ラミーとコットンの絶妙ブレンド。柔らかく張りがあって古びない。毎日使いたくなるタオルです。小山薫堂さんは「使い心地、最高でした。海外の分厚い高級タオルよりも軽くて使いやすく、洗濯がしやすいため、使っていても罪悪感がありません。」と絶賛してくださいました。

プロジェクト本文

小山薫堂さんも愛用、ラミーコットンタオル

小山薫堂さんからラミーコットンタオルの感想をいただきました!
「使い心地、最高でした。海外の分厚い高級タオルよりも軽くて使いやすく、洗濯がしやすいため、使っていても罪悪感がありません。」

糸から開発するこころばせプロジェクト

このラミーコットンタオルはとにかく、特別な使い心地なんです。 
 例えばお風呂上がり。拭いているうちにパイルが濡れて冷たくなって吸水性が落ちて、不快指数が増していくのが普通のタオル。分厚いタオルでもこんな使い心地はよくありますね。
 ところが、ラミーコットンタオルは拭き終わるまでパイルのドライ感が変わらず吸水性が変わらない不思議なタオルなんです。もう魔法のタオルっていってしまいたいくらい、気持ち良さが続きます。そのうえ軽くてコンパクト。

 「理想のタオルが出来上がりました!」と宣言いたします!

1)抜群の吸水性
2)速く乾くので洗濯がラク
3)軽くてコンパクト
4)洗濯を繰り返しても風合い長持ち
5)ずっと触っていたくなる日本初のラミーコットンの感触

こころばせプロジェクトは糸からの開発を命題としてます。今回開発したラミーコットン糸によって理想のタオルを完成できました。次章ではこころばせラミーコットンタオルの秘密を明らかにして参ります。

 

こんなタオルを作りたかったんだ!

こころばせラミーコットンタオルはここがいい。

・麻の一種のラミーの弾力性とコットンの柔軟性のいいとこ取り
・抜群の吸水性と保水性。速乾性にも優れる
・ひんやり爽やかな感触
・繊維に優しい酵素仕上げで、洗濯を繰り返しても風合いが長持ち
・バスとフェイスタオルはパイル長め。弾力性のあるふかふかが気持ちいい
・糸から日本製。メイドインジャパンのタオルです

1. パイルは特殊紡績によるラミーコットン糸

タオルの命は肌に直接触れるパイル。各タオルメーカーは当然パイルにこだわります。スーピマ、エジプト綿などの超長綿のコーマ糸の甘撚(あまより)糸を双糸(そうし)にして・・・、ある意味出尽してます・・・が!

いままでタオルのパイルに使用されることのなかったラミーを使ってみようと思いつきました。そして、ついに特殊な製法でラミーとコットンを撚合わせたラミーコットン糸を発明しました。ソフトさとハリを併せ持つ、タオルのパイルに最適な糸となりました。

2. 抜群の吸水性の秘密

通常、高級綿として扱われる超長綿は細くて長いくしなやかな繊維にとって醸し出される上質感がありますが、しっとりも同時に持っています。そしてこのしっとり感は、コットンに含まれている綿蝋←私がほぼ日刊イトイ新聞で実名解説している記事です)が寄与しているのです。綿蝋を落とせば吸水性はアップしますが、しっとり感が失われます。ここのバランスをとりながらタオルは製品化されているます。

今回のラミーコットン糸の、55%を占めるラミーには余計な油分はなく吸水性がよく、しかも光沢と適度なハリをもたらします。ラミー100%にしないのは、それだと硬くなりすぎて肌に直接触れるタオルには適さなくなくなるからです。

 そこでコットンの出番です。

45%のコットンが柔らかさを受け持ちます。このコットンは綿蝋がすくないカリフォルニアのサンホーキンバレー産を使用しています。サンホーキン綿には天然のねじれ強く、ラミーだけでは実現できない膨らみとソフトさタオルのパイルに与えています。あとはどれぐらいの比率で混ぜるかです。
ラミー55%、コットン45%の混合比率にたどり着くまでに試行錯誤を繰り返し、随分月日を重ねました。そしてたどり着いたのが55:45の比率です。この絶妙のブレンドによってもたらされる高い吸水性と爽やかな触感を是非体験してください!

3. 爽やか感触はラミーの熱伝導が高いから

ソフトな風合いを謳うタオルは巷にあふれています。その典型は無撚糸タオルでしょうか。また、超長綿使い甘撚(あまより)パイルもその部類です。無撚糸は洗濯による風合いの劣化が大きく糸も抜けやすく、タオルが痩せるのも早い傾向があります。空気を多く含んでいる無撚糸タオルはそれだけで生暖かく、さらっと涼やかな風合いとは正反対の性質を持つことになります。超長綿の甘撚りタオルは綿蝋が落ちていくに従い、吸水性はアップしていきますが当初のしっとりしたしなやかさは失われていきます。

さて、表題の熱伝道率。この値が大きいほどひんやり涼しい感触になります。熱伝道率の比較すると、


空気0,02<<ウール0.37<コットン0.54<ラミー0.63


となります。空気が圧倒的に低いことがわかります。無撚糸タオルはふっくら柔らかで空気を多く含むことになりますので熱伝道率がかなり低くなります。対してラミーコットンパイルは熱電度率は高くなり、涼やかな風合いを生み出します。

柔らかさはコットンが受け持ち、ラミーが良いタオルの条件の弾力とボリュームを作り出します。柔らかすぎず、さらっとした清涼感と弾力性を合わせ持つタオルです。また、ラミーはしっかりした繊維なので風合い変化も穏やかで、むしろ使い心地が増すと感じる方もいて、愛着が長続きするタオルといえます。

4. 繊維にやさしい名水と酵素による仕上げ

ラミーコットン糸は新潟の紡績工場で生産、今治でタオルの製織と洗浄、仕上げを行っています。特に仕上げ工程は今治でも名高い技術とこだわりを持つ(株)河上工芸所さんにお願いしました。写真の河上工芸所の三宅社長はこだわりの技術者。後でご紹介する草木染めにおいてもこだわり満載です。西日本最高峰・石鎚山の伏流水(名水100選)を使用し、一般に使用する苛性ソーダや精練剤などの化学薬品は一切使用せず、天然酵素のみで仕上げています。酵素での仕上げによって糸を痛めることなく、柔らかく、吸水性の良いタオルが出来上がります。下図は綿100%のパイルの表面変化の比較写真ですが、ラミーコットン糸においても同様の効果となります。

 5. ラミーコットンタオルのパイル倍率


バスタオルのパイルとヘム(フェイスも同じ)

せっかく発明したラミーコットン糸を贅沢に味わっていただきたいので、バスタオルとフェイスタオルは通常のタオルよりパイルが長めです。
どれくらいパイルが長いかという時、我々はパイル倍率という指標を使います。パイル倍率が大きいほどパイルが長くなります。バスタオルの平均パイル倍率は6.1倍(大阪産技研データベースより)。対して、ラミーコットンバスタオルのパイル倍率は7.1倍です。パイルが長くなるとパイルの引きつれが起きやすくなります。またラミーコットンのパイルは表面がツルツルいして滑りやすいので、引きつれがさらに起きやすくなります。そこで研究の結果、ぎりぎりの長さのパイル倍率7.1倍としました。


ハンドタオルのパイル

対して、ハンドタオルでは、ポケットやハンドバッグに入れた時にかさばらないようにパイル倍率は4.3倍と短くしています。短くすることで独特のきしみ感がでてとても味わ深い風合いとなっています。

また、タオルの上下のパイルのないところ(ヘムと呼称)にも、パイルと同じラミーコットン糸を使い、緯朱子(よこしゅす)織で仕上げていますので、パイルと同色の馴染んだヘムになっています。

では、いよいよ各タオルのご紹介をさせてくださいませ。まずはこだわりの草木染めハンドタオルからです。

草木染めハンドタオル

ハンドタオルは草木染め(一部草木でないのもあります)を採用しました。草木染めならではの、落ち着いた自然な色目に仕上がりました。染料を組み合わせたり媒染剤を工夫したりと、河上工芸所三宅社長の技が冴えわたっています。サイズは27cm×27cm。

写真左から、緑茶、マリーゴールド、くちなし、ラック、ロックウッドを使用して染めています。色によっては染料を組みわせています。ではそれぞれの草木染めの詳しい説明をいたします。

 

緑茶+くちなし少々 色名:山葵色(わさびいろ)
緑茶の出し殻を煮出して染料にしています。緑茶にふくまれるタンニンは渋みの成分で色素としては緑ではなく茶色です。こころばせのハンドタオルでは緑茶とくちなし少々をあわせて染める事で、グレイッシュな淡い緑色になりました。

マリーゴールド:キク科 色名:胡粉色(ごふんいろ)  
一般的には黄色に染まりますが、前処理なしで特殊な媒染を使用する事で味わいのある白になります。

くちなし:アカネ科  色名:水浅葱(みずあさぎ)
日本の温暖な気候の地域に自生する常緑低木。主に黄色の染料ですが、
少量の青色要素を含んでいて、今回は青色色素を抽出して染めています。

ラック 色名:樗色(あふち色)  
ビルマネムというアフリカ・インド・マレーシアに自生する高木の枝につくカイガラムシの体液が樹脂となりかたまったものをラックと呼びます。アジアでは広く染料に使用されていますが、厳密には草木染めというより動物性の染料による染めということになります。
通常黒に染まりますが、木酢酸鉄を媒染に使用する事で紫色になっています。

ロックウッド+五倍子(ごばいし) 黒紫(くろむらさき) 
ロックウッドの原産地は中央アメリカ。染料、薬用として熱帯地方で栽培されていました。五倍子はぬるでという木の葉にアブラムシが寄生することでタンニンが凝縮され五倍ぐらいに膨らんだ塊のことで、古来より黒色を染めるに用いられてきました。ロックウッドに少量の五倍子の併用により、味わい深い黒紫の色味になりました。

西洋茜:アカネ科 鴇色(ときいろ) 
南ヨーロッパ、西アジア原産。西欧で古くから染色に使われていました。
媒染を選択することで、茜色よりもあわい綺麗な桜色に染まりした

 

こころばせハンドタオルはこころばせさんのネームをつけてから染めています。ネームもコットン100%の天然素材で作っていますのでタオル同様に染まります。それぞれ違う色に染まっているのがなんだか楽しいですね。

先にご紹介したように、ハンドタオルはポケットやハンドバッグに入れて持ち歩くことを考えて、バスやフェイスよりパイル長を短くしています。この写真のようにかさばらずコンパクトです。

蛇足ですが、写真モデルは開発者の私です。

 

 

ロングフェイスタオル

こころばせのロングフェイスタオルは通常のフェイスタオルより15cmながい95cmです。バスタオルの代わりに使ったり用途がいろいろ広がります。

ラミーコットン糸は光沢があり本来発色がとても綺麗なので、ビビッドで透明感のある色に染め上げました。草木染めの落ち着いた色目とは対照的に元気の出るスポーティな色目。アウトドアやジムでもぜひ使っていただきたいです。


ブラック、アップルグリーン、フラミンゴピンク、コバルト、ソーダ

ロングフェイスタオルの特長
1)通常のフェイスタオルより15cm長い95cm サイズは34cm×95cm
2)ラミーの光沢をいかした透明感のある色
3)バスタオルと同じロングパイル

 カラーバスタオル

前回プロジェクトで発表したきなりの他、ラズベリー、わかくさ、チャコールを加えました。綺麗な発色ですが、おうちで使える落ち着きも兼ね備えた色目です。サイズは60cm×120cm。

お風呂上がりにバスタオルでゆったり体を拭く愉悦に勝るものはありません。朝のシャワー、一日の終わりのお風呂のあとに贅沢をくれるはバスタオルの極上のふき心地。全てのタオルフェチ、バスタオルフェチに使っていただきたいです。


左からラズベリー、わかくさ、チャコール、きなりです。 

こころばせのもの作り

東京は八王子住まいの私が企画立案、大阪の繊維専門商社のサポートのもと新潟の紡績工場、今治のタオル工場、同地域の洗浄仕上げの(株)河上工芸所の協力によってこのラミーコットンタオルが生まれました。

これからも、これまで培ってきた繊維開発の知見とアイデアで、日本中の繊維工場の力を借りて本当の意味でのメイドインジャパンを実現していきます。私が主催する「こころばせ」では、これを「全日本繊維産業協業プロジェクト」と銘打ち、全力で展開していこうと思っています。

日本発世界を目指して!
COCOROBASE FROM JAPAN TO THE WORLD

 

 

 

外資系会社社長

【気付くとよく拭けている】
同じ企画・制作者による「やさしいタオル」を長年使っています。ほぼ日の「やさしいタオル」はとにかく肌触りがよく、薄手で軽い感触。
パイル側はやわらかで、ガーゼ側は肌に吸い付くような感触が快適でした。

今度の「ラミーコットン・タオル」は手に持った感じはずい分違い、前と比べるとかなり「重いな」「厚いな」という第一印象でした。
前のガーゼ側の吸い付くような軽い感じはありません。
どうなんだろう?と思いながら、使ってみると、
不思議なことにちょっと経つともう体が拭き上がっています。
それでいて、タオルが水を吸ってじっとり重くなる、ということはなく、まだ拭ける、という感じがします。
そういえば「やさしいタオル」は柔らかな感触ではあっても、
タオルが水を吸ってウェットになっているな、飽和したかな、という感じでした。
薄手だから仕方ない、という気もしていました。
その点ラミーコットン・タオルはまだ余力十分という感じ。
最初の重厚な印象とは違って、使用後には「よりやさしいタオル」に仕上がったと思うようになりました。

私の手元にあるのは濃いめのベージュのバスタオル。
カラーや柄のバリエーションが増えたら、もっと広い層に訴えられるだろうと思います。

 

ホテルスパセラピスト
 世界随一の優しい風合いタオルだと思います。まさに、新しいタオルの発明品。
 ホテルのスパ職務経験から、様々なタオルに触れてきましたが、とても優しい包容力のある肌触りに感銘を受けました。また、それでいて軽いのも嬉しいです。濡れたまま室内に干していても、他のタオルにくらべ乾きが速い点も驚きました。また、不思議と残臭も残りにくく爽やかです。
 クリーニング屋さんのほか、コインランドリーに自宅洗いも含め、いくつかの形状の洗濯機で洗濯を繰り返しましたが、劣化も少なく耐久性にも優れています。なので、このタオルの優しい風合いが長続きするのが嬉しいです。

まとめますと、
以下の点が、私がこの発明品に感じた所感です。
1:良質な肌触り
2:軽さ
3:乾きの速さ
4:耐久性
5:今までにない風合いと持続性

私なりに、どんなところで使われるタオルなのかな〜と想像しました。
●リピーターの多い会員制高級ホテルスパ、スポーツ施設。
 ※リピーターが多い会員制スパは、タオルの使用頻度も高く、それでいてお客様もタオルの質感や劣化には敏感です。軽いという点では、タオルを準備、洗濯する職務の人にも愛されると思います。
●エステや美容室
 ※顔や身体に触れても、万人を癒す風合いだと思います。
●海外のホテル
 ※Made in JAPANのこのタオルの優しい風合いは、世界でも喜ばれると思います。

 ITエンジニア
肌触りのいいバスタオル。すべすべしていて、濡れた肌の上を這わしてもほとんど抵抗なく滑る感じ。それでいて、一度なでただけで、水分をすっきりと拭き取りきってしまう。

お風呂上りに使っていますが、さ〜っとふけてしまう楽さと、しばらくそのまま肩にかけておきたくなる肌触り。日々の快楽がここに。

このバスタオルは人に勧めたくなる、贈りたくなる。教えてあげたら感謝されるだろうな。
そういえば親友に子供が誕生してた。誕生祝にはこれをプレゼントしたいな。

CAMPFIREキュレーター:米
いままで使ってきたどのタオルとも違う感触です。
麻やヘチマのようなピシッとした感触が先にきて、あとからふんわりやわらか感がやってきます。
驚いたのが、あえて家族が全身を拭いたすぐあとに使ってみたのですが、それでも普通に使うのと変わらない感触、吸水力でした。
今回サンプルで1枚お借りしましたが、改めて家族全員分買います笑

企画開発者:大窪 裕美

超長文を最後までお読みいただきありがとうございました。開発にかかった時間と思いを拙い文章ではありますが、余すところなく書かせていただきました。

ブランド名「こころばせ」は古語で、こころのゆきとどくこと、たしなみあることを意味しています。私が作る日本製繊維製品もかくありたしと心がけています。

 

ラミーコットンタオル生産の様子

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