ーご挨拶ー
こんにちは。京都市左京区にある「詩仙堂丈山寺」住職の石川順之です。
このプロジェクトを実行するにあたって当寺の由来を少しご紹介させていただきます。 徳川家康公の直参の家臣であった石川丈山翁が終の棲家とするために、1641年に 山荘として開創したものです。丈山翁没後は350年に亘り代々僧侶がここを守り、現在は福井県にある曹洞宗大本山永平寺の直接の末寺となっています。また、「史跡名勝天然記念物保存法」により昭和3年に国指定史跡となりました。建造物は後の寛永年間に多少の変更がなされましたが天災地変の難を免れ、庭園と共に往時をそのままに偲ぶことができます。多種の花が年間を通じて咲き誇る寺としても知られ、特に5月下旬の「さつき」、11月下旬の「紅葉」は多くの参拝の方々の目を楽しませています。
「詩仙堂」の名の由来は、中国の漢・晋・唐・宋の詩家36人(杜甫・李白・孟浩然・王維等)の肖像を狩野探幽に描かせ、図上にそれぞれの詩人の詩を丈山翁が自ら隷書体で書いて部屋の四方に掲げた「詩仙の間」中心とするところから通称「詩仙堂」と呼ばれています。
ーこのプロジェクトで実現したいことー
このプロジェクトでは、庭園に続く里山内にある多くの樹木や草花を保全するとともに、歴史ある境内建物を含め後世に健全に継承してゆくために、最善を尽くし保全に努める行動が急務であり、特に近年地球温暖化が急激に進む中、日本の気候も著しく変動し毎年のように各地で天災が発生しています。当然ながら、過去においても日々の清掃や定期的な剪定・肥料の手当等を実施してきていますが、樹木や草花の生態系も10年前くらいから徐々に変化し始めています。このプロジェクトにより、長きに亘り代々の住職が継承してきた里山の風景や自然環境を守るため、まず専門家の意見等を拝聴しながら、 あらゆる視点から最善の保全方法を研究し、実行に移して行きたいと思います。
更に、短期間では難しいこともあると思いますが、プロジェクトを進め建物と庭園樹木の調和のとれた境内にしていくことにより、 当寺のポリシーである、「参拝の方々が日頃の喧騒を離れ、心静かな時間を過ごし,少しでも癒しを得て帰っていただける環境作り」ができると確信しています。
近年世界中で注目されている「SDGs」(持続可能な開発目標)は 2015年に開催された「国連サミット」において、加盟193ヵ国の全会一致採択された国際的な実践目標です。「誰一人取り残さない」を基本理念として、貧困や飢餓、不平等の是正、環境の保全や平和の実現などのために、地球上に暮らす私たち一人ひとりが参画し、2030年を期限として17項目の目標が定められています。私たち一人ひとりにできることは、小さなものかもしれません.しかし、誰にでもできることが必ずあり、その行い一つが確実に未来を変えていくと思います。小さな一歩かもしれませんが、このプロジェクトは13番目標「気候変動に具体的な対策を」に合致するものであると信じています。
ー皆様方からいただいた貴重な支援金については、下記の用途等に使用しますー
1、プロジェクト実施に必要な資料収集や専門家のコンサルタント費用
2、樹木の伐採・剪定、草花の植栽、害虫駆除、その他環境保全に必要な費用等
3、建物の経年劣化防止のための補修等
4、CAMPFIRE手数料
ー最後にー
参拝にお越しいただいた皆様に癒しの場所としていつまでも愛されるよう、変わらぬ自然環境を維持提供していきたいと思います。当寺もその経費を捻出することに最大限の努力を重ねておりますが、現状は非常に厳しいところであります。意のあるところをお汲み取りいただき一人でも多くのご支援を心からお願い申し上げます。
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:宗教法人「詩仙堂丈山寺」
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:
宗教法人「詩仙堂丈山寺」 代表役員 石川順之
●事業者の住所/所在地:
京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地
●事業者の電話番号
075-781-2954
●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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