ごあいさつ

こんにちは。下條真輝(通称:しもさん)と下條由美子(通称:ゆみちゃん)と申します。関東で出会い結婚した私たちは、しもさんが地域おこし協力隊として働き始めるのをきっかけに、福島県いわき市田人町に移住してきました。

豊かな自然環境はもちろん、外から来た私たちを温かく迎え入れてくれる風土がこの町にあります。以前住んでいた東京よりも人を見かけることは少なくなったけれど、人とのつながりの中で暮らしていることを日々感じています。

町の外から来た私たち。以前から町の中で住んでいる人々に支えられ、これからもこの町で暮らしていくことを決めました。

町の〈外の人〉でもあった私たちが町の〈中の人〉になった今、大好きなこの町を未来につなげていくため、世界中から私たちの仲間を増やし「地域の〈中の人〉と〈外の人〉とで一緒に作る町にしたい」と思っています。

少しばかり、私たちの話にお付き合いください。

しもさんと、ゆみちゃん。

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昔ながらの里山の風景が残る田人町。

春は新緑が眩しい天気の中、山菜を採りに出かけ、

夏は汗をかきながら育てた野菜を近所におすそ分け。

秋は色鮮やかな紅葉の中、栗拾いと柿を吊るし、

冬は薪で暖を取りながら、ゆっくり春を待つ。

町の人々は、自然の恩恵を大切にしながら伝統的な農村の暮らしを営んでいます。


少子高齢化の時代の中、田人町の風景と暮らしを築き守ってきた年代の高齢化が進んでいます。

「なかなか体が思い通りに動かなくなってきてねぇ」

「今年で田んぼも畑も終わりにするんだぁ」

「こんにゃくづくりの跡継ぎがいないねぇ」


町の人たちだけでは、この里山の風景と暮らしを維持することが難しい現状があります。


農作業をちょこっと体験したい人、

キャンプやアウトドアが好きな人、

都会の喧騒から自然の中で癒されたい人、

丁寧な里山の暮らしに興味がある人、

子どもを自然の中で思いっきり遊ばせたい人、

そんな ”外” の人の手も借りながら、

田人町の里山の風景と暮らしをこれからの未来にも残していきたいのです!

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地域住民が里山の風景や暮らしを守るためにする山や畑での大変な作業も、都市部や海外からの若い人にとっては新鮮で楽しい”イベント”になるかもしれない!!

山しごとだって、畑しごとだって、草刈りだって、みんなでやれば楽しいに違いない!!!

初めての機械で畑を耕してみたり

自分の手で山に道を作ってみたり

昔ながらのおいしい料理を教えてもらったり

あなたにとっての『楽しいこと』が『地域のお手伝い』になっていたらいいですよね。

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福島県いわき市出身。美術大学進学を機に上京。グラフィックデザインを学ぶ。

 大学卒業後に、国際ボランティアとしてフィンランド・バングラデシュ・タイで長期滞在。そこで経験したワークキャンプを地元福島の地でもやりたいと思い、帰国。自らを海外へ派遣してくれたNPO(特定非営利活動法人NICE)で修行の日々。主に、国内の地方に一か月以上長期滞在する外国人の受入を担当。15都道府県27地域でボランティアの受入・コーディネートなどをし、ノウハウを約4年間学ぶ。

 2020年5月、満を持していわき市にUターン。現在はNPOを退職し、夫婦で「田人ワークキャンプ・ビレッジ」の開村準備中。


※特定非営利活動法人NICE = 「ワークキャンプ」という国際ボランティアを主催する国内最大級のNPO 。31年という長い歴史の中で、毎年1,500人以上のボランティアを海外派遣および国内受入している。

神奈川県相模原市出身。2019年8月、福島県田人町の地域おこし協力隊に着任。

 もともとは、そろばん・書道・ロボットプログラミングなどを教える習い事の塾講師をしていたが、授業という枠の中で、生徒を決まった答えに導くような指導方法に違和感を持つようになる。そんなとき、当日スタッフとしてお手伝いしに行った福島県鮫川村の自然キャンプで、子どもたちが自然の中で自らの意思で自由に遊びながら学んでいる姿を見て、「これが自分のやりたいことだ!」と人生が拓ける!

 協力隊として、町の小学生の放課後預かりや子ども向けの体験イベントなどを企画している。自然体験活動指導者(NEAL)取得。

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都市部や海外など、外から来た人たちが宿泊滞在できる基地を作ります。

基地で行うことは、主に3つです。

ワークキャンプとは、合宿型ボランティアのこと。1泊2日や1週間、または1か月以上など基地に滞在しながら『地域のお手伝い』に行きます。

例えば...

山のお手入れ

山林整備をすることで、人々が山の中で散策を楽しんだり、子どもたちの遊ぶ場所になったりします。

田畑しごと

町の美しい風景を守るためには、耕作放棄地を増やさない。畑の再耕作業も。

子ども自然キャンプ

町を将来に受け継いでいくためには、子どもたちが町の良さに気づくことも大切。自然の中で子どもと一緒に遊ぶことだって、地域のお手伝い!

地域の方を先生としてお呼びし、普段の暮らしの中にある知恵や技術を教わります。手間をかける豊かさ、自然を生かしたものづくりなど、絶やしたくない田舎の暮らしや文化をワークショップを通して、伝えていきます。

こんにゃくづくり

地域のお母さんたちから教わることがたくさん!どんなものでもイチから自分の手で作ると、豊かな気持ちに。

ものづくり体験

地域にある資源からなんでも作ります。四季で変化する山の楽しみ方を教わろう!親子で参加も!

ワークキャンプによるボランティアの滞在がない時期に限り、基地の貸し出しを行います。

個人で宿泊するも良し、グループ合宿として使うも良し! 

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基地づくりの資金として使います。

基地づくりから、地域の中の人と外の人とが一緒になってセルフビルドします。



【建設にかかる費用内訳】

●建築材費 5,000,000円

●建築施工費 5,400,000円

●設計費/作業指導費 300,000円

●感染症予防対策費 20,000円




このクラウドファンディングでは、皆さんからの温かいご支援の気持ちとともに、自己資金や補助金だけでは不足している資金を募ります。

※本プロジェクトはAll-in方式での実施です。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


▼基地づくりスケジュール

※基地建設の進捗状況によっては、開村時期が前後する可能性もあります。

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安全に基地を建てるには、プロの力が必要です!

このプロジェクトにご賛同いただき、力を貸していただくことになった「設計士」「大工」「材木屋」の3名の方から、応援メッセージをいただきました!

ー 彼らは小さく前向きな行動に物語をつくる。そして、その愉快な物語に関わった者同士が共有する心地よい体験によって地域社会が少しずつ住みよくなって欲しいと願っている。そんな夢のような仕組みは実現可能なのか興味がある方は、ぜひ参加して確かめてもらいたい。心配はいらない、ものづくりは無条件で楽しいのだから。

― 僕たち工務店が本当に作らなきゃならないのは 「その場所、その空間を使う人達の喜びと感動」です。 毎日の生活で喜びが多い方が楽しいし沢山の幸せ感じたいでしょ? そこに「人が繋がり、人が育つ」っていう言葉が入ったらもう最高! そんな僕たちが目指す空間造りにばっちり重なる想いがあふれたこの取り組み。 僕たちの持つ技術を伝え、安全な建物作りのサポートでこの取り組みを応援していきます。

ー 幼少期に遊んだこの町と山の情景がとても記憶に残っています。 建物に地元木材を使うことで山からの恵みを感じてもらい、使う植えるの循環を伝えたいと思います。 適材適所の木材を提案することでこの取り組みを応援しています。

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このプロジェクトを考え始めるきっかけとなったお話です。

ワークキャンプとは、集まったメンバーが一緒に生活をしながら地域活動に取り組む合宿型ボランティア活動のことを言います。


ゆみちゃんは大学卒業後、海外を旅しながらワークキャンプに参加しました。

初めてのワークキャンプは、フィンランドです。田舎町の小さなコミュニティハウスのペンキ塗り。フィンランド、イタリア、ロシア、ウクライナ、ナイジェリア、韓国、日本から集まった総勢9名での約3週間の共同生活が始まりました。

流暢な英語なんてできず、持ち前の洞察力と適応力だけが武器!

日中はペンキ塗りをしながら、普段はどんな生活をしているのか、自分はどんな国から来たのか、生活様式や教育制度にはどんな違いがあるのか、、、メンバーとの話のネタが尽きません。作業後はサウナに入ってスッキリしたり、お昼にスモークサーモンを食べたり、休日はサイクリングで湖のあるコテージまで行ってBBQをしたり、とフィンランドの暮らしをリアルに知ることもできました。

拙い英語で不安な毎日だったにも関わらず、同時に1日1日がとても楽しくて色鮮やかな日々でもありました。


世界中から集まった初めましてのメンバーが、初めましての土地のために汗を流す。

ボランティアメンバーと活動先の地域住民が、「支援する人」と「支援される人」という関係性ではなく同じ立場で1つの目的に向かい共に取り組むことができる、このワークキャンプという仕組みにとても感動しました。


当時は、東日本大震災からおよそ3年後の時。地元の福島では答えの見つからない大きな課題に直面している中、「こんなちっぽけな自分に何ができるのか」を問い続ける日々でした。本当に福島のことを想っている人なら既に動き出し福島に足を運んでいる、それができない自分は何もできない人間だ...そんな風に思っていました。しかし、ワークキャンプに参加して、考えが大きく変わったのです。復旧・復興の文脈だけでなく、私にも福島の未来を作るためにできることがあるのかもしれない、と。


そして、フィンランドの地で決意しました。


これが、このプロジェクトの始まりのお話です。

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今回のクラウドファンディングは、「田人ワークキャンプ・ビレッジ」を通して、私たちの友人を始め、田舎暮らしや農のある暮らしに興味がある人、新しい生き方・自分らしい生き方を模索している人など、たくさんの人に”田人町のこと”を知ってもらいたいと思い、企画しました。

田人町には豊かな自然はもちろん、外から来た私たちを迎え入れてくれる温かい人々と風土があります。来てみないと分からない町の良さを私たちが伝えます。

ぜひ田人町に遊びに来てくださいね!!



  • 2022/06/16 20:46

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/07/21 23:57

    皆さまのおかげで、昨日7/20、無事に目標金額達成!という形でクラウドファンディングを終了することができました!CAMPFIREおよび直接支援を合わせると、総勢190人、総額2,374,000円のご支援をいただくことができました。ご支援をしてくださった方々、SNSでのシェアなどで、応援してくだ...

  • 2021/07/19 21:59

    ついに、この日がきました。クラウドファンディング終了まで残り1日!!!最後の最後まで民友さん、民報さんが協力してくれ、新聞掲載してくださりましたー!一人でも多くのいわき市民の目に留まりますように...!!福島民友:7月19日↑謎に丸太を持たされてて、恥ずかしい...笑いわき民報:7月17日夕刊...

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