はじめに
はじめまして。成瀬健一と申します。私は2008年から約10年、紹介会社で看護職の転職支援をしてきました。その経験を通じて、看護職に適切なキャリア支援の機会が少ないという課題を感じていました。
そこでキャリアコンサルタントの資格を取得し、2020年4月に「キャリアの選択肢を広げることで笑顔で働く看護師を増やす」というビジョンを掲げ看護師オンラインコミュニティ「ArchNurse」を立ち上げました。
さらに今、コロナによってキャリア支援を必要としている看護職が増えていると感じています。
そこで看護職とキャリアコンサルタントの方々に声をかけ、1人でも多くの看護職へキャリア支援の機会を提供すべく本プロジェクトを立ち上げました。
山下 優花(やました ゆうか)
「とりあえず臨床に行きなさい。」
私が新卒で公衆衛生系大学院を志した時に何度も言われた言葉です。
私たち看護師は、臨床に出ることが「普通」とされるような教育を受けます。
また、コロナを期に看護師の仕事が注目されたことを一因とし、資格そのものを強くアイデンティティと結びつけて、キャリアに閉塞感を抱いている看護師は少なくありません。
専門職としてやりがいを持って、臨床の道を選択し歩んでいくことは素晴らしいことですが、日本が抱える複雑なヘルスケアの課題を解決するためには、看護師がより自身と向き合い、多様性あるキャリアを歩めることが重要ではないでしょうか。
私は現在、大学病院看護師として勤めつつArchNurseの運営を行っています。臨床でも多くの看護師のキャリアの悩みと向き合ってきました。
このプロジェクトは看護師のキャリアの課題解決だけでなく、今後の日本のヘルスケアを明るくするものだと考えています。
野村奈々子(のむらななこ)
看護学生に、資格をとったその先のキャリアを考えるきっかけを作りたいと思い、WEBメディア「看たまノート」を立ち上げ運営に関わっています。
同世代の子を巻き込み、卒後10年経っても「今が一番楽しい!」という看護職を増やすためです。
キャリアというと、病院や管理職側からは「キャリア開発」の文脈で語られても、個人レベルでキャリアを語ることは少なかったのではないでしょうか。
最近、キャリア教育が一部の学校でようやく進み始めており、世の中は動き出しています。
キャリア支援をインフラにすることを目指すのが早ければ早いほど、自分の足で進み、未来を切り拓いていける看護職の方であふれる時代が早くやってきます。
ページをご覧の皆様、ぜひ、そのままプロジェクトページを読んでいただけたら嬉しいです。
解決したい社会課題
高齢化の進む日本では、医療、介護、ヘルスケア分野の労働者人口の比率が増えていきます。
看護職はそのすべての分野で活躍が期待される職種です。
その看護職が自分らしくやりがいを持って働くことができると医療・介護の質が改善し、医療・介護を受ける人とその家族も安心して暮らしていける社会になります。
しかし、200万人以上いる看護職のうち資格を持ちながら看護職として働いていない潜在看護師が70万人以上います。
実際に私が10年以上、看護職の転職支援をする中で多くのこのような方々がいました。
・資格を取得したものの職場が合わず早期に看護職から離れてしまう方
・結婚や出産等で離職後に復帰に躊躇している方
・自分のやりたいことが分からなくなっている方
さらにコロナによって多くの医療介護現場で労働環境が悪化しています。
このままではキャリアに対して不安を感じ看護職を離れてしまう方が増えてしまいます。
その実態を調査する為に本プロジェクトを企画するにあたり看護職へキャリアに関するアンケートを取りました。その結果がこちらです。(アンケート回答数:210名)
コロナをきっかけに働き方を
考えるようになった看護職は60%以上
60%以上の方がコロナがきっかけで働き方を考えるようになったと回答しています。
そしてキャリアで大切にしていきたいことは何かという質問に対しては
・仕事もプライベートも大切にしたい 80%
・やりがいを持って働きたい。55%
という看護職が多いことも分かりました。
では、その大切にしたいことの実現に向けて自分のキャリアと向き合うことはできているのでしょうか?
キャリアに向き合う時間が取れていない
と感じている看護職は65%以上
キャリアに向き合う時間が取れいていないと回答した方の理由がこちらです。
・自己分析のやり方がわからない。84名
・仕事が忙しくて余裕がない。80名
・相談できるような相手がいない。75名
アンケート回答とは少しそれますが、この背景には看護職のキャリアを取り巻く環境の影響があると思っています。
つまり、人員が慢性的に不足している医療介護現場では人材育成や定着といった環境が整っていないため、看護職がキャリアと向き合う機会が少ないのです。
ただ、そもそも看護職は、キャリア相談の機会を求めているのでしょうか?
その回答がこちらです。
85%以上の看護職が
キャリア相談の機会を求めている。
アンケートに回答いただいた85%以上の方がキャリア相談の機会を求めていることが分かりました。
このプロジェクトで実現したいこと
アンケートを実施してく中で、私たちがすべきことが明確になりました。
それは
1人でも多くの看護職へ
専門家へのキャリア相談の機会を提供する
ということです。
そして、そのキャリア相談を通して実現したい変化がこちらです。
・看護職としてやりたいことが明確になり働くことへの誇りや自信が生まれる。
・もう1度、臨床に復帰したいと思い行動に移せる看護職が増える。
・自分らしくやりがいを持って働ける看護職が増える。
具体的なプロジェクトの進め方
プロジェクトの運営は、看護師コミュニティのArchNurseが担当をします。
キャリア相談を受けていただくキャリアコンサルタントの調整は、HRラボ株式会社様にご協力をいただきます。
そして、皆さまからのご支援により、キャリア相談をしたい看護職が"無償"でキャリアコンサルタントにキャリア相談をすることが可能になります。
※キャリアコンサルントとは、2016年に国家資格となったキャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。(厚生労働省HPより抜粋)
今回のプロジェクトはキャリアコンサルタントとして活躍されている方にも賛同いただき、応援コメントもいただいています。
◇応援メッセージ◇
株式会社MYコンパス 代表取締役/キャリアコンサルタント 岩橋ひかり
私は普段、出産や結婚などのライフイベント前後の働く女性向けのライフキャリア支援を行っておりますが、自分への理解を深め、なりたい姿を明確にすることで、仕事だけでなく人生全般が好転する事例を多く見てきました。
「看護師だからこうあるべき」を一旦離れ、個人として今後どうキャリアを歩んでいきたいのかを改めて考える機会はとても有意義だと感じています。
本プロジェクトを通じて、自分らしく輝く看護師の方が一人でも多く増えることを、心から応援しております。
HRラボ株式会社 代表取締役 塚田亜弓
「こんな看護師になりたい」という目標はあっても、「自分の生涯に看護職をどう位置付けるか」というライフプランを考える機会は、少ないのではないでしょうか?
私は、身内に看護師がいること、また以前の職場で病院や介護施設へ実習生受入れの営業に関わっていた経験から、不規則なシフトのなか身を粉にして患者に尽くす看護職は、やりがいが大きい反面、肉体的にも精神的にも困憊しやすい職業ではないかと感じています。
だからこそ、自分のために、自分と向き合う時間をしっかりと持っていただきたいです。キャリアカウンセリングを通じて、「どう働きたいか」だけでなく「どう生きたいか」を一緒に考えることができましたら、嬉しく思います。
資金の使い道
・キャリアコンサルタント委託費:約100万円
・特設サイト制作費:約30万円
・運営費:約40万円
・広報費:約10万円
・手数料:約18万円 (9%+税)
合計:198万円
実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
2021年8月中旬〜 看護職への事前アンケート
2021年10月上旬 クラウドファンディング開始
2021年12月上旬 キャリアカウンセリング、その他リターン開始
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
個人や法人/団体様に向けて様々な支援コースをご用意しています。
最後に
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
ArchNurseのビジョンは「笑顔で働く看護師を増やす」です。
本プロジェクトの達成がゴールではありません。このプロジェクトをきっかけに、看護職の笑顔が増え、日本の元気に繋がるような取り組みを継続していきたいと考えています。
是非、ご支援よろしくお願いいたします。
団体・活動実績
運営団体:ArchNurse
2020年4月 キャリアを軸にした看護師の無料オンラインコミュニティとして発足し、現在参加者は270名を超える。
2020年5月 「マスクに想いを」というクラウドファンディングを実施。約110万円の支援金を集め医療機関や施設へマスクを寄贈。(リンク)
2020年9月 看護師に特化したキャリアメンターサービス「Nurself」の運営を開始。
その他:発足から約1年でキャリアを軸にしたイベントやセミナーを20回以上実施。
■特定商取引法に関する記載
・販売事業者名: ArchNurse(アーチナース)
・代表者氏名:成瀬健一
・事業者の住所/所在地
「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
・事業者の電話番号
「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
・送料:送料込み
・対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
・ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
・その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
最新の活動報告
もっと見る本クラウドファンディングに関するQ & A
2021/11/15 18:11支援者や支援をご検討いただいている方からいくつかご質問をいただきましたので回答させていただきます。◆質問1・キャリア相談を受ける看護師の募集はどのように行うのですか?◇回答1看護師の募集はArchNurse内でエントリーフォームを共有して募ります。もし応募人数が少ない場合は、SNSでの告知も考えています。◆質問2・キャリア相談を受ける方法はオンラインですか?対面ですか?◇回答2キャリア相談はWEBツールを活用して"オンライン"にて行います。◆質問3・キャリコンを受けられる看護師の年代とか制限などはありますか?◇回答3制限は特にありません。現在、看護職として就業していない方でも資格があればお申込み可能です。◆質問4・キャリア相談を受ける看護師とキャリアコンサルタントのマッチングはどのように行うのですか?◇回答4マッチングは、キャリコンサロンさんに担当していただきます。面談希望者の概要を見てキャリコンサロンに在籍しているキャリアコンサルタントの方とのマッチングを実施します。残り13日となりました。引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
【応援コメント】税理士・臨床工学技士/臼井雄志さん
2021/11/11 22:16私は、臨床経験を経て、看護師の方々の職務潜在能力の高さに日々とても感動していました。ぜひ、そんな優秀な看護師の方々が考える、多様性のあるキャリアを実現するための手助けをさせて頂きたいです。 応援しています。税理士・臨床工学技士臼井雄志臼井雄志税理士事務所 https://usui-tax.biz/事務所概要#税理士情報応援ありがとうございます!臼井さんは先日、Arch Nurseのスペースイベントでお金についてお話ししてくださいました。看護師はそれぞれが素晴らしい能力を持っていますが、「私なんて、、」と視野を自ら狭めてしまう人が多いです。自分のキャリアの可能性に気づき、自分から歩き出せるきっかけが作れたらと思います。引き続き頑張ってまいります! もっと見る
【応援コメント】NPOまもるをまもる/西垣孝行さん
2021/11/10 18:48医療者は、医療についての勉強を必死に行うあまり、社会のことやお金のこと、自分自身のキャリアのことについても、教育を受ける機会がありません。ぜひ、本プロジェクトの成果をもとに、ワクワクしながら働く医療人を一人でも増やすために活動して頂けましたら幸いです。応援しています!!NPOまもるをまもる西垣孝行https://mamoru2.com/index.html応援ありがとうございます!このプロジェクトを通して、自分らしいキャリア選択ができる人が増え、ワクワクしながら働けるよう引き続き頑張ってまいります! もっと見る
コメント
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