はじめに


初めまして。このプロジェクトのリーダーをつとめる野村昌史(のむらまさし)という作業療法士です。

わたし達は現在、大阪府内の精神科病院でリハビリ業務を行なっている精神保健福祉士、看護師、作業療法士のチームです。所属は精神科デイケアという組織になり、うつ病をはじめとした気分障害、統合失調症圏、アルコールや薬物等による疾患から生活のし辛さを抱え、悩んでおられる方々を対象にした精神科リハビリテーション分野で日々業務にあたっています。そこでは1日6時間という比較的長い時間をかけて精神疾患を含む病気と健康について学び、皆と共に運動し、人間関係や人付き合いについて語り合い、趣味や余暇、生産活動を通して自分らしさを発見するなど、様々なプログラムを提供しています。

10年以上に渡って精神医療の分野で培ってきた知識や技術やつながりを地域生活というより身近な場所で福祉サービスをはじめ、そこで生かしていくことを考えて小さな会社を設立し、イチからスタートする決意をいたしました。


提供する福祉サービスでは、

『障がいを学び、向き合い方を考える』

『自分なりの日常のサイクルを知る』

『個性を生かした社会参加』

『さまざまなつながりを得て生きる』

を大事にしていきます。


これからいくつかのプロジェクトに挑戦したいと考えておりますのでご支援よろしくお願いいたします。


このプロジェクトで実現したいこと

 『障がいがあっても自分らしく満足のできる生活が獲得できる』事をサポートする福祉サービス事業を計画しています。具体的にはうつ病や統合失調症、他の精神の病に関する情報提供やワークショップを実施し、基礎体力や生活習慣の見直しを行うトレーニングを課題として行い、その過程を経てCAFE活動に関する様々な取り組みを課題として設定していく流れを想定しています。

 CAFEでは接客を通して決まった受け答えで人とコミュニケーションを図り、慣れてくるとそこに独自性が養われ、それを認められることで自信を取り戻すことにつながったり、決められた方法や分量で作業をするめることで作業能力を向上させたり、複数人で収支を記録しすることで責任を分散した状態で作業を行うことにより効果が期待できると考えています。利用者と課題を共有したり、結果を共に確認し合いながらどんな点で向上したのかを明らかにし、成果が実感できる場になると考えました。

このプロジェクトではそのCAFEを展開する場所を作る資金を集める事を目的にチャレンジする事にいたしました。


CAFEでは小さいながら安全に動ける厨房を設置し、落ち着いた雰囲気で短時間でも癒しが得られる、そして利用者が自分の役割に自信を持ってサービスを提供できる空間づくりを行なっていきたいと考えています。飲食店としての営業許可も申請する準備をしています。


その後の展開といたしまして、CAFEに慣れてきた2022年中には「子ども食堂」をオープンさせ、交流の範囲をさらに広げて互いに支え合える(自分や誰かのために、誰かを頼れる・つながれる)社会の仕組みの一つになることを目指しています。


活気のある地域での取り組みであるため人の流れも増幅する事が見込め、そうなれば役割を分離した施設の設置が必要となるため、空き店舗の活用を積極的に行い、更なる地域活性を実現したいと強く描いています。


私たちの地域のご紹介

大阪市内で一番広い面積を誇る住之江区は海に面する約20㎢に12万人ほどが暮らす地域で、その中でも加賀屋は“まちかどアート”が楽しめる街並みや喫茶激戦区としても知られ魅力的な喫茶店が数多く残っている活気のある地域です。福祉にも力を入れている地域で素晴らしい取り組みをしておられる事業所が多数見受けられます。

一度足を運んでいただき、この空気感を肌で感じていただければと思います。



プロジェクトを立ち上げた背景

生活の場に出向いてサービスを提供する

わたし達はこれまで医療の分野から対象者の健康や復学、復職を含めた社会復帰、地域での安定した生活を目指して支援を続けてきました。そこで得た各種治療法やグループで物事を提供する時に発生する心理・欲動の変化などの専門的な知識や数々の貴重な経験を、生活が営まれる“社会生活の場”へ出向いて提供することで、必要な対象者に質の高いサービスを提供できると確信を持ったため2年ほどの時間をかけて独立・起業という形に切り替え、物事を少しずつ進めてまいりました。

このプロジェクトを経て多くの障がいを抱えた方が安定した生活を取り戻し、自分なりの社会貢献方法を身につけ、長期化する入院や社会的通所の軽減等の社会の問題解決の一つとなるよう頑張っていきたいと考えています。

新たな事業開始に向けて着手してからは様々なイメージが湧き、たくさんの角度から利用者に対するアプローチが浮かんでまいりました。一つ一つを実現するため、準備することはたくさんありますが自分たちが大事で必要であると考えたものをしっかりとまとめ、作り上げていくことを皆様にもお約束いたします。



資金の使い道・実施スケジュール

今回得た資金は以下のように使用する計画を立てています。

・内装工事:471,200円

(内訳:壁、床、天井工事費 110,000円、ベースライト2箇所 20,000円、ダウンライト(6,500円)20箇所 130,000円、点検口2箇所 12,000円、床クッションフロア 210,000円)

・設備等:440,000円

(内訳:厨房用2槽シンク 60,000円、作業台(600*450*800) 20,000円、湯沸器5号 40,000円、設備配管等 65,000円、設置接続費 65,000円、換気扇 45,000円、ダクト工事 50,000円、手洗い器(20,000円)2箇所 40,000円、吊り棚(1200*300*600) 55,000円) 

CAMPFIRE手数料:99,000円

計画より多くの支援金が集まった場合は以下の用途で使用させていただきます。

・客席用椅子、テーブル購入

・冷蔵庫購入

・エスプレッソマシン購入


実施スケジュール

2021年8月 物件決定、食品衛生責任者研修、甲種防火管理者講習

2021年10月 

クラウドファンディング終了、着工、ホームページ開設、許認可申請(福祉サービス:自立訓練(生活訓練)、飲食店営業許可)

2021年11月 

飲食店営業開始、福祉サービス事業プレオープン

2021年12月 

福祉サービス事業開始、リターン発送開始


リターンのご紹介

今回のプロジェクトではCAFEの内装や設備に関する支援をお願いしておりますので、それに関わるリターンを考えております。支援金額に応じて具体的には以下のような形を取らせて頂こうと思いますのでご利用いただければ幸いです。

メニューはドリップコーヒー(アイス・ホット)、ストレートティー(アイス、ホット)、ミルクティー(ホット、アイス)、他

・500円 お礼の手紙を送らせていただきます。

・1,500円 ドリンクチケット 12枚

・3,000円 ドリンクチケット 26枚

・5,000円 ドリンクチケット 50枚

・10,000円 ドリンクチケット 100枚

・3,000円 2ヶ月有効のドリンク券

・6,000円 半年間有効のドリンク券


※ドリンク券につきましては1日に一杯ご利用いただける券と考えておりますのでご理解よろしくお願いします。


最後に

起業から福祉サービス事業を始めるためにコツコツ準備を進めてまいりました。自分達の取り組むことが具体的になってくると様々な方との出会いがあり、協力を快諾して頂いたり応援と励ましの言葉を沢山いただき、感謝しています。

支援者の皆様、協力してくださっている様々な方と共に新しい事業所ができる事を夢見てチャレンジしています。その事業所が安定してその地に存在する事を目指して、そして年々地域に根付いていく様子を共に見届けていただけると心強く思います。どうぞ温かい見守りと期待をよろしくお願いします。

<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:合同会社SHARE&DESIGN

 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:野村昌史
 ●事業者の住所/所在地:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●事業者の電話番号:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/12/07 11:47

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/10/20 21:19

    ご支援頂いた多くの皆様、ありがとうございました!目標金額の達成には届がなかったですが、このプロジェクトに賛同してくださる方がいらっしゃるという事が知れて、チャレンジした甲斐があったという気持ちでいます^ ^皆様からの支援金で何を優先して使わせていただくのがいいか、ワクワクしながら悩んでいます!...

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