▼歴史ある伝統織物Tシャツを育ててみませんか?
着物に興味があって、着てみたいけどなかなか手が出ない。「高価」で「ルール」があり「ハレの日にしか着れない」など気軽に着られるものではありません。
着物ならではの良さを活かしつつ、「ラフに着られる着物」をコンセプトに、日本の気候、日本人に合った織物Tシャツ "冠衣-KABURI-" を作りました。
着物と同じ織物ですので、長く着られる一生モノのTシャツです。丁寧に育てることで10年着ることができます。
▼明治時代から受け継がれてきた日本の伝統技術
"冠衣-KABURI-"の製造をしていただいている「臼井織布株式会社」は、伊勢木綿を製造している唯一の会社です。
もとは江戸時代に紺屋をしていたのが始まりで、明治20年頃から豊田織機を購入し本格的に伊勢木綿の製造を始めました。
伊勢木綿が織られている豊田佐吉が発明した豊田式の自動織機。
国内最高級の純綿糸を使用し、明治時代から受け継がれた機械を使って当時と変わらぬ製法から生まれるそれは、綿とは思えないほど暖かく、しわになりにくいのが特長です。
▼"冠衣-KABURI-" 開発までの道のり
「一生付き合っていける、自慢のTシャツが欲しい」というところからスタートしました。生地に織物を選んだのは革やデニムのように「着れば着るほど味がでる」生地だからです。
しかし「織物」というものは伸びない生地のため、全くTシャツには向いてません。最初の試作品は、脇や背中等の体の可動に対してテンションがかかるところから裂けてしまいました。
裂ける部分にストレッチ生地を配置してみたり、テンションを考慮して立体裁断を用いてみたりしましたが、どうしてもうまく行きませんでした。やはり織物でTシャツというのは無理があるのかと諦め、一時は「前開き羽織」のような仕様も考えたりしました。
そんなときにふと、女性の着物の脇にある穴を思い出しました。調べてみるとそれは「身八つ口」と言われるもので、腕の動きを楽に自由にするためのものであるということを知りました。
先人の知恵は素晴らしい。和装の伝統仕様を導入することでようやく「10年着られる織物Tシャツ」が出来ました。
▼リターン商品のご紹介
1)"冠衣-KABURI-" 生成
何も染めていない生成色の"冠衣-KABURI-"。
Uネック(七分袖)、ヘンリーネック(五分袖)、Vネック(半袖)をご用意しております。
2)"冠衣-KABURI-" 深黒染め
100年間、黒紋付だけを染め続けてきた京都紋付の「深黒加工」を施した冠衣-KABURI-。
Uネック(七分袖)、ヘンリーネック(五分袖)、Vネック(半袖)をご用意しております。
一旦黒染加工を施した後、再加工をし、天日干しで一点一点乾かすことによって、黒さをより一層際立たせます。この深黒の技術をもって、究極の黒を実現しています。伊勢木綿Tシャツ "冠衣-KABURI-" を、日本が誇る世界一の黒で染めた「"冠衣-KABURI-" 深黒」です。
3)"冠衣-KABURI-" 藍染め
徳島市無形文化財指定、国選定卓越技能章(現代の名工)古庄紀治氏によって染めあげられた、繊細で深みのあるジャパン・ブルーの"冠衣-KABURI-"。
Uネック(七分袖)、ヘンリーネック(五分袖)、Vネック(半袖)をご用意しております。
化学薬品を使わずに木灰を使う「灰汁発酵建て」という明治末期以来途絶えていた技法で一品一品、手間隙かけて染めあげられた本物の藍染です。
▼サイズについて
4サイズよりお選びください。
※伸縮性の少ない生地のため、通常のTシャツよりやや大きめのサイズをおすすめいたします。
178cm男性 サイズL着用
175cm男性 サイズM着用
※写真で着用しているものは同型の試作色となります。
179cm男性 サイズL着用
160cm女性 サイズS着用
179cm男性 サイズL着用
※写真で着用しているものは同型の試作色となります。
169cm男性 サイズS着用
167cm女性 サイズS着用
157cm女性 サイズS着用
是非、羽織などの和装に合わせてみてください。
より「ラフに着られる着物」を感じていただけます。
革ジャンやジャケットのインナーとしてもおすすめです。
▼注意事項
・洗濯の仕方について
手洗いをおすすめいたします。洗濯機をお使いの場合はネットに入れて手洗いモードでご利用ください。斜め方向へのねじれは縮みの原因となりますので、ネットに入れずそのまま洗濯機で洗うのはご遠慮ください。
・洗濯時の縮みについて
一般的に木綿の縮みは大きいもので10%程度ですが、伊勢木綿は3-5%程度と縮みは少ない方となっております。
・製品染めについて
『深黒染め』『藍染め』は製品染めという技法を用いているため、シワ・色あい・風合い・サイズに多少の個体差がみられる場合があります。また、はじめての洗濯から数回は色落ちや色移りをする場合がございますので、白色や淡色のものと分けて洗濯してください。
▼資金の使いみちについて
・リターン商品の制作費・発送費
・新商品の開発費
▼今後の活動について
日本の良き伝統技術を用いた製品開発を行っていきます。
・ラフに着られる羽織の制作・開発
・伝統木綿生地を使った書生シャツの制作・開発
・高品質ウールのとんびコートの制作・開発
・変形するトートバッグ、頭陀袋の制作・開発
▼SANGOUより
はじめまして。菊田参号です。
「ラフに着られる着物」をコンセプトに、日本の伝統技術や、文化を発信したいという思いでブランド「SANGOU」を立ち上げました。
現在、日本の伝統工芸は衰退の一途を辿ってしまっています。しかし、日本人である私たちもその「良さ」すら知らない人が大半ではないでしょうか。
「折角の良いものなのだから、時代に合わせた形にしたら、もっと知ってもらえるのでは?」と考え、まずは、着物・和装への入り口として「ラフに着られる着物」というテーマで、モノづくりにあたっています。
SANGOUを通して、まずは知ってもらい、使ってもらって、そこから「本当に良いもの」とは何かを考えていただく。そうやって「本物」を発信していくことで、伝統工芸や技術の再興、日本文化の発展に貢献していきたいと思っています。
最新の活動報告
もっと見る菊田参号モノヅクリの会始動!
2019/11/12 19:03こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
新規のプロジェクトご案内!
2018/08/01 19:59こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
リターンの発送が完了いたしました!
2018/06/21 17:20ご支援頂きました皆様、大変お待たせいたしました。 4月末に冠衣の生成と手拭いの発送を終えてしばらく経っていましたが 藍染めが仕上がりました!!! とてもいい仕上がりです。 深黒・藍染の発送も先ほど終わりましたので、 パトロンのみなさまのお手元にはもう少しで届くかと思います。 もう少々お待ちくださいませ。 今回は応援いただきましてありがとうございました!!! また、第二弾のプロジェクト 「【各50個まで】硬い!厚い!強い!水すら弾く、世界最高峰強度の極厚倉敷帆布バッグ」 も実施中です!数量に限りがございますのでお早めに! https://camp-fire.jp/projects/view/77921 もっと見る
コメント
もっと見る