築54年のNGO旧本部を改修し、海を愛する全ての人たちが集える交流の場を作ります!大好きな『海』について語り合える空間を作りたい。そんな想いを持つ日本代表サーファー・建築・プロダクトデザインを学ぶ学生が中心となり、大学在学中に立ち上げたプロジェクト。1年の準備期間を経て本格始動します!!

プロジェクト本文

 

【はじめに】

今からちょうど1年前。

「環境問題について語れる場を作りたいから、手伝って欲しい。」

当時、学生日本代表サーファーであった石川君から突然連絡がありました。

国際環境NGO(Surfrider Foundation Japan)のアンバサダーとしても活動する、彼の一言から本プロジェクトは動きだしました。

最近、急激にニュースなどにも取り上げられるようになった「プラスチックによる海洋汚染問題」。この問題を軽減するためにデザインや建築、アスリートである学生にも何か出来きないだろうか。ものづくりと環境保護を同時に実現できないだろうか。とてもシンプルな目的の実現に向けて、真剣にプラゴミを建築資源として捉え直したデザインプロジェクトです。

↓初回の打ち合わせでのパース

   

 

本プロジェクトは大学院で建築を学んだ馬場の修士製作として、1年間に及ぶ期間をかけて実際に1/1の実寸モックアップや模型による検討が進められ第16回 JIA大学院修士設計展 にて最優秀賞を受賞するなど、着実かつ地道に実現に向けた様々な検討と準備を重ねて来ました。

↓これまでに制作が取り上げられたメディア

・建設通信新聞Web刊(https://www.kensetsunews.com/web-kan/167078

・東京建築コレクションオフィシャルブック・2018年7月出版(http://www2.ksknet.co.jp/book/search_detail.asp?bc=92001812&_ga=2.250421318.1762176221.1531709939-2095627891.1531709939

 

 

 【海ゴミが魚よりも多くなる海になってしまう2050年について】

 海にあるゴミの約70%が私たちの住む街からきています。山と海は遠い存在のように感じますが、実は自然のサイクルは全て繋がっています。山があり川があり街があり、また川があり海に流れていく。太陽の光で海水が雨に変わり山に降り注ぎ生命を育んでいく。それと同時に、人間が作り出す「ごみ」も地球の水の流れの中に運ばれています。

 

 

 海洋汚染や海岸侵食など、島国でありながら様々な海の問題を抱える日本。ダボス会議で知られる世界経済フォーラムでは、世界の海に漂うプラスチックごみの量が今後も増え続け、2050年までに重量換算で魚の量を超すと予測する報告書が発表されました。

 

 

 また、海に漂流したプラスチックは時間と共に粉砕され、やがて、マイクロプラスチックと呼ばれる微細な海ゴミになります。この微細な海ゴミは魚や鳥の体内に取り込まれてしまうため、生態系の破壊につながることが問題となっています。 そして、その生物を食する私たち人間の体に戻ってくるという恐ろしい現実が危惧されています。

 

 

  そんな大きな社会問題である海の環境問題について考えるべく、まずは湘南という『海と生きる街』で住民が1つとなり、人と人とが海を守る為の交流をすることのできる場所が必要なのではないだろうか。そう考えた国際環境NGOボランティアの学生と環境保護に関心のある建築・デザインを学ぶ学生が一丸となり、このプロジェクトを始めました。

 

 

 

 

▶▶ 海を汚染するプラゴミをリノベーションに使う!!

 

 

①  建築をつくることと=プラゴミをへらすこと

皆さんは、建築をつくることで消費する「もの」の総量はご存知でしょうか。短期消費されるプラスチックを建築材料へと「生まれ変わらせる」。何年も使われ続ける建築の材料へとプラスチックを転用できれば、海洋汚染の原因となるプラゴミの寿命を引き伸ばし、同時に海洋汚染の啓蒙空間をつくることができるのでは。そう信じて本プロジェクトが始まりました。

 

 

 

②  子供たちとボランティアの方々を巻き込む、簡略化されたプラゴミの資源化

子供たちと一緒にリサイクル教育を図るツールとして、本プロジェクトでは改修の際に使用する建築材料をプラスチックを用いたDIYリサイクルという手法を実験的に用います。クリエイティブへの好奇心と環境意識を育むことを同時に行える学びの場を本プロジェクトの改修を通して挑戦します。これを簡易化するためのカタログを作成しました。このカタログを配布することで、ボランティアの方々が「クックパッドのレシピをみて料理をするような手軽さ」で、DIYリサイクルに参加することを意図しております。

 

 

 

 

③  DIYとしてのプラゴミの建築資源化=自分たちの手でリノベーションの材料と空間をつくる

建築資源化を誰でも簡単に可能とするためのカタログを作成しました。例えば、粉彩したペットボトルを家庭用調理器具であるホットプレートで加熱し、合板を制作できます。これらを床に敷き詰めることで、既成品にはないような独特の質感をもつ床座の空間をつくることを考えています。

 

ペットボトル再資源化の床材を敷き詰めた床座空間

 

また、こちらは現在実現に向けて試行錯誤中ですが、プラゴミを3Dプリンターの材料へと変えてみることにも挑戦しています。3Dプリンターを用いて建築部品を出力することで、解体時の木材をつなぎあわせて棚を作ったりすることを考えています。釘などの金具を用いないのでボランティアの方と共に、空間を作り上げることができます。
(現時点では、安全性を考慮し使用済みのペットボトルで実験を進めております。)

 

 

【今回リノベーションをする空き家について】

 国際環境NGO「サーフライダー・ファウンデーション」の所有空間である3階建て築54年の古民家であり、現在は空き家となっています。1964年に開催された東京オリンピックを機に134号線の開設などが行われ、湘南地域は様々な開拓がされました。同じタイミングで辻堂の海から歩いて3分の立地、辻堂海岸サーファー通り沿いに建てられたのが、こちらのコイン式温水シャワーを浴びられる施設。 現在は空き家になっており、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパンの賃借とさせていただいています。昔からサーファーに愛されていたこの空間を、今このタイミングでコミュニティスペースとして皆さんと復活させたいという思いが強くあります。

 [空き家の所在地]

[コイン式ホットシャワーとして使用されていた当時の写真]

[現在の空き家の様子]

 

【空間の紹介

1階:コミュニティー & フリースペース (今回の改装スペース)

2階:水質調ラボ & 海洋保全ギャラリー(今後改修予定)

地下:シアタールーム(今後改修予定)

バックヤード:シャワー、サーフボード置き場(今後改修予定)

※提案する新しい空間以下のようになります。今回はまず、改修の第一段として1階を改修する予定です。

 

[模型写真での提案空間]

[断面図]

[平面図]

 

 

  

【世代を問わない学びの場】

 『海の寺子屋』は子供も大人も世代を問わない学びの場。寺子屋の本来の姿である地域の大人が子供に何かを教えることもあり、大人が大人に新しいことをシェアすることもあるでしょう。または、子供から大人が学ぶこと も多くあるかもしれません。このように地域の人々が交流し合い、教育環境や自然環境を見つめ直す場になれば良いなと考えています。

 湘南にはビーチカルチャーと共にアート、スポーツ、ものづくりなど様々なジャンルにおいて活動する方々が数多くいます。そんな方々に是非、講師としてプロジェクトに参加して頂き、海を知る機会を一緒に作っていけたら。と考えています。

※『海の寺子屋』にて、講師になって頂ける方を募集しています。

上記にあるカリキュラム以外にもどんどん追加予定です。

お問い合わせ先 : uminoterakoya@gmail.com

 

 

【ご支援の使い道 (プロジェクトキックオフ資金)】

◽︎ 既存シャワースペース解体費用 190万円

◽︎プロジェクト継続のための経費(広報・交通・雑貨購入費等) 25万

◽︎キャンプファイア利用手数料 28万円

 

 

【ご支援の使い道 (ストレッチゴール)】

◽︎ リノベーション費用 300万円

◽︎ 家具・物品 費用・経費  50万円

◽︎ リターン費用 

まずは対象となる空間のシャワー設備などを解体・撤去しないとプロジェクトが始動できないため、190万円の既存水回り設備等の解体・改修費を最優先でファウンディングを募りたいと思っております。その後、ストレッチゴールで超過できた金額分に応じて新しい空間の施工費などへ使用したいと考えてます。

 

※解体時のシャワー室が入っていた箇所の老朽化による水回り等の劣化等の状況により費用に差額が発生する可能があります。

※デザインについては、費用の達成率・ワークショップによる一般の方との意見交換を経て、今後変更の可能性があります。

 

 

 

【最後に】

 当時学生だった、サーファーの石川、建築を学んでいた馬場、プロダクトデザインを学ぶ水野がそれぞれの得意分野を活かしつつ、領域を横断したデザインの力で「環境を守る」ことを目標に本プロジェクトを立ち上げました。

子どもが無邪気になって遊べたり、安全で美味しい魚が食卓に並んだり。海は、私たちの命の源であると同時に、たくさんの楽しみを与えてくれます。当たり前に感じてしまう、そんな些細な事にも感謝の 気持ちを持ち続け、美しい海を次の世代まで繋ぎたい、そんな想いのもとこのプロ ジェクトは始まりました。

本改修プロジェクトを達成し、2020年の夏までには海を愛する多様な人々を巻き込みながら、海の保全を語り合う拠点として賑わう施設となることをめざしております。

 

 

 関わり方は人それぞれです。私たちが提供できるのは小さな「場」だけですが、皆さんが足を運び、楽しんでくださることで環境保護を活性化するための交流が生まれます。そこで生まれた一人 ひとりの小さな気づきが積み重なることで、「環境を守ることにつながる」新たな循環が生まれるのではないでし ょうか。

 より多くの方々に私たちの思いを共有し、プロジェクトを成功させたいという思いから、クラウドファンディングという手段を取らせて頂いております。是非、私たちと一緒にプロジェクトに参加して下さい!皆さんのご支援をお待ちしております!

 

【プロジェクトメンバーの紹介】

◽︎ サーフライダー・ファウンデーション 事務局長・アンバサダー

石川 拳大 (いしかわ けんた) / 神奈川大学経営学部 (2018年卒)

2018年  全日本選手権 優勝

2018年  業界初の社会人アスリートとして活動開始

2017年  日本代表 強化指定選手

2016年  ISA World Surf Games 世界選手権大会 日本代表

2015年 サーフィン全日本大会 優勝

2014年・2015年  全日本学生サーフィン選手権大会 2連覇

 

 

◽︎ 建築デザイナー

馬場 隆介 (ばば りゅうすけ) / 千葉大学大学院 (2018年卒) 

 

2018 第16回 JIA大学院修士設計展 最優秀賞

2018 全国修士設計展(トウキョウ建築コレクション)  審査員特別賞

2017 KIPA 第1回デザインコンペティション 最優秀賞

2017 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 部門賞(2位)

2017 キルコス国際建築設計コンペティション | 金賞 (studio velocity栗原賞)

2015 住空間エコデザインコンペティション | 3位・実寸展示

 

◽︎ プロダクトデザイナー

水野 諒大 (みずの りょうだい) / 九州大学大学院芸術工学府 (2018年卒)

2017年 アジア学生コンペ Autodesk Panoram にて日本代表として初のGrand Winner 獲得

2016年 国内プロ・アマ問わないコンペ Autodesk Creative Design Awards にてグランプリ

2016,2015年 Loft & fab award で2年連続入選

2015年 丸本学生デザインコンテスト入選

2014年 雑貨大賞 ファイナリスト選出

 

◽︎ サーフライダーファンデーション 大学生ボランティア

【 試作制作 協力 】

増田 大地
川鍋 哲平
山内 裕斗
小川 航輝
下釜 健吾
小島 新平
倪 奕凡
曽 子悦
徐 飛

 

【応援者の声】

◽︎ 大野 修聖さん (プロサーファー)

 

「多種多様な人達が集まり、将来の環境についてディスカッションしたり、 子供は憧れる人に出会い、大人は自分が没頭できる趣味を見つける、そんな 多くのインフォメーションが飛び交う、今もっとも必要な最高の交流場所になることを願っております。Live for passion .」

◽︎ 大村 奈央さん (プロサーファー)

 

「道具やお金も必要なく、自由に遊ぶことのできる海。私は海で自由に遊ばせてもらい、知ることのできた楽しさや怖さ、生き物の命の大切さ、環境のことなどが沢山あります。(その中でも、色んな場所の海から1番星を探すことが好き!)海は最高の遊び場で、沢山の発見がある場所だと思います。その発見を、多くの子どもたちと見つけられるように、みんなで海を大切にしていきたいです。」

 

豊川 悦司さん、田中 律子さん、中村 獅童さん、つるの 剛士さんや海外からはJack Johnsonさんなど多くの著名人の方々がSurfrider Foundation Japanを応援しています。

↓著名人からのSFJへの応援の声

http://www.surfrider.jp/youcan.html?id=scrollWrap-04

 

 

【ご協力】

Kanagawa University Fab Lab Hiratsuka

寄付のお願い】

ご自宅やお店で使用しなくなった家具の寄付のお願いをしております。

お問い合わせ:uminoterakoya@gmail.com

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