失われる危機が迫っている平塚海岸樹林帯の保護を訴える目的で開催してきたこのフェスも今回で第3回を迎えます。

これまで以上に感染症対策を万全にして臨み、ご来場いただく方がより安心して安全に楽しめるようにするために警備や対策を今一層強化したいと考えています。またさらに充実したイベントにするためにコンテンツの充実もはかりたいと考えて、皆様にご支援をお願いするものです。

第2回海街フェスの様子。開催趣旨に賛同する2,000人以上の方々の来場がありました。

湘南海岸と呼ばれるエリアの西側に位置する平塚海岸は、同じ湘南エリアの中でも有名な江ノ島や茅ケ崎の海岸に比べるとそれほど知られていませんが、観光化されていない分、自然の景観がそのまま残っています。

砂丘からなだらかにつながる海岸樹林帯の美しさが、ストロークの長い海岸線の魅力を引き立てています。平塚砂丘の夕映えは、市民によって選ばれた「平塚八景」のひとつになっています。


湘南でも貴重な自然の造形美を残す平塚海岸は、この冬に解散する人気アイドルグループのミュージックビデオのロケ地にもなりました。
メンバーの方の一人が平塚海岸のこの景色が好きで、この場所をロケ地に選んだということです。

実はあまり知られていませんが、絶滅危惧種であるウミガメが平塚海岸に産卵にやってくることがあります。

専門家によればウミガメが産卵できるのは、近くの国道を走る車のヘッドライトや近隣の住宅の光を、海岸樹林帯のクロマツや常緑広葉樹が遮るからなのだと言われています。

ひとたび樹林帯の中に入ると驚くほど静かで、すぐ横を走る国道の騒音もほとんど聞こえません。


トンボ、せみ、かまきりなどたくさんの虫がいて、虫を食べにコゲラ、ヤマガラ、ツバメなどの野鳥がやってきます。豊かな森に、多様な生き物が暮らしています。

この海岸樹林帯は約40年前に神奈川県によって植えられ、地元と県によって大切に育てられたものです。
海から吹きつける強風を弱め、また風に乗ってやってくる砂、塩を防ぐ減災効果があります。

専門家によれば、台風の際の高潮や津波を減災する効果もあるということです。
海は優しいけれど、時に牙をむきます。海岸樹林帯は海からやってくる災害から人々の暮らしと命を守るために無くてはならない存在です。

東北地方には「屋敷森」という言葉があるそうですが、海岸樹林帯は街と人を守る「屋敷森」であり「緑の防波堤」です。

大型台風が来るたびに砂浜は削られ、海と街の距離が近づいています。
海岸林の重要性はますますクローズアップされています。

しかし、今この樹林帯のうち約1.6ヘクタールが駐車場やバーベキュー場などの商業施設に姿を変えようとしています。私たちは今、輝くこの美しい樹林帯を多くの方に知って頂きたいと思います。


私たちは何としてもこの樹林帯を後世に残していきたいと考えています。
子どもたちの手に引き継いでいきたい、そう強く願っています。

樹林帯を生かして、その中で、子供たちが探検して回れるようなクイズラリー、専門家によるトークイベント、防災等の各種展示を企画し、フリーマーケットや音楽という形で老若男女問わずみんなで作り上げる手作りのイベントです。中学生を含む50名以上のボランティアスタッフが活動を担い、2020年秋に第一回海街フェスが始まりました。

おかげさまでご来場いただいた方からは「とても楽しかった」「樹林帯の役割がよくわかった」とそんなうれしいお声を頂いています。

さらに今回3回目として一人でも多くの方にこの樹林帯の貴重な自然の素晴らしさ、重要性を知っていただき、「いいね」という声をさらに大きくして、樹林帯の魅力を共有していきたいと考えています。

海街フェス実行委員会一同


地域で地震や津波で亡くなる人を出したくない。その思いで、私は十数年間地域の防災に関わってきました。市が20年間限定の商業施設を造るために、海岸の樹林帯のかわりに大規模駐車場、バーベキュー場、コンビニを作る計画をたてていることを知った時、直感的に「これは住民の命に関わると問題だ」と感じました。

地域で子育て真っ最中の女性達に樹林帯保全への共感の輪が広がり、自治会長さん達を巻き込み、フリーマーケットや音楽という形で若者達が協力し、地域にこんなに豊かな自然が残っていることを五感を使って感じてもらうことをテーマに2020年秋に海街フェスが始まりました。

海岸林を専門とする大学教授によると湘南の海岸林は津波の破壊力を弱めてくれる一番理想的な防災林なのだそうです。神奈川県が松だけではなく地域に根ざした常緑広葉樹をたくさん混植して、この場所を40年かけて防災力のある森に育ててくれたのです。

また海岸林は海からの風に含まれる塩分を葉や枝に吸着して、住宅地が受ける塩害を減らしてくれます。2021年春に沿岸住民は自費で住宅地の塩害調査を実施しました。その結果、海からの距離が同じでも、海岸林のある場所とない場所で50倍以上の塩分量の差が出たのです。私達は更に前回不十分だった場所で、追加の塩害調査をしたいと考えています。

現在ある理想的な海岸林を守っていければ。待った無しの私達の活動を海街フェスを通じて応援してください。


私は約20年前から毎月一回平塚海岸の清掃活動を行っています。最初のころはサーファーが中心になって清掃していましたが、いまでは老若男女問わず、平塚海岸を愛する多くの方が活動に参加してくれるようになりました。単に海を楽しむだけでなく自分たちで海岸を綺麗にすることで、平塚海岸の魅力を自分たち自身が再発見する機会にもなっています。


この平塚海岸の最大の魅力といってもいいのが、浜辺のすぐそばにある樹林帯です。これが無くなることは感覚的にまずいなと感じています。

住民の方々の活動のおかげで、調査や専門家の意見が入り、海岸樹林帯が失われることは環境や防災の観点から明らかに良くないということが分かってきました。感覚的にまずいな、と感じていることが浮き彫りになってきてたのです。

災害や環境のことは実際に起こってからでは遅いし、私たちの地域だけの問題ではありません。そういった環境破壊による災害の事例は多く見てきていますし、現場の人はみんな知っていることです。目先のことだけで樹林帯を伐採してはいけない。そう思っています。


海街フェスを通じて近所の方だけでなく、多くの方にもっと知って欲しい。危機感を受け止めてほしい。そう考えています。


海まで5分の地で生れ育った私にとって、潮風も錆びた自転車も当たり前の日常でした。平塚海岸の海岸樹林帯を失ってしまうことに大きな危機感と違和感を感じています。大好きな平塚海岸の樹林帯が未来に残せないとしたら、、、悲しすぎます。

とりわけ海と陸というデリケートな境目はこのエリアだけに限らない環境破壊につながります。できる限り海岸樹林帯は残し、その魅力や役割を最大限に残したい。このまま無くしてしまってはいけないと思います。


『探検ごっこ』私が小学生の時大好きな遊びでした。
木のトンネルや小径を進んでいくあのワクワク感。今ではそんな遊びが出来る場所も少なくなりましたが、平塚にあったのです。平塚の海岸樹林帯はそんなワクワクできる素敵な場所です。松のトンネルを抜けた先に海が見える場所は、思わず「わぁー!」と叫びたくなるくらい素敵な場所です。

今でも楽しかった思い出が自分の心に残っているように、子ども達の心にもずっと残るような海岸樹林帯であってほしい、というのが私の願いです。

フェスを通じて子ども達の笑顔が家で見る顔と違って見えました。「いい顔してる!」一緒に居たお母様もおっしゃっていました。「平塚にこんないい場所があったんだね」「また散歩に来たくなる」様々な声が聞こえてきました。そんな気付きや皆さんの気持ちが、樹林帯を守りたいという思いを後押ししてくれています。

「あの樹林帯に遊びに行こう〜!」そんな声がこれからもずっと聞き続けられるよう、これからも何か自分にできることを!


海街フェスの体験ラリーの企画を担当している子育て真っ最中の石井です。
私は砂浜と樹林が滑らかに繋がるこの景色が大好きです。かつて植物を守るために建てられた防風ネットは砂山に埋まり、それでも砂と潮風に耐えながら年月をかけて育ってできた森の形は本当に美しいんです。

テトラポッド、防潮堤、街の灯、人工物の見えない浜は、今やとっても貴重な景色です。自然の中にいる。そんな場所を子供たちのために残していきたい。フェスではそのままの自然を楽しめる内容を考え、森の中を探検できるように工夫しています。コンクリートで固めてしまったら元にはもどりません。今ある自然を守り育てていくために皆様からのご支援をどうぞよろしくお願い致します。


今、湘南平塚で防風、防塩、防砂の役割とそして来たるべき関東大震災の津波を減災してくれると期待されている海岸の樹林帯が失われる危機に瀕しています。

この樹林帯は横浜国大元名誉教授の故宮脇先生が太古の昔からこの辺りに自生したであろう植物を選定し、復活させた最初の森になります。色々な樹木があることで沢山の虫が集まり、またそれを目当てに野鳥達も集まる生命力豊かな森になりました。また、海岸沿いに渡りをする鳥達の貴重な休憩所になっていますし、海岸部には絶滅が心配される海岸植物も数多く生息しています。

学校教育や企業でも呼びかけられているSDGS、これと真逆の行為が行われないよう、この森を守るために皆様のお力をお貸しください!

2020年10月 海街フェス第一回開催

2021年5月 海街フェス第二回

2021年7月 海街フェス出張キャラバン第一回

2021年9月 海街フェス出張キャラバン第二回

2021年10月 海街フェス第三回予定

失われる危機にある海岸樹林帯の上空からの眺め

市民の会など住民らが第一回藤原一繪先生の樹林帯観察会と講演会

当日のイベント実施内容

安全対策、感染症対策を行いイベントを開催します。


支援金の使途

調達した支援金は海街フェス開催の趣旨に賛同いただき、当日来場いただいて海岸樹林帯の魅力を実感してもらうため、また、これまで以上に子どもたちが楽しめるよう、安全対策、感染対策を行いイベントを充実させるための費用として使わせていただきます。

以下必要経費以上の調達した支援金はイベントコンテンツをさらに充実させるための上乗せとして、また海岸樹林帯の保護活動費用等に役立てます。

【 当日の安全対策費 】
・警備費用・感染症対策費用・イベント保険費用

【 イベントコンテンツ制作費・準備費 】
・コンテンツ制作諸費用・画材他諸費用・PA(音響)費用・テント設置費用・講師料・謝礼等諸費

【 宣伝・広報費】
・チラシ制作費用・ポスティング費用・SNS等広報費用・クラウドファンディング手数料・リターン費用

前回の海街フェスで子どもたちが描いてくれました実施スケジュール

2021年9月下旬〜事前告知チラシ配布/SNSで告知/クラウドファンディングの実施
2021年10月24日 海街フェス開催
2021年11月上旬 リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

【 海街フェスへの支援について 】
海街フェスの開催趣旨に共感、賛同くださった方は、クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。ご選択いただいたプランに応じてお礼の品をお届けします。(インターネットを通じたご支援に不慣れな方は、お手数ですが下記のメールアドレスまでご連絡ください)

【 広報協力のお願い 】
本プロジェクトおよびクラウドファンディングの周知にご協力ください。SNS上でのシェアや興味のありそうな方への連絡など、このプロジェクトを知らない方へ届くように広報していただけると嬉しいです。

【 お問い合わせ 】
本プロジェクトへのお問い合わせや取材依頼については、下記メールアドレスよりご連絡ください。

海街フェス実行委員会
mail:grapefruit2018@yahoo.co.jp


■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名
「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名
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 ●事業者の電話番号
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 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2021/11/22 17:15

    令和3年10月24日に第3回海街フェスを開催いたしました。当日は1,000人に及ぶ多くの皆様においでいただき、事故もなく無事に終了することができました。ご来場の皆様はじめ、事前のチラシ掲載や配布を通じて意識の拡散にご協力下さった皆様、キャンプファイヤーを通じてフェスの運営を応援して下さった方々...

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