はじめまして!
プロジェクトをご覧いただき、まことにありがとうございます。

2017年10月6日・・・【BEER FLAT】のポスター・デザイン決定のご報告。
今回のポスターは、里山デザインさんにお願いしました。

イベントの問い合わせもいただき、ありがとうございます。よろしければ、私たちのFBページ、【BEER FLAT】にて、簡単な概要と共に、内容などを随時更新・紹介しています。

*なお、フードやライヴ、クラフトマーケットに関しまして、10月10日頃より公開していきますので、もうしばらくお待ち下さい。

BEER FLAT実行委員会と申します。
私たちは、地ビール(クラフトビール・以下地ビール)が大好きです。

今日まで、醸造工程のブルワリー(醸造所)から、沢山の方が参加するフェス(お祭り)
まで、地ビールに関わる様々なシーンに携わってきました。

そんな中で、これまでの経験を通じて、ずっと思いを募らせてきたことがあります。
それは、「もっと、地ビールを身近に感じてもらいたい!」という一言に尽きます。

このプロジェクトを立ち上げた、私たちの最大の狙いは、日常生活の中で、
地ビールを飲む機会が少ない方への、地ビールを楽しむためのきっかけづくりです。

そもそも、地ビールのイメージとは?

「種類が豊富。」、「毎回新しい発見がある。」、「料理に合わせて楽しむ。」
という愛飲家のご意見はさておき、

「値段が高い!」、「クセがある!」、「どれを飲めば良いか分からない!」
よく聞くネガティブなイメージはこの辺りです。

そのどれもが、きちんと地ビールと《向き合う》ことで私たちは解消出来ると信じています。

地ビールと《向き合う》ということは、概ね《飲む》ことからはじまります。

 

しかしながら、地ビールを気軽に飲んで楽しむことが出来る場は、普段の日常生活の中では、ビアパブといった地ビールを扱うお店や、個性的な酒屋など、最近は、身近に飲める機会が増えてきたといえども、まだまだ、大手ビールに比べたら、少し遠い存在です。

一方、多数のブルワリーが参加されるような、クラフトビールを飲むことの出来るイベントも増え、定着してきてはいますが、まだまだ、イベント当日の盛り上がりばかりが謳われて、日常へと繋がるには壁があるのではないでしょうか?

特別なビールだけど、日常のビールへ

先にも少し述べましたが、地ビールのイメージとして、「普段飲んでいるビールに比べると高い!」とよく聞きます。

確かに少し値は張りますが、理由は多岐にわたります。
高い原材料コスト、高ーい設備投資費、高ーーい酒税・・・etc。

将来、地ビールが今以上に認知され、市民権を得れば、改善されていくでしょうが、まだまだ時間はかかりそうです。

しかし、私たちはズバリ、こう考えています(よく聞いたCMのあれです)

ー 値段よりも大切な物語がある、プライスレス!ー
There is an important story than the price, ...priceless !

1杯のビールに注がれた、造り手の情熱や愛情に裏付けされた物語を感じられれば、“高い”とか“安い”といった値段を基準に計る気持ちは薄れて、もっと気軽に楽しめるのではないかと考えています。

そんなきっかけが、初めて飲む“クセのある味”にも、深みと驚きを、さらには感動を与えてくれるのではないでしょうか?

【BEER FLAT】について

これまで地ビールの話をしてきましたが、これから飲んでみようかなという方に向けて、そして、同時に、これまでイベントには参加したものの、その後に飲むきっかけがなかったという方にも、私たちが何が出来るのだろうかと考えてきました。

その答えが、今回企画した【BEER FLAT】という、イベントの開催です。

「えっ、またイベントなの?」というツッコミをいただきそうですが、少し、イベントについてご説明いたします。

このイベントの最大の特徴は、地ビールを軸にしたイベントであり、地ビールを楽しむためのきっかけの、フードであり、ライヴであり、クラフトマーケットであります。

つまり、地ビール(クラフトビール)×(フード+ライヴ+クラフトマーケット)。

もちろん、それぞれ、どれを取っても自信を持って、私たち実行委員会がオススメしているわけですが、平たく言えば、今回は単体ではなく、「地ビールを楽しむ」という1つのキーワードをもとに集まった有機体です。

そして、悩みに悩んだ末に、趣旨をお伝えしてお願いし、今年参加いただくのは、開催地である関西・京都を中心に選んだ4ブルワリー。遠方より、

4ブルワリー、それぞれにある物語

開催を通じて、それぞれのブルワリー誕生の背景から現在に至るまでの経緯を紐解き、少しでもその物語に触れていただくことで、一皿の料理が、その材料や調理過程、そして、作る人の思いといった、背景を知ることでもっと味わい深いものになることと同じように、種類豊富な地ビールの1杯、1杯と、もっとじっくりと向き合い、楽しんでいただけると考えています。

分かりやすく言えば、イベントの事前の段階から当日にわたって、ブルワリーを紹介をしっかりとしていくことで、フラットにつながるきっかけを作り、何となくではなく、これが飲みたいと思った地ビールとして、来場者ぞれぞれにゆっくり悩んで選んでもらうことが今回の目的の1つです。

開催場所である、京都・四条大宮の魅力

今回初めての開催にあたって、幾つかの仕掛けとして、まずは会場に京都・四条大宮を選んだこと。

四条大宮には阪急電鉄、京福電鉄(嵐電)の駅があるだけでなく、多くの市バスの路線が交わる、いわば、京都市内の交通のハブ(拠点)としての役割を持ち、同時に、どこか懐かしい、変わらない下町のような情緒も残っているエリアです。

そんな日常的に利用している、普段と変わらない、風景に溶け込ませながら、地ビールを楽しんでもらおうというのが、この場所を選んだ大きな理由です。同時に、会場となる、四条大宮駅前ロータリー(通称)には、京都・街中でも限られた、会場周辺を行き来する方がふらっと立ち寄っていただくことが出来るというスペースがあります。

小規模開催だから出来ること(フード+ライヴ+クラフトマーケット)

今回、小規模開催ながら、様々なコンテンツを設ける中で、お越しいただくお客様との距離感を大切にして、地ビールを味わい、音楽ライヴやフードを満喫しながら、会場全体の一体感を共有してつながるお祭(フェス)の楽しみ方を提案しています。

まず、フード・ブースについて、やはり、地ビールを飲むからには、その味・香りに合う、美味しいものを食べたいというのが、正直なところです。今回、私たちは、これまで参加する機会が限られてきた、ビアパブさんを中心に相談をし、また一方で、このお店のあの味に地ビールを合わせてみたら面白いなという、京都・地元の人気店に出ていただくようにお声かけしています。

ワインではよく聞く、マリアージュは、決して、ワインだけの話ではありません。

地ビールにもクセが強い味・香りにもよく合う、料理が存在します。

地ビールと料理のマリアージュ

例えば、よく名前を聞く《ピルスナー》には、日本人に馴染みのある居酒屋の定番・唐揚げや枝豆など、黒ビールの《スタウト》には、チョコレートや味が濃い目の肉料理、ビーフシチュー。しっかりとした苦味の《IPA》には、ナッツ類やスパイスの効いたカレー。《ヴァイツェン》には・・・、などなど、話が尽きません(笑)。

ただし、そんな料理との味わい方も、必ずしも決まりがあるわけもなく、皆それぞれの楽しみ方を見つけていただければと思います。

次に、ライヴに関して、京都で活動されているアーティストさんを中心に、また、タイミングに合わせて、著名なアーティストさんも何組かお呼びして、単なる会場内のBGMにとどまらずに、一緒になって、乾杯を重ねて、開場全体を盛り上げていきたいと考えています。そのために、今回のステージは開場の中心にあり、360度、どの角度からも音楽が届くように配慮し、どの位置にいても、アーティストの皆さんとの会場内の一体感を感じていただけるはずです。

クラフトマーケットの開催についても同じことが言えます。会場内の一部をマーケットにして、日常生活でも楽しめる雑貨やアクセサリーから工芸品まで、新鮮なお野菜やパン・焼き菓子、そして麹など、また、ちょっと一息つけるような、コーヒーやお抹茶など、多種多様なブースを用意します。当日お買い上げいただいたものが、記憶のどこかでこの日のイベントとリンクして、地ビールへの楽しみへとつながるきっかけを試みています。

私たちが目指すカタチ、点では無く線のイベントへ

イベントというのは、その多くは、イベント当日が大きなゴールです。
会場には沢山の方に来ていただき、楽しんで帰ってくれる、それを目的としています。

もちろん、この【BEER FLAT】もそこが大きな目的ではあります。

しかし、せっかく沢山の方に支えられながら生まれたつながりですから、その日だけで終わるのはもったいない、というのが正直なところです。

例えば、出展したブルワリーが後日、同じく出展したフードブースの店舗で小規模なイベントをしたり、来場者の方が当日購入した服やアクセサリーを身に付けて出展店舗に訪れてそのまま常連に、はたまた、今回他府県からお越しのブルワリーまで訪ねてみてみたり・・・、そんなご縁が広がったらとても素敵な事だと思います。

その日で終わる“点”のイベントでは無く、その日から始まる“線”のイベントへ、それが私たちの目指すカタチです。

プロジェクトを公開したことから始まること

プロジェクトの達成だけがゴールではなく・・・、

また、同時に、CAMPFIREというクラウドファンディングのサイトを通じて、このプロジェクトに参加いただいた方はもちろんのこと、このプロジェクトを見てくださった方々が、同じように、こんなことをしたいなと思い、こうしたプロジェクトの輪が広がっていくこと。

少し大げさかもしれませんが、全国各地で【BEER FLAT】のようなイベントを開催したいという声が上がるとすれば、それは、何より嬉しいことであります。

そんな、時間だけなく場所の“点”が、“線”でつながっていくことも、私たちが望む、遠くない将来に実現したいことの1つであります。

『地ビール』であるために

私たちは、大手ビールと対比して呼ぶ、このビールを、クラフトビールとは呼ばずに、地ビールと呼びことに、少しだけこだわっています。

それは、ここまで読んでいただければお分かりの通り、その地域、それぞれの地場を巻き込んで消費をしていくこと、そして、その習慣が定着していくことが、時代の流れに飲まれることなく、それぞれの物語を紡ぎ、受け継がれるべき、地元に根付いた文化であると考えているからです。

多くの成功事例もあるかと思いますが、ブルワリーを取り巻く環境が、地域そのものを巻き込んで、ひとつの揺るぎない流れとなり、地元の方が愛して、地域全体を盛り上げていく。

少し大げさかもしれませんが、地ビールには、そんな、“地元愛”に満ちた飲み物になり得るチカラを備えていると信じています。

ビールTシャツについて

今回、このプロジェクトのリターンの目玉に、私たちがほしいなと思う、ビールをモチーフにしたTシャツにすることに決めました。

ただし、その日だけに着てもらうのではなく、日常生活の中で、気分に合わせて選んで着ていただけるように、ビールを愛してやまない、京都在住の、3人のデザイナー・イラストレーターの方にデザインしていただきました。

森 穂高(DOT)
グラフィックデザイナー。京都生まれ京都育ち京都在住。2009年DOTを設立。ロゴデザイン、商業広告、店舗アイテム等のデザインをはじめ、京都にいきづく伝統工芸の発信等にも携わる。ビールを浴びる程に呑む FAT BOY FAT。
http://www.dot-creative.net/

 

[説明]
プリント部分は錯覚効果でグニャグニャします。
酔っぱらってそう見えるのか?錯覚なのか?な混乱作用があります。

 

まつむらさえ
イラストレーター。大阪府出身、京都市在住。企画編集制作会社・株式会社プラメイク所属。イラストやグラフィックデザインを担当。ビール検定3級。旅行先では必ずご当地のビールを飲みます。好きなビアスタイルはIPA。
http://www.planmake.co.jp


[説明]
「HOP! STEP! BEER!!」

 

ユリコフ・カワヒロ
京都在住のイラストレータ。雑誌 GINZA、BAILA , GLOW, 野生時代等を中心に活躍中。16年間ビールを飲み過ぎて、昨年ビールアレルギー発症。
http://yurikov.petit.cc

[説明]
「やっぱビールだね!」

ビールTシャツはご支援をいただいた後に、後日メールにて、デザイン・色・サイズを選んでいただきます。詳細は、リターンの項目をご確認ください。

「ビールTシャツを着たら、街に出よう!」

今年の、【BEER FLAT】は京都で開催ですが、年間を通して、ビール関連のイベントは全国各地、様々なところで行われています。

とりわけて、地ビールが好きな方には、全国各地のイベントへの参加や、旅先でふらっと地ビールが飲めるお店に立ち寄ることが多いと聞きます。

そんな中で、私たちの思いを込めたTシャツが、小さな芽を出すように、一人歩きして、例えば、旅先で出会った方との会話のきっかけになったり、イベント会場で一緒に乾杯をしてもらったり、そして、何より、着ていただいた皆さまが楽しく飲んで、一番の笑顔になっていただけたら、私たちは本当に嬉しい限りです。

最後に

今回、基本的には、大きなスポンサーが決まらないままに、開催を決定しました。現在も自力開催を目指して奔走しています。しかしながら、スポンサーが見つからなければ開催しないというのは、まるで、「鶏が先か、卵が先か」の話のようで、私たちは、《初志貫徹》、自分たちがやりたい気持ちを今回そのまま、開催のカタチへとつなげていきます。

ご支援頂いた資金につきましては、当日会場設営費やライヴ出演者・警備等関係者への必要経費、チラシやポスター等のデザイン、印刷費等の運営費に全て使用します。

長文になりましたが、最後まで読んでくださりました皆さま、本当にありがとうございました。

10月末までの短い期間とはなりますが、ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いします。

BEER FLAT実行委員会 一同

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