はじめに

ជំរាបសួរ! チョムリアップ・スオ!

(カンボジアの公用語であるクメール語で、「こんにちは」「はじめまして」の意味です!)


 私たちは京都の大学生から構成されている国際協力団体BWPの中の、カンボジア教育支援チーム「サウバーンチュラン」です。チーム名のサウバーンチュラン(以下サウチュラ)とは、クメール語で「夢」という意味の「ソバン」と、「たくさん」という意味の「チュラン」に由来しています。
 私たちサウチュラは「more choices more roads」という理念を掲げており、小学校の建設と教育支援を通じてカンボジアの子どもたちが自身の将来の選択肢を広げ、多様な道を歩んでいけるよう、国内外を問わず日々活動をしています。

 

 今回私たちは、カンボジアに小学校を建設している特定非営利活動法人「JHP・学校を作る会」様と協力して、衛生物資が不足している地方の小学校への物資支援を、クラウドファンディングを通して行います。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、海外はもちろんのこと、国内でも満足のいく活動ができなくなってしまいました。そのため私たち大学生だけの力では十分な支援をすることが出来ず、今回クラウドファンディングを通して資金を調達することといたしました。カンボジアの子どもたちが安心して学校で授業を受けられるためには皆様の協力が必要です。本プロジェクトへのご理解とご協力よろしくお願いいたします。


これまでの活動

 はじめに、これまで私たちが行ってきた活動についてご紹介します。活動は主に「国際活動」「国内活動」の2つにわけることが出来ます。

 まずは「国際活動」についてです。私たちサウチュラは例年、大学の夏季休暇と春期休暇を利用して、年に2回実際にカンボジアへ赴き、現地の子どもたちへの教育支援を行ってきました。まずハード面では、2017年にカンボジアはシェムリアップ州のスナンソンクリャーン小学校の建設や、2020年2月にプルサット州クロサンクル小学校へのブランコの建設といった活動をしてきました。

 またソフト面での支援として、カンボジアの小学校ではあまり取り扱われない理科・社会といった副科目の授業や、日本文化を伝えるため日本語の授業や運動会の開催、うちわ作りといった活動を行ってきました。

 

 次に「国内活動」についてです。国内活動では週に一回の定期ミーティングに加え、主に資金集めとカンボジアの教育問題の認知度向上を目的として、チャリティーイベントの開催や街頭募金の実施、ボランティアイベントへの参加などの活動を行っています。

 このように新型コロナウイルス感染症発生以前は国内外を問わず活動していたのですが、新型コロナウイルス感染症拡大以降はカンボジアへの渡航はもちろんのこと、これまで当たり前に出来ていた活動が思うように出来なくなってしまいました。
 そこで、国内でも活動可能な取り組みとしてオンラインでの脱出ゲームをしたハロウィンイベント団体内でのカンボジアについてのプレゼン・クイズ大会「JHP・学校を作る会」様との情報交換会などを行ってきました。また現在はカンボジアの小学校へ直接物資支援をすべく、このクラウドファンディングによる支援を現在進行形で進めています。

私たちのSNS・ブログリンクです。

Twitter : https://twitter.com/bwp_school
Instagram:https://www.instagram.com/bwp_school/
ブログ : ameblo.jp/bwp-sauchura/


プロジェクトの概要

 カンボジアのプルサット州にあるクロサンクル小学校にマスク・ハンドジェル・アルコール液・石鹸などの衛生物資を送り、子どもたちが安心して学校教育を受けられるような環境づくりを目指します。
 また、貧困IDを所有している子どもたちに対して文具支援をし、教育を受ける際の金銭的な障壁を軽減します。

 本プロジェクトは、私たち「国際協力団体BWPサウバーンチュラン」と「特定非営利活動法人JHP・学校を作る会」様との共同起案となります。
 各団体の役割分担は以下の通りです。

 国際協力団体BWPサウバーンチュラン
 →本プロジェクトの運営、広報活動、リターンの履行

 特定非営利活動法人JHP・学校を作る会様
 →支援金による物資購入、現地での寄付


衛生物資支援の背景と教育支援との関わり

 カンボジアの小学校では新型コロナウイルス感染症の影響から、感染対策としての衛生管理の徹底が国から通達・要請されています。しかし国からの衛生物資の支給はなく、すべて自分たちで用意しなくてはなりません。都市部の小学校などは比較的対応できているのですが、地方の小学校の中には金銭的な問題から十分な衛生物資の確保ができず、結果的に学校で満足のいく授業を受けることことが出来ていないという現状があります。

 そうした小学校では対面授業の代わりにオンライン授業が行われているのですが、インターネット等の設備が整っているのもまた都市部に限り、地方の小学校などではオンラインでも授業をすることが困難な場合があります。そのため、上記のような小学校では先生が生徒の家まで宿題を持っていくといった形式がとられており、地方の小学校では都会の小学校に比べ、教育機会に大きな格差が生じているというのが現状です。

 そこで、私たちが直接小学校に衛生物資を支援することで、学校で対面での授業が行えるようになり、教育格差の是正に繋がっていくと考えています。


支援先のクロサンクル小学校について

 今回私たちが衛生物資を支援する小学校は、カンボジアのプルサット州にあるクロサンクル小学校です。クロサンクル小学校は男子生徒が95名女子生徒が67名生徒の合計が157名の小学校で、教師は5名の小学校です(2021年12月8日現在)。その中で貧困IDを取得している生徒は18名となっています。私たちは2020年の2月に実際に現地に行って、クロサンクル小学校にブランコを建設・寄贈しました。

 こうした前回の支援からのご縁で、 今回のプロジェクトに関してもクロサンクル小学校に衛生物資を寄付することを決定しました。

貧困IDとは、、
 金銭的な助けが必要な貧困家庭に対して必要な支援を提供することを目標として、教育省が2006年から実施している事業です。貧困IDでは、貧困レベルが1と2で設定されており、その目安は、

 貧困レベル1:深刻な貧困
       (年収200ドル以下、バイクなし、家なしorバナナの葉等不適切な材料で作られている)

 貧困レベル2:貧困

となっています。貧困IDが支給された家庭は、配布されるIDカードを証明として無料のサービス・サポートや現金を受けることができ、首都プノンペンでは月30ドル、その他のエリアは月20ドルが基本金として支給されます。


このプロジェクトで実現したいこと

①子どもたちが安心して学校教育を受けられるための衛生物資支援

 現在、カンボジアでは新型コロナウイルスの影響が減少傾向にあり、徐々に対面での授業を再開する小学校も増えてきています。しかし、感染対策の観点から、午前と午後での2部体制であったり、曜日を分けての登校など、いまだに満足した学校教育を受けることが出来ていません。
 中でも衛生物資の確保は学校で授業を受けるうえで必須なのですが、自前での購入が困難な小学校もあるため、今回の支援を通して安心して授業を受けられるような環境づくりを目指します。

②カンボジアにおける教育格差の認知度向上

 私たちは今回の支援を通して、子どもたちに安心な学校教育の環境を提供するだけでなく、現在カンボジアで発生している教育や貧困といった問題の認知度を向上したいと考えています。ですので、今回のクラウドファンディングによって支援者の皆さまだけでなく、その周りの方々にもこの問題を知ってもらいたいと思います。
 私たちは今後もこのクラウドファンディングをきっかけとしてSNSなど活用し、また、チャリティーイベントの開催などを通して、カンボジアにおける教育格差問題の情報発信を継続的に行っていきます。

応援メッセージ

 今回のプロジェクトに賛同してくださっている方々から、温かい応援メッセージを頂きました。このプロジェクトを一人でも多くの方に知って頂き、ご支援を頂けるよう、皆様のご協力をお願いします。

JHP・学校をつくる会 東京事務所
野村政道様

 カンボジアは医療体制が充分だとは言えないために、国内の人たちは感染しないよう、細心の注意を払っています。それでも、残念ながら2度に渡って外部からの理由で感染が拡大し、その度に学校は一斉に閉鎖されました。学校が再開されるにあたって、政府(教育・青少年。スポーツ省)は、各学校や教育関係者に対して、多くの指示を含んだガイドラインを発行しました。
 分散登校や校門での検温、校舎や施設の消毒などと並んで、「石鹸、消毒用アルコールやジェル、手袋の購入予算を確保するか、支援者を募ること」と言う指示が書かれています。衛生用品は自分の学校で、マスクは各家庭で用意しなければなりません。学校予算だけでは充分な量を確保できず、マスクも買えない家庭も有ります。
 皆様のご支援によって、小さな子供たちを感染から遠ざける事ができます。皆様のお気持ちを心から感謝いたします。


JHP・学校をつくる会  プノンペン事務所駐在
辰川はる奈様

 BWPのメンバーの皆さんとは2020年2月にプルサット州にある小学校でブランコ建設のサポートをさせていただきました。クロサンクル小学校では休憩時間になるとブランコに乗るため、我先に教室を飛び出し、取り合いをする生徒もいるほど大人気だと聞いています。
 カンボジアは、2021年11月より、全州の学校で授業が再開されており、全生徒、教員はマスクの着用義務がありますが、地方に住む貧しい家庭の多くはマスクにお金をかける金銭的な余裕がないため、マスクを着用せずに授業を受ける生徒が約3割-5割程度います。またアルコール、石鹸等の衛生用品も慢性的に不足しているため、常にクラスター発生の危機と隣り合わせの状態です。
 子ども達にとって安心、安全な学習環境をサポートするため、皆様の温かいご支援をいただけたら幸いです。



資金の使い道と具体的な支援方法

 クロサンクル小学校への衛生物資の支援に使わせていただきます。クラウドファンディングによって皆様から頂いたお金を「JHP・学校を作る会」様にお渡しして、その後、現地駐在されている職員の方に指定数の衛生物資を購入していただき、最終的にクロサンクル小学校のほうに寄付いたします。
※送金の実現性について
 特定非営利活動法人JHP・学校を作る会様は、前月度実施した複数の寄付金や前月使用したプノンペン事務所運営経費の合計を、翌月に金融機関を通じてプノンペン事務所にドルで送金しています。
 送金の実施等につきましては、随時活動報告という形で皆様にお知らせいたします。

 購入する衛生物資の品目に関しましては、現段階では50枚入りマスク(生徒用、教師用の2種類)・ハンドジェル(250ml)・アルコール90℃(1ℓ)・ハンドソープ(ボトル)・石鹸を予定しています。
 また今回のクラウドファンディングでは、衛生物資の他にも貧困IDを持っている子どもたちに対しての文具支援を行いたいと考えています。

 Goodmorning様への手数料、リターン等のプロジェクトでの必要経費以外、全額衛生・文具物資支援のために使わせていただきます。もし、予定より多くのご支援を集めることができた際には、寄付する衛生物資の量を増やしたいと考えています。


実施スケジュール

今後のプロジェクトの実施スケジュールです。


2022年12月   クラウドファンディングの実施

2023年1月   クラウドファンディング終了

2022年2月  「JHP・学校を作る会」様と最終打ち合わせ

2022年3月  現地での衛生物資購入
         クロサンクル小学校へ衛生物資の寄付、贈呈式
         
2022年4月 ~   順次お礼のメッセージ、報告書、領収書の送付

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



最後に

 カンボジアでは現在でも満足に学校で教育を受けることができていません。学校という場所は、勉強をするだけの場所ではなく、同年代の友達との関係の中で人間関係などを学んでいく場所でもあります。そうした機会が衛生物資等の不足のため受けられていないという現状を打開するために、今回のクラウドファンディングによるプロジェクトを立ち上げました。
 現在のコロナ禍の状況でカンボジアに行くことができないため、私たちは日本でもできることをやりたいと思っています。またカンボジアの子どもたちを笑顔にさせ、安全で安心できる生活を送ってもらうために衛生物資を送りたいと思っています。

 ぜひ皆さんの力を貸してください!! よろしくお願いします!!!



本プロジェクトへのご寄付は「JHP・学校を作る会」様への寄付となり、当該団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、「JHP・学校を作る会」様が発行した領収証をもって
確定申告をしていただく必要がございます。
※領収証はCAMPFIREではなく「JHP・学校を作る会」様が発行・郵送いたします。 

  • 2023/01/29 12:47

    本プロジェクトも残り2日となりました!!これまで私たちの活動を応援して下さった方、本当にありがとうございます。ですが、まだまだです!公開終了まで、ラストスパートまで、全力で取り組みますので、今度とも応援よろしくお願いいたします!!!!

  • 2023/01/27 14:38

    クラウドファンディングも残りわずかとなりました!支援していただいた皆様、誠にありがとうございます。締め切り日まで目標金額達成に向け頑張りますので応援のほどどうぞよろしくお願いいたします!

  • 2023/01/26 16:25

    こんにちは!!チョムリアップ・スオ!!国際協力団体BWPのカンボジア支援チーム、サウバーンチュランです!!私たちと、JHP・学校を作る会様共同の本プロジェクトも残り5日となりました。これまで多くの方から本当にありがたいご支援を頂きましたが、まだまだ皆様のご支援が必要です!!!カンボジアのクロサ...

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