はじめに

こんちには!学生団体はぐねです。私たちは一般社団法人ワカツクのバックアップのもと活動しています。

この度は、本プロジェクトにご関心を持っていただきありがとうございます。

私たちは、昨今の急激な社会変化によって社会的孤立をしてしまう大学生の問題に取り組んでいます。「学生同士がつながり、困ったときには互いに支え合える街づくり」「誰もが安心して学び、挑戦できる街づくり」に向けて、あなたのご協力をお願いします。

【学生団体はぐね】

2020年11月に発足した学生たちによる学生支援団体です。「はぐね」には「若者を育む」「HUG(抱く)」「根のようなつながり」という意味が込められています。宮城県内の大学生12人で、学生相談事業や、アルバイト情報・食糧支援活動に関する発信、大学生の居場所づくり等に取り組んでいきます。2021年5月19日放送のNHK「てれまさむね」にて活動が放送されました。

はぐねのWEBサイト

はぐねの活動風景


【一般社団法人ワカツク】

東日本大震災を契機として2011年に設立されました。地域を担う人材が挑戦を続けられる生態系の構築を目指して、課題解決型の人材の育成や若者が挑戦できる環境づくりに取り組んでいます。

一般社団法人ワカツクのWEBサイト



プロジェクトの背景

長引くコロナ禍の中で、社会的孤立・困窮している大学生がいます。大学生は、制限の対象になることが多く、アルバイトの機会や収入そのものが減少する一方、オンラインを中心とした授業や課外活動の中で友人や教員へ気軽に相談することもできず、大学生の社会的孤立がより一層深刻な課題となっています。

しかし大学生を対象とした支援はほとんどなく、孤立・困窮状態に陥っても助けを求められる窓口さえないのが現状です。実際に、昨年5~6月にフードバンク仙台が行ったアンケートでは、食糧支援を受けた学生の9割が「誰にも相談していない」と回答していました。新年度を迎え、だれにも相談できないまま、休学・退学を検討する学生も現れています。

私たちは、このように大学生の孤立した状況が、大学の休学・中退、ひいては若者の自死の問題につながっているのではないかという危機感を持っています。


・このプロジェクトで実現したいこと

「学生同士がつながり、困ったときには互いに支え合える街づくり」「誰もが安心して学び、挑戦できる街づくり」の実現を目指して、具体的には以下のことに取り組んでいます。


・大学生を対象とした食料の無償提供

「バイトのシフトが減って、生活費にゆとりがなくなってしまった。」「親の収入が減って仕送りが減ってしまった」など、さまざまな理由で日々の食事に困っている宮城県内の学生に向けて、食料の無償提供を行っています。2021年4月20日現在、延べ37名の学生の方に食料の提供を行いました。食料提供はSNS等で募集を行い、申請をされた方には活動日に事務所に取りに来ていただいております。 最近では、利用者の口コミによって提供を希望される方も増えております。配布する食料は、活動資金から購入をしております。

実際に配布される食料


・新入生や大学生に向けたオンライン交流イベントの開催

今年の新入生も去年と同様に、入学式や新歓を行うことができず人との交流が制限されてしまいました。そこではぐねではzoomを利用し、オンラインでの交流イベントを行いました。
このようなイベントのほかにも、大学生を対象に交流イベントを行ったり、公認会計士の方を講師としてお招きし、バイトに関わる税金の話や参加者が抱く金融に関する疑問に回答していただきました。2021年5月26日現在、はぐねで開催したイベントには延べ81名の学生に参加していただきました。

公認会計士の方をお招きしたオンラインイベント


・はぐねを認知してもらうための情報発信

ネット社会である今、学生の情報媒体はSNSやインターネットサイトです。そのため、はぐねではInstagramTwitterWEBサイトを作成し、イベントの情報や食料提供の情報を発信しています。また、学生にとって知っておいた方がよい情報をはぐねがまとめた電子冊子を提供しております。


・学生や中退者を対象とした相談対応窓口の運営

現在の大学生活・経済状況等に不安を持つ学生や、すでに中退してしまった方からの相談をオンライン上で受付ける仕組みを作ります。寄せられた相談は、はぐねの学生相談サポーターや、ワカツク・協力専門機関のスタッフが対応します。相談対応を行う中で、専門的なサポートを要する学生に対しては、専門機関からフォローいただくことで、具体的な課題解決に向けた適切な環境を提供します。


 ・資金の使い道

今回集める150万円は以下のように活用させていただきます。

・学生や中退者を対象とした相談対応(相談受付や周知に係るサイトの運営費等)
・大学生を対象とした食糧の無料提供(食料提供対象者は、宮城県内の学生でSNS等で募集を行い、申請をされた方には活動日に事務所に取りに来ていただいております。)
・学生同士がつながれる場の運営


・実施スケジュール

【継続的に行うこと】
以下は、すでに開始していますが今後も継続して行っていきます。
・学生や中退者を対象とした相談対応窓口の運営
・学生や中退者を対象としたフリースペースの運営
・毎月の食事支援
 ⇒支援の申し込みがあった学生への個別支援や、配付会を毎月2回のペースで行います。学生は経済的な不安があると、まずは生活費を削り食事回数を減らす傾向が見られることから、「助けて」という声を上げた方には支援をする予定です。
・アルバイト情報の提供
 ⇒オンラインでも参加可能なアルバイト先を開拓し、学生に提供していきます。

【2021年6月以降】
・感染対策をしっかり行ったうえで、対面型のイベントの開催。


なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行します。


・リターン

学生団体はぐねのメンバーから、お礼および皆様のご支援に基づく活動計画のご案内をメールでお送りします。また、一定額をご支援いただいた方の中でご希望される方には、学生を支える仲間としてお名前をホームページなどで公開させていただきます。さらに、一定額以上をご支援いただいた方の中でご希望される方には、直筆の手紙を送付させていただきます。

※グッズ等のリターンを用意できず大変恐縮ですが、その分、事業の成功に向けて専念させていただきます。




最後に(パートナー団体、ワカツクの渡辺一馬さんより)

「若い頃の苦労は買ってでもせよ」
とは、しっかりと学生時代にしかできない勉強や研究 、体験をすることであって、決して、生活費が足りなくて食事を削ったり、寝ないでアルバイトしたりすることでは無いと思います。

しかし、私たちの多くは「学生時代は苦労するものだ」として、彼らの苦境を正面から見ることができていないのではないでしょうか。私もいわゆる就職氷河期世代でしたから、それなりに苦労した憶えもあります。でも、周りには 同級生や後輩、相談に乗ってくれる教職員がいました。ほぼ毎日のように彼らと一緒に遊んだり、食事したり、様々な活動をしたり。そのような中で不安を一人で抱えることもなく、楽しい経験ができました。

このコロナ禍で、多くの学生は「自粛」をしています。画面越しのコミュニケーションでは、相手の不調にも気がつけないし、自分が孤立していることにも気がつけません。お腹が減らないから食事を抜いても大 丈夫 、と食事を抜いた生活をした結果 、倒れてしまった女子大生の話を聞いて、私は愕然としました。そのような状況でも、安心して学べる環境をつくりたい。学都仙台と謳っているのであれば、なおのことです。彼らが気軽に相談できる仕組みをつくり、学ぶことを諦めなくてすむバックアップ体制を構築してきます。皆さん、ご協力よろしくお願いします。

一般社団法人ワカツク 代表理事 渡辺一馬


  • 2021/07/14 17:44

    我々はぐねが運営を行うフリースペースの場所が一目でわかる横断幕が完成しました!杜の都と評されるような、仙台の緑豊かな街中とよく似合う彩りとなっております。仙台市青葉区にあるフリースペース近くにお立ち寄りの際は、火曜、水曜、金曜の15:00-19:00、 土曜の13:30-17:00に掲示してお...

  • 2021/06/16 17:46

    本日、KHB(東日本放送)様からテレビ取材をしていただきました。先週の土曜日に引き続き、今回は撮影隊の方もお迎えし、代表・狐野彩人のインタビューを受けている様子が撮影されました。6月22日(火)18時半ごろのKHB「チャージ!」にて、放送される予定です。ぜひご覧ください!はぐねの活動についてイ...

  • 2021/06/12 15:27

    本日6月12日に、はぐねのフリースペースにてKHB(東日本放送)様と打ち合わせを行いました。はぐねの活動や活動実績、活動してきて見えてきたことなどをお話しました。来週、テレビカメラをお迎えして、撮影取材を行います。放送日が決まり次第、はぐねのSNSやHPで告知いたします。最近では、KHB様をは...

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