<はじめに・ご挨拶>

はじめまして、兵庫・丹波篠山で農業を営んでおりますquatre ferme(キャトル フェルム)です
丹波篠山の豊かな自然の中で、主に和綿・米・黒豆を無農薬無化学肥料で栽培しています。
農業を通じて安心安全な衣食住を目指していきたいと考え神戸からこの地に移住してきました。

昨年、私たちが栽培する和綿・米・黒豆の六次産業化(生産・加工・販売のすべてを生産者が行う取組)を軸に、飲食店・食品加工・綿製品の3つの要素からなるプロジェクトブランド mani e(マニエ)を立ち上げました。


今回はこのプロジェクトの中の綿製品のブランド「mani e cotone」に込めた想い、
またはじめてのプロダクト「和綿ふとん」について知っていただき、応援していただけたらと思いクラウドファンディングに挑戦しました。


コロナ渦のスタートで実際に和綿に触れていただく機会がなかなか作れない日々が続いていますが、この場で皆さまに和綿について、mani eについて少しでもお伝えできたらと思います。


<プロジェクトに込める想いと実現したいこと>

①在来種の和綿栽培を復活させたい
農家がなぜ「衣」なのか。丹波篠山で暮らす中、少し前までどこでも和綿が栽培されていたこと、衣も農作物であることを知りました。栽培に手間暇かかる綿花栽培。今は大量の農薬を使って収穫される海外の綿に押され、和綿は消えてしまいました。
昔から種をつなぎ栽培されてきた在来種の和綿を私たちの手で次世代につないでいきたい、綿をきっかけに日本古来の文化に触れてみたいと感じています。


②日本の気候にあった和綿を暮らしに取り戻す
現在日本の綿自給率は0%と言われています。私たちが身にしている衣はすべて海外産の綿です。
和綿の持つ、日本の風土に合った吸湿性・保温性に優れるという特性。昔日本の暮らしでは当たり前だったように布やふとんとして生活に取り入れてみたい、という好奇心から栽培をはじめました。実際に手に取ると機能性だけでなく、その包み込まれるような柔らかさの虜に。
より多くの方にさわっていただきたい、感じていただきたい、そして和綿栽培を継続していきたいと願っています。
食と同じように自分たちの手で育てた綿で作った衣やふとんで暮らす豊かさ…想像するだけでワクワクします。


③プロジェクトの循環で新規就農、耕作放棄地の問題に取り組む
農業を生業にして9年目。篠山盆地に広がる肥沃な農地が耕作放棄地となり、そして荒廃農地と化していく姿を見てきました。農業従事者の高齢化が年々進んでいるからです。
農業機械の入りやすい広い農地は大型農家に引き継がれていきますが、小さな農地や環境・条件の悪い農地は放置されてしまうのが現状です。農地は一度荒廃させてしまうと、元に戻すには何年もかかります。今どうにか保たれている農村風景は、さらに高齢化の進む10年後には全く姿を変えてしまう。それを食い止めるには若手の就農者が必要不可欠。しかしお金にならないと続けていくことができない。安定した収穫と収入をどうするべきか…

安定した収穫、それは農家の目指すところです。しかし作物は生き物なので毎年異なる気候に左右されてしまう。そればかりか近年ではひどい獣害。この獣害だけでも防げないかと考えたのが綿栽培でした。実際に栽培してみると、苗の新芽を鹿に食べられたり、土の中のミミズを探す猪に掘り倒されたりもしますが、出来た綿の実を好んで食べる獣はいません。手間は掛かりますが、とても優れた作物だと実感しています。
綿を栽培することで雇用を生み出す。そして地域に若手の就農者が定着することで農地が維持されるばかりでなく、地域に活気が戻る。綿栽培が生み出す循環、正の連鎖です。

綿栽培を継続し広めていくことで、新規就農・耕作放棄地の問題解決に繋がり、農地を守り継ぐことになる。そのために国産和綿ふとんを世界に広めていくことを目指しています。


<無農薬和綿ふとんのこだわりと特徴>

丹波篠山の自然な土壌で無農薬無化学肥料栽培で育てられた国産和綿100% の綿ふとん。とてもやさしい寝心地です。もしかすると、すこし重めのイメージを抱くひともいるかもしれない和綿ですが、そんなイメージを覆すほどにふんわり軽やか。そして、じんわりあたたかくカラダを包んでくれます。
吸湿性・保湿性に優れているため日本の暮らしにとてもよく合います。一方放湿性が弱いため天日干しをしてください。驚くほどふかふかに。太陽のにおいがする幸せな眠りを届けてくれます。
ふとんに詰める綿の量は、ライフスタイルやお好みに合わせてお選びください。


<つながる手と手>

和綿栽培から製品化まで、すべて手仕事によって生産しています。

・無農薬無化学肥料栽培

種まきから収穫まで一切農薬や化学肥料を使わず、手間暇かけて栽培しています。

・手摘み

海外の綿栽培では一斉に収穫するために農薬が大量に使われますが、無農薬無化学肥料で栽培しているため、ひとつひとつ手摘みで収穫しています。種まきも手作業で行います。

・自然乾燥

収穫した綿は、天日で時間をかけてじっくり乾燥させています。

・綿繰り

滋賀・彦根の種芸(就労継続支援B型事業所)にてゴミや種を手作業で丁寧に取り除いていただいてます。

・綿入れ

京都・橋本綿工の布団職人の熟練された手仕事によって、綿入れ和綴じで仕上げられています。



自然の恵みに感謝し人の手と手がつながることで仕立てられるmani eの和綿ふとんで眠ることはとても豊かで本当の意味での贅沢なのではないかと思います。


<リターンのご紹介>

黒豆の産地丹波篠山からmani eオリジナル加工品のセット
5,000円(黒豆ご飯セット)

10,000円(黒豆ラグーソース、黒豆薬膳ラー油、黒豆ほうじ茶、黒豆ほうじチャイ、旅するライスパフ(日本、イタリア、インド各1つずつ)

手つむぎ手織り布(無農薬無化学肥料栽培)サイズ50cm×100cm*手仕事のためサイズは差異があります。
20,000円(手つむぎ:ラオスの女性たち/手織り:丹波篠山の女性たち)

mani e和綿ふとん(無農薬無化学肥料栽培)シングルサイズ
50,000円 和綿掛けふとん(綿量600g)*ふとんカバー付き

90,000円 和綿掛けふとん(綿量1.5kg)*ふとんカバー付き

200,000円 和綿敷ふとん、掛けふとんセット(敷ふとん:綿量2kg/掛けふとん:綿量1.5kg)*ふとんカバー付き(掛けふとんのみ)

和綿ふとん商品情報

和綿布団(シングル)

布団詰め物:国産和綿(丹波篠山産・無農薬無化学肥料栽培)100%

布団側生地:オーガニックコットン100%

掛布団カバー:オーガニックコットン100%

紐:オーガニックコットン100%

※タグも糸もオーガニックコットンを使用しています

※受注生産により和綿量はカスタマイズできます

<最後に>

最後まで読んでいただきありがとうございます。
コロナが落ち着きましたら、綿畑でイベントを開催したりさまざまな体験イベントを開催する予定です。

丹波篠山の自然の中で皆さまと笑顔でお会いし、直接お礼をお伝えできる日を楽しみにしています。
mani eの綿プロジェクトが継続できるよう、応援よろしくおねがいいたします。


会社・チームの紹介

森田耕司:quatre ferme(キャトルフェルム)・manie(マニエ)代表

2011年に無農薬無化学肥料栽培農家として就農。昨年、作物の加工・販売ブランドmanie(マニエ)を立ち上げました。

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