「からこ舎」のコンセプト

「からこ舎」の運営スタッフは、摂食障害の支え合い活動をおこなう「NPO法人 あかりプロジェクト(2012年設立)」のメンバーが母体となっています。長年培ったノウハウを基に摂食障害に限らず「心に不調を抱える女性たちが安心して働ける場」をつくることを目的に、福祉サービス事業所(B型就労継続支援事業所)の枠組みを用いて設立されました。

「からこ舎」は、くつろげる雰囲気のちょっとお洒落な一軒家。そこでコーヒー豆の焙煎、袋詰、パッケージング、営業、販売などを行いながら、オリジナルコーヒーを作り、提供します。作業は自分のペースで大丈夫。心の不調や気分に波があっても補い合える体制と「お互い様」と言い合える雰囲気があります。

無理することなく、その時々のそのままの状態で、心地よく居続けることができる職場兼居場所のようなものを目指していきます。


ごあいさつ

「からこ舎」代表、「NPO法人あかりプロジェクト」代表理事 山口いづみ

 私は13歳の時から、中学校から帰宅すると大量のおやつを食べるのが止まらなくなりました。そこから大学卒業まで過食、社会人になってからは過食嘔吐の症状に苦しみました。どうしても食べずにはいられない、頭ではおかしいと分かっているのに、抗いがたい衝動が日に何度も襲ってきて、泣きながら暴食していました。そして「自分が意地汚いからだ。弱いからだ」と自分を責めていました。今思えば、ケアが必要なのにムチを打っている、そんな状況でした。ラクになったのは30歳の時。急に「私はこのままでいい。がんばらなくていいんだ」と、すとんと腑に落ちる感覚があり、過食の衝動がおさまりました。

 回復するまで実に17年の歳月が流れました。そしてラクになった今、同じように苦しんでいる仲間たちに伝えたいのは「あなたはそのままで十分に力があるよ。変わらなくていいんだよ」ということ。ムチではなくケアを。ありのままの自分を…。その一心で長年「あかりプロジェクト」の活動を続けてきました。そして、活動の延長線上に、仲間たちが安心して自分のケアやエンパワメントに専念できる居場所をつくりたいという思いが募り、「からこ舎」の開設に至りました。

 ところで皆さん、福祉サービス事業所というと、どんなイメージを持たれますか?「サポートが必要な人を手助けする場所」といった感じでしょうか? 「からこ舎」が目指しているのは、それとは少し違っています。私たちは、心に不調を感じた経験があるからこそ生まれる能力があり、人と優しくつながれたり、社会に貢献できると思っています。そして自分に力があることに気づくことが、心の不調の緩和にも繋がっていくと信じています。なので「からこ舎」は、運営やマネジメントもメンバーみんなで知恵を出し合いながら行っていきます。メンバーは管理されたり守られるべき存在ではなく、事業主であり、主体的にこの事業に関わっていくというスタイルになります。きっと今までなかった画期的な場になるでしょう。

 心のしんどさを感じやすい女性たちが、自分も他の人と同じように力のある存在であることに気づき、自信を取り戻すため。自分にムチ打つのではなく、ケアするため。私たちは「からこ舎」に集う女性たちと共に喜びと可能性の輪を広げていきたいと思います。ぜひ、このプロジェクトに、あたたかいご支援をお願いします。

心に不調を抱える人達が急増している

近年のデータによると、日本の国民で一生の間にうつ病、不安症など何かの精神疾患にかかる人の割合は18%と報告されています。大まかに見積って「5人に1人は一生の間に何かの精神疾患にかかる」と考えてよいのです。今やいつ身近な家族や友人、職場の仲間が精神疾患にかかってもおかしくはない時代。おそらく、あなたの知り合いでも、1人や2人、心の病にかかったという人の話を聞いたことがあるのではないでしょうか? 精神疾患はそれほど身近なものになり、急速に増えているのです。

 そんな時代において、心に不調を抱える人たちの回復を後押しする体制や受け皿があまりにも少ないのが現状です。この問題を医療機関だけに頼るのではなく、身近な社会問題として捉えていただき、ご支援をいただけたら幸いです。

「からこ舎」は、こんな女性たちが集う職場です

・摂食障害の症状がある

・摂食障害以外にも、うつ病、双極性障害、統合失調症、PHS、適応障害、社会不安障害、パニック障害などの心の不調を抱えている

・自分はダメな人間だと感じる

・仕事を続けたくても続かない

・人と接するのがおっくうで、家ごもり気味

・気分に波がある

・人が怖いけれど、1人でいると孤独や不安感に襲われる

・似たようなしんどさを持つ女性とつながりたい

「からこ舎」に集うメリット

・調子の波があっても自分のペースで働ける

・似たようなしんどさを持っている仲間たちと出会える

・生活にリズムが出る

・摂食障害や心の病を経験したお世話係が話を聞いてくれたり、一緒に悩んだり向き合ったりしてくれる

・1人じゃないことで安心感が生まれ、症状が和らぐことも

・仲間たちの体験談を聞くことで、自分にとって何か大切なものに気づけたり、回復のヒントが得られる


これまでの活動

・情報サイト『未来蝶.net』とウェブ上で気持ちをわかちあうSNS『未来蝶マイページ』:20年度は6名のメンバーでわかちあいました

・自助グループ『あかりトーク』:20年度は48名、のべ185名でわかちあいました。21年度も石川、富山、京都、東京で開催中です

・『オンラインあかりトーク』:20年度は38名、のべ50名でわかちあいました。21年度も月に2回のペースで実施中です

・自分たちの珈琲をつくって販売する『コーヒー活動』:18年度から石川で実施中

・家族と経験者の会『親子茶話会』:20年度は15名、のべ52名でわかちあいました。21年度も石川で開催中

・当団体の一員(リカバリーフレンド)として活動するための『ステッププログラム』:20年度は2名の仲間が新たに参加しました。現在10名のリカバリーフレンドが各地で活動中

・ピアサポート活動をしたい人のための『ピア支援員養成研修』:20年度は23名、のべ113名で学びあいました。21年度も石川およびオンラインで実施予定


資金の使い道

◇からこ舎の珈琲や活動を社会に伝えるためのウェブサイトやリーフレット:約40万円

◇コーヒーづくりをさらに広げていくための備品
(作業台、シーラー、コーヒーミル、焙煎用品など):約20万円

◇リターン品費用(コーヒーをつくるメンバーの人件費含む):約50万円

◇その他手数料:約10万円             

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


応援よろしくお願いいたします!

わたしたちが目指すのは、調子の波があっても嫌な顔をされず、自分の能力が活かせている感覚が得られ、かつしっかりと収入が得られる職場。きっとその道のりにはいろんな困難や壁も立ちはだかるでしょう。その一つに、いかにコーヒーの販路を開拓していくか、という課題があります。今回のチャレンジで、

・ネットショップやリーフレットなどの販促ツールを得ること
・販路拡大に対応できる作業場を整えること
・リターン品を郵送するプロセスの中で、郵送でコーヒーをお届けする仕組みを確立すること

を目指します!


そして、『からこ舎』が安定したあかつきには、同じ思いを持つ人たちに職場づくりのノウハウをお伝えしていくことで、全国に「調子の波があっても働ける職場」を増やしていけたらいいなあと夢見ています。

応援をどうぞよろしくお願いいたします!

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 NPO法人あかりプロジェクト からこ舎 

〒921-8801 石川県野々市市御経塚2-260
Tel&Fax 076-256-2548
☆摂食障害回復支えあいサイト『未来蝶.net』
http://future-butterfly.net/
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  • 2021/06/18 13:03

    こんにちは☆あかりプロジェクトのちいちゃんです。「ニュースで観たよ」「クラウドファンディングで活動について読んだよ」などと、お声がけいただくようになりました。そんな一言もまたとてもありがたく思います。今日は、お隣の県、福井県の家族会『こぶしの会』代表の西村町子さんからの応援メッセージをご紹介し...

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    こんにちは、あかりプロジェクトの山口です。クラウドファンディングを公開して6日目になります。応援メッセージも続々と頂戴して、そのたびに「ああ、この方はこんなふうに思ってくださっていたんだなあ」と知ることができてうれしいです。連日のご支援やメッセージをみなさま本当にありがとうございます!今日は、...

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