り組んだのは下記のパーツです。
・ペガサス~顔、特に目鼻、英字
・妖精~頭の花、顔、首、鎖骨、英字
・忍者~顔
・鹿~雄鹿の角、耳の中の線
・海賊~カギ爪、ドクロの口、英字
どれも、そのデザインの要となるモチーフの主要パーツなので、切り口がガタガタになってしまうと仕上がりの印象のカッコよさが半減してしまう感じがしました。
CADの説明書を広げ、解決法を探りました。
最も効果的だったのが、細かい箇所のみプログラムを変更しカットのスピードを遅くするというアレンジを加えたことでした。
その他、デザインの印象にできるだけ影響しないようにラインを単純化する等の工夫もしました。
このような細かな対策の積み重ねにより、スムーズなカットラインを実現できました。
熱に強い鉄素材とはいえ、素材の性質と過熱し続けるという用途上、やはりある程度の歪みは生じます。
どのくらい使用するとどう変化するのかテストするため、工場の片隅で、ひたすら燃やしました。
歪みは鉄板の厚みを増していけば解決しますが、持ち運びに不便になってきますし、なによりも細かいデザインをレーザーで切り抜くのが厚いほど困難になってきます。
土台のサイドとボトムは重くはなりますが、歪みの心配の少ない厚み6mmに。
デザインプレートには、加工ができる範囲で複数の厚みをテストし、許容範囲を探り2.3mmを採用しました。
約10回、計27時間ほどの焚き火テストを行った結果・・・
土台にあたるサイドとボトムはさすがの6mm、まったく歪みません。
2.3mmのデザインプレートは、約1cm~2cmの歪みが生じました。
しかし、組み合う土台が変形していないので、新品の状態よりも差し込み作業に若干のスムーズ感の低下はあるものの、組み立てと取り外しには支障はありませんでした。
デザインプレートはこの厚みで決定しました。
歪みは、初回の焚き火で生じ、2回目以降は微量の変化になるという傾向があります。
ご了承の上お求めいただければと思います。
できるだけしっかりとした造りにするために、総重量約14kgと重みがあります。
持ち運びの際は、分割する等工夫をお願いします。
下の写真は、ピネココの女性スタッフで1セット分の持ち運びを試した場合です。
2名で分担するとストレスなく運べました。
焚火台APOLLO21 基本セット1台(パーツ7点)
・デザインプレート1枚(5種類のデザインから選択)
・バックプレート(APOLLO21ロゴ入り)1枚
・サイド2枚
・ボトム1枚(持ち手部分は斜めに立ち上がっています)
・Pストッパー2枚
スペック
組み立て時サイズ:幅50cm、高さ52cm、奥行30cm
総重量:約14kg
パーツ別
・デザインプレート:直径50cm×50cm、板厚2.3mm、平均2.6kg(デザインによります)
・ペガサス 2.8kg、妖精 2.5kg、忍者 2.5kg、鹿 2.7kg、海賊 2.6kg
・バックプレート:直径50cm×50cm、板厚2.3mm 、3.4kg
・サイド:30cm×22cm、板厚6mm 、2kg ×2枚
・ボトム:36cm×24.5cm、板厚6mm 、 3.8kg
・Pストッパー:5.3cm×8.3cm、板厚2.3mm 、100g ×2個
注意点
・本製品は重量がありますので、持ち運びの際は分割するなど、十分ご注意ください。
・安定した平らな場所でご使用ください。
・地面の保護のため、焚火シートを使用しましょう。
・組み立て、使用中、後片付けの際には、鋭利な箇所でのケガや火傷の防止のため、軍手等を着用してください。
・使用中、使用後は本体が高温となり危険ですので、素手で触らないでください。
・使用後の取り外しは冷めてから行いましょう。
・焚火はキャンプ場等許可された場所で行いましょう。
・鉄はどうしても熱で徐々に歪みます。新品時よりも組み立て・取り外しが若干スムーズにいかなくなる場合があります。
・錆を防ぐため、使用後は水分を拭き取り、湿気の少ない場所で保管してください。
焚火台APOLLO21 基本セット
基本セットです。先着100名様10%引きをご用意しております。
焚火台APOLLO21 基本セット プラス
オリジナルプレート作成やデザイン柄全種類付きのお楽しみセット。
焚火台APOLLO21 デザインプレート
デザインプレートのみの販売です。先着100名様10%引きをご用意しております。
ピネココ製品 スタンドシルエット
アウトドアをされない方も、ご支援いただけると嬉しいです。
ピネココのオリジナル雑貨です。
応援いただいた資金は、今後の新製品の開発費と当社にはない小さなものの加工が得意なレーザー加工機の購入に充てさせていただきたいと考えております。
今回の焚火台APOLLO21に続き、もっと小さい焚火台を製作する予定です。
主に、1人キャンプや女性向けを想定し、優しい柔らかいデザイン、小ぶりで軽い焚火台にしたいと思っています。
また、同じく明かりをテーマとして、ランプやキャンドルカバーも試作中です。
新しいレーザー加工機の購入により、加工の幅を広げ、これらの一般向け自社製品開発に役立てたいです。
スケジュール
2021年6月10日 プロジェクト終了
プロジェクト終了後、準備でき次第速やかに発送いたします。(2021年6中旬~7月末)
発送方法
置き飾りやフラワーピック等の雑貨
レターパックでお送りします。
焚火台APOLLO21(予定)
例)基本セットの場合
各パーツを1枚ずつ簡易的な袋に入れ、ダンボールでお送りする予定です。
ダンボールは2個になりますが、発送時にはまとめます。
・デザインプレート2枚→1ダンボール
・本体(サイド2枚/ボトム/Pストッパー2個)→1ダンボール
※状況により変更があった場合は、活動報告に記載いたします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ピネココチームは、互いの能力で刺激し合いつつ、笑いの絶えない、絶妙なバランスのメンバーがそろっています。
活気のある仲間が集まり、「自分たちで考えてやる」という楽しさは格別です。
そのようなメンバーと良いタイミングで出会うのは難しく、幸運な偶然の連続の結果のように思えます。
そして、ピネココの製品づくりを通して、今度は一般のお客様と出会えることを楽しみにしています。
まだまだ始まったばかりの、錦中央工業ピネココの自社製品作りですが、夢のある楽しいカタチを作っていきたいと考えています。
私たち小さな工場のチャレンジを応援していただけると嬉しいです。
今後の試みも、ホームページをはじめ、さまざまな形で発信していきたいと思います。
PINECOCOホームページ
http://pinecoco.pink/
錦中央工業ホームページ
http://nisiki-chuo.co.jp/
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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