はじめまして!中村菊子と申します。

私は盛岡市にある「なないろのとびら診療所」という医療機関にて副所長をさせていただいております。

プライベートにおいては、3人の娘を育てるシングルマザーです。

さて、私の勤める診療所は「総合診療」のため、様々な疾患を持った方がいらっしゃいます。

高齢者が多く、何らかの障がいをお持ちの方や認知症を患っている方も少なくありません。

そういった方への世間の目は温かいものばかりではないことを多く目の当たりにしてきました。

また、私自身、シングルマザーという選択をしておりますが、その境遇への理解もなかなか浸透していない気がしています。幸いにして今の職場はそんなことはなく、楽しく働かせてもらっています。

そんな中、世の中が「コロナ禍」と呼ばれるようになりました。

当初はみなさん、いわゆる「新しい生活様式」を楽しんでいるようにも思いましたが、制限された生活に対する鬱憤が徐々に表面化し、私が普段感じている違和感が日常になってきている気がしてなりません。

今回のプロジェクトは、その違和感や窮屈さを少しでも取り除きたいという思いで立ち上げます。


違和感の正体

感染者と非感染者、市民・事業者と行政、最近ではワクチン接種者と非接種者。その中のワクチン賛成派と反対派。またこれからはワクチンパスワードへの議論も本格化し、意見が二分する可能性が高いです。

いずれ、あちらこちらで「分断」が起きているように感じるのは、決して私だけではないと思います。

私が普段覚えていた違和感こそ、この分断でした。多様性を尊重する時代になっているのにも関わらず、分断が加速しているようにも感じます。

その大きな流れを変えることは私にはできません。変えれるものなら変えたいですが、そんな力は私にありません。

でも、せめて、とりあえず私の周りだけでも仲良くしてほしいと思っています。

医療の枠を超えたゆかいな仲間たち

炊き出しでもお振る舞いでもなく「給食」

みなさんはどんな時に無条件でやさしい気持ちになりますか?

私はおいしいご飯を食べている時です。


これは私だけじゃないと思っています。


家族や仲間とギクシャクしている時でも、食卓を囲めば、いつのまにか笑顔になっていたり、そこまでじゃなくても殺伐とした空気が少し和らぐのは、きっとみなさんも経験されたことがあると思います。

つまるところ、私はそれをしたいのです。

具体的には、私の勤めている診療所が入っている施設には飲食スペースと、それに伴うキッチンもありますので、そこを活用し、世代を問わず多様な人たちが食べられるバリアフリーな食事を無料で提供したいと思います。

こども食堂やおやこ食堂などの素晴らしい取り組みが世の中にはございますが、利用できる層を限定せずに、しかも無料にて提供することにより、様々な方に利用してもらい、相互理解を生んでいきたいと考えています。

そこには、なんらかの理由で生活が困窮されている方がいらっしゃるかもしれませんし、我が家のような母子家庭は、お母さんの負担軽減のために使われることがあるかもしれません。

いずれ、いろいろな考え、いろいろな境遇の方々が同じ空間で同じご飯を食べることにより、お互いを知る機会になり、それが興味になり、やがて相互理解につながっていくと信じています。

肯定はできなくても理解をできれば、きっと分断は解消されていくはずです。

前述のように、とりあえず私の周りだけでもと思っていますが、この取り組みが認知されていくことにより、利用者やボランティア、もしかしたら暖簾が増えるなど、その輪が広がっていくことを願っています。

その暖簾(取り組み)の名称は、いろいろな考え、いろいろな境遇の方々と、学校給食のようにみんなで食卓を囲みたいという思いを込め、「なないろ給食」と名付けます。


応援メッセージをいただいております

・松嶋大さん(右:なないろのとびら診療所 所長)*全面的に協力していただきます。
かけがえのない友人の菊ちゃんが素敵な取り組みをすると耳にました。給食と名付け、無料提供というのが菊ちゃんらしいです。食事は偉大です。人を支え、人をつなぎ、人を幸せにします。給食に多くの人が集い、コロナで分断された人が集い、コロナ以前とは違う新たな形でつながると思うとワクワクします。また菊ちゃんと私はなないろ農園の仲間ですので、農園の野菜を提供できるのも楽しみです。仲間全員で精一杯応援します。

・荒屋亜紀子さん(中:あらや食堂 代表)*給食をつくるお手伝いをしていただきます。
みんな一人一人が違う生活スタイルの中、『自分』という個性を持ちつつも、『自分ではないひと』との繋がりがあることで救われることが必ずあります。ひとは独りでは生きられないということです。その一人一人が集まる場所が作れたとき、そこには沢山の会話と笑顔が生まれます。自分以外のひとの考え方、個性を知ることができます。そして、その真ん中には温かくて美味しい食事があります。食事は人とひとを繋ぎます。様々な方がひとりふたりと集まって愉しく食べる食事をバリアフリーの給食として始めたいという中村さんを私は心から応援します!そして実現したとき、微力ですがお手伝いさせていただきたいと思っています。

・平山智宏さん(左:有限会社スタイル薬局 代表)*薬局に募金箱を設置いただく予定です。
私は元々、食の支援を別団体への協力にて取り組んできましたが、菊子さんのプロジェクトを知り是非とも応援したいとメッセージを志願しました。大変なこともたくさんあるはずなのに、いつも素敵な笑顔で迎えてくる。いつも一所懸命。そんな彼女だからこそ今の現状に違和感を覚え行動したのでしょう。食を通じて場を創り社会問題に向き合う。プロジェクトが成功し、地域に世代を越え、笑顔溢れる場ができることを願っています。


なないろ給食の運営方法

なないろ給食は、私と有志により運営します。

事業を円滑かつ止まらせることなく遂行するため、私が所属するなないろのとびら診療所をはじめ、あらや食堂さん、その他当プロジェクトにご関心をお寄せくださる全ての方に仲間になっていただく予定です。

なないろ給食を行う場所は、岩手県盛岡市仙北町にあるコミュニティスペース「おちゃのま」(なないろのとびら診療所に隣接)です。おちゃのまにて平日夕方に開催します。

この給食の最大のポイントは、対象者を選ばず子供から高齢者まで全ての希望者に対し、無料でお配りすることです。なお、このプロジェクトの進捗は、当ページの活動報告やオンラインサロンにて随時報告いたします。


なないろ給食のスケジュール・資金の使い道

【スケジュール】

2021年11月末 クラウドファンディング終了

2021年12月  週2日ほど試験的に実施をし、課題を抽出、改善。

2022年1月   本格実施予定。平日5日、夕食。

【資金の使いみち】

資金の使い道としては、基本的には1年間の「食材費」に使わせていただければと思っております。

その1年間のうちに、持続的に活動できるような仕組み作りをしていきます。具体的には寄附募集や募金箱の設置、オンラインサロンの構築等になりますが、それらも「広報費」として計上させていただきます。

「人件費」に関しては、当方のスタッフがボランティアにて関わってもらう予定ですが、念のため、少し計上をさせてもらい非常時に備えます。

・食材費:約72万円(1食の原価を100円、1日の利用者を30名と想定。毎週月〜金曜日の17時半から20時頃まで運営。)
・人件費:約12万円(1ヶ月1万円)
・広報費:約6万円
・手数料:約10万円

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。


ご協力いただいた皆様へは以下のリターンをご用意しております

【1,000円】
精一杯の感謝を込めたメールをさせていただきます。

【3,000円】
精一杯の感謝を込めたメールと特製ポストカード(なないろ給食のロゴなど)をお送りします。

【5,000円】
・精一杯の感謝を込めたメールと特製ポストカード(なないろ給食のロゴなど)をお送りします。
・なないろ給食のオンラインサロン(フェイスブック非公開グループページ)にご招待します。いずれ有料化を予定していますが、今回追加で料金をいただくことはございません。(Facebookアカウントが必要になります)

【10,000円】
・精一杯の感謝を込めたメールと特製ポストカード(なないろ給食のロゴなど)をお送りします。
・なないろ給食のオンラインサロン(フェイスブック非公開グループページ)にご招待します。いずれ有料化を予定していますが、今回追加で料金をいただくことはございません。(Facebookアカウントが必要になります)
・あなた様のお名前を「Special thanks」として店内に掲示させていただきます(2021年12月から最低でも2022年6月まで掲示)。


*オンラインサロンはフェイスブックでの非公開グループページで行います。このサロンでは、なないろ給食について主催者より進捗状況を随時ご報告する他、参加者(主催者含め)同士の交流などを予定しています。2021年12月半ば頃の開設を目指しています。
*Special thanksの掲載名については本名やニックネームに対応いたします。サイズは2*10センチ、10文字以内程度を想定しています。
*プロジェクトが終了次第(12月中旬くらいから)、順次ご連絡や発送をいたします。

最後に

以上のきっかけはコロナ禍ですが、「コロナ禍だからこそ!」ではありません。普遍的な問題に対する、私なりのチャレンジです。

たとえコロナ以前の日常が戻ったとしても、できる限り続けていきます。

とはいえ、ひとりでは何もできません。

このクラウドファンディングを通じて、共感・応援いただける方がいらっしゃいましたら励みになります。そしてもしよろしければご協力ください。

どうぞよろしくお願いいたします!


<特定商取引法に関する記載>
●販売事業者名:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の住所/所在地:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の電話番号:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2021/11/28 12:01

    提供場所の“おちゃのま”には古いピアノがあります。ほとんどは遊びにきた小さいなおともだちのおもちゃになっています笑たまに綺麗な曲が聞こえてくることもあります。もちろんだれでも歓迎です。

  • 2021/11/27 17:47

    おちゃのまもクリスマス模様になりました。いつもは、シンプルなおちゃのまですがクリスマスツリーを飾り賑やかになってきています♪

  • 2021/11/10 23:05

    無料給食をやる、おちゃのまの隣にある〝あらや食堂〟無料給食のお手伝いをしてくれる新屋さんが作るお料理は、優しくもどこか斬新なとこもあってとても美味しいです(^^)お料理も美味しいけど、何よりあらやさんのお人柄もサイコー!

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください