ネクストゴール、チャレンジ中!!

皆さんからの温かいご支援もあり当初の目標額を達成いたしました。現在、ネクストゴールの200%(目標額100万円)を目指してチャレンジ中です。思いの込められたご支援、本当にありがとうございました。皆さんからの期待を受け止め、さらにより良い店づくりを進めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。



平の町を見下ろす丘の上から、新しい飲食文化を発信したい

いわき市平六軒門で「エストエストガーデン」を運営しています梅津健司と申します。昨年、20年間にわたって平堂の前で営業してきた「エストエスト」を閉店し、そこから少し離れた六軒門にて店を再オープンしました。平の町を見下ろすことができる緑豊かな新天地には、ウッドデッキやピザ窯など、ゆっくりとした時間を楽しめるようなものを取り入れたいと考えています。

安心してお酒が楽しめ、いったん離れてしまった人と人の交流が深まるような、「コロナ後」を見据えた店づくりを進めるため、今回、クラウドファンディングにチャレンジすることになりました。今回、思いをわかりやすくお伝えするため、動画も作成していただきました。まずはこちらをご覧いただき、文章をご覧いただければ幸いです。よろしくお願いします。




<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


エストエストのこれまで

私たちのお店「エストエスト」は、今から20年前、国道6号線沿い、堂の前にオープンしたイタリア風居酒屋です。気軽に集まれて、食事やお酒、音楽などを楽しめるような店づくりをしていました。特に若い世代のお客さまが多く、会社や大学の歓送迎会や、結婚式の二次会、新年会や忘年会、それから持ち込みのイベントなども開かれていました。

店を立ち上げたきっかけは、いわきの街への不満でした。学生時代、今からもう25年近く前になりますが、いわきには若者向けの店が少なくて、チェーン店の居酒屋やスナックばかりだったんです。それで仲間たちといつも「なんでいわきには遊ぶところがないんだ」「もっと面白い店があったら友達と楽しめるのにな」と話してました。いわきという町が大好きで、なんか自分でもやりたいなとは思っていましたが、まさかその時には、自分が20年以上続く飲食店を経営するとは思っていませんでした。


エストエスト開店当時の写真。赤いタイをつけているのが私です

転機は、ニュージーランドでのワーキングホリデーでした。海外で実際に働いてみると、意外とどんな仕事にも働きがいってあるんだな、なんだって仕事にできるんだなって気づかされ、やるんだったらどんな仕事でも一所懸命がんばろうと思って、飲食業界で働いてみようと思ったんです。そんな時に偶然、エストエストのあったテナントのオーナーさんにつながり、この業界にやってきました。

エストエストのあったテナントには、当時は「わらべや」という和食屋があり、私はそこで働いていたのですが、営業成績が伸びず、自分の力不足を感じていました。そこで、いったん外のお店も見てみようということで、当時鹿島街道にあったイタリア料理店「ビックキャビン」に転職し、イタリア料理の基礎や食材の取り扱いについて学ばせてもらいました。

仕事も充実して、ほんとうにいい経験をさせてもらってるなあと感じていたころ、「わらべや」がなくなるという知らせを聞きました。確認すると、店の取り壊しまで話が進んでいました。でも、この店をなくすのはもったいないと感じて、色々と状況を聞かせてもらっているうち、オーナーから「じゃあお前がやれ」と。それで有限会社エストエストを立ち上げた、という経緯があります。


大切なのは、そこで過ごす時間

エストエストでもっとも大切にしていたことは、お客さまに、いい時間を過ごしてもらうことです。料理はもちろん大事ですが、どんなに美味しい料理を作ったとしても、従業員の一言で、次にまた来てもらえるかが決まってしまいます。スタッフのかける言葉や態度ひとつで、その時間がいいものにも、悪いものにもなってしまう。接客のすごさ、ある意味での恐ろしさに、いつも注意を払っていました。

若いお客さまが多かったので、フレンドリーな接客を心がけていましたし、従業員のみんなにも、とにかくお客さまとの距離を縮めていこう、もしなにかトラブルがあっても、フォロー次第で仲良くなれる、切り返しで挽回できると話していました。スタッフとお客さんが友達になったり、お客さんがエストエストのファンになり、アルバイトとして働いてくれたり、そんな好循環も生まれていました。


エストエスト開店20周年の時に送っていただいたパネル。懐かしい写真ばかりです

次第に、持ち込みのイベントが増え、交流会や飲み会の問い合わせが増えていました。ようやく、自分なりにですが、理想の店に近づいて来たなと感じることができるようになりました。堂の前にエストエストができて20年が過ぎていました。先ほどもお話ししましたが、その20年は、お客様とエストエストの距離を縮めるための20年でもあったと思います。


縮めた距離が一気に離れたコロナ禍

ところが、2020年の春、日本でも新型コロナウイルスが流行し始めました。店に変化が訪れたのは、日本で本格的な流行が始まる前です。中国の武漢が都市封鎖された2020年の1月頃でしょうか。まず大口の予約が入ってこなくなっりました。年が明けて1月から2月ごろになると送迎会や送別会の予約が入ってくるのですが、それが入ってこないんです。入っていた予約も次第にキャンセルされるようになり、これはまずいな、1ヶ月や2ヶ月でどうにかなるものじゃないなと感じるようになりました。

そこでいち早く、テイクアウトやランチタイムを始めましたが、日本での流行が本格化すると、「外出するな」、「人に会うな」と言われるようになりました。そんな状況では、「来てください」と宣伝を打つこともできません。じわじわと体力が削られるような状況で、次第に、家賃を払うことも難しくなって来ました。ああ、エストエストで今まで築いてきた全てが報道で否定されている、これは詰んだなと。2020年の3月には撤退することを決めました。絶望しかありませんでした。


新店舗の仕事風景。妻と相談しながら、慎重に店づくりを行ってきました


再開に至るまでの道

コロナウイルスの流行で、ほんとうに大きなダメージを受けましたが、飲食業以外のビジネスをやろうとは思えませんでした。手に持っている技術は、これしかないからです。何年かかわるかわからないけど、とりあえず小さい規模でお店を回してこの嵐を乗り切ろうと考えていました。

そこで、この六軒門にやってきました。いずれ手入れして自宅にしようと購入していた物件だったのですが、思い切って店に使うことにしました。まず、場所がいいんです。お城山の上にあるので風が吹き込みます。周囲には緑があり、中心部からは適度に離れているので静かなのもいい。ここでなら、人と人との物理的な距離を保ちつつも、心の距離は近づいていくというような、新しい業態、新しいやり方で飲食業を続けられるんじゃないかと感じました。


平六軒門に完成した、新店舗エストエストガーデン

広々としたウッドガーデンで気持ち良く食事を楽しむことができます

新店舗では、ウッドデッキでお食事を楽しむことができます

ランチタイムでは、パスタを中心にお料理を提供しています

ただ、内装の工事は、業者さんに外注する余裕がないのでほとんど自分のDIYです。このコロナ禍、時間だけはたくさんありました。角材で基礎をつくり、何十枚と床板を塗装して、ビスで打って張り付けて、の繰り返しでした。昨年の夏は、インパクトドライバーが高熱で動かなくなるほど床板にビスを打ちまくりました。

そして、なんとかかんとか、2020年の11月、「エストエストガーデン」として店を再開することができました。営業は週に4日間だけ。ランチタイムがメインで、ディナータイムは予約だけという限られたかたちですが、また再び「エストエスト」の看板を掲げることができました。これまでにさまざまな形でご支援いただいたみなさまのおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。


新しいお店にも慣れてきました。ランチ中心の営業を続けております


心の距離を回復する、新しいエストエスト

ただ、お店を再開することはできましたが、このすばらしいロケーションや環境を生かした店にしていくためには、まだまだ不十分です。まず、ウッドデッキを広げていきたいと思っています。ゆくゆくは、平の町を見下ろせる斜面ギリギリまで広げたいんです。そこからの夜景が最高なんですよ。大好きな平の町のすばらしい夜景を、ここからじっくりと楽しんでもらいたいです。

それから、家族や友人たちと親睦を深め、おいしい料理やお酒を楽しむ仕掛けとして、ピザ窯も作りたいと考えています。ピザ窯は、調理するところからコミュニケーションが始まりますよね。生地を伸ばし、具材を乗せ、焼いて、食べる。その一連の動作を通じて、家族や友人たちとゆっくりとした時間を過ごすことができます。


庭のほうにウッドデッキを拡張したり、ピザ窯をつくったり、夢が膨らんでいます

バーベキューコンロを置き、食材に火が通るまでゆっくりとお酒を楽しんでもらったり、家族との会話を楽しんでもらったり、というのもやってみたいです。以前のエストエストは、若者たちが物理的な距離もぎゅっと縮めてわっと盛り上がるような店でしたが、新しいエストエストガーデンは、自然を感じながら、食事やお酒を楽しみ、傷ついた人と人のつながりを回復させられるような場所にしたいんです。

みなさまから寄せられた支援は、内装工事や設備の充実化、什器などの購入費用として役立てたいと思っています。予算の使いみちは以下の通りです。

・ウッドガーデンの整備 25万円
・ピザ窯作成 25万円

また、ウッドガーデンの「床板張りワークショップ」を開催するなど、リノベーションの場を地域の皆さんに開放していくことで、このガーデンを「みんなの居場所」にしていきたいとも考えていますので、ぜひご参加ください。以下に、スケジュールをご紹介します。

ウッドデッキとピザ窯の整備は、クラウドファンディング終了後、営業の合間に着手し、2022年春までの完成を予定しています。また、春から夏にかけてテスト運用を行い、2022年夏にはこの新しいウッドデッキとピザ窯を使った営業を始められればと思っています。少しお時間頂戴しましすが、来年の夏、コロナウイルスの感染がきっと落ち着いている頃かと思いますが、最高の夏空や、満点の星空を満喫しながら、ぜひお食事をお楽しみください。


ご支援いただいたみなさまへの返礼品

ご支援いただいたみなさまへの返礼品は、当店でのランチやディナーの「ご予約券」を軸にしています。額に応じてランチやディナーをお楽しみいただけます。おすすめは夜のバーベキュープランです。ツケだれはわたしが仕込みました。自分で焼くお肉、ワイン、最高ですよ。まずは新しくオープンしたエストエストガーデンでのお食事、六軒門のすばらしいロケーションをお楽しみください。

このほか、テイクアウトのオードブル、ウッドデッキの貸切などもプランに入れました。今はまだコロナウイルスの感染が不透明な状況ですが、テイクアウトであれば気軽にご自宅で私たちの料理を楽しんでいただけますし、外のウッドデッキであれば、密室よりも距離を開けて、この空間を満喫できます。興味のある方はぜひご支援ください。

夕暮れ時の雰囲気はまさに「非日常」。どうぞごゆっくりとお食事を満喫して下さい

涼しい風を感じながら、絶品の肉料理、ワイン、ビールなどを楽しんで下さい

また、ご支援いただくに至らなかったとしても、新しいエストエストガーデンは、すでに開店しておりますので、まずは実際にお店に来ていただき、この店の雰囲気やお料理を楽しんでいただければと思います。ご来店の折には、私本人からも、クラウドファンディングについて説明いたします。みなさまのご来店、ご支援を心からお待ちしております!



【企業・ひと・技 応援ファンドとは?】

いわき市、いわき産学官ネットワーク、いわき信用組合、いわき商工会議所などが連携し、次世代に継承していく技術やサービス、商品を持つ事業者や、新型コロナウイルスを乗り越えるための新しいビジネスモデルを構築し、市民の安全・安心に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。新しい時代に、残したい・伝えたい。そんな企業を、ぜひ、みんなの力で支えましょう。応援よろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所 創業・承継委員会)

■特定商取引に関する記載
・販売事業者名:有限会社エストエスト
・代表者名:梅津 健司
・事業者の所在地:〒970-8026 福島県いわき市平六軒門5-15
・事業者の電話番号:0246-25-3066
・送料:送料込み
・対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり
・ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
・その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal )をご確認ください


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