はじめに・ご挨拶
私たちは、山梨県の日本三大総本山身延山のふもとで「自我寺参」(じがじさん)(お客様それぞれがそれぞれの形で寺参りを楽しんでいただく)のビジョンの元「身延を世界中のガイドブックに載る町にする」ことを夢見て、宿坊「覚林坊」の運営と築90年のお屋敷を1棟貸しする「迎賓館えびす屋」とローカルガストロノミーを掲げた「農cafeZENCHO」の企画・建築・運営や、名物の少ないこのエリアの新しいお土産物づくりとして、
①寺(じ)ビールの企画・開発等
②歩きたくなる寺町づくり
を目指して日々邁進しております。
このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトは、かつて身延山で一番にぎわっていたエリア「きつね町」(今の元町)入り口から町を元気に復活させる事業の1つ。迎賓館えびす屋と農カフェZENCHOの隣の敷地に残っている、廃業した温泉宿泊施設を改修・復活させ、私たちの地域だからこそできる新しい滞在スタイルの提案と、寺町の新しい名物づくりを考えています。
具体的には、廃業した温泉施設の入り口に
①週末には音楽が流れ、オリジナル寺(じ)ビールが飲めるビアテラス作り
②門前町全体の参拝者や宿泊者のオアシスとなる開かれたスペースを設け、気軽に人々が集える交流スペースづくり
③山梨のアーティストを中心にしたギャラリーショップで他にない土産店作り
を通じて歩きたくなる町づくりを進めたいと考えています。
また、温泉施設は巨大なので、取り急ぎ状態のいい新館4部屋から改修し、全部屋ベランダ露天風呂付宿泊部屋とします。そこにはワーケーションや、アーティストステイ、ロングステイ、デイユースなど、寺町に新しい泊りの形を提案します。
アフターコロナには、インバウンド・若い日本人にも認知していただけ、参拝、観光、リトリートと多様に活用していただける地域づくりを目指します。
私たちの地域のご紹介
身延町は、山梨県の南部に位置し、町の面積は 301.98 km2(およそ東京ドーム6,000個分)、その約 8 割を森林が占め、町の中央を北から南へ日本三大急流の富士川が流れる自然豊かな町です。
今回のプロジェクトの舞台の身延山門内地区は 800 年の歴史を誇る「日蓮宗総本山身延山久遠寺」と、信仰の歴史と文化を継承する「関東随一の宿坊群」や「門前町商店街」からなる寺町で、日本の伝統的な生活体験を楽しめるエリアです。
交通面では、2021年全線開通した中部横断自動車道により、関東圏はもとより、中部関西方面からの車でのアクセスも可能となりました。
新宿バスタからは、身延山への高速バスの直行便もあり、東京方面から約 3 時間で訪れることができる立地です。
地域の特産としては、湯葉やあけぼの大豆といった農作物が収穫され、精進料理として訪れた観光客に提供されており、山梨県内でも宿坊を軸として地域の農作物を使った料理や体験を旅行者に提供できるユニークな地域です。
ここで、首都圏から、ちょっとリゾート・ちょっとリトリート・ちょっと仕事に来ていただける魅力的な心のふるさとづくりをしていきたい。
プロジェクトを立ち上げた背景
身延山は日本三大総本山の一つ、800年の歴史と文化の 聖地で、枝垂桜の名所、1000円札の富士山は身延町の本栖湖からの景色、中部横断自動車道が全線開通し東京から2時間半という立地にあります。しかし、若い世代には認知が薄く、少子高齢化、過疎、空き家の増加、さらにはコロナ禍で観光地でありながら閑散とした町になってしまいました。
宿坊という地域資源は、宗教法人内の宿泊施設という関係で、コロナに対しての支援を受けることができず、様々な法の足かせでただ小さく静かにしているしかないような現状でした。
どこにでもある日本の地方問題でもありますが、ここは歴史的にも文化的にも貴重な文化エリアであり、かつては栄えた門前町。今ここに立つ私たちが、ここで絶やすわけにはいかない、と思いました。
今回トライする物件は、このエリア唯一の温泉。かつては久遠寺への参拝者が参拝の後、行衣を脱ぎ湯を浴びて腹ごしらえをして、現実の世界に帰る、身延山の最後のオアシスであった場所です。そこを現代の方々にあった形の参拝やコミュニケーションの場としてよみがえらせたい。
これまでこの地域は、日蓮宗の宗教団体や信徒様の参拝が多く、一般客が少なく若い日本人にはあまり認知されておらず、さらにコロナで町は閑散とし、店はシャッターを閉じ、古い家は取り壊され、歯抜け町になってきてしまいました。
この状態を打破し、「自我寺参」(お客様それぞれがそれぞれの形で寺参りを楽しんでいただく)に参拝、観光、リトリートと多様に活用していただける地域づくりをしたいと思い立ち上がりました。
その一つに、このエリア唯一の温泉施設復活を賭けています。
これまでの活動
私は30年身延で宿坊の運営をしてきました。
宿坊覚林坊では、数年前から着物体験や写経体験といった様々な取り組みを行いインバウンド客の取り込みを行ってきました。その結果、宿泊客は5年間で120倍になり、2019年は全体の40パーセントが欧米系の外国人客になり、ワシントンポストやナショナルジオグラフィック、JNTOなどからの取材も受けました。また、県内のインバウンド集客に貢献したとして山梨県知事表彰も受けました。
そのような中、インバウンドのお客様へのヒアリングを行ったところ、身延山エリアではお酒を飲みながら寛げる場所、夜楽しめる施設が無いとの意見が多くありました。
そこで、宿泊客に覚林坊で生ビールの提供を始めたところ反響を得られたため、現在、覚林坊で大変好評のオリジナル生ビールを「寺(じ)ビール」と読ませ、商標も取得しています。
この寺ビールを地域の土産物になる身延のPRツールとして誕生させたいと考え「寺(じ)ビール」のラベルを貼り付けた瓶詰のスタイルで販売しています。
このビールが、人から人へ思いと共に伝えられ、身延に飲みに来たい!ここへ行ってみたい!と言っていただけるような街づくりをしていきたいです。
富士山グラスで飲む 寺ビールは、身延でしか味わえないムードと、テイストです。
私どもは、2019年に小さな株式会社を作り、町の入り口をにぎやかにするため、
門前町の築90年のお屋敷の改築をはじめました。
そこは門前町の入り口にあり、一番の資産家のお屋敷でした。ここをリノベーションし、1日1組の1棟貸しと、農cafeを作り、このエリアにはない高級な寺町ステイと、カフェを2020年11月から運営を始めました。しかし、コロナの真っただ中。お客様への認知もPRも難しく、集客にはいまだに苦労をしております。最近は、SNSのおかげでカフェはこの閑散とした身延の中では、驚くほど若い方々にお越し頂けており、細々と数字を伸ばしております。
今までとはまた違ったお客様の層が来てくださることで、広がりも出てきますし、SNSでの広がりも見られるようになりました。
資金の使い道・実施スケジュール
1 先ずは、開放的なテラスを作る。冬でも外を活用したくなるような、焚火スペースを2~3個作り、週末には音楽の生演奏をしたいと思っています。あえて外を楽しんでもらえるようなテラスづくり。これはコロナ対策にもなりますし、身延のおいしい空気と、冬の星空を堪能していただけるテラスにします。(夏でも快適なオーニング付きのテラスはすでに建築済み)
2 テラスの一角に、生ビール販売スタンド兼ビールのお土産販売所を作り、「世界一小さいビール店」を、窓1つの販売スペースから始めようと思っています。
町の入り口に、キャッチーな寺ビールの売店があることは、観光客のわくわく創出にもつながると思っています。
3 建物の中はギャラリー、スーベニアショップ、古物などのお店、雨天には中で寺ビールが飲めるようなスペースづくりをします。
4 客室4部屋を簡易的な改修で、露天温泉付きルームを作り、ワーケーション利用、アーティースト、家族ずれやカップルなどにご利用いただける、長期滞在可能な気軽なホテルを作ります。長年の宿坊の宿泊施設経営経験から、様々なアイデアを盛り込んだ、このエリアにないステイを演出します。
プロジェクトスケジュール
2021年10月 テラス・ビール店設計、プラン作り
2021年11月 クラウドファンディング終了
テラス・ビール店着工
2021年12月 お土産ギャラリースペース設計、プラン作り
リターン発送
2022年3月以降 温泉施設改修設計
リターンのご紹介
この温泉施設の宿泊は少し先になるので、私どものこれまでの関係施設での宿泊や、飲食、利用券、寺ビールを中心に皆様に還元させていただき、この温泉の復活を見に来ていただきたいと思います。
また、現在、缶ビールの試作をしています。アンケートにお答えいただける支援者様には、サンプル缶 寺(じ)ビール3種類を、返礼品と一緒に送らせていただきます。
ぜひ、ご意見お聞かせください。
リターンの金額は発送料込みの金額です。
最後に
身延山は800年の歴史と文化を誇る聖地です。東京から2時間半の距離で、この文化と自然を満喫できるリトリートエリアは、他にないと自負しております。
宿坊覚林坊では、2019年にはお客様の40パーセントが欧米系の外国人のお客様でした。そういったお客様に好まれていた実績のあるエリアです。一度来ていただけたら良さをご理解いただけることと思いますが、アフターコロナがいつなのか?そのころには益々衰退が進むのではないか?と不安ばかりです。
どうか、皆様のご支援をいただき、コロナに負けないエリアを作り、勇気を振り絞って、プロジェクトにトライしたいと思います。
どうぞ応援よろしくお願いいたします。
〇酒類販売免許取得者名簿
国税庁HP
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/menkyo/hambai/data/r03/02/yamanashi.htm
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:KakurinboTempleBeer
●事業者の住所/所在地:〒409-2524 山梨県南巨摩郡身延町身延3510
●事業者の電話番号:Tel: 0556-62-0014
●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る東京Weekender
2021/10/21 09:00東京Weekenderに載りました!!是非ご覧ください!https://www.tokyoweekender.com/2021/10/kakurinbo-temple-stay-stranded-traveler-found-zen/ もっと見る
山梨総合研究所さんに取り上げて頂きました。
2021/10/03 08:00山梨総合研究所さんが私たちの身延山全体の活性化について取り上げてくださいました。https://note.com/terawork/n/n25d8b040be1e今後も身延山全体が賑わうことを目標に頑張っていきます!! もっと見る
TERA WORKさん取材
2021/10/02 08:00TERA WORKさんに取材をしていただきました。日蓮宗の総本山である身延山の賑わいが戻ってくることを心から祈っております。https://note.com/terawork/n/n25d8b040be1e もっと見る
コメント
もっと見る