■ご挨拶

香川県にゆかりのある全ての皆様、また銭湯を愛する全国の皆様へ。

はじめまして、香川県多度津町「藝術喫茶清水温泉」店主の日高と申します。

   僕たち親子の多度津物語!

思えば、2011年の夏、大学進学を控えた当時17才の息子が画家になるため就職しない宣言をした時から、私の人生に変化が生まれたような気がします。そして、岡山県立大学在学時から息子の絵を岡山県最上稲荷参道にあった今は無きお店にてお買い求め頂いていた息子の大ファンが、香川県多度津町にいらっしゃる事を店主の急死によって知ることとなり、その出来事がきっかけで奈良と多度津の行き来が始まりました。

  藝術喫茶清水温泉の誕生!                               https://pugkko.com/gourment/lunch/post-4981

お世話になった多度津の方への恩返しと、お世話になった店主の急死によって導かれた多度津への縁。いつしかその二つの思いが大きくなり、大正末期に創業し平成初期に廃業した元銭湯(清水温泉)を町のシンボルと位置づけ、多くの地域住民のご協力・ご支援に励まされながら約一年をかけた店内の改修を行い、壁画(ヒダカナオト)や通りの景観等、すべてに全力を尽くし、2018年5月26日(風呂の日)正午に、響き渡る町のサイレンに合わせ「藝術喫茶 清水温泉」として蘇りました。これまで、建屋を一度見ようと全国から3万人以上の方々にお越し頂いています。   https://matcha-jp.com/jp/7920

現在、私たちもコロナ禍の影響を受けながらも必死で営業(時短営業)を続けていますが、大きな決断を迫られる事態になっています。それは、建屋外部の逼迫した状態です。

番台、ロッカー、湯船、玄関、外観、レンガ煙突さえも残す100年前創業の元銭湯を何とか残したい。

そう思いながら懸命に営業を続けています。

現在、貴重なレンガ煙突を保護している屋根部分をはじめ、近年の異常気象が原因で建屋外部の腐食スピードが想像以上に進んでしまいました。

しかも、崩れそうな箇所も多々目視できるぐらいとなり、非常に厳しい状態です。

香川県多度津町に「藝術喫茶 清水温泉」として現存する元銭湯。

この貴重な日本の銭湯遺産を未来に繋ぐため、皆様のご支援を心からお願い申し上げます。

                               藝術喫茶 清水温泉                                       

■建屋を守りたい!

トタン屋根が剥がれ剥き出しに

見上げれば、空が!

レンガ煙突周りもご覧の通り雨風で朽ち果てています。このように建屋全体に広がる損傷部の補修工事を実現させたいのです。

                        今も残るレンガ煙突と周辺部の屋根


                              建屋から崩れ始めた瓦


■プロジェクトを成功させたい!

この場所はお借りしている物件なのですが、後世に絶対残すべき場所だと思って必死で頑張って来ました。全国的にも珍しいレンガ煙突さえも残す大正末期創業の元銭湯(藝術喫茶清水温泉)に来店されるお客様の大半は昔の銭湯を知らない世代です。カメラ片手に建屋内外での記念撮影はもちろん、湯舟(席)に浸りながらのひと時。そんなお客様をお出迎えする度、この場所を未来へ残すためにも諦めたらダメだ、繋いでいかなくてはと思います。ロナ禍で時短営業を続けていることもあり今の営業実績ではお手上げです。現状では、補修に着手する余力などありません。しかし、屋根瓦がズルズル、外壁や屋根は剥がれ始め、随所に雨漏り、もう今しかない、コロナで心が折れそうな日もありますが、この場所を未来へ繋げたい一心から今回のプロジェクトを行うことに致しました。

 

■ビフォーアフター!

店内は倉庫と化していましたので、沢山の方々にご協力頂き整理に半年近くの時間を要しました。人々の思い出が沢山詰まったこの場所を守っていくことが何よりの恩返しだと思っています。また、多度津町は災害も少なく、自然環境にも恵まれた魅力ある町の一つだと感じています。元銭湯「藝術喫茶清水温泉」は、そんな町の本通と言う金毘羅参詣繁栄の面影を残す町内屈指の歴史街道沿いに建っています。

開業前の女子浴場                          現在の女子浴場

                           現在の男子浴場

当時のまんまの番台です。

金毘羅参詣繫栄の面影残す素敵な通りです。

プロジェクト実現への思い
 
■どうか、私たちにご支援を!

元々、縁もゆかりもなかった香川県多度津町。どこの市町にも素敵な場所はあると思いますが、藝術喫茶清水温泉は全国に残る数少ない古き良き町の元銭湯を守っています。風呂桶片手に間違って来店されるほどのリアル感を残しながら営業しています。初めて建屋を見た時、このまんまやったら数年後には壊れてしまうし、絶対に残さなアカン所やと思ったのが始まりでした。この場所を借り受けてまで存続に賭けた思いを、皆さんと少しでも共有出来ればと願っています。どうか、100年以上の時を刻み続ける元銭湯を守り続ける「藝術喫茶 清水温泉」の私たちに、どうかお力をお貸しください。心からお願い申し上げます。  

                             藝術喫茶 清水温泉 

                              店主 日高明道

                                         



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