はじめまして、株式会社ココロネフート 代表 前中 利之です。兵庫県尼崎市にて、8人のスタッフとともに業務用餃子の製造・卸業をしています。このたびは私たちの餃子プロジェクトに目を留めていただき、ありがとうございます。


突然ですが、日本人はみんな餃子が大好きです。私を含め、周りにも餃子好きは多いし、Instagramを見ても、普段餃子を食べ歩いている方のアカウントは非常に多いです。とある調査によると、「餃子が好き」と答えた人は、なんと96%、さらに「月に1回以上家で餃子を食べる」と答えた人は約92%なんてデータも出ているくらいです。

参照:味の素冷凍食品株式会社が20〜49歳の主婦500名に対して行った「餃子に関する意識調査」


もはや国民食と言えるほどの人気を誇る餃子ですが、私たちが作っているのは業務用餃子。現在のお取引先は、約60%がスーパー、残り約40%が飲食店といった状況です。その先にいるのはもちろん消費者様です。消費者様は「そのお店の味」を求めて飲食店等にいらっしゃいますから、来店のたびに店の味が変わるといけません。ですから、私たちメーカーには、安定した美味しさを提供し続ける責務があります。開業から5年、一生懸命やってきたおかげで、お客様から高評価をいただき、地域の有名店の餃子製造も多数請け負っています。


先ほど「約60%がスーパー、残り約40%が飲食店」と申しましたが、この数字はここ2年で大きく様変わりしました。以前は飲食店が約90%と圧倒的に多かったのですが、コロナで客足が減って注文がストップ。ほとんどのお取引がなくなった私たちは、大打撃を受けました。

はじめは外出・外食規制も一時的なものかと思っていましたが、そんなはずもなく、約1年半経った今でも飲食店の営業は規制されたまま。あまりにも長引く低迷期に、私たちメーカーも「取引の90%が飲食店という経営スタイルそのものを見直さなければならないのではないか…」と考えるようになります。

そんなときに思いついたのが、消費者様に直接餃子をお届けすることでした。

消費者様に直接餃子をお届けするとっかかりとして、今回クラウドファンディングに初挑戦しているわけですが、そもそも私たちが直売を考えるようになったきっかけは3つあります。 

一番始めのきっかけは、会社のスタッフの「自分たちが作った餃子がおいしい!」という声でした。業務用商品のため会社でしか手に入らないからと、仕事の帰り際にしょっちゅう買ってくれていたのです。そのときは、一般消費者の声として嬉しく感じ、勤務終わりに持ち帰ってもらっていました。しかし、それだけでは終わりません。



スタッフからのクチコミで、徐々にご近所さんが集まるようになったのです。会社(といっても無骨な工場)があるのは、阪神電鉄の高架下。道を挟んだ向かいも工場で、決して人通りが多い場所ではありません。看板やのぼりもなければ、販売専用の窓口もありません。商品もキレイに包装されているわけではなく、業務用の袋ごとガサッとお渡しするスタイル。

にもかかわらず、口コミだけで足を運んでくれるのです。しかも、リピート率驚異の92% 「またいつものちょうだい」「冷凍庫のストックなくなったわ」「この餃子に病みつきやねん」といった声を耳にし、直売の良さを感じ出します。



極めつけは、その盛況ぶりを見たスタッフからの「うちの餃子をもっとたくさんの方に食べてもらいたい!」という声でした。たしかに、外出・外食を控えざるをえない状況が続いて、約1年半。家庭で飲食する機会が増え、テイクアウトやネット販売での需要が一気に高まりました。いわゆる「巣ごもり需要」です。現に私たちもスーパーとの取引が増加しており、家庭で餃子を食べる機会が増えていることを身をもって感じていました

このように、様々なきっかけを経て、ココロネフートは消費者様への直売に本格的に挑戦することを決めたのです。



ココロネフートは、業務用餃子メーカーです。良い原料をリーズナブルに調達したり、効率の良い製造ラインを構築したり、味のブレを抑えるノウハウを培ったりと企業努力を重ねてきました。だからこそ、美味しさや食の安全性に大きな自信があります。飲食店やスーパーの厳しい基準をクリアしてきたことが何よりの証です。

では、ココロネフートだからこそ生み出せる美味しさとは、どんなものでしょうか?

たとえば、餡。餡は短時間でしっかりと混ぜることが美味しさの秘訣です。手作業だとどうしても練り具合に差が出て、味がぶれてしまいます。その点、練り専用の機械を持つココロネフートなら、ムラのない美味しさを安定して提供することができます


それから、肉。餃子には安価な端材肉(解体時に出る切れ端を集めたもの)が使われることが一般的ですが、ココロネフートでは一切使いません。仕入れによって、肉の部位や赤身・脂身の比率がまちまちになり、餃子の味が変わってしまうからです。私たちは、部位や比率を指定し、できる限り新鮮な肉を信頼のおける食肉卸業者に発注しています。ちなみに、仕入れた肉は生のまま舌でチェック。食べたら一瞬で分かりますからね。


最後に、愛情。私たちは、気温や湿度、仕入れ差によって味が変わらないよう、常にレシピに微調整を加えています。これは、小規模の会社だからこそ、目が行き届いてできることです。機械の手を借りながらも、常に目をかけて世話を焼いてあげる。手作り餃子にも負けない、私たちなりの愛情です。


ここまでの話で、ココロネフートの餃子についてお分かりいただけたと思います。でも、もう一つ聞いていただきたいことがあるんです。それは、クラウドファンディングのために開発した「タレ」のことです。


恥ずかしながら私、つい最近まで、大事なのは餃子そのものの味であって、タレは脇役でしかないと思って生きてきました。でも、あるとき気づいたのです。自分が餃子を食べるとき、これでもかというくらいタレをつけていることに…。餃子メーカーとして認めたくはないけれど、これってもはやタレを食べているようなものでは…? タレの存在感の大きさに気づいた私は、タレあり・タレなしどちらも美味しい餃子セットを開発することに決めました。

タレ開発の協力をお願いしたのは、大阪・堺市にある大醤株式会社。寛政12年創業以来、200年以上醤油を造ってきた老舗です。


今では醤油造りの技術やノウハウを活かし、タレやつゆも開発・販売しています。旧知の仲だった営業部の西川さんからその技術の高さを耳にしていたので、今回協力をお願いしました。

大醤株式会社本社にて、西川さん(左)と私

タレ探しは、まるで父親が愛娘のお見合い相手を探し求めるようなもの。西川さんが用意してくれるサンプルを端から端まで試し、一番ピッタリ合う味をひたすら探します。どうせ作るなら、うちの餃子にしか合わないくらいの専用タレを作りたかったのです。

試行錯誤を重ねてできあがったのが、こちらの特製ピリ辛ポン酢タレです。本醸造特選醤油をベースに、かつおや昆布などの旨味とたっぷりのゆず果汁を加え、豆板醤・コチュジャンの辛味をプラスしました。


ココロネフートの餃子は味がしっかりついているので、醤油タレや味噌ダレといった濃い味と合わせるとくどくなってしまいます。その点、このピリ辛ポン酢タレなら、餃子のしっかりした味をさっぱりと引き立ててくれます。タレ自体はサラッとしていますが、餡にとろみがあるのでしっかり絡むし、ピリッと効いた唐辛子がラー油のようなアクセントになっています。タレあり・タレなしのどちらも楽しめて、まさに一石二鳥! そんな特製オリジナルタレが完成しました。


これまで地元のお客様に工場直売してきたのは、野菜たっぷり肉餃子とえび餃子の2種です。今回のクラウドファンディングではそれに加え、黒豚、ゆず、九条ネギの3種をご用意しました。すべての味に共通するのは、野菜感のある餡と、パリッとした皮の相性の良さ。5種類とも国産豚肉と国産野菜を使っています。

国産黒豚をたっぷり使用した贅沢な餃子。肉汁あふれるジューシーさをご堪能ください。

大きめにカットされたバナメイエビがたっぷり入った人気商品。プリップリの歯ごたえと甘めの餡の味が病みつき。水餃子にもオススメです。

野菜が多めのヘルシー餃子。大きめにカットされた玉ねぎの旨味と食感をご堪能ください。

上品でさわやかなゆずの香りが、女性に大人気。ゆず果汁、ニラ、生姜は高知県産を使用。肉感はしっかり、なのに味わいさっぱりなヘルシー餃子です。

京都の伝統野菜・九条ネギがたっぷり入った餃子です。普通のネギと比べて香りが強く、味が濃いのが特徴です。

他の餃子よりもにんにくがガツンと効いたスタミナ満点餃子です。

餃子セットのほかにも、餃子メーカーならではのおもしろいリターンをご用意していますので、ぜひ見てみてくださいね。

今回集まった支援金の使い途は、餃子の売り場を作る費用に充てたいと考えています。

現在、販売窓口もない工場にお客様が餃子を買いに来てくれています。これは、お客様ファーストの観点からも衛生面からも改善の必要性があります。また、せっかくなら尼崎地域だけでなく、全国の餃子好きさんに私たちの美味しい餃子をお届けしたい! そのためにECサイトを作りたいです(こちらはすでに着手しています)。

この2つの売り場を作るのに約300万円が必要です。うち200万円についてはなんとか工面しましたが、残り100万円が足りません。このクラウドファンディングで皆さまにご支援いただき、その代わりに美味しい餃子を食べていただけたら、こんなにありがたいことはございません。

ちなみに、販売店とECサイトが完成したら、その両方で「お客様が作るオリジナル餃子の食べ比べ企画」を行いたいと考えています。よければ、ご支援いただく際に「こんな味の餃子が欲しい!」というアイデアを添えてください。私たちはお客様に向かい合い、その声に応えられる餃子メーカーでありたいと思っています。

※ 一部の支援金は、CAMPFIRE手数料に使用されます。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。これまで業務用餃子を袋ごとお売りしてきましたが、これを機にブランドとして立ち上げ、パッケージ新たに消費者様にお届けしていきたいと思います。

「餃子といえば・・・」というネーミングには、餃子と言えばうちの工場やな、と言ってもらいたい」という想いを込めています。ぜひともご支援のほど、よろしくお願いいたします。


特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名:株式会社ココロネフート
 ●代表者:前中 利之
 ●事業者の住所:兵庫県尼崎市杭瀬本町3-4-37
 ●事業者の電話番号:06-7509-5989
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/12/16 20:48

    ご支援してくださった皆様、ありがとうございます。    157% 47万1600円達成しました。  心より御礼申し上げます。  リターンに付きましては早急に手配致しますので、暫くお待ちください。    Tシャツも思っていた以上のご注文を頂きありがとうございます。 このTシャツを着て餃子を買いに...

  • 2021/12/15 19:04

    応援、支援ありがとうございます。   皆様に感謝です( ´艸`)クラファンも残り5時間を切ってしまいましたが、沢山の方たちに支援して頂き励みになっております。クラファンは終わりますが、美味しい餃子はキッチンカーで購入出来ますし、通販サイトも出来るので、購入出来ますので、これからもどうぞよろしく...

  • 2021/12/14 12:15

    皆様からの応援、支援ありがとうございます。  励みになっております。    キッチンカーでのランチメニューは、カスタマイズ制にしてます。   焼き餃子は1個~20個までお好きな個数で♪  その他、天使のたまご、銘柄鳥の唐揚げ、ご飯、お茶付きで販売しております。盛りだくさんです。   出店する回...

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