ご挨拶

 私たちはコロナ直前に宮崎県日向エリアに夫婦で移住してきました。現在、この地の空き家や有休施設をゲストハウスとして蘇らせる事業に取り組んでいます。

 移住してすぐにこの地の人々は、よそ者の私たちを受け入れてくれました。そして、ウィズコロナの苦楽を共に過ごしたことで、地元の方々との信頼関係が一層強固なものとなり、地域の一員として地元に根ざした生活と活動をすることができています。

 この地の空き家や有休施設を蘇らせ、地域を活性化させることで恩返しをしていきたい。そして、ポストコロナにおいて都市圏で働き生活する人たちのほっとできる隠れ家やワーケーションの受け皿としても準備しておきたい、このような思いで活動しています。

今年オープンしたコムレッジ日向1号店 ポートハウス


私たちの取り組み(空き家再生と地方活性化)

 私たち夫婦は「人の優しさ」と「自然の恵み」が溢れる宮崎県日向エリアが大好きでたまりません。

 移住して1年が経とうとした時、一軒の空き家と出会い、これを自分たちの手でコツコツとリノベーションしながら住居兼ゲストハウスとして運営しています。

 こちらの映像は、私たち夫婦と地元の仲間達の手で、空き家をゲストハウスとして蘇らせる過程を記録したスライドショーです。

 私たちは、この地を愛してやまないことに加え、朽ち果てることを待っているだけの空き家を住居やゲストハウスなどの収益物件に蘇らせることに情熱を燃やしています。

 なぜなら、新築で家を建てるためには何千万円というお金と材料が必要になりますが、空き家は数百万円、場合によっては数十万円で蘇らせることができます。ウッドショックに代表される原材料不足や価格の高騰により新築業界は悲鳴をあげていていますが、空き家活用がこれからの住宅需給の新しい切り口になることは間違いないと考えているからです。

 また、地域活性化の観点からも、地方自治体が頭を悩ませている空き家問題をはじめ、高齢化、後継者不足、過疎化などの問題に対して、空き家を住居や収益化することで、関係人口の増加、移住者の増加、産業の担い手の出現といった具体的な問題解決が期待できます。

 私たちは、地元の資産である空き家を蘇らせることで、お財布にも地球環境にもエコでサステナブルな空き家再生と地域活性化に取り組んでいます。コムレッジ日向1号店ポートハウスは、私たち夫婦と仲間の手で蘇らせました

 私たちのゲストハウスは、昨今の厳しい宿泊業界にありながらも周囲の民宿やゲストハウスに比べて長期での宿泊の予約をいただいています。しかし、コロナ禍においては、予約のキャンセルを受けるなど思うように事業が進まない状況です。そのため、オープンしたゲストハウスの収益だけでは生活が成り立たず、現在はお互いにアルバイトをしながら家計をやりくりしています。

<民泊予約サイトairbnbで予約を受け付けています>

 そんな中、地域に密着した私達の取り組みを見ていた方から「親から相続したが使っていない空き家を譲りたい」という申し出を受けました。将来的には複数店舗のコムレッジ日向の運営と、ゲストハウスを核とした地域活性化に繋がる事業展望を抱いていたため、この空き家を購入することを決意しました。


このプロジェクトで実現したいこと

 私たちが、このプロジェクトで実現したいことは、今回譲り受けた空き家をリノベーションしてコムレッジ日向2号店としてオープンさせることです。これにより、私たちの事業を安定化させることを大前提に、空き家再生を通じて宮崎県日向エリアの活性化に繋がるものと信じています。

 しかし、現在運営しているコムレッジ日向1号店の購入とリノベーション費用でお金を使い果たしてしまいました。何とか空き家を購入する費用はかき集めましたが、ゲストハウスとしてオープンさせるための工事費用が不足しています。そこで、キャンプファイヤーのコロナサポートプログラムに思い切ってエントリーいたしました。

当初は蔦で覆われている…というよりも蔦の内に家が隠れている状態でした

 今回のプロジェクトで取り組む空き家は、当初壁はおろか屋根までもが蔦に覆われているなかなかハードな平家でした。

 しかし、自分達の手で蔦を取り去っていくことで、だんだんとこの家の素性が明らかになってきました。内装に至っては、築40年でありながら丁寧に使われていたことが伺い知れるコンディションの良さです。これまで廃墟同然の空き家や有休施設を蘇らせてきた私達にとって新築といっても過言ではありません。

蔦を取り去り、掃除をすることでこの家のポテンシャルが見えてきました

 ところが、この家には、ゲストハウスとして貸し出すに際してひとつ問題がありました。

 それは、トイレが汲み取りということです。簡易水洗という方法があるのですが、ゲストハウスとして運用するためには合併浄化槽にするのが適切です。普通の住居ならば合併浄化槽を設置するために自治体の助成金が使えるのですが、事業用では助成金は使えません。

倒れた臭気配管。汲み取り式トイレを合併式浄化槽に改修します

 そして、今回のリノベーションで最も力を入れたいこと、それは「妻の夢」をカタチにすることです。

 妻には、宮崎県でアーティスト・イン・レジデンスをやりたいという夢があります。

 妻の思い描くアーティスト・イン・レジデンスとは、創作活動に専念できる住まいをアーティストに提供し、年に数回アート展覧会や音楽会を町ぐるみで開催し地域活性の一環を担うというものです。アーティスト自身の成長や活躍する場にもなりますが、同時に人々が芸術を身近に触れ交流する機会にもなっていくと妻は語っています。

 妻自身もクリエイターとして活動しています。

 より自然と調和した環境で創作活動をするために、オーストラリアのバイロンベイに2年間滞在していたこともありました。世界中のアーティストやミュージシャン、サーファーと交流しながら自身の創作活動を続けるなかで、日本でももっとアーティストが活躍できる場、そしてアートに触れる場を作りたいという今の夢を持つに至りました。

 その思いを根底に思い描きながら、帰国後、2019年に宮崎県日向市の隣町の門川町で地域おこし協力隊として観光振興に携わっていた時に、無人島の乙島(おとじま)で初の音楽フェスを企画・開催したこともあります。

妻が乙島(おとじま)で企画した音楽フェス

 そんな妻の夢の第一歩として、コムレッジ日向2号店はアーティストが集い創作活動が促進するスペース、またある時は地域のコミュニティハウスとしてさまざまな創作と団欒の場としていきたいと考えています。

 家自体も現状の造りを生かしながらも創作と団欒が生まれる空間となるようなリノベーションをしていきますが、敷地内に併設している納屋を改修して創作に集中することができる創作小屋を造りたいと思います。

身近にアートと共存できる空間を創出(以前関わったゲストハウスのレセプションに妻の作品を展示)
私たちが愛してやまない宮崎県日向エリアの魅力

 宮崎県日向エリアの魅力を改めてご紹介したいと思います。この地は、海・山・川、豊かな自然に囲まれていて、これらの恵まれた環境と一体になったスローライフやアクティビティを満喫することができます。さらに、隣近所に顔の見える農家さん、漁師さんが生活を共にしているため、オーガニックな食生活が日常的に営まれています。

 また、気候が穏やかで人々は優しさに溢れていて、訪れる人はまるでこの地が自分のふるさとではないかと錯覚してしまうほどです。「人の優しさ」と「自然の恵み」溢れる宮崎県日向エリアは、移住はもちろん二拠点生活やワーケーション、大自然からインスピレーションを受けながら創作活動に取り組むアーティストにとって最適な町として注目されています。

日向市の移住プロモーション動画(私も以前関わったゲストハウスの管理人として登場します)

 そして、日向エリアで最も代表的なアクティビティの一つがサーフィンです。宮崎県自体がサーフパラダイスですが、中でも日向市は町自体がサーフィンで地域活性を行なっており、リラックスサーフタウンを肌で感じる魅力的な町です。

 宮崎でサーフィンするなら日向がおすすめという記事を書いてみましたのでご紹介します。

 宮崎県日向エリアは、新しい時代の生活と働き方が高次元で融合したリラックスタウンです。

 行政もこの点に非常に力を入れていて、移住やワーケーションの先進的な取り組みをしている自治体として注目を集めています。つまり、住み心地の良さ加え、これから発展する地方自治体としてのポテンシャルが非常に高い地域であるとも言えます。

 今回のクラウドファンディングでご提供するリターンのほとんどは、お宿&コミュニティであるコムレッジ日向の早割チケットです。閉塞感漂う空気が少し和らいだこの時期、リラックスタウン日向エリアでの滞在を通じて、新しい時代の風を体験してみてはいかがでしょうか?


私たちのこれまでの道のり

 私たち夫婦は宮崎県日向エリアに移住するまでは全く違う道のりを歩んできました。縁あってこの地に移住してから、これまでにお互いが経験してきたことや思いを融合させて現在の事業に取り組んでいます。

■2013-2017年
・東京都大田区の地域密着型工務店で営業兼現場監督として大小約1,000軒(打ち合わせベース、実施はこのうち約600軒)のリフォームを担当する(夫)

■2015-2017年
・オーストラリアのバイロンベイにてワーキングホリデー(妻)

■2019年
・関東のワーケーション施設の立ち上げと運営管理を行う(夫)
・宮崎県門川町の地域おこし協力隊として町の観光振興を行う(妻)

■2020年(夫婦)
・宮崎県日向市に移住(結婚)
・廃墟を自分達の手で自宅としてリフォームすると共に、廃墟のホテルを話題のゲストハウスに蘇らせるプロジェクト推進を担う

■2021年(夫婦)
・宮崎県門川町(日向市の隣町)の空き家を購入
・自分達の手で改修し「人の優しさと自然の恵みを体験するお宿&コミュニティ」をコンセプトとしたコムレッジ日向1号店をオープンさせる
・本プロジェクトであるコムレッジ日向2号店(日向市)の空き家を入手、まずは草刈り・清掃等自分達の手でできることに取り組む
・日向市にある民宿の集客と再建の相談を受け、業務提携の検討を開始


資金の使い道とスケジュール

<資金計画>
・空き家の購入(100万円)
・空き家の所有権移転費用(25万円)
・空き家の構造面の改修(35万円)
・空き家の内装工事:自分たちの手で実施予定
・空き家の設備・電気工事:仲間達の手を借りて実施予定
・空き家の衛生工事(汲み取り式→合併浄化槽+配管工事:95万円)
・「妻の夢」をカタチにする工事費用(45万円)
※資金総額300万円のうち、自己資金及び借入にて基本費用を賄い、不足する費用(衛生工事、「妻の夢」をカタチにする工事費用)約140万円を本プロジェクトにて募集(キャンプファイヤーの手数料5%が差し引かれるのでプロジェクトの目標金額は150万円としています)

<スケジュール>
・2021年9月:クラウドファンディング開始
・2021年9-11月:リノベーション工事(自分たちで)
・2021年11月:クラウドファンディング終了
・2022年1月〜:リターンの送付(グッツ・ハンドメイドクラフト)
・2022年1-2月:リノベーション工事(合併浄化槽、「妻の夢」をカタチにする工事)
・2021年3月:リターンの送付(宿泊チケット)


リターンについて

 リターンは、3つの分類とさせていただきました。

 ・プロジェクトを応援してくださる方にサポーターの証としてのグッツ
 ・コムレッジ日向オーナーのエミが創作するハンドメイドクラフト
 ・実際にコムレッジ日向に宿泊・利用するチケット

 詳しくは、それぞれのリターンをご覧ください。

 なお、リターンの宿泊チケット有効期限の記載が1年間のものと2年間のものとがありますが、チケットの種類に関わらず全てのチケットの有効期限を発行日から2年間(2022年4月1日〜2024年3月31日を予定)とさせていただきます。


応援のメッセージ

コムレッジ日向の活動を応援してくださっている方々から温かいメッセージをいただいています。


最後に

 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 今回、キャンプファイヤーの中の「まちづくり・地域活性化」のカテゴリーでエントリーさせていただいていますが、私たちは地域の社会問題ですら輝く資源と捉え、その地の魅力を発掘しながら事業をさせていただいています。この輝く資源をもっともっと磨いてたくさんの人に提供することで私達の事業も軌道に乗り、結果として「まちづくり・地域活性化」につながることを願い活動しています。

 少し大きな話になってしまいますが、私達の取り組みとみなさんからの支援を通じて、これから先のライフスタイルやビジネススタイルにおいて「最も価値があるものは何なのか」そして、今何に投資することがスマートでサステナブルなのかを一緒に考えていく機会になりましたら望外の喜びです。

 あなたからのご支援を心よりお待ちしております。


<特定商取引法に関する記載>

 ●販売事業者名:アイシンパートナーシップ(代表 渡邊真太郎)
 ●事業者の住所/所在地:〒889-0611 宮崎県東臼杵郡門川町大字門川尾末8796-1
 ●事業者代表の電話番号:090-6541-8085
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


<業務資格>

 ●旅館業(住宅宿泊事業:民泊)の届出番号:第M450028840号
 ●飲食業の営業許可証:シレイ4046-1-22
 ●食品衛生責任者:渡邊絵実(宮崎中央09-2649号)


<募集方式について>

 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください