06/13 ご質問の多かった、酸化防止剤について追記いたしました。
はじめに・ご挨拶
はじめまして。オーガニックワイン専門店INOMON(イノモン)の井上と申します。
ワイン好きの方や無農薬にご興味のある皆様に、イタリアのブドウ生産者が何年もかけて守り続けた土地で、愛情を込めて作られた、オーガニックワインについて少しでも知っていただきたいという思いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。
今回お勧めのオーガニックワインは全て、弊社で厳選した小・中規模(家族経営)の高品質のワインを生産しているイタリアンワイナリーの中で、イタリア政府の有機栽培(オーガニック)BIO認証取得済のワインです。
このオーガニックワインで皆様の人生のひと時がより健康で一層楽しいものになれば、大変嬉しく思います。
オーガニックワイン専門店 INOMON
”消費いただくお客様一人一人の健康のお役に立つ!”と信じて、オーガニックワインを選んでいます。オーガニックワインは、製造工程の中にただの一つも合成化学薬品を使用せず、完全に自然であり”本物”のワイン(ブドウ酒)です。
私たちは、世界中からワインの情熱をお客様に運びます。
フラビオ・モンティセロは、イタリアでオーガニックワイナリーを視察し厳選・開拓しています。出張で日本に多く滞在していくうちに日本に惚れ込んだ、イタリアのコンピュータ・エンジニアです。井上賀友(イノウエ・ヨシトモ)は、日本人アーティストです。
地理的に遠い2つの国ですが、健康的な食べ物の楽しみ方や食文化のあり方は非常に近いものがあります。
イノモンとお客様、そして生産者は、より安全で美味しいワインや製品を生産し続けるための大切なパートナーと考えています。
そんな生産者たちが作る、まだ農薬が広まっていなかったその昔の自然農法で作られたオーガニックワインを飲む世界中の多くの人を繋ぐのがイノモンです。
お客様には、ベストな品質状態でワインを美味しく味わって頂きたいという思いから、気温が上がる5月~10月の間は日本国外からの輸入を一切しておりません。国外からの輸入は輸送経路が長くなり、気温の上がる季節は品質が変わってしまうリスクがあるためです。
ワイナリーからトラックに乗せ、各国の集荷場で海上冷蔵コンテナに乗せ替え(赤道直下を航行するため)、日本到着後再度トラックに乗せ替え、イノモンまで運ばれます。その積み替え時、少しでも炎天下にさらされることは、それだけでベストな状態とはいえないからです。
もちろん日本国内でも、年中一定の温度で管理されたイノモンセラーにて保管しております。
ワインは生き物です。お客様へのお手元に届くまでに長時間揺られてやってきますので、一時的に品質のバランスが崩れる可能性がございますので、到着後約1日ほどゆっくり静かな暗い場所で落ち着かせていただくと、より美味しくお召し上がりいただけます。
★安全で上質のワイン文化を私たちの情熱を通してご提供いたします。
★EUで保証された無農薬の製品を販売いたしております。
★私たちの安全で上質なワインを通して、皆様の素敵なひと時のお役に立てましたら幸いです。
INOMON WEBサイト https://inomon.net/
Instagram https://www.instagram.com/inomon.wine/
Facebook https://www.facebook.com/inomonltd/
イタリアのオーガニックワイン事情
イタリアオーガニック農法研究所 (Fondazione Italiana per la Ricerca in Agricoltura Biologica e Biodinamica)の調査によると、イタリアでは約72,300ヘクタールのブドウ畑で、有機農法のブドウが耕作されてます。その面積は、世界全体の約22%を占めています。
オーガニックのブドウを栽培しているブドウ農家は世界中で約10,000件、そのうち約1,300件のイタリアワイン醸造家が、オーガニックワインを醸造しています。
イタリアはヨーロッパのほかの地域に比べ、アルプスの南側に位置していて温暖な気候のため、歴史的に見てもブドウの栽培に元来適した地域です。
ワインを作る時、ブドウは皮ごと洗わずに使うので“無農薬”というのは何といっても安心安全です。
そして、ブドウに限らずどんな野菜、果物も無農薬栽培のものは、植物自体が持っている自分の力を精一杯使って育つので、素材そのものの味が凝縮されていて美味しいのです。
味がしっかりしているオーガニックなブドウで、一切添加物を加えることなくおいしいワインを作るには、醸造する造り手の腕にかかってきます。更にオーガニック栽培は、土地の個性をいっぱい吸収して作物が成長するため、毎年様々な気候、害虫などの被害があり、尚更、造り手の腕と、土地の持つ個性が味へと影響してくるのです。
オーガニックワインは悪酔いしないといいますが、個人的にもオーガニックワインは、ワインの味にかかわらず、喉に引っかからず、スッキリした喉ごしです。余計な添加物が入らないからなのでしょうか?
一方、慣行農業の醸造家は、大きいブドウをたくさん作るために、除草剤、化学肥料、農薬を使います。
・・・その結果、土の微生物を減らしてしまいます
これはイタリアだけに限らず、全世界の農業に言えることなのですが、土の中には無数の微生物がいます。そしてこの微生物は、ブドウと共生する中で、大切な役割を果たしています。特に土中のミネラルなどの栄養分をいったん微生物が消化した上で、ブドウに橋渡しするという大切な役割を担ってくれています。
そんな中で、有機肥料は、ブドウの栄養というよりは土の微生物のエサともいえます。化学肥料や農薬の多用は、土の微生物を減らし、土は弾力性を失い、固く、活力のない土地へと変わってしまうのです。
ビオ(オーガニック)ワイン認証とは?
【DOCG】とは?
D.O.C.G.とは、デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)の略で、イタリアワインの格付けにおいて最上位の等級のことです。
イタリアでもフランス同様に4段階のワインの格付けがあり、ピラミッド型のようになっており、最上位に認定されているワインが少なく、下の等級になるにつれて認定されているワインが多くなっています。
その格付けで最上位に位置する高品質なワインがD.O.C.G.ワインです。
D.O.C.G.に認定されているのは2019年8月時点でD.O.C.G.は76銘柄となっています。
最上位から順に
1.D.O.C.G.(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ / Denominazione di Origine Controllata e Garantita)
2.D.O.C.(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ / Denominazione di Origine Controllata)
3.I.G.T.(ヴィーノ・ダ・ターヴォラ・インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ / Vino a Indicazione Geografica Protetta)
4.VdT(ヴィーノ・ダ・ターヴォラ / Vino da Tavola)
ワインに含まれる酸化防止剤は体に悪いの?
結論から言いますと、少量であれば悪者ではなく、むしろワインの品質を守ってくれる良い添加物だといえます。
A.亜硫酸は現代になって添加されるようになった食品添加物ではなく、ワイン造りが始まった古代ローマ時代から、樽の消毒などに使われていた伝統的な酸化防止剤です。
B.亜硫酸は、ブドウが発酵してワインになる過程で自然に生成されます。つまり、亜硫酸「無添加」ワインは存在しても、亜硫酸塩「含有量ゼロ」のワインは存在しません。
どんな無添加ワインにも、自然発生した亜硫酸が微量ながら含まれています。
酸化防止剤=亜硫酸=二酸化硫黄(SO2)です。
亜硫酸とは、二酸化硫黄(SO2)+水(H2O)→ 亜硫酸(H2SO3)です。
それではなぜ亜硫酸を酸化防止剤としてワインに“更に添加”しなければいけないのでしょうか?
目的1 :ワインが酸化により劣化するのを防ぐ。
目的2 :微生物の活動を防ぐ。
亜硫酸を加えることで細菌の増殖を防ぎ、残留している酵母の活動を弱めることで再発酵を防止します。瓶詰後の輸送時に、熱にさらされた際に酵母が再活性化しワインの中の糖分を食べ、再発酵してしまうリスクがあります。再発酵が起こると炭酸ガスが瓶内で発生し、通常の非発泡ワインの瓶ではそれに耐えられず、瓶が破損してしまいます。
BIOワインと言っても、“常に安定した状態のものを消費者に飲んで欲しい“という各ワイナリーの信念が感じられます。
亜硫酸の含有量はどのくらいですか?
日本(厚生労働省) 亜硫酸最大含有量規定 350mg/L未満(果実酒)
EU(BIO規定) 亜硫酸最大含有量 辛口赤ワイン100mg/L、辛口白・ロゼワイン150mg/L
これから見ても分かる様に、EU国内でBIO認定されているワインの亜硫酸含有量は、日本の規定に比べると大幅に少なくなっています。ただ、オーガニック認証あるなしに関わらず、世界のファインワイン業界は、品質(美味しさ)を高めることを目的として、亜硫酸を極力減らす方向には進んでいます。
またEU(BIO規定)で辛口赤ワインが、白・ロゼワインに比べて最大含有量が少ない理由は、マセラシオン工程中に皮から渋み成分(タンニン)が出てワインを保護する役割をしているためです。白・ロゼワインは基本的に皮を漬け込む工程が無いので、タンニンも少ない=ワインを守るものが少ないので亜硫酸で補っている、という訳です。
ちなみにワインの亜硫酸の表示義務は10mg/L以上から。例えば下の様に3種類のワインがあったとしましょう。
①亜硫酸 無添加ワイン
②亜硫酸 添加ワイン(15mg/L)
③亜硫酸 添加ワイン(150mg/L)
この①~③の裏ラベルの表記は全て、「添加物 酸化防止剤(亜硫酸)」と書かれているはずです。
え?①は無添加なのに、酸化防止剤が書いてあるってどういうこと?と思われるでしょう。それが先の解説のBにあたるものです。“亜硫酸は、ブドウが発酵してワインになる過程で自然に生成されます。”つまり、あえて添加はしていないけど、発酵段階で自然に生成された亜硫酸、という訳です。自然発酵ですので亜硫酸の含有量もかなり微量です。例えば5mg/Lだとしましょう。5mg/Lだともちろん、酸化防止剤と記載しなくて良いのですが、EUの検査機関で検査を受ける際、±5mg/Lくらいの誤差が良くあるそうです。この誤差により、もしかしたら10mg/Lを上回ってしまうかも…そうすると酸化防止剤を再度ラベルに記載しなければならなくなり莫大な手間と費用と時間がかかります。それを避けるために、亜硫酸無添加でも、あえてラベルには「添加物 酸化防止剤(亜硫酸)」と記載されるワイナリーが数多くあるのが現状です。
つまり亜硫酸含有(10mg/L以下)で表記の必要のないワインは、世界的に見てもかなり少ないのです。見かけたらぜひ味の違いを試してみてくださいね♪
農薬や化学肥料などを一切使用しないBIOワイナリーでは、通常のワイン作りに比べ、ブドウの味も毎年の天候や土の状態など外部環境により多くの影響を受けます。その年の全ての状況を判断し、亜硫酸を微量添加したり、細かなフィルターを使い酵母を可能な限り取り除いたりする工程を選びます。
もちろん毎年外部状況は変化します。影響を受けやすいBIOワインとは言っても、消費者には安定したワインをお届けしたいというワイナリーの想いが感じられます。
もちろんそれとは逆に、毎年作り方を変えず、素直なブドウの味がBIOワインの個性だと言われるワイナリーもあります。同じワイナリーで作られた同じワインでも、ヴィンテージにより違った味のワインが楽しめますね。
何が良いのか、悪いのかではなく、ワインの個性を大切に味わい、作り手さんに想いを馳せてみるのも、BIOワインの楽しみ方の一つではないでしょうか。
リターンのご紹介
今回のプロジェクトのリターンをご紹介いたします。お好みに合わせてお選びください。
※画像と本文でワインのヴィンテージ(ぶどうの収穫年)が異なる場合があります。本文の表記が正しいヴィンテージとなります。
発送スケジュール
プロジェクト終了後2021年7月中に発送させていただきます。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
日本にお住まいに皆様に、生産者が何年もかけて守り続けた土地で、愛情を込めて作られたオーガニックワインについて少しでも知っていただきたいと願っております。
これら自然派ワインは、日常の感動や悩みに寄り添うワインです。このワインと共に、皆様の人生のひと時がより一層楽しいものになれば、大変嬉しく思います。
手に取っていただいた皆様に喜んでもらえるよう、チームメンバー一同心を込めて対応していきますので、応援の程宜しくお願い致します!
INOMON スタッフ一同
店舗情報
【酒類販売業免許 番号】
姫路酒第196号
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有限会社井上スタジオ
安全食品輸出輸入事業部内 INOMON(イノモン)
〒670-0094 兵庫県姫路市新在家中の町4-10
E-MAIL:INFO@INOMON.NET
通信販売酒類小売業免許取得:2019年7月8日付
酒類小売業免許:2016年1月15日付
本プロジェクトは、INOMONが運営しています。
プロジェクト実行者
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。飲酒運転は法律で禁止されています。 ※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児、乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。 ※個人による並行輸入品が発生する場合がございます。 ※イメージラベル画像と実際の商品ラベルとは多少異なる場合がございます。※掲載写真は全てワイナリーから使用承諾を得ています。
最新の活動報告
もっと見るワインに含まれる酸化防止剤について追記しました♬
2021/06/15 04:12皆様、こんにちは!今回はご質問の多かった、「酸化防止剤」について、追記させていただきました。「ワインに含まれる酸化防止剤は体に悪いの? 」というタイトルで追記しておりますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。それでは引き続き、応援、拡散よろしくお願いいたします!INOMONスタッフ一同 もっと見る
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